田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

ピアノの弾き語りで活躍する田中眞紀子のブログサイト。ホームページはブックマークから。

1月29日アピア

2009-01-30 00:29:39 | Weblog
田中眞紀子ライブ

〈セットリスト〉

1,夜の時代
2,踏み絵
3,乙姫と白百合の記憶
4,セルリアンブルーの海
5,エレベーター
6,素通り
7,愛の船


「エレベーター」は「素通り」と合わせることで、幾ばくかの救いが生まれたように思う。
少し歌うのが楽になった。
てらし君から、犯人の代弁をするのは、いかがなものかと指摘を受ける。本当に`失敗´なのか、と。
そう、そこを救いとる`受け皿´がないんだ。
でも、この曲の中で、そこまで持っていくのは無理。
やはり受け皿になるべき歌が、もう一つ絶対必要なのだ。

「愛の船」は、サビ以外は、歌詞を決めて即興で歌う試み。なるべく練習もしないようにして挑んだ。
それこそ失敗を繰り返すことになるだろうが…


打ち上げで、てらし君、プレジー君ととその彼女、それとルリヲちゃんと飲む。
お互いの駄目出しとかして…(笑)
プレちゃんは脱パチプロを目指して勉強中だそうだ。なぜかルリヲちゃんがとても馴染んでしまい、私はお客様であるルリヲちゃんを残して、先に帰ってきちゃいました。


聞いて下さった方々、スタッフの皆さん、心から感謝です!

それにしても…
大好評だった、このかすれ声。
どうしたもんかなぁ。。。

明日ライブです。

2009-01-28 01:59:07 | Weblog
今回は、忘れずに告知しま~す。
またかよっ!二重螺旋ですが、3月の二重螺旋も出るんですぜっ!
何のお仕置きなのかしら…


1月29日(木) 渋谷アピア

 昨日の子供たちspecial
  歌と詩の二重螺旋が織りなす反ー神話絵巻

   開 演  PM18:50
   料 金  前売1500円/当日1700円+ドリンク代
   出 演  田中眞紀子・恋川春町・てらし優一郎・佐野伸・プレジー3吉


愛おしんで歌いたい。
この空間を愛おしんで、感謝して、今の自分を感じて、流れた時間を確かめて。
無駄な意識を捨てて、音楽だけが、歌だけが、そこにあるように。




まきこの大冒険 その3 運命の連鎖

2009-01-27 01:43:52 | Weblog
その、乗り込んだバスには、私を含めて3人しか乗っていない。
しばらくは町中を走っていたけど、そのうち我が家の方も、赤城山の方も`甘いわ!’と思わせる山道に突入。
杉木立に色濃い雪化粧の風景は美しいのだが。
1人降り、2人降り、最後には乗客は私1人になってしまい、心細いったらない。
運転手さんにロックハート城に行くのかと聞いたんだから、着いたのに気づかなかったら、きっと声をかけてくれるはずだとは思うんだけどね。
バス停がさ、な~んでこんな家も何にもない所にあるんだよって所にあったりさ。その停留所の名前がさ、平井だの今井だの滝だの寺尾だの、田中もあったわよ、要はその停留所の脇のお宅の名字かって感じでさ。バスの中にはいわゆる路線図もないからさ、田中や寺尾の並びにロックハート城はあるんかい?と不安はつのるばかり。
ふっと目に入った看板に、「日本ロマンチック街道」とある。
そりゃないわ。田中や寺尾のどこがロマンチックなんじゃい!?
ワタクシ、本物のドイツのロマンチック街道に行ったことがあるんですのよ。本物に失礼というものだわ。街道だってんなら、街と街を繋げる道なんだから、街があるはずよ。山道だけじゃないさ、ここ。
これはきっと、`男でよかった!!羽衣天女’的感覚ね。
などと不安を振り払うべく腹の中で悪態をついていたら、着いたのでした、ロックハート城。
あぁ、この先に`街’があったら、ごめんなさいね、現地の方々。



きれいに雪かきされた停留所に降りて、空っぽになったバスを見送ってから、まずは帰りのバスの確認をしようと、道路を渡って帰路のバス停の時刻表を見て、私は愕然とする。
1時間に1本どころではない。2~3時間に1本なのよ、このバス!
ちょっと驚いて、今降り立ったバス停に戻って時刻表をみた。PM12:35とあるのが今降りたバスだ。次はPM14:10。
ひえ~!
つまり、物凄い奇跡のタイミングで、私は今のバスをゲットしたわけなのだ。
帰路のバス停にもう一度戻って、帰りはPM14:45、その次はPM17:22と確認。これはPM14:45で帰るが利口だな。


で、肝心のロックハート城ですが。
当初の予定ではPM12:00過ぎに着いて、16:00過ぎに出るつもりだったんであるが、それは大間違いの、こぢ~んまりした`あみゅーずめんと・ぱーく’なのであった。
駄目だ。東京ディズニーランドと同じに考えちゃ!
まさしくバスの時間に合わせて、2時間の滞在で充分である。
まぁロマンチックといえばロマンチックだけどね。確かにこの時期に来るもんじゃないかもね。
つまりは結婚式場なのであるが、このクソ寒いのに予行練習してるカップルがいましたよ。係の黒服のお姉さま達が、バラの花びらを巻いていました。
しかしながら私を含めて20人もいない観光客では、お城は益々寒々しく感じられるのである。花でも咲いていたら、ちょっと違うかもしれないけどね。
先日の横浜の洋館なんかもそうなんだけど、この手のお城には塔とか出窓とか、洒落たでこぼこがあるでしょ?ああいうでこぼこって、まずは絶対ってほど立ち入り禁止なのよね。ああいう所ってどうなんてるか、絶対探検したいじゃん。でも絶対探検できないじゃん。それがつまらん!
場内は、失礼ながら別にどってことない展示物。
一般人立ち入り禁止の結婚式場とか、教会の中とか、別に見せてくれたっていいじゃん。お客ちょびっとしかいないのにさ。
500台駐車可能ってんだから、多いときは多いのかしらね、訪れる人。
津川さんが集めたサンタの人形の部屋は、あんなにサンタがいると、あまり美しくなかったわ、失礼だけど。
前夜に群馬県人の皆さんが話していたバンジージャンプの施設は、冬の間はクローズしていて、そこに世界のブライダルドレスの博物館もあって、それが見れなかったのは残念。
だからってもう1度訪れたいかしら…
う~ん…
誰か、結婚してよ(笑)。
てか、若い人ね。
熟年カップルの挙式は、やめた方がいいと思うわね。若い女の子の夢の結婚式場ってところかしらね。
でも、なんでバンジージャンプがあるのかしら?


テディの館とか、ストーンアカデミーとか、私しかいない寒々とした施設を覗いて、ちょっとお茶をしてから、早々にバス停に向かった。
何が恐いって、このバスを乗り過ごしたら5時過ぎまで次のバスが無いことだ。
時間より早く着かれたらたまらないわ!
確かに15分くらい乗ったけど、これ、乗り損ねたら、歩いて沼田の駅まで行かねばならないのだろうか?東京じゃないんだから、タクシーなんて通らないだろうし。3時間くらい歩くのかしら?それこそ生まれて初めてのヒッチハイクでもしなきゃならないわっ!
そんな恐ろしい!!
PM14:45のバスを14:30から待った。
待っていたら、山の下の方から、はとバスがやって来た。
あはははっ、私がここを思いついたチラシのツアーだわ。
結構な数の乗客であった。
そうこうしてるうち、あぁ嬉しや、バスが来た。行きと同じ運転手さんが、バス停にいる私に会釈してくれた。私の他の乗客は1人だった。


沼田の駅に着く。
どうするか、、、
ご飯食べる所、う~ん、駅前の喫茶店?
ソバ屋にうどんはあるかしら?ソバは駄目なのよ、私。
身体冷えてるし、温かいもん食べたいし…
この辺の名物食べ物は何なのか、誰かに聞いておけば良かったかなぁ。
いや、そんなもん、無いかしらん?
などなど思いつつ、とにかく電車、もとい!列車の時刻を確認しようと、駅の中に入った。
時刻表を見ると、高崎、高崎、高崎、と黒い文字の合間に、`特急上野行き’の文字が赤く輝いているのである。
あぁ、早く都会に帰りたい。
その時には、かなり田舎疲れをしていた私の目は、その時刻表に`特急上野行き 15:10’の文字を捉えてしまったのだ。
今、15:03。
その次は黒字の高崎行き16:10。

早く帰りたいっっ!
都会にっっっ!!

実は手元に、前夜サトチエが持たせてくれたカルツォーネという、重たいサンドイッチみたいなのが2つと、虫の音のテーブルからくすねて来たお菓子とおせんべがあった。カルツォーネは家に帰って温めて食べようと思っていたけど、これは`お弁当’になるじゃないか!
そして行きに乗った特急列車の、あの暖かさ…

もう帰る!

聞けば上野行きの切符で、新宿まで行けるという。上野まで2時間。特急券は1300円。どっかでご飯を食べたら、そんなもんだ。そう言っちゃなんだが、マックの類なんて見かけなかったもん。案外高くつくに違いないのだ。
駅員さんが、しきりに特急券は赤羽までじゃなくていいのかとか聞く。
そんな辺鄙な場所の名を出さないで欲しいわ!私は都会に帰りたいのよっ!
とにかく急いで上野までの切符と特急券を購入。乗車料金は沼田から八王子までと同じ。
ホームの自由席の乗り場に着いた途端、列車が入って来た。
行きといい、帰りといい、この、交通機関の連絡の奇跡的なスムーズさは何なのだ!?
そう、私はこの日、ロックハート城を訪れるよう、運命られていたにちがいない。
車内は幸福な暖かさ。窓際の席を陣取ってカルツォーネを2つともペロリと食べた。
榛名山(アンダーソン確認済)は、でこぼこの所がどっぷり雲に隠れてしまっていた。行きもだが、この日は曇り空、これが青空だったら夢のような美しさだったろうなと、それは少し残念だ。そのせいか、ロックハート城では、そんなに寒くなかったけど。
つまり、見るべき風景がない。
従って、爆睡。


要するに`八高線で帰る!’というまきこの大冒険の最終目標は、豆腐のように簡単に崩れ去ったのであった。
目が覚めたら大宮の手前。
ここまで来ると現金なもんで、上野から山手線に乗って新宿まで行くのはめんどくさいなぁ、などと思っていたのだが、はっと気が付いた。
なんだ、赤羽で下りて埼京線に乗ればいいんだわ!
それで、沼田の駅員さんはしきりに赤羽、赤羽と言ってたんだわ。
せっかくのご親切、申し訳なかったわ。
そんできっと、特急券も100円くらい安かったに違いないわ。
ごめんなさいね、沼田の駅員さん!


新宿に着く。
あぁ、我が故郷!
いつもの雑踏に紛れ込む安堵感。
地下街のお気に入りの喫茶店のコーヒーが染み入る。
新宿から小1時間かかるが、安堵感からか気にならない。
八高線は、また今度ね!


終わり。









ちょっと小冒険

2009-01-26 00:59:50 | Weblog
1月25日

駒込の`どうたっち´というお店で、佐渡山豊さんの、いわゆるレコ発ライブがあったので、遊びに行った。
遊びに行ったのよ!
久々に鈴木穣さんとのデュオだから楽しみして。
なのになのに、遊びに行ったのにぃ、、、
歌わされたわい!(笑)
那良伊千鳥さんが会場に来ていて、沖縄で佐渡山さんと千鳥さんと私も一緒にライブをやった話や、その時ひめゆりの塔に行った話をしてから、まぁ図ったように「セルリアンブルーの海」を歌えってわけさぁ。
どうたっちにピアノが入ったもんだからさ。
最後は、今度は鈴木穣さんに呼ばれて「ノーモアレイン」を弾くことに。後で聞いたら、佐渡山さんが弦を切っちゃってギターが弾けなくなったので、コードが分からなかったそうです、楽譜無しだったから(笑)。
我ながら図々しい小冒険であったが、楽しかった!
この日は仕事で、新しい業務を中心にやらされて、何か気持ちが消耗していたから、凄く活力が沸いたな。


この会場はPAなし。
生音生声。
私の歌も、何とか聞こえていたようだが、こういうライブの佐渡山さんを見るのは初めて。勿論こういう状況で歌うのも初めて。
生声で歌う「ひまわり」は凄い!むしろ、これが本物なのかなと思う。
穣さんの抑えたサポートでの「第3ゲート」も、これまたむしろ強烈。こっちの方が恐いかもしれない。
なんかね、私やスウィングMASAさんは、やっぱり女なんだなとか思ったな。歌の内容に対して感情的あるいは感傷的になっちゃうんだな。
ステージの上で歌の内容を聞きながら`ひどいよ!ひどいよ!´ってやっちゃうんだ。
深々と事実だけ並べられて静かに歌われると、拍手もできなくなるような暗い気持ちに落ち込んで行く。
非常に勉強になった。


穣さんと一緒の帰り道、
「ギター一本で、何処でも行けるぜっていうの、かっこいいよねぇ」
と話す。
ピアノがあれば、何処でも歌うよ、機材なんて何にもいらないよ。
って風になるべきだな。
前橋の直後の、この貴重な経験は、デカいかもしれない。


それにしても佐渡山さん、レコ発なのに、新しいCDに入ってる曲をほとんど歌わないの。
それもまた、かっこいいよねぇ!(笑)

まきこの大冒険 その2 めざせ!ロックハート城

2009-01-25 00:32:07 | Weblog
深夜1:00過ぎにホテルに戻る。
なんとシングル以外は満室とのことで、れもんちゃんとぶんちゃんは別のホテルへ。コウちゃんも一緒に、明日の朝、会えれば… と別れたが、コウちゃんはクールフールで朝まで酔っ払い西やん達に付き合ったようだ。
律儀な良い男だ。


ホテルで風呂に入り6時間ほど休む。
やはりこれが正しいとつくづく思った。ちゃんと眠れた訳ではないが、横になることである程度疲れが取れる。
過去2回ともカワカミユニットとのダブルであったのも、その後の過労の原因だろう。今回は単独であったから集中できたし、1時間強の長さのライブであったので、満ち足りた気持ちだった。カワカミユニットのライブも、それ単独でやるべきなのだ。しかもある程度長尺で。
多分私も、呼んで下さる方も、どうせ行くなら勿体ないからという気持ちが働く感があるのだが、その`勿体ないから’が、あまり良い効果を生むとは思えない。現に過去2回とも、私のライブは大きなミスをしている。このようなツアーは一期一会、どうせなら悔いのない、全力の時間を持ちたい。
もしダブルでやるなら、私のは、田中眞紀子にあるまじき超ゆるゆるのライブにするか… 実はそれもありかも、などと、色々検討課題が生まれた今回のツアーであった。


1月18日AM10:00、前橋駅のマックでれもんちゃんとぶんちゃんに再会。
ホテルの朝食を食べたにもかかわらず、パンケーキをほうばる私。
女3人集まればかしましい。ぺっちゃらくっちゃら、おしゃべりしていたら…
しまったっ!AM10:55ではないか!
電車はAM10:56なのだ。後片づけを二人に押しつけ、スイカで改札を通ってホームに走ったが…
無情にも行ってしまったの、電車…

これはかなりのショックであった。
AM10:56前橋発、AM10:59新前橋着、そこでAM11:14発の上越線に乗ってAM11:49に沼田に着くという私の完璧な予定が、初っぱなから脆くも崩れ去ったのである。
しばし呆然とホームにたたずむ私。
もう、帰っちゃおうかな…



前日のライブ中、今回は`まきこの大冒険’と称して、まずは1人で前橋までやって来て、明日は群馬観光をして、八高線で帰るのだっ!と大見得を切ったのである。
`1人で前橋に来る’は`おちゃのこさいさい’であった。
メインの群馬観光は、沼田という所にある、ロックハート城に行くと決めていた。
昨年秋、ひょいと手に取ったはとバスのチラシに、水上温泉とロックハート城に行くツアーが載っていて、あら、これがいいわ!と決めたのである。
だって、群馬って、行きたい所、無いんだもん。温泉は私、駄目だしさ、群馬サファリパークは行きたいと思わないしさ。
ロックハート城って津川雅彦が`取り寄せた’お城だよなと、ヨーロッパ系大好きな私の興味をめっちゃそそったのだ。
せっせとネットで調べて、沼田の駅からバスで15分とあるのを発見。バスがあるなら行けるではないか。車だけなら諦めるが…
そして、乗ったことのない八高線で、八王子まで帰るのさっ!

打ち上げでその話をしたら、群馬県人達にはあまり賛同を得なかった。みんな、そこは雪だよと脅すし、愛子ちゃんのご主人は、冬のロックハート城なんて超レアですよと言われ不安にまみれる。
その上、八高線で帰るなんて… キツいっすよ~と、親切な意地悪を言う面々。
だって、観光したいんだもん!頑張るもんっ!!



そんな私の健気な決意を萎えさせる、AM10:56の電車の乗り損ねであったわけで。
どうしよ、高崎出て、八高線に乗っちゃおうかな、お天気悪いし、寒いし、、、
と、悶々悶々としていたら、AM11:13発の次の電車が、あっさり来ちゃったのである。
ここでアナウンスを聞いて、1人で笑っちゃった。
`列車’って言うのよ、`電車’じゃなくて、、ふふふ、、、
そんでその`列車’に乗って、3分で新前橋に着いてしまった。
思い切って下りてみた。
AM11:14新前橋発水上行きの普通`列車’は跡形も無く、時刻表を見ると次の普通`列車’は1時間後。
駅員さんに聞いたらAM11:33の特急が沼田に行くと言う。特急券が必要だと言うのでいくらかと聞いたら、500円だと言う。
いいか、500円なら。
500円の無駄遣いなんて、しょっ中やってるし。
「えっと、スイカでどうやって特急券を買えばいいですか?」
と尋ねると、
「あぁ、沼田はスイカは使えませんよ、設備整ってないですから。」
ひえ~~っ!スイカ使えないのぉ!?
列車は笑ったが、これは笑えない。
今回の旅行用に、結構な額をスイカに注ぎ込んでいたのだ。
まぁ、持ち合わせがない訳じゃなかったので、乗車券と特急券を購入。アンダーソンにお礼のメールなんぞをしているうちに、特急列車が予定より少し遅れてホームに入ってきた。
乗ると、わぁ、暖か~い!!
シートも柔らかいリクライニングだしぃ。
普通列車って、あのえび茶とドス緑のツートンカラーの車体に、濃紺の直角のシートの、あの列車でしょ?いかにも寒そうな…
いやぁこれは500円の価値有り!
しかも自由席の車両には私含め7~8人しか乗っていない。車両の5分の1くらい、まきこの独り占め状態である。


それからの30分は、この旅で一番の思い出になるひとときだった。
左手に見えるでこぼこの山は榛名山かしら?うねうね蛇行する川は利根川かしら?
途中でダムみたいなのもあったわ!
群馬県人の皆さん、間違ってたら訂正してね。
1人だと、この景色の素晴らしさの感動を共にする人がいなくて淋しいとか、現地の人がいなくて山やら川やらの名前を教えてもらえないとかは、ある。
だが、車両の一部を独り占めし、右の車窓、左の車窓を行ったり来たり、あげくは椅子を反対向きにしたりして、窓にへばりつく変なおばさん姿を見られることなく思い切り楽しめるのは、1人ならでは!
前夜のライブと、帰りの車の中での、アライコウジ氏の`ホテルあそこ’発言がツボにハマってしまってバカ笑いした私の声は、もうほとんど出なくなっており、1人でキャーキャー言っても後方の乗客には聞こえない。
そうよ!山だって川だって、昔々には名前なんてなかったはずよ!
あるがままを愛でればいいのだわっ!
渋川を過ぎたあたりから、トンネルを一つくぐる度に雪化粧が濃くなってゆく。
う~ん、美しい!
1ヶ月ほど前に見た、都庁の展望台からの醜い`死んだ’風景とは大違いだ。
生きてる。
自然の造作した、見事な芸術。


例えば絵を描くとか、音楽や歌を作るとか、人はこういう美しさを何とか自分の物にしようと四苦八苦するのだが、どんな努力も追いつくはずがない。
この風景を見て、私の歌が都庁の展望台から見た醜さと同一のものだとつくづく思ってしまった。
こういう土地で歌う時、何を歌えばいいのだろうか。
それは、前日の虫の音でのライブのことも、ちょっとあるんだ。
人が暮らしていく中では、どんな所にもそれなりの`問題’が必ずあって、それを表現する言葉も必ずあるはずだ。
でも、こんな`生きた’風景を、表現できる、表現し切れる言葉など、あるはずがない。
私が暮らす`死んだ’風景の中で、私の見つけてきた言葉は時に冴えることもあるだろうが、より`生きた’風景の中で暮らす人々に向かう場合、私の言葉が逆に死んでいくような気がするんだ。人々というよりは、土地に対して`死んでいる’というべきかな。
だからどうしたらいい、なんてことは思い浮かばないけれど、こんな感覚を受けられたことが、私にとってとても大きい。
なぜならそれは、絶望ではなくて希望だから。
歌を向かわせる先を、或いは音楽の向かう先を、今まで自分であまりにも狭い範囲に固定してしまっていたことに気が付いたのだから。
もし、先に、こういう風景を見てしまっていたら、ライブが辛かったかもしれないな。翌日で正解だった。
これからも、こういう経験を重ねてみたい。
きっと私は、変われる。


沼田に着いたのはPM12:10頃。当初の予定より多少遅れたが、まぁまぁってとこ?
この後、4時過ぎくらいまでロックハート城で遊んで、PM17:04沼田発の高崎行きに乗り、高崎発PM17:58の八高線でPM20:06に八王子に着くという計画には、さほど支障はないとみた。
沼田の時刻表を見ると、高崎行きはたくさんある。
たくさんと言っても1時間に1~2本だが。

寝過ぎちゃったのか降り損ねたのか、若いお嬢さんが駅員さんに、
「ホントは渋川に行きたかったんですけどぉ…」
と言うのが聞こえた。駅員さんは、こともなげに、
「次の高崎行きは、1時20分ですよ。」
と言う。
え~っ!?というお嬢さんの絶望的なつぶやき。
そう、田舎の列車やバスは、1時間に1本が常識さ!
その時、私はそう思った。

とにかく駅を出てみた。
すると目の前に`中山本宿’と、デカデカと行き先の表示されたバスがやって来る。
おぉっ!これこそはロックハート城に行くバスではないかっっ!?
乗り込んで運転手さんにロックハート城に行くんですかと聞くと、行くと言う。
やったわっ!
いよいよロックハート城に行くのだわっっ!
まきこの大冒険は、クライマックスへと突入するのであった。


その3に続く。








「まきこの大冒険」執筆の途中ですが…

2009-01-24 01:57:34 | Weblog
昨日は、いつものアピアで(笑)栄東さんのライブでした。
一昨日は「キャッツ」を見に行って、楽しかったけど、ちょっと楽しみ疲れしてしまい、ライブの宣伝もしなかった。
反省反省!


「キャッツ」を見たのは20年ぶりくらいかな。終演するとか言ってるので、ほんまかいなとは思いつつ(笑)、思い出にと思って…

20年前に比べると、はるかにダンスのレベルが上がっていた。ピナバウシュ舞踏団に比べても、あまりひけを取らないなぁ、見た感じの満足度でいえば。(まぁ、ピナバウシュに比べて、作品の内容が、大人の鑑賞に耐えるギリギリのところっていうのはあるけどね。)歌のレベルも高いし。あれだけ踊りながらあれだけ歌うんだからなぁ。
カリスマ性の高い俳優はいなかっが、物語が群像劇だから(猫の、ね!笑)それも良しであろう。中ではマジシャン猫の男性ダンサーが圧巻。
ただねぇ、グリザベラっていう、あの「メモリー」って最も有名な歌を歌う役がイマイチでさぁ。
「お願い~、私に触って~」のとこ、あんな風にファルセットころころで歌っちゃいかんだろー。あそこは地声でガツンと来てくんないとさー。ちっとも感動しねーじゃねーかよー!そこだけがアンタの見せ場じゃねーかよー、と超不満。その昔、繰り返し見ていた頃は、そらっ来るぞ!とわかっていても、毎回鳥肌が立ったもんなのにぃ。


栄東さんのライブは、前を向いて歩いて行くんだってことと、風の音を聞こうよっていう、2つのテーマ。
名古屋はトヨタやソニーの工場の閉鎖等々で、とっても空気が重いんだそうだ。
この日の出演者はオグリ昌也君が岐阜出身、高橋俊之さんが名古屋在住と、中京地区出が占めていて、どおりでライブの空気が重かったわけだ。(笑)
loach君が、愛知県出身と嘘をつこうとして、地名が出ず、失敗していた(笑)。彼は埼玉県出身だそうです。
オグリ君は8年程前、20歳くらいの時、岐阜で栄東さんを見たとかで、`微妙に名古屋弁と違う岐阜弁’とかで盛り上がっていた。
セッションは「いっちょ行こうぜブギ」と、さっきホテルで作ったという即興。
ここのところ栄東さんが使ってるホテルが、また潰れるの。栄東さんの泊まるホテルは、ここ2~3年で3つ目くらいなの、潰れるの!(笑)
で、思いついた曲だそうです。


あっちもこっちも不況のあおりで、末期的状況だけど、今までやってきたことは、間違ってないよ。
これからも、身体一つでも歌っていくよ。
そんな話をした。
こんな今だからこそ文化が大事だ、とパパ。
10年連れ添った(笑)記念に、と、栄東さんが、彼とお揃いの音叉をくれた。
とっても重い、ドイツ性にもひけを取らない上等なものだそうです。
これでアカペラでも歌えるよって!
栄東さんの長年懇意にしていた楽器屋が閉店するので、何か記念になるものを、と買ってくれたのだ。
つい先日アピアで、ギターの調弦は絶対に音叉がかっこいいぜ!って豪語していた私。
さて、どうやって使おうかしら?(笑)

まきこの大冒険 その1 前橋ツアーの正しい在り方

2009-01-21 00:31:11 | Weblog
AM10:00 自宅発。
ちょいと早いが、とある目的が…

AM11:15 新宿着。
空いてるかな~?
ほ~らやっぱり空いてた!
長蛇の列覚悟のクリスピークリームドーナッツを10分でゲット。
東京土産ったら、これでしょ!

PM12:00
池袋のスタジオにて、声出し。
やっぱり声はイカレたまんまである。
咳よりまし、まし!

PM13:45 池袋発。
始めての前橋一人旅である。
ホームの自販機で爽健美茶を買おうとして、間違ってCCレモンを買ってしまう。勿論爽健美茶も買ったので、実に実に重い。
そう言っちゃなんだが、ドーナツ24個もかなり重い。
このまま座れないと辛いわぁ、と思ってたら3駅くらいで座れてしまう。
これから長い一人旅~、とか思ったが、前橋行きも3回目となると、思いがけなくすっかり行き慣れてしまっており、拍子抜けなくらい、あっという間に前橋に着いてしまった。
最初に行ったときは熊谷とか深谷とか、仕事の宛名書きでしか知らなかった地名にドキドキしたもんであるが…

PM16:00
その夜に泊まるホテル前で、アンダーソンが待っていた。


今回のミソはこれ。
`ホテルに泊まる。’
前橋行きを、ちゃんと`旅行’にしたかったのである。
クールフールのライブスタイルである、夜9時からのライブに朝帰りというのは、もう私の年齢&私の虚弱な体力では激しく無理があるのだ。その後何日も疲労が残るし、何よりライブハウスと自宅の往復では群馬県まで来た甲斐がない。
17日の夜ホテルに泊まって、ちゃんと休息し、18日に観光して帰る。
虫の音のライブが決まってすぐ、それは心に決めていた。


PM17:00前に、虫の音に着く。
「この道、真っ直ぐですから」とアンダーソンは言っていたが、とても真っ直ぐには思えない、うねうねした道を登って行った。
樹がやたら赤い。
夕日に当たってるからだが、ひょいと見た夕日の、真っ赤っ赤っ赤っ赤なことったら!
我が家も結構な田舎なので、わりと馴染みのある山道風景だが、途中北海道みたいな景色もあり、やっぱりケタが違うわぁ、と思った。
榛名山がかっこいい。

虫の音にはすでに成川修さんが着いていた。
長野から車で来たそうだ。
先日の私のブログに書いた、`成川さんちとうちの方が、前橋よりも断然近い’というのは間違いだそうです。
松本までだって特急で2時間ですよとのこと。
ん~、でも、やっぱり前橋より近い気がするんだけど…
いつか松本に呼んでもらって、検証しましょう。(笑)

直径1メートルくらいの火鉢がある。
暖は、それと石油ストーブである。
石油ストーブ、何十年ぶりに経験するかしら~。
あの匂いと酸欠な感じ!(笑)
頑張って持って来たドーナッツは大変喜ばれた。
サトチエとアンダーソンは、ここでは絶対食べられないと言って写真まで撮り、成川さんは、やっぱり東京だなぁと感歎していた。
サトチエの入れてくれたコーヒーとドーナッツはベストマッチ!
その上、火鉢である。
すっかり、ライブをやる気がなくなった。

しかし、しかたがないので、リハ開始。(笑)
前の週に早川義夫さんが弾いて、その場にいるミュージシャンを全員泣かせたという、名誉あるエレピは弾きやすく、音もなかなか良いので非常にやりやすい。
後は、私次第というわけだ。
成川さんは、ギターの弾き方がメッチャかっこよい。
本番を聞くのは無理なので、ちゃんとライブを見れなかったのは残念だった。

PM19:00
わらわらと人がやって来る。
みんな車だ。
そう言っちゃ失礼だが、この喫茶店、どういうお客が来るの?とアンダーソンに聞いたら、通りすがりの人、と言っていた。
だろうな、という場所だ。
そこにわざわざ車で来て下さるのだからして、感謝以外のなにものでもない。
愛子さんご一家やアライコウジ夫妻の顔を見て、20分遅れで成川さんのライブがスタートした。


1月17日 赤城山 喫茶「虫の音」

  田中眞紀子ライブ

   1.愛してやるさ
   2.ハルノジダイ
   3.あんたの都合のいいように
   4.踏み絵
   5.乙姫と白百合の記憶
   6.セルリアンブルーの海
   7.死んじまいたい
   8.エレベーター
   9.素通り
  10.朱になれ

  アンコール
     はしばみ色の恋


申し訳ないけれど、成川さんのライブの間は2階の部屋に籠もって精神統一。
なにしろ、火鉢とドーナッツ&コーヒーで骨抜きになっているので(笑)、ミュージシャンモードにするのが大変だった。この小1時間の1人の時間は、必要な時間であったと思う。
ライブが始まってピアノに座ると、お客さんが迫るように見えて、これもまた一種の闘いではあったが、時が過ぎるに連れて、とにかく非常に真剣に聴いて下さっているので、どんどん居心地が良くなっていった。
たっぷりの曲数も歌わせてもらったし、文句なく楽しいひとときであった。
選曲としては、イカレたこの声に適した昔の歌を多目に用意。
その選曲が、アライコウジ氏の奥方、れもんちゃんが連れてきてくれたお友達にベストマッチだったらしい。(笑)そのお友達は練馬在住。こんな出会い方もあるのだな。
サトチエの、91歳になる御祖母様がいらして下さっていて、戦争の歌を歌うのが自分としては厳しかった。


打ち上げで、アライコウジ氏より、もっと拍手する場所を作ってくれと言われる。早速反省するけれど(笑)、もっと違うライブのやり方をすべきというのは、ライブの途中から思っていたことで、アピア的な劇場型の自分のやり方を押しつけない、自分の固定観念を取っ払う必要が絶対にあるなと、実は翌日、強く感じることになるのだが…
愛子さんのご主人が、あと4~5曲いけるね、と言ってくれた。私もそう思った。(笑)
リクエストしたサトチエ作のドリアは、黒米を使っためっちゃ美味しいもので、その上先ほど私を骨抜きにしたコーヒーも堪能し、赤城山の夜は至福の内に更けていった。
そろそろお暇をという段になり、虫の音自慢の夜景を見せて貰う。
おぉ、これは自慢するだけのことがある美しさだ。しかも、星の数が東京とは段違いだ。
こ~んな所に住んでるんだなぁ、アンダーソン。

れもんちゃんのお友達、ぶんちゃんもホテル泊するということで、コウちゃん達が前橋まで行くというので、私もコウちゃんの車に乗せてもらう事にした。
荷物を取りに二階に上がる階段を上っていると、もっそりもそもそした低音のアンダーソンにあるまじき、ひっくり返ったようなハイトーンの叫び声が階下で聞こえてきた。
「チエちゃん、チエちゃん、ビール!!」
(しばしの沈黙。多分サトチエに`どうして?’とか`飲むの?’とか言われていたのであろう。)
「送らなくてよくなったっっ!」


そうか。
ライブの後、ホテルまで送ってということが、そんなにもあなたを苦しめていたのかね、アンダーソン。
そんなにもビールは、あなたにとって大切なものだったのかね、アンダーソン。
あなたと知り合って1年半、あなたのそんなにも嬉しそうな声を、私は初めて聞いたよ、アンダーソン。
我が儘を言って、本当に申し訳なかったわ、アンダーソン。

そして、本当に楽しいひとときを作ってくれて、チエちゃん、アンちゃん、ありがとう!








 

責任が取れない

2009-01-14 00:37:02 | Weblog
ちょっと困っている。
またまた、マイボディの問題だ。
今度は声である。
声の中音域から高音域に移るところがイカレているのが、小1ヶ月も治らない。

私は、声は寝て治すものと固く信じていて、今まではそうやって治してきたのだが、正月からこっち、いくら眠っても治らんのである。
全く出ないのかと思いきや、急にバホッ出たりするので、歌ってみないとわからないという、まったくもって責任が取れない我が声の状態なのである。

ちょいと憂鬱ではあるが、昨年の咳より全然マシだわ、それでも。
まぁ普通は、こういう風に歌おうと思って、大体その通り歌うんですが、歌ってみてから`じゃあ、こうするかぁ’みたいな、今までにない歌い方を余儀なくされている。
えぇ、図太くなったアタシは、それが結構面白いので面白がってます。
ま、この時期歌う気はないが、この状態で歌うと「Tシャツ」は凄まじく酷いので、我ながらびっくりであった。

そんなアタシの1月のライブ予定です。




1月17日(土)

  田中眞紀子LIVE

   喫茶「虫の音」
        群馬県勢多郡富士見村大字赤城山1140-37
        TEL 027-288-6934
    開 演  PM19:00
    料 金  1000円(1ドリンク付)
    競 演  成川 修

カワカミユニットのベース、アンダーソンと、彼のパートナーのサトチエのお店です。
こうやって入力してみると、すごい住所だなと思います。
ウチから3時間以上かかります。
ところで競演の成川さんは、長野から行くそうですので、3時間では威張れません。
多分、私んちと成川さんちの方が断然近いです。
前橋は乾燥してガビガビになると情報を得ましたが、そこから車で20分強の赤城山は、`積もるほどではない雪’なんだそうです。
1時間程、たっぷり歌わせてもらえます。
ライブが終わってから、ネルドリップで入れてくれる美味しいコーヒーが飲めるのが嬉しいわん!   
ライブの後は、やっぱりコーヒーよ♪
酒なんかにゃ用はねえんだよっ!



1月23日(金)渋谷アピア

   新春BLUES NIGHT
    金沢栄東 with 田中眞紀子

    開 演  PM6:50
    料 金  前売2000円/当日2300円+ドリンク代
    競 演  lOACH・高橋俊之・オグリ昌也

またかよっ!
と、昨年末、Loach君と会ったときに笑ったもんである。
昨年の1月とほぼ同じメンツ。そうそう昨年はタケちゃんが一緒だったね。
高橋ゴーマルベイベーとは、2月のカワカミユニットでも競演なので、こちらも`またかよっ’状態であるが、オレの犬はハチっていうんだわん!と、女房出てった、が聴けるのは嬉しいのである。Loach君の、男なんてナントカの豚よ!ってのも好き。



1月29日(木)渋谷アピア

  昨日の子供たちspecial 歌と詩の二重螺旋が織りなす反ー神話絵巻
   田中眞紀子LIVE

    開 演  PM6:50
    料 金  前売1500円/当日1700円+ドリンク代
    出 演  恋川春町・てらし優一郎・佐野伸・プレジー3吉

またかよっっ!
散々ここで悪口書いたもんだから、また出させられるようである。
異化されたどうしたこうしたは、タイトルから消えてしまったわ。
散々悪口書いたからかしら。
前回朗読をしたら、イベントの主旨を読みなさいと叱られたので、歌いますとも、新曲込みで!



ライブは月に2コって決めたのに、年越しライブ入れたら1月は4つだわ。
よくないわっっ、と声が言っているのだわ、きっと。
でも、それぞれ楽しみにしてます。
遊びに来てね!







  

真剣に練習する

2009-01-09 12:16:03 | Weblog
年賀状は7日まで、という常識っぽいことは、私には当てはまらない、ってか、無理!
だって年賀状、売ってるじゃん!
だからいいじゃん!
と勝手に思って、お返事を出さない非礼よりはましと、今朝すべての年賀状を出し終えた。
やれやれだ。

パソコンで宛名を印字するのは、もう常識になっているようだが、その手の事ができる私ではなく、まぁ、年老いた父も母もパソコン使ってスイスイやっているのを横目で見つつ、そんなに数、出さないもん!と小声で言い訳しながら、手書きで宛名を書いていた。

確かに数も少ないので、今後も手書きしようと心に決める。
なぜなら、年賀状の宛名くらいしか、もう、文字を真剣に書く機会がないからだ。
最初の数枚なんて、絶望的に下手くそだ。
少しはまともな字になってきたなと思った頃、くどいが数が少ないので宛名書きは終わってしまった。

そういえば前の職場では、わりと宛名書きの仕事があったよな。
今の職場はまともに、というか真剣に字を書く仕事がないんだ。
この`真剣に´って大事よ。

今日、前の職場の社員さんが退職するので、メッセージカードを書いたら、少しはまともな字になった。
練習は大事よね。


今日は寒いな。
ちょっと雨が降るとすぐに遅れる、ヤワな都会の電車。
遅刻じゃい!

雪になるのかな。

忘れ物&物忘れ

2009-01-08 00:17:01 | Weblog
2009年の目標は`忘れ物をしないこと’にしようかなどと思う、今日この頃。

カレンダー忘れたのは29日でしょ。
31日には、年越しライブの前に声出しをしたスタジオに、カセットのウォークマンを忘れたの。
その日スタジオが締まる6時まで練習してて、終わって外に出てすぐ気が付いて15分くらいで戻ったけど、スタジオには鉄の扉…
年明けてスタジオに連絡したら、届いてますと言われたが、カセットのウォークマンであったことが可笑しかったらしく、なんとなく受付の人は笑っていた。
だって、カセットの方が使いやすいんだもん。
テープにはライさんの「生きるために歌う」が、ガンガン入っております。

仕事が今年になって、例のマニュアル130ページの業務を本格的にやらされる気配。
最初にそれをやらされた日、仕事が終わって解放された喜びに、プリントアウトした紙をしまわないで帰ってきた。これも15分くらいで気が付いて、職場に電話したら笑われた。

佐渡山さんのスカパーの放映も忘れてました。
1回目、終わっちゃった、再放送も…
別に私は観たくないんですが、例の3拍子の「ひまわり」の放映は、これからです。
コメント欄からHPにいけますから、ご酔狂な方はどうぞ。


ライブではガクガクアワアワしなくなったけど、新しい仕事のおかげで、職場で日々アワアワすることになった。
こっちのアワアワは、好かん!