夏の名残りの小旅行として出かけた赤穂御崎。のんびりと温泉につかり、夏の瀬戸内の幸を堪能するのが目的です。
8月22日、京都駅を13時前の「ひかり」に乗り相生へ。ここで播州赤穂行きの新快速に乗り換え10分余りで到着。迎えに来てもらっていた本日の宿、赤穂御崎温泉「潮彩きらら 祥吉」のバスに乗り込みます。静かな城下町を抜けると海辺の町の風景が広がったかと思うと、もうそこが宿。案内された広縁付き10畳の部屋は、南と西の2方が海に面した明るく気持ちのよい部屋です。南側には家島の島影が見えています。
夫婦ともに日ごろの疲れをいやそうと、特に目的を持たず、のんびりするために来た旅行です。家内はさっそく、この海に面した部屋でお昼寝を決め込み、私は温泉の大浴場へ。露天風呂から海が間近に見えるのは当たり前ですが、内湯も大きな窓が開放されており、こちらも半露天風呂のようなもの。景色がよいと言いながら、実は立ち上がらないと外が見渡せないと言う風呂も結構多いのですが、ここは湯船につかったままで海と空を見渡すことができます。文字とおり、のびのびとしました。
夕食は、お食事処でいただきます。それぞれの部屋ごとに仕切りがあって、大広間で食べるのではありません。それぞれのグループごとの空間はきちんと守られています。部屋食がよいという方もおられるかもしれませんが、食べたあとの残骸が部屋に残っている(もちろん、すぐに下げてもらえますが)ような感じより、いっそ別の場所で食べる寝食別途のほうが気持ちがよいと思います。それはともかく、今回、楽天トラベル経由で「播磨の膳 宿泊プラン」を選んだのですが、地物を中心にとてもおいしい魚介がふんだんに出てきました。
お刺身はひとり一人、氷を張ったガラスの器に盛られており、伊勢海老丸ごと1匹、ウニ、カンパチ、タイ、マグロ=写真上。渡りがにの炭火焼やアワビの天ぷら=写真下、も絶賛したくなるおいしさです。加えて兵庫県産の和牛のステーキがこれまた絶品。ちゃんと焼き加減も聞いてくれ、地元丹波の酒「小鼓」が進みます。
この日は夕方になるにつれ、雲が出てきて残念ながら瀬戸の夕陽は見ることができませんでした。もし、晴れていたら瀬戸内の幸に舌鼓を打ちつつ燃えるような落日を見られたことでしょう=写真中・部屋から見た暮れゆく瀬戸の海。
部屋に戻ると、布団が敷かれているのはいうまでもありませんが、枕元に鶴の折り紙が。こういう配慮が心憎いですね。
翌朝もよい天気で、早速、露天風呂につかり、朝食をいただきます。湯豆腐をはじめ、あたたかで焼き加減抜群のアジの干物など、朝からご飯のおかわりをしてしまいました。
そうそう、忘れるところでしたが、夕食前にはロビーで地酒の利き酒を自由にできますし、夕食後は無料で塩ラスクとコーヒーを楽しむことができました。
何より、部屋の係「ひとみ」さんや他のスタッフの方々の応対が明るく、穏やかで、とても心地よく過ごすことができたのです。
2日目は宿を出てから赤穂城までバスで送ってもらい、大石神社や歴史博物館を見学。播州赤穂始発の野洲行き新快速で、帰途につきました。相変わらずの猛暑だったので、観光はほとんどしませんでしたが、塩田開発などに興味があり、また気候のよいころに訪問したいと思いました。行きは新幹線を使いましたが、京都-播州赤穂は直通の新快速で約2時間。気軽に訪れることができます。そのときは、また「潮彩きらら 祥吉」で、温泉と瀬戸内のさかなを楽しみたいものです。
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ごゆっくりできたようですね。
我が家も毎年、お盆に墓参りを済ませてから家族旅行に出かけます。今年は蒜山高原→三朝温泉(泊)→鳥取砂丘のコースでした。下の娘も成人し、以前のようにドタバタせずに、のんびりゆったり出来ました。来年は息子が就職するので、どうなっているのか?ちょぴり寂しいですが、楽しみでもあります。
で、赤穂もいいですね。一度行ってみようかな。我が家はノンアルコール系なんで、食事が素敵な処が必須なんです。
ところで、8月22日は・・・午後1時~2時と言うと・・・八十場、多度津あたりで65-1119を狙ってましたね。丁度、海の向こう側に居たことになります。(爆)
以前、赤穂は観光で旅行したことがありますが
瀬戸内の海の幸を堪能出来るところが多くて良いところですね・・・
そういえば22日は、kony5711さんと当方も岡山、四国に遠征していた日で暑かった・・・・
温泉や美味しい料理もオプションに入れたかったですよ(^^;
播州赤穂に、こんな良い宿があるとは意外でした。四十七士の祭り以外では、観光都市のイメージが無かったものですから。
話は変わりますが、私は二度赤穂線に乗った事があります。一度は赤穂だったかな?の潮干狩り。もう一度は、日生への蜜柑狩りでした。
その蜜柑狩りの帰路、大阪で引退したボロ電(
茶色の旧性能車です。)の赤穂行に乗ったのですが、何かが違う感じでした。
連結面に広告が載っている、昔乗った山陰線の客車の様な雰囲気を持った車輌でした。
後から考えると、クモハ43系だったと思います。写真を撮りたかったのですが、向かいのホームで快速が発車待の状況では、いたいけな童の提案は、言い終わる前に却下されたのは言うまでも有りません。
でも、却下されたがゆえに、想い出が鮮明に残っているのかもしれません。
播州赤穂へ行かれましたか。伊勢海老の活作りや 雲丹(うに)やカンパチ 等に舌鼓、いいですね。 温泉に入り 疲れを癒して播州赤穂の地酒を飲み、 至福の時でしたね。
播州赤穂と言えば、忠臣蔵・赤穂浪士・大石内蔵助と言うイメージが強いですね。2枚目の写真を見て 瀬戸内の独特の雰囲気 海が荒れていなくて、波が凪(なぎ)になっていて そこに小さい船や渡船が行き交う風情が とても好きです。2枚目の写真を見ていると「たこフェリー」が航行している感じがします。
まむしさん、瀬戸内の海は 大阪湾や播磨灘には無い雰囲気があり、波が荒れてなく 穏やかな波で、心地良い風が吹いている 場所と思います。
我が家は息子たちが高校生になってから親と旅行するのはいやだそうで…。
でも、来年の2月ごろは息抜きをかねて行ってくれそうですが。
赤穂、よいところですね。
この「潮彩きらら 祥吉」はこじんまりしていますが、清潔でとにかく魚は抜群にうまかったですよ。今度、ぜひ行ってみてください。ノンアルコール系でも、まったく問題ないと思います。
ほんと、よい魚を食べさせてもらいました。
kony5711さんも書いてくださっていますが、22日は対岸におられたのですね。
暑い中、精力的に動いておられたことと思います。あれだけ動き回ると、ちょっと温泉やうまいサカナというわけには(笑)
でも、撮影をほどほどに楽しみながら、温泉、うまいものツアーというのも魅力的ですね。
赤穂は大石神社以外にも、塩田の跡地を使った海浜公園もあって楽しめそうですよ。私はあまりに暑いので、大石神社周辺だけしか行きませんでしたが。
でも、大観光地ではないので、食事と温泉を楽しむと割り切っていくほうがいいかもしれません。
その昔のボロ電といえば基本は73系でしたが、確かに43か51か記憶は定かではありませんが、そうした旧国も走っていました。
なかなか懐かしい話題をありがとうございます。私も思い出しました。70系、80系の快速にゲタ電。あのころ旧国の対称にあったのが101系や103系ですが、今や若い人たちにとってはそれらが旧型電車なんですねえ。
最近は、あれも見たいが、別に見なくても問題ない。それより、日常生活では得にくい、のんびりした時間を第一に考えて旅をすることにしています。
家族との旅では、私は原則、非鉄です。