大糸線紀行２００９秋６ 小谷の里

　JR西日本大糸線の南小谷行き列車は、中土を出るとしばらくトンネルやスノーシェードの下を走りますが、そのうち谷がだんだんと開け、山里の風景が見られるようになります。

　小さなススキの原に１本の柿の木、そして冬支度でしょうか、薪が積み上げられた光景にキハ５２は出会いました。

　私のような世代が抱く日本の山里の原風景。その中を行く国鉄形気動車。

　この光景は絶対に記録したいとシャッターを切りました。


2009-10-31 ＪＲ大糸線中土－南小谷　４３２Ｄ　キハ５２－１２５
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,26mm,ISO 400
1/400秒,f3.5,-0.7段,WB:晴天日陰


にほんブログ村

大糸線紀行２００９秋５ スノーシェードとキハ５２

　JR西日本大糸線は、わが国有数の豪雪地帯を行く路線です。なので、いたる所に雪崩除けのスノーシェードが設置されています。ここもその一つで、山肌にへばりつくように走る線路に沿ってスノーシェードもカーブしながら取り付けられていました。

　このシェードから飛び出してくるキハ５２の姿を捉えたくて、姫川の対岸から狙ってみました。

　Ｄ７００で縦のアップを、そして手持ちのＤ５０００ではワイドにこの写真を撮ってみました。
　大糸線は風光明媚な路線であると同時に、厳しい場所を走るレールでもあることを見てもらうためには、ワイドの絵のほうがよいと思い、こちらをアップしました。


2009-10-31 ＪＲ西日本大糸線　中土－南小谷　４３０Ｄ　キハ５２－１５６
Nikon D5000,Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO HSM,23mm,ISO 200
1/320秒,f8,WB:晴天


にほんブログ村

大糸線紀行２００９秋４ 山は色づいて

　JR西日本大糸線の秋。私は今回、中土駅を起点に撮り歩きました。
　ダイヤの関係で、おおまかに言って糸魚川近くでは１時間に１本、南小谷側では２時間に１往復を撮れるといった感覚です。

　中土の次が南小谷なので、上下１往復の撮影は短時間のうちに済みますが、次の列車までの待ち時間が非常に長くなります。私はこの間、できるだけあちらこちらへ行ってはポイントを探すことにしています。そうしていると、結構時間を費やし退屈しません。

　この写真もそのようにいろいろ自分で足を運んで見つけた場所から撮影しました。午後の陽光を受けて山が色づき、そこから出てきた単行のディーゼルカー。まるで、模型のジオラマみたいな光景です。
　ただし、前の撮影地点から急いでここにやって来て、時間の余裕のないまま手持ちで撮りました。もう少し、余裕をもって到着し、三脚に固定して撮ったらよかったかな、と思っています。

2009-10-31　ＪＲ西日本大糸線　中土－南小谷　４２９Ｄ　キハ５２－１５６
Nikon D700,AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),300mm,ISO 200
1/250秒,f8,-0.3段,WB:晴天



にほんブログ村