鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

思い出のシーン 鶴見線大川支線のクモハ12

2009-11-18 | 思い出のひとこま

 1977年の春、私は横浜の鶴見線も訪れました。京都近辺の東海道線(現JR西日本京都線)から姿を消した懐かしい73系電車に乗り、17メートル電車のクモハ12形に会うためです。73系は京都-西明石間の緩行電車として走っていて、我が家では「省線電車」の呼び名で通っていました。つまり鉄道省の省線ですね。
 現在でも国電(国鉄電車)という年配の方がおられますが、私の幼いころも祖母らが省線と言っていたのです。

 鶴見から73系に乗って海芝浦に行った後、川崎市の武蔵白石へ向かいました。そこには戦前生まれの17メートル電車、クモハ12形が単行で走っていたからです。


 

 クモハ12形は1929年から1931年にかけて製造された鉄道省の17メートル級3ドア電車、31系が種車とし、その後、車両形式の称号が改正されて11形や12形が誕生しました。この鶴見線大川支線で走っていたクモハ12形はそもそもモハ31形で、その後クモハ11形200番台になり、さらに両運転台化されてクモハ12形になりました。

 私が訪問したときは、武蔵白石と大川間約1キロの1駅だけの大川支線を1両で行ったり来たりしていました。
 現在は20メートル級電車入線のため、大川支線の電車は安善-大川間を走り、武蔵白石は通過するそうですね。

 左上の写真が、本来の運転台です。武蔵白石方で非貫通です。
 右の写真は、後で改造増設された大川方の運転台。こちらは貫通ドアが付いています。大きな「武蔵白石⇔大川」のカンに、側面のすごい数のリベット。この、いかつい姿に魅せられて、なかなか離れることができませんでした。

1977年春 鶴見線大川支線 武蔵白石-大川 クモハ12(車両番号不明)

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さあ、EF12がやって来た!

2009-11-18 | 思い出のひとこま

 前回の記事で、国鉄両毛線を走るEF12形電気機関車を紹介しました。
 
 しかし、写真は暗いし、カマは小さいしで、わかりにくいだろうなあと思っていたら、出てきました。EF12のアップの写真が。同じ列車で、機関車もEF12-17号機です。近付いてきたところを、捕まえたのでした。

 屋根上に突き出した大型ヘッドライトとデッキの手すりがきりっとした印象を与えます。巨大な、といってもよいくらいのパンタグラフも、まさに「振りかざして」というイメージです。フロントのつらら切りもより男前を上げているように思います。

 当ブログではこれまでEF15、EF13、ED16、EF10の写真を紹介してきましたが、いかがでしょうか。EF12もなかなかのものでしょう?

 でも、写真の腕は今も昔も下手くそですね。この写真も、もう少し引きつけてシャッターを切ったらいいのに。焦って早切りになっています。

1977年春 両毛線 区間不明 EF12-17
※パーイチファンさんが岩舟-大平下ではないか、と教えてくださっています。私も岩舟だと思うのですが、記憶が定かではなく、今のところ公式には区間不明としておきます。




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