田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

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熱い!

2006-12-26 15:05:56 | Weblog
23日わからん屋 セットリスト

<佐渡山豊&田中眞紀子セッション>

<佐渡山豊ソロ>

<田中眞紀子ソロ>
1.愛してやるさ
2.ハルノジダイ
3.死んじまいたい
4.ダイヤモンド
5.踏み絵
6.平和の国のNEEDS
7.1分の魔法

<休憩>

<田中眞紀子ソロ>
組曲「未明」

<佐渡山豊ソロ>

<佐渡山豊&田中眞紀子セッション>


とにかく、今回のツアーが決まってすぐに練り上げ準備した、渾身のセットリストであった。
そもそもは私にツアー話が来たものに、私が佐渡山さんにかんで貰うよう持ち掛けたライブだったので、集客的にも内容的にも、絶対に成功させたかったのだ。
お蔭さまで大変な盛況で、こちらが目指していた状況が実現した。
まずは関係して頂いた皆様に、心から御礼申し上げます。


私のライブに関して。
ちょっと問題が起こった。最前列のテーブルにいた4人のイタリア人のグループが、私のライブ中ずっと、こそこそ話し続けていたのである。
これには正直まいった。食事も出るライブハウスだったので、音楽を聴きながら楽しく歓談しているのだろうと思ったが、「踏み絵」とか、特に後半の「未明」とか、音数の少ない曲でその状態だとかなり辛い。前半はそんな事を危惧しながらライブを進めていたので、動揺を押さえられずにいた。
着替えながらの休憩中は、この状態で「未明」を進めていくにはどうすればいいかと、かなりピリピリしてしまった。
ところが後半の「未明」に入った途端、ピタリと話し声が止まったのである。どうカットしようかと考えていたから、これまた戸惑ってしまったが、きっと前半はつまらなかったんだろうと思い直して、思い切って全部やってしまった。
ライブ後、全体として少し長かったんじゃないかとの声を頂いたので、やっぱり前半はつまらなかったんだろうとその時は納得したが、実は4人の中の1人がジャーナリストで、別の日本語が堪能な1人が、私の歌をずっと通訳し続けていたと知ったのは、翌々日のことだった。ライブ後に彼等から「前半と後半で、なぜあんなに内容が違うのか」と問い合わされたので、やっぱつまんなかったんだーと思ってたんだが。(笑)
そのジャーナリストさんは、日本で耳に入ってくる歌には、こんな時勢なのに全くプロテストソングがないのは何故だと訝っていて、佐渡山さんのお知り合いが佐渡山さんのライブを勧めて、それで来て下さったんだそうです。結論としては私の歌にも関心を持ってくれたようで、動揺したのはしんどかったが、嬉しいことだった。


佐渡山さんはやはりライブ巧者であった。
前半の自分のソロを短めに切り上げたり、後半の「未明」の後、ステージの上で楽譜をめくりながら充分に時間を取り、そして歌い出した歌でお客さんに声を出させたり腕を振り上げさせたりと、私の「未明」で固まっていたお客さんの体をほぐし、やはりそこの部分も切り上げて、色々な意味でめり張りをつけてくれたのだ。お陰で最後まで、私の感じではお客さんを飽きさせる事なく3時間のライブを終えることができたと思う。

なにしろ、拍手が大きくて細かいのだ。客席からやってくる空気が熱い。実はそのことにも動揺していた。(笑)

田中眞紀子のCDは、この日よく売れた。
サインしたり着替えたりバタバタしていて、お客さんとゆっくり話ができなくて、それが残念だった。マイミクもふえそうだ。ネット上でこれから親交を深めましょう!(笑)そして絶対また来たい。また会いたい。またやりたい。
集まって下さった皆様、本当にありがとうございました。


ツアーが決まってから2ヶ月、目指し練り上げ準備したこの日のライブは、大成功だったと言えるだろう。成し遂げた幸福に浸りつつ、激しい疲労で、ライブハウスを出た後、腰が砕けて倒れそうになった。

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2 コメント

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お疲れ様です。 (ふっきー)
2006-12-27 00:06:48
23日に、知人のライブで松戸の沖縄料理屋に行ったら、このツアーのフライヤーが張ってありました。
早く、その歌声が聴きたいです。

31日、本当に楽しみです!
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Unknown (眞紀子)
2006-12-27 05:11:41
残念ながら、あまりの疲労により、松戸への同行は諦めました。

ツアー中、嫌ってほど組曲「未明」をやったような気がします。
年末ライブの練習をしたみたいな…
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