田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

ピアノの弾き語りで活躍する田中眞紀子のブログサイト。ホームページはブックマークから。

下手くそ

2011-05-27 02:13:49 | Weblog
昔から、悲しむのが下手だった。
人を見て、悲しむのが上手いなぁ、などと思ったり、よくした。
上手に悲しみを伝えられるのが、羨ましかったり、よくした。
悔しくて泣く事はよくあるけど、悲しくて泣いたのはどのくらいだろうか?

最近、ますます、悲しみ方がわからなくなってきた。
悲しい歌をよく作るけど、それは悲しみをどこか、冷静に観察してたり、するのかもしれない。
それも、上から目線なんだろうか。

相変わらず、朝食の時、座椅子に埋まりこんでしまいそうになるのは、罰なのか。
ライブは、半分、罰を受けに行くようなもの。
今までも。
これからも。

私の‘人柄’って、どんなのですか?
教えて下さい、やまさん。

‘元気’のありがたさ

2011-05-26 03:26:43 | Weblog
「肩こり体操」というぺラ紙を渡され、ビタミン剤を処方された。
それだけだ…

栄東さん、さすが!
大当たり!!



整形外科なんてもんには行った事がないし、何されるか分かんないし、病院は嫌いだし。
行きたくないが、このまま放っておくのも不安だし、しんどいし、仕方なく見てもらった。
痺れの症状を話し、首のレントゲンを撮る。
仕事は何かと聞かれ、テレオペと、それからピアノも弾く、と言ったら、
「ピアノ、弾けるんですか?」
と怪訝そうに言われた。
やっぱりピアノが弾けてはいけないらしい。

もっと詳しく調べたいならMRIを撮れというが、私の希望でって事は、さほどの必然はないって訳だ。
で、それとは関係ない問題が判明したが、それもまた如何ともしがたく。

つまりは、放っておくしかないって事である。

とりあえず大きな問題はないという結論は出たがしかし、全身のだるさはかなりキツくて、医者に行ったのに何にもしてくれないっつうのは、どういうことだ?
そう言っちゃなんだが、けっこう我慢して頑張ってピアノ弾いてるんだぞっ、こんにゃろっっ!
だから医者は嫌いなのだっ!!

つまりは、自分で解決策を練らなければならないって事である。



その大病院の最寄りの駅の近くをうろつたら、マッサージもしてくれるという小奇麗な接骨院を発見。
思い切って、飛び込んでみた。
ドアを開けると、小さなロビーには誰もいないのだが、診療室らしき奥から、
「いらっしゃいませ~!」
の大合唱!

居酒屋じゃないですよ、接骨院です。

受付をのぞくと、4、5人の‘従業員’さんが
「いらっしゃいませ~!!」

ただでさえ、これまた入ったことのない接骨院なるものにビビっているのに、こんな居酒屋みたいなお出迎えをされたのでは、ついうっかり踵を返してしまいそうになるではないかっ!
しかし負けてはならぬ。
目指せ自己解決!!

受付の‘お兄さん’に症状を話すと、保険がきくから「電気を通せ」みたいな事を言うので、嫌だからマッサージだけやってみてくれとオーダーし、診療室らしきに通された。

ちょっと太めの槇原敬之みたいな先生が、先の大病院の仏頂面の医者とは大違いの、びっくりするような愛想の良さで症状を聞いてくれて、10分強マッサージをしてくれた。
この手のマッサージも初めて経験するが、背面をやってもらっただけで、相当楽になった。
最後に問題の腕から手にかけて。
これは非常に痛かった!(笑)

マッサージ中も、この先生をはじめ従業員さんたちは、「お疲れ様でした~!」「ありがとうございました~!」の大合唱を怠らない。
「ここの雰囲気に馴染んで、リラックスして下さいね♪」と先生はおっしゃるのだが、なんというか、感じが良い、を少し通り過ぎてしまっている気がするが。

しかしながら、病院を出たら、入った時とは大違いの身体の軽さ!
朝食の時は、座椅子に身体がはまり込んでしまうような重さだったのに…
あぁ、これにみんな病みつきになっちゃうのね。
さっさとこれにしとけば良かったな。

まだ少々、部分的なだるさが残るので、あと何回かやってもらおうかと。
不思議なもので、凄くラジオ体操なんかがしてみたくなっちゃう気分の晴れ具合である。
「ストレッチなんかの運動は、ちゃんとして下さいね♪」と、マッキー先生にも言われたしね。





その夜、知人のやまさんの訃報を知った。
マイミクさんの日記のコメントに、よく辛口な事を書いていた。
社会の不正に対し、辛辣な、骨のある姿勢をいつも見せていた人、という印象が強い。
私のファンだと言ってくれた。
数年前、川上テルちゃんの企画ライブで、無善寺でお目にかかったのが最後だった。
その時、やまさんのライブに間に合わず聞けなかったのが、今となっては悔やまれる。
亡くなるような年齢ではなかったはずであったが。
ご病気であることは、存じ上げなかった。
ご冥福をお祈りするばかりである。


‘元気’の有難さを、かみ締める。







気のせい?

2011-05-21 02:18:23 | Weblog
濃密な日々が続いている。
この土日は完全休養。
寝る。



17日のライブ、少々前準備の時間が少なく、練習は主に私の曲「エレベーター」「神隠し」と、ラストの「見上げてごらん」中心であった。
血刃了に私が絡むのは何度もあったが、私の曲にチバ君とリョウ君が2人とも絡むのは初めて。
何せ血刃了、バックバンドなんかやる気はないから(笑)、こんな音量のバックで歌うのは難儀であったが、練習している内に何かこの状態で歌う‘コツ’がつかめたりして、これはこれで面白かったな。
本番で出来てたかどうかは不明です。
こういうのも本番を重ねないと、身にはつかないだろう。
身につくほど今後やるかも不明です(笑)。

チバ君の曲は以前やったから、初の「グスク山」以外、ほぼ本番一発にかける感じ。
それはそれで、スリリングなステージになったと思う。

しかしやはり、練習すべきと痛切に思ったのは、後日友情山脈のCDを聞いた時。
この日、聴きに来てくれた函館くんが、昨年11月に友情+私でのステージ録音をCDにしたものを持ってきてくれて、翌日の夜に聞いたのだけど、そりゃもう私のピアノは冴えわたっているのである。
なんせ友情山脈は熱烈練習。あの友情+私の日は、積み重ねた練習量の成果と本番の超ハイテンションで、改めて聞くと全員出色の出来なのだ。

うむ、これは今回、深く反省すべき点である。
もっと良いピアノが弾けたと思うから。せっかくの滅多に出来ないステージだったからね。
随分荒かった。荒過ぎるなと思いながら弾いてたし。
スタンドの高さも問題があった。
立ち弾きの場合、パワーのあるタッチと細かい指弾きを両立できる適切な高さがあったりするんである、私の場合。
今回はパワー優先にしましたけどね。(笑)

ミッションズさ~ん、お願いだから是非四つ足のスタンド入れてちょうだいな~。
私ももっと練習するから~~!
エックス型スタンドは、エレピを落としそうになるから、怖いのよ~~。

リハより本番の方がずっと互いの音や歌が聴きやすく、照明も非常に力を入れてくれているのが感じられたし、3人の集中力もお客さんの空気も良い緊張感を保ち続けられて、演者、スタッフ、お客さん、すべての人によって作られた、非常に貴重な素晴らしい70分のステージ空間となったのは、本当に幸福である。
私の周辺では、ドラマチックな構成と(リョウ君、お手柄!)、ギタリスト・チバ大三が評判でしたよ♪



こういうライブの時、本番前、自分の曲より他人の曲の方が脳みそグルグルになるんだが、今回は本番の前はそんな事なかったんだけど、あんま練習しなかったからさ。
ところが凄まじい気合で弾いた本番後、チバ君の曲が脳みそグルグルを起こし、早々に次が迫ってる私にとっては、それはとっても困る状態であり、早く出てって欲しかったのであるが出てってくれず、チバ君の曲がグルグルしてる中で函館くんを聴くという、あんま気分のいい状態でなく、19日友情のライブを見た。
しかし、憧れの矢野絢子さんとのブッキングに舞い上がりまくった函館くんの妙な超ハイテンションで、やっとチバ曲が脳みそから撤退してくれた。
やっぱり函館くんは凄い!
函館くんは、矢野絢子さんが「パン、買ってこい!」と言ったら、買ってくるそうだ。
で、矢野絢子さんに、本番中「函館くん、パン買ってこい!」と言われて、嬉しそうだった。

初めてピアノの弾き語り、矢野絢子を聴く。
うわさ通り、迫力のあるボーカルと力強いピアノ。
上手いなぁ、と思った。
‘ライブ’が上手い。聴かせるのも乗せるのも。
先日ナカムラサトコさんのピアノ弾き語りを聴いたが、その時も同じことを思った。
う~む、私はつくづくアマチュアだわぁ、と実感。
そして、ピアノはもっと丁寧に弾こうと、再度反省。力強いと丁寧は両立するのである。
勉強させてもらったが、さすがに歌詞は若いよなぁ、というのが正直なところだった。



20日、栄東さんのライブ。
ブッキングの若者2人、なかなかな奴らであった。

淳平マックススピード(渡辺淳平)君は、非常に遅い‘マックス’スピードなんだが、スピード感のない函館くんって感じなんで、私は受けまくっていた。
‘踵が鳴りやまず’だぜぇ!
この時勢に合わせたんだか関係ないんだか「東北の女の子」っていう歌とかさ。
言葉を一文字一文字発するような歌唱が実に良い!
終演後、「私はあなたが好きよ!」と告白し、Macky’s House vol.8のチラシを押しつけ、「友情山脈を見なさい!函館くんは必ずや、あなたのハートを鷲掴みにするでしょう!!」と勧誘しておいた。

柿崎タカヒロ君というのは、誠実な好青年風のマックススピード君と対照的な反抗的青年風なんだが、これまた良い詩を書いてくるんである。
リフレインの使い方が絶妙。聴く側の記憶にしっかりと刻むような歌詞運びは、それこそブログに書くようなものを並べたような詩とは性質の違う、練り上げた詩作なのだ。
特に、危篤状態にあるという友人に送る歌は、泣けた。

栄東さんと10月にツアーご一緒したかったのだが、日程が合わず来年に持ち越し。
でも、それにまつわる色んな事を話した。
もっともっと、聴いて欲しいんだよ、栄東さんの真っ直ぐなブルースを、特に若い人達に!
案の定、マックススピード君はかぶりつきで、食い入るように見入っていた。
なんとか積極的に‘きっかけ作り’を私はしたいのだ、ここまで育ててもらったお礼に。
2人とも元気なうちに!(笑)



実は1ヶ月ほど前から、両腕が変な痺れ方をするようになり、ずっとダルい状態が続いている。
血刃了との日も、結構キツかったりしたのだ。
商売道具の腕がイカレるとヤバいので、医者嫌いの私も仕方なく来週病院に行く事にしている。
栄東さんにその症状の話をしたら、あ、栄東さんは指圧師なんですが、頸椎かもしれんな、と言っていた。
しかしリハの後、「頸椎が悪い人が、あんなタッチでピアノは弾けないよ」と笑われた。
「ただの肩こりかもしれんよ。」
だって。。

肩こりで、こんな痺れ方するのかよぉぉ。。
てか、年取ると、肩こりがこんな症状になるんでは、むしろ大問題である。
私としては、ちょっと病気っぽい方向であって欲しいと、こうなると思ったりしている。




次の世代へ

2011-05-19 03:47:11 | Weblog
5月17日 高円寺ミッションズ

 血刃了×田中眞紀子セットリスト

  1.呼動(コドウ)
  2.平和の国のNeeds
  3.夜桜
  4.虫
  5.エレベーター
  6.神隠し
  7.おめあて
  8.サドマゾ合戦
  9.グスク山
  10.未明
  11.米兵たちのイラク
  12.見上げてごらん夜の星を

くぅ~、満身創痍、、
立って歌って、しかもエレピのスタンドを適切な高さに設定できず、ずっとガニ股でいたから脚全体が筋肉痛。。
そもそも、ここのところ腕が変にダルいのであったが、70分ピアノをぶっ叩き続けて、腕がパンパン。。
腰は痛いしさぁ、、血刃了をバックバンドに散々つば飛ばして歌って、声は本日まったく出ず。。。

若いホンダリョウに、チバ大三と田中眞紀子の曲を取り交ぜてステージプロデュースしてもらい、競演達も若く、、、
そこにグッと大人の我々の楽曲は、良い形で沁み渡っていったようだ。

申し訳ないが、こんな不穏な世の中を作って来たのは、私を含めそれ以前の世代であり、その中で夢や希望をどう持てばいいのかわからなくなってる若者たちに、せめて満身相違になる位のステージで‘これからを生きる’を伝えるくらいはしないとね。
これが私の‘大人の仕事’だな、と、今回痛切に感じました。

もうちょっと、色々考える事はあるんだが、もうちょっと元気になってからね~。(笑)
このような貴重な機会を与えてくれたミッションズの皆さま、長いライブを立って聞いて下さった、たくさんのお客様、ありがとうございました!!

リョウ君、頑張ったね!
チバ君、お疲れ様でした♪



うぅぅ、この日までに回復できるかしら…


5月20日(金) 学芸大学アピア40

  金沢栄東 with 田中眞紀子

   開 演  PM19:20
   料 金  2000円+ドリンク代
   競 演  柿崎タカヒロ/ヤノヨシヤ/渡辺淳平


頑張ります。
お待ちしています。





伝える、伝わる

2011-05-15 00:40:05 | Weblog
前の日記、案外、あちこちで反響頂きました。
ありがとうございます。
何が伝わるかわからないで伝えてみましたら、受け取って下さった方々それぞれに、それぞれの思いを膨らませてくれることになったのでした。
とても良かった、と思ってます。

本気なら、何かが伝わるのだ、必ず!


5月17日(火) 高円寺Mission's

  血刃了+田中眞紀子

   開 演  PM18:00
   料 金  2000円+ドリンク代
   競 演  Muddy Bottomes/バキラ/
         爆弾しょった子供たち/空間破壊

田中眞紀子の楽曲、チバ大三の楽曲を取り交ぜて、ホンダリョウがプロデュースする70分のステージ。
リョウ君に丸投げしたら、とんでもない構成を作って来ましたぁ!
練習中、私の曲でチバ君が、いやに楽しそうにギターを弾くので、ふぅ~~ん、って感じ(笑)。
まぁ、人のバックでギターを弾くチバ大三は、そうそう見れるもんぢゃないでしょうな。
このライブ、見ないと損だよん!!


大阪の皆さまへ!
詳細決定しましたので、お知らせいたします♪

6月18日(土) 十三クラブ・ウォーター

  田中眞紀子ソロライブ

   開 演  PM19:30
   料 金  2300円(1ドリンク付き)
   競 演  高田よしひで朗・大倉泰隆(じょにぃ)・さいとう大すけ

昨夜よしひで朗君を、東京は日野のライブハウスで聴いた。かなり重圧のある5人バンドに、彼のソフトな歌が全く負けていないので、驚愕であった。
今夜のライブは、私の前の日記を読んで、今、東北へ行ったらどんなライブをするかって考えてセットリストを決めたって言ってくれた。
今度の大阪では、わりとたっぷり歌わせてもらいます。
バルチザン店長じょにぃ君を、無理やり(?)引っ張り出したのは私!(笑)
すごく楽しい夜になるなぁ♪
是非お誘い合わせの上、ご来場下さいませ!!

   

米兵たちのイラク

2011-05-09 02:19:29 | Weblog
ホントかウソか、ビンラディンが‘始末’された。
「未明」が終わったな、と思った。
昨夜、チバ君とリハの後、「もう終わってもいいんだよ、大変な事、次々あるんだから」などと話す。

半年前に500人からの中学生の前で「米兵たちのイラク」を歌ったが、その感想を見せてもらった。
私に関する部分を中心に、一部抜き出してみました。
出演者が読む事を前提にして書いてくれているので、基本褒めまくりなのは(笑)少々割り引いて頂きたいが、伝わる、伝えるという事を主眼に歌ってきた私には、嬉しい感想が返ってきている。
「未明」は終わったけれど、伝え続ける、語り継ぐ必然、或いは年長者としての義務も、この子供達の感性からこちらに伝わってくるのだ。
ご同業の方々には参考になる部分もあると思います。
読んでみて下さい。



[一年生の感想]

昨日の平和学習では、一番最初の「自由はただでは手に入らない」の歌が一番残った。へいたいさんは、どんな気持ちで話していたか、どんな気持ちで戦争をしていたか、死ぬ覚悟をまだしていないところが分かった。

ぼくは、あなた達の曲を聴いて、平和の大切さ、命の大切さを思いました。ぼくは、友達にいやなことを言われたら、すぐに「死ね」と言ってしまうので、こんどからは気をつけます。

1曲目の田中眞紀子さんの演奏・語りからすごい迫力で、とてもびっくりしました。戦争の様子などが分かって、私達は毎日平和に暮らせて幸せなんだなぁと感じました。世界中の戦争が早く終わればいいなと思います。

‘自由は簡単に手に入らない’‘人を殺したくない’などの言葉が、すごく心に残りました。‘平和’というのは、私は‘今だ’と思います。これから何の変哲もなく、みんなが楽しく過ごせたらいいなと思います。

ピアノ(の人)は、「かんごく」という言葉が、ちくちくとささりました。

兵隊さんのつらさがわかり、目をつぶればそこにいるような感じがした。



[二年生の感想]

田中さんは戦争のことがよくわかる歌だった。でも歌っぽくなかった。

アメリカ兵がどんな気持ちで戦争をしていたのか、少しは分かった気がします。

田中眞紀子さんのピアノが、すごくそぼくっていうか、すごく迫力があった。

歌詞の中の「自由はただでは手に入らない」。日本は平和で自由な国だと思っていましたが、それは違うと思いました。自由であっても実は自由でなかったり。自由を得る為には様々な代償が必要だと知りました。生き物の命、自然の想い。日本もたくさんの代償を払ったと思います。その犠牲を心に留め、全ての命、想いなどを大切にしていきたいです。

自由には責任があるという事が分かりました。

印象に残ったのが、田中眞紀子さんが自由はただでは手に入らないというのを強く言っていたことです。なんで強調しているのかわからなかったけど、きっと大切な事だろーな~、と思いました。

自由は、いつまでたっても手に入らないことを、おしえられたように思います。

「自由はただでは手に入らない」の歌詞が心に残りました。歌のとき、語っているとき、どれもすごいオーラをはなっていました。

田中さんが書いた歌ではないと言っていましたが、兵士が田中さんの言葉をかりて言っているように見えました。田中さんの気持ちがすごくこもっていたんだと思います。すごく感動しました。

ピアノは曲を弾きながら話をしてくれて分かりやすかったです。でもあの言葉を実際に行った人がいるというのに驚きました。

みなさんの演奏や歌を聞いた時、戦争や差別についての思いが伝わってきたと思います。曲を聴きながら目を閉じていると、体に何かが入っていくように感じました。また歌詞の中にはたくさんの人の心の叫びや知らなかったことがあり、良かったです。

音やリズムが少し怖かったけど、それが戦争の怖さをより感じさせてくれました。それに田中さんの語り方も、その場を想像してしまうくらいリアルでした。

田中さんのピアノの弾き語りは音がとてもきれいでした。歌詞も本当に兵隊さんが言っていたものだったという事で、その言葉に重みがあるように感じました。皆さんの一生懸命な演奏とメッセージがたくさん伝わってきて、とても心に残りました。

最初の田中さんのピアノはクラシックのような曲を弾いてくれるのかと思っていたけど、思っていたのと違うかったので驚きました。でも平和について強く心を打たれてしまいました。

ピアノは現地の人の心があふれでてくるようでした。

みなさん歌がうまくて楽器が弾くのが、めっちゃうまかったです。歌に伝えたい事が入っていたので普通に聞くよりもめっちゃききやすかったです。~ 田中眞紀子さんが歌を歌ってるとき、すごい役のようなものに入っていて、心の底からびっくりしたのと、歌を歌いながらめっちゃ上手にピアノを弾いているのがすごくて、きっとこの感じは忘れないと思います。



[三年生の感想]

自由だけは手に入らない、自由だけは手に入らないって、10回以上も言ってました。~ せんそうのとちゅう、おにいさんて言っていましたので、てっきりマリオかと思いました。

平和学習ライブと聞いたので、もう少し真剣な歌を歌うのかと思いました。だけど皆さんが盛り上げて下さって、最後はたのしかったです。田中さんの時、歌い方はおもしろかったけど、歌詞はそうでもなかったです。

平和の大切さがわかったです。本気でうれしかった。

自由はただでは手に入らないが、まだ強く印象に残っています。ニュースで見ただけであんな感情が移入できるのはすごいと思いました。

歌をとおして平和を保つことは大切だと思いました。

ピアノは深い歌詞だったけど、メロディに乗せて聞く事でスッと入ってきました。

ピアノのはくりょくがすごくて怖かった。戦争は絶対にしてはいけないと思った。

田中さんは力強い歌声に、戦争の現実みを感じました。

実際の兵士のセリフだと聞いて、どんどん頭の中に入りました。本音が聞けているようで印象的でした。

昨日はすばらしい演奏をありがとうございました。田中眞紀子さんのピアノの演奏と語りかけに心を打たれました。体育館で座ってきいていて鳥肌が立ちました。授業で机や紙にむかって平和学習するのと全く違う恐ろしさを感じました。私は夢中で演奏を聞いていて目が離せませんでした。これからもい演奏を続けて下さい!平和に対する当たり前の考えを変えようと思います。ありがとうございます。

みなさんの公演、とても盛り上がりました。ギターやサックス、三線、ピアノに込められた戦争反対の思いを、みなさんが僕達に分かりやすく「音楽」という形で教えてくれて、とても伝わりました。

一番初めに聞いた田中眞紀子さんの語りは、すごく衝撃的てした。戦争したくないし行きたくもないのに、兵士として行かなければならなかった悲惨さを感じました。私は今、自分が自由でいることに感謝しなければならないなと思いました。

自由の代償はとても大きく、言い表せないと思いました。

田中眞紀子さんの演奏が胸に響きました。国としての戦争で得られるもの、失われるもの、全てがおかしくて壊れていて、悲しい… という、叫びが伝わってきました。考えさせられました。私はもう一度聞きたくなりました。

心に残る演奏や語りを聞かせて頂きありがとうございました。平和とは世界全体で尊い命を守り大切にすることだと思いました。その為には人が人の心、気持ちを大切にして、人としての絆をより固いものにしないといけないと思います。僕も平和の為に何か出来たらいいなと思います。

田中さんの歌の歌詞が印象的でした。‘兄の命は平和より大切だ’ということは、まわりからすれば平和のほうが大切だと思いますが、息子や夫、父や兄弟を平和の為の戦争により失ってしまった人にとっては、家族の命の方が大切だと必ず思うと思います。とても感動しました。

戦争を経験した事のない私は、これが普通で当たり前の生活だと思っていたけれど、自由はただで手に入ったわけではないと分かりました。

私は(田中さんの)あの曲を聞き、私達のために戦っていく人達の気持ちが伝わってきました。

田中さんの演奏の迫力で、自分が戦場の場にいるような恐怖感と不安と絶望が感じられました。

イラク戦争の恐ろしさを田中眞紀子さんの熱い語りがとても分かりやすかった。「自由はただでは手に入らない」が印象的だった。今の時代はとても平和とは言えないと思えてきて不安になってきました。



こう並べると自慢げっぽいなぁ(笑)。お許し下さい。
なんか、自分もこういう感じの感想文を、昔、散々書いたよなぁと、懐かしくて。

勿論個人差はあるけれど、学年を追ってしっかりしてくるのがわかる。この年頃の子の一年は大きいね。
一年生は無邪気だけど、三年生は大人の気配がある。二年生が一番ストレートというか、ロックだ(笑)。妙な共感を感じちゃうな。ロックな連中は永遠の14歳と言うところかもしれない。

ライブの最中は、案外ざわざわしていたんだけど、怖いくらいちゃんと聞かれていたのがわかる。
歌うという事に、責任を持たねばならない事を痛感するのだ。

17日、震災後、初めて「未明」「米兵たちのイラク」を歌います。
震災直後、吐き気がするような嫌悪感で、とてもじゃないけど歌えなかった「未明」だったが、時間が自分の気持ちを癒してくれたようだ。
良い事なのか悪い事なのかわからない。
忘れるつもりはないが、でも進む為には必要なことだと、自分に言い聞かせている。










濃密な時間

2011-05-07 01:32:06 | Weblog
仕掛けると仕掛けられる。
仕掛けられると仕掛けたくなる。
私が動けば、誰かを動かす。

私と誰か、誰かと誰かが動く時、
人肌を感じる距離に必ずいる。
パソコンの中、ケイタイの画面の中ではない、
人の匂いのする距離にいる。
顔の表情、声の高揚が目の前にある距離にいる。

その事が大事と、震災が教えてくれた。
それは、生きる者が生涯守るべき教えだ。

あの日の後、誰かと何かをしたいって思った。
一人じゃなくて、誰かと何かを。
そして、これから実行の時期に入る。

ワクワク楽しいのが目白押しで、頭の中がパンパンで、ちょいと爆発しそうです。
苦しみながら、楽しみます。
誰かと何かをやるって、幸せだから。
がんばろっと!



5月17日(火) 高円寺Mission's

  血刃了+田中眞紀子

   開 演  PM18:00
   料 金  2000円+ドリンク代
   競 演  Muddy Bottomes/バキラ/
         爆弾しょった子供たち/空間破壊

田中眞紀子の楽曲、チバ大三の楽曲を取り交ぜて、ホンダリョウがプロデュースする70分のステージ。
リョウ君に丸投げしたら、とんでもない構成を作って来ました(笑)。
がんばろっ!



5月20日(金) 学芸大学アピア40

  金沢栄東 with 田中眞紀子

   開 演  PM19:20
   料 金  2000円+ドリンク代
   競 演  柿崎タカヒロ/ヤノヨシヤ/渡辺淳平

12年続いたセッション、今年の秋からアピアだけでなく一緒に他でもやろうよ!と、私から仕掛けました。
今年の10月には京都でやろうと画策中。
栄東ブルース、もっともっと聞いてもらいたいし、一緒に色んな事をしてみたい。
がんばろっ!



6月11日(土) 学芸大学アピア40

  Macky’s House vol.8 「言葉の力」

   開 演  PM19:00
   料 金  2000円+ドリンク代
   出 演  青木研治・山崎怠雅・友情山脈・田中眞紀子

今までのMacky’s Houseの集大成的な、それでいて、これからの新しい可能性を模索するための渾身のイベント。
最も尊敬し信頼するミュージシャン達と共に、虚構と現実の境目を行き来するような不思議な時間空間を作り上げたいと、構成を青木研治に手伝ってもらってます。
絶対面白いよ♪
がんばろっ!



その後はツアー。


6月16日(木)広島ふらんす座

念願のゴトウイズミさんのお店に出して頂けます。
‘今’を踏まえて、原爆ドームと対峙して来ます。
それは私を、どう変えるでしょうか?


6月18日(土) 大阪・十三クラブウォーター

散々素通りしてきた大阪は、今やツアー拠点になりそうな頻度です。
実は関西の出の私、大阪は居心地がいいのです。
あの、ぶっといパワーを、我がモノにしたい!



濃密な内容。濃密なスケジュール。そしてきっと濃密な出会い。
私が動けばいいのだ。
がんばろっと!
 

間違い

2011-05-03 00:41:02 | Weblog
あれあれ、あっと言う間に虫の音ライブから10日以上過ぎてしまい、詳細書くのも何だか…


千本桜ってのを見たいと思い、基本1人で行くつもりだったのね。
でもライブの夜に、何だかお腹いっぱいで、予定していたパスタを食べられなかったのが残念で、千本桜の後にちょびっと迎えに来てもらって、お昼を虫の音で食べられないかなぁ、、
と思ってチエちゃんにちょびっと言ったら、千本桜、私も行く!ってことになり、アンダーソンも行く事になり、結局3人で遠足となった訳だ。

千本桜はほぼ葉桜になっており、しかし芝桜が綺麗でね。
お天気も良くってねぇ。
12時に虫の音を開けるつもりでいたチエちゃん、千本桜んとこにあった看板見て、滝、見たい!小沼行きたい!って事になり、そりゃあなたがよければマッキーは着いてゆくわって事になり、赤城不動尊の大滝って所に向かった訳だ。

大滝に向かう道の入り口に、登山用の杖がたくさん差してあって、チエちゃんがひょいと2本取り出して私にくれたのね。
ポコポコ杖突いて、何か楽しかったのね、その時は。
で、ちょびっと歩いたら、看板があって、それはもうペンキで書かれたのが剥げちゃってマジックで重ね書きしてあるよな代物で、矢印の先に‘45分’とへたっぴィな、なぞり書きがしてある。
45‘分’?
‘分’?
‘M’(メートル)の間違いじゃないの?
と軽い気持ちで3人は進み出した訳だ。

そして残念ながら45メートルではなく、山道は徐々に険しくなってゆき、楽しくポコポコ突いていた杖は歩行の必需品になってゆき、、、
ある所で滝が落ちるのが向こうに見え、あそこまで行くのかぁ、と歩を進めて行くと、いつしか山登りは沢登りに変わってゆき、、、
岩をまたぎ、川に渡らした鉄の板をよろよろ渡り、我々3人は物凄く頑張って物凄く努力したのである。
しかし、後20分くらいで大滝に着くらしき所まで来た我々の面前に、岩場にかかった‘はしご’。

「無理!」
とマッキーは撤退を申請。

45メートルくらいの気持ちだった我々。
遠足の予定だった我々。
そもそもが間違っていたのである。
大滝に行くには、身も心も‘登山’の準備しなくてはならなかったのだ。
私は靴こそゴム底のレインブーツであったが、いつも通勤なんかに使っているショルダーバックとかで、はしごを登るのは間違っているだろう?

アンちゃんは先頭を歩いてたんだが、止めろっていうのにパチパチと、後から来る私とチエちゃんの写真を撮るのである。
けっこうムカつく。
そういう意地の悪いことをするから、コケるのよアンダーソン!
しかし虫の音に帰って彼の撮った私の写真を見て、実に実に間違っていることが証明されるのだった。
もう、見るからに正しくない姿である。

撤退を後悔はしていない。
あのままでは、我々は物凄く迷惑な人々になっていた可能性は高い。
しかし、引き返して入り口の新しいきれいな看板を改めて見直して、やっぱ行きたかったかも!と、心密かにリベンジを誓う私とチエちゃんなのであった。
今度はおにぎりと水筒持って、バックは車に置いて、心を整えてトライしましょう、チエちゃん!!



実に変な感じなんだが、この苦行によって、震災後のモヤモヤが妙に晴れた感じがした。
身体はガクガクになったけど、何か心がすっきりしたような。
自然にはかなわないっていうか、簡単に制圧できるもんじゃないっていうか、のプチ体験をすることになった訳で。
で、帰ってから仕事に行った時、老眼がちょびっと良くなってたっていうのか、いやに良く見えるっていうのか、、
現時点では、もう元に戻っちゃってるけどね。
図らずも、の大冒険の巻でした。


コメント欄に記事を引っ張ってありますが、虫の音ライブの直前に、身近でこの現象を見る羽目になり、知り合いの御親戚が何人も亡くなっているのを聞いている私は、物凄くブチ切れたのである。
黙ってスルーしたが。
何かを話して諭すような価値も、そして意味もないと思った。
それは、まさに‘偽善’以外の何ものでもないが、これが大きなお金になって具体的に被災者を助けるのだ。


仙台のろみが、30日、アピアでライブをした。
元気に吠えていた。
やっぱりライブはいいな、元気になる、今日は楽しみます、と言っていた。
どうせなら被災地を見て下さいって。
見ておいた方がいいですよ、と言われた。


ここ数日で、ワラワラと予定が決まって来ている。
6月と10月のツアー等々。
震災から止まった時は、少しずつ動き出しているようだ。
世間も、私も。

方向を間違えないようにしないと。