田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

ピアノの弾き語りで活躍する田中眞紀子のブログサイト。ホームページはブックマークから。

ご報告

2008-07-30 23:55:37 | Weblog
その1

右手用ハサミを購入しました。
とぉ~っても気持ちよく、ジョキジョキ切れます。
持つ所がブルーなのが、ちょっと不満です。



その2

アンちゃん、ルパン三世のCD、もう届きました。
ありがと~!
これから堪能じます。



その3

ハーゲンダッツ白桃なんとかの方は、アタシ的にはイマイチです。
ただし284円だけに、濃厚です。
濃厚ならいいってもんじゃないと思いました。
ハーゲンダッツのCMは、何故あんなに官能的であろうとするのか?
バニラの液に全裸で浮かんでアイスを食べるのは、官能的を通り過ぎて滑稽というか、それも通り過ぎて、あれをやらされた女性が気の毒になってしまうのだ。
ただし、マカデミアナッツは美味い!!


感動的にわからない!

2008-07-29 01:03:35 | Weblog
その1

私は非常に頻繁にハサミを使う。
ガーゼを切る為である。
え~、この件に関しては、私とお会い頂いた方なら、あぁあれだな、とわかって下さるであろうが、お会いした事がない方は… 
ごめんなさい。
その、ガーゼを切る為のハサミを、部屋の中のとってもデッドなスペースに落っことしてしまったの。手やら腕やらは入んないし、家具は動かせないし…
でもとっても頻繁に使うので、無いと困るので、仕事帰りに文房具屋で買ったの。
で、家に帰ってさっそくガーゼを切ろうとしたら…
切れないの。
どうしても切れないの。
あれあれ?不良品か?
で、その辺の紙を切ってみたら、まぁ切れないことはないんだけど、買ったばかりのハサミにしちゃぁ、いやに切れ味が鈍いの。
困ったな、不良品ったって、もうパッケージから出しちゃって使っちゃってるのにさぁ…
で、なにか使い方でも書いてあるのかと、ごみ箱に捨てたパッケージを見てみたら、、、、、

左手用

と書いてある。
え~っっっっ? そんなものが世の中にあるのかぁぁぁぁっっっ!!!
試しに左手でガーゼを切ってみたら…
切れるっっっ!
ジョキッと小気味よい音を立ててきれるぞっ!
でも、真っ直ぐ切れないぞっ!
しかも、切る速度が遅いぞっ!

でも何でだ?
何で右手ぢゃ切れないんだ?
あれこれ、あれこれ、あれこれ、やってみたが、どうしても右手じゃガーゼは切れないのだ。
どうして? どうして? どうして?

そんでもって誰か、私の近しい人、左手用ハサミ、いらな~い?
コメント欄にご連絡を!
ちなみに、持つ所、ピンクです。



その2

つい先日、いけない番組「ルパン三世」をブログに書いたら、今夜BSで放映してるぢゃないか?
きゃ~っ!
小学生の時、そのいけない番組「ルパン三世」を、親の目を盗んで見ていたのは、確かにいけない内容にもドキドキしていたのではあるが、何よりエンディングの曲があまりにもかっこよくて、「あし~もとに~、からみ~つく~」って、あれが聞きたくって、例えば親の目が盗めない時なんかは、エンディングだけチャンネルを合わせたりしたんである。
その頃、眞紀子ちゃんは現役バリバリのクラシックプレイヤーで、そう言っちゃなんだが今より断然おピアノが上手だったのであるが、小学生で現役バリバリとか言うのは変に聞こえるかもしれないが、私にとっちゃあの頃がピアノ現役時代なんであって、今は、と言えば、今はシンガーなのさっ!
その現役バリバリのピアノが上手な眞紀子ちゃんには、あの曲の`転調’が、どうしても、どうしても、どうしても理解できなくて、なんか、カラクリ画を見ているような、騙されてるような、どうしてそこから元に戻るんだあぁぁっっ!「わるさーぴーさんじゅはち~、そのての~、なかに~い~」の「に~い~」のとこだぁよっ!!

ガーゼと同じく、わからない方、ごめんなさい。

親の目を盗んで見ていたのは、そのいけない内容のみならず、現役クラシックバリバリの良い子の眞紀子ちゃんが、こんな不良な音楽に激しく心を奪われていることを親に知られては、家族生活に支障をきたすこと間違いなかったからである。

実は、不良になった今でもわかってない。
さっき録画した。
多分、嫌ってほど何度もこの曲が録画されているはずなので、近々にこのコード進行を解析しよう。
この夏休みを抜け出す第一歩となるであろう。

自分でやるんだから、コメント欄で教えてくれるとか、余計なことしないで下さいよ、近しいミュージシャンの方々。。。

全滅阻止!

2008-07-27 01:12:09 | Weblog
昨日。
25日の給料日だというのに、銀行に行かないで済んだ。
金が財布の中にある。
先日の自分のライブの後、5つ予定していたライブ観戦がおじゃんになったからである。
遊ばなければ金はなくならない。
そりゃそうだ。


昨日。
いつもなら、冷気がしんしんと降り積もる席に座って仕事をしたが、冷気はしんしんと降り積もらず、ほどよく暖かい。
それくらい外が暑かったからである。


昨日。
それは卑しい、やじうま根性でもあったが、どうしても行きたい気持ちが強く、事件のあったビルに行った。
厳つい顔の警察官が何人か立っていたが、ビルは営業していた。
バーゲン中は若いお嬢さんでごった返すファッションフロアは閑散としていて、店員の呼び込みの声には無理があった。ショップをのぞいても顔も上げない子もいた。
衣裳になりそうなのがいくつか目に入ったが、買う気になれない。買ってあげた方がいいんだろうけど。
ショッピングは楽しい気持ちでするものなんだな。そんな事、始めて感じたな。
エレベーターの外側に真新しい献花台が置かれていた。
よくしゃべる、人気者の子だったようで、刺された時も‘持ち前の明るい性格’からなのか、大丈夫大丈夫とでも言うように手を振ってみせたという。
このビルに立ち寄る度に、その事を思うだろう。


金はあり、暑く、服を買わず、乗った電車の吊り広告に、ハーゲンダッツのマカデミアナッツ。
近所のスーパーのアイス売場の、ハーゲンダッツコーナーの一番奥に1個だけあった。その前には期間限定白桃なんとかが山積みに。
金はある。
暑い。
で、両方買った。
カップアイス1個284円。
物凄い贅沢をした。


して、これは美味いぞマカデミアナッツ!
ナッツの小さい粒のカチンコチンになったのが、歯の隙間にくい込まない用に用心する手間はかかるが、これは美味い!!
白桃なんとかが家人の目に入って奪われてしまわぬよう、策を労した。



今日。
ふいっと身体が軽くなっていた。
夕方から少し涼しく感じられたので、思い切って外出。
アピアにアンダーソンを見に行った。

アピアに着いたら、秋尾真喰がどたキャンしたという。
馬鹿者がっ!
「まきちゃん、歌って~!」
と、まりえちゃんに言われ、マジで困った。
いや勿論、まりえの言うのは冗談なんだが、それはわかっているのだが、歌えと言われてマジで何にも歌えない今の自分に、マジでまいったね。
ライブが始まってみれば、ステージが遠くに感じる私であった。

1番手がアンちゃん、
スーパーマーケットのタイムサービス及び閉店間際を狙えという1曲目は、昨日1個284円のアイスを買った私の耳には痛いのであった。
いいじゃんか!たまの贅沢くらい!!
最後の新曲「日本の夏」は、もっとちゃんと練れ、と、小言を言っておいた。こういう曲がズドンと決まるようになりさえすれば、アンダーソンは格段にレベルアップする。

2番手NORU君。出番前はスキンヘッドだったのに、金髪の女の子のズラでステージに現れた。
アンダーソン型コミック系。曲の発想が非常に面白い。
ギターは多分、あんまり上手じゃないんだろうけど、音使いのセンスは素晴らしく、何より物凄く指が長くて、手の小さいアンちゃんが羨ましがっていた。あれはきっと上手くなるよギター。

3番手土佐拓也の美しい声とガットギターに酔いしれた。ステージを下りると、そこらのおもろい大阪の兄ちゃんなんだが(笑)。言葉がこちらの脳裏に届くまでに微妙なタイムラグがあるのが、そのサウンドと共に、夏の夜にほんわりと、綿菓子のように心地良いのであった。

ラストの空飛ぶ絨毯は、お父さんがボーカル&サイドギター、お母さんがドラム、ベースが息子、それから若いリードギター。久しぶりに真正面からロックやってるのを聞いた。
お父さん、スーツじゃなくて黒革の上下とか着たらどうですか?サングラスくらいしてさ!(笑)お母さんもボンテージ系で!似合うよ絶対。凄い美人だもん。
親子の在り方としてかっこいいし、親がそのくらいもっと突き抜けてくれたら、もっとかっこいいと思う。
その方が‘表現’になると思う。歌や言葉や音楽以上の何かが伝わると思う、きっと。


夏休みの楽しい予定が全滅になるのを阻止できた。
ちょいと元気になってくれば、見逃した色々に対して悔しい気持ちも沸き上がるけど、まだ`やる気’にまでは達していない今の心境から、これでよかったんだろうと思うのだ。
まだステージに対する気持ちまでは行かないけど、沸々と新しい曲の構想が首をもたげてきた。
やはりライブに行くって、凄い!


次回のライブが決まった。
9月5日(金)渋谷アピア。竹内ゆえさんとの競演である。






















夏は殺人

2008-07-24 00:59:23 | Weblog
これでもかと、うだるような日々が続きます。
皆さん、お元気なのでしょうか?
私は元気がありません。
物凄く元気がなかったのですが、`あまり元気がない’くらいに回復してきましたので、久しぶりに日記をUPしようという気になってきました。
何やら楽しくもめている三角関係ブログで、伴ちゃんが私のブログを`大人気’と書いてくれているのですが、順位なんかいつも「ー」になっていますから、別に大人気ということはないと思うんですが、それでも何十人もの方々がUPしてないのにアクセスして下さっていて、有り難くも申し訳なく思っておりました。
でもこんだけサボると、復帰するきっかけというか思い切りがつかなくてさ。

夏休みに入ったらあれもこれもと計画していたライブ観戦の数々は、ことごとく断念せざるを得ない状態で、興味の点からも義理人情の点からも残念極まりなく、関係諸氏には誠に申し訳なく、この埋め合わせはいずれ必ず…
何しろある程度回復してくれないと、8月17日の佐渡山ライブに間に合わないとマズい訳でして。

今、ちょっと、約束とか守れないの。
ごめんね。

それでもブログくらいはお詫びコメント含めて書こうとかは思っていたんだけど、あまりの殺人流行に、なんかホントにやんなっちゃってさ。
「幸福と地獄」の後に、チワワの「器物破損」を考えていたんだけど、既に何だか昔の話になっちゃってさ。
遂に親が子供に勉強しろって小言を言うのも命懸けになったかと思った途端、八王子の通り魔事件よ。
あの駅ビル、私の御用達のビルなのよ。日頃着てるシャツだとか衣装だとか、せっせとあのビルで買ってるのよ。元気があったら今頃バーゲンで物色中だったはずなのよ。時々チラッと映るミスドは、八王子に行けば必ず入る店なのよ。
勘弁してよっっっ!!

あのさ、ねぇ、人を殺しちゃいけないって、知らないの? ねぇ?



人を殺してはいけませんって、どこかで教えられたっけ? と考える。
記憶にない。
記憶にないけど、随分小さい時からそれは知っていた。
そういえば、随分小さい時から`殺す’という概念は脳裏にあった。多分`生きる’という概念より`殺す’とか`死ぬ’とかの方が先にインプットされていたように思う。
ウルトラマンが怪獣を倒せば、それは怪獣が`死ぬ’ことであり、それはウルトラマンが怪獣を`倒した’イコール`殺した’のであり。
私の小学校低学年の頃だ。
人が人を殺すって事なら、「ルパン三世」とかだな。小学校高学年の頃。「ルパン三世」は親の目を盗んで見る`いけない’番組ではあった。いやいや、その前の「仮面ライダー」もかなり教育上問題な番組だった。「仮面ライダー」は確か「奥様は魔女」の後番組で、母が非常に憤慨していた記憶がある。
それでも実生活で人が人を殺すなんて、考えもつかない、自分とかけ離れた世界の出来事であったように思う。

娘に殺された父親は、そんな私と同世代だ。
親が子供に勉強しろと言う時、その大方が、子供のために言っているつもりで実は親が自分の安心を求めて言っているのであり、その無意識を子供は見抜いている。
14才なら大抵見抜く。
それはきっと、昔も今もかわらないだろう。
14才の時、私は見抜いていた。
腑がひっくり返る程、憎んでみたこともある。
恥をかかしてやれとか死んじゃえとか思ったこともある。
けれど、バスジャックをして親に恥をかかすとか、殺そうとしたりとか、そんな具体的な行為を起こす発想は浮かばなかった。そんな勇気も根性もなかった。
グレることに憧れて妄想を膨らますのがせいぜいだった。
当時、思い切りのいいヤツはグレていた。
それがせいぜいだった。
で、私の場合は、30才過ぎてやっとこグレだして、こんな事になってる訳だ。


むしゃくしゃしても人を殺してはいけないと学校で教え、命懸けで親が子供に勉強しろと言う時代が来たということか。

などと、殺人的な暑さの中で考える。
地球がそんな人間を叱るかのように、さっきまた、大きな地震があった。


元気なんか、出ない。





幸福と地獄

2008-07-14 22:21:31 | Weblog
今日はなんかの日だったなー、と、気が狂いそうに暇な職場で、時計にくっついてる日付を見ながら考えていたが、あー、オスカル様のフランス革命だわ。


‘わかりにくいタイトル問題’に気を取られて喜び忘れていたが、夏休みになったぞっ!

やはりライブの疲れと、夏休みに入って気が抜けたのと、この暑さにより、さっそく体調は崩れるのであったが、具合が多少悪くても、このゴロゴロ感は、たまらなく嬉しいのである。
大体こういう時は、体調悪くゴロゴロしつつも、もうすくライブだ!とかで、歯を食いしばって這いずってピアノに向かったりして、更にド壷にはまったりするんだが、それをしなくていいのである。
幸い土日のバカ暑には仕事がなく、自宅避難できたので、心おきなくゴロゴロできた。
あぁ楽ちん!よって回復も早い気がする。

しかし、気が狂いそうな暇な仕事により、ぶりかえすという、アホらしい悪循環な気もする。
なんせ、この暇な加減は本当に拷問なのだ。
よく、リストラ話で、小部屋に机と椅子だけ与えて何もさせないで自主的な退職を促すなんて事を聞くけど、まさにそれよ!ほんとに追い出しにかかられてるのかと思ったもん。
でもそうじゃないらしいので、むしろ余計びっくりさ。
前に渡された130ページのマニュアルは、50ページくらいで研修が頓挫してしまい、しはらくしたら新しい人に研修をし始めたのさ。何よ失礼な!と思ったら、その新しい人は辞めたらしいの。なんなのよ、それは!
先週のプチ引きこもりの主たる原因は、職場関係であったのだ。



ま、それはそれとして。
一応夏休みの計画としては、一ヶ月は何もせず、元気なら人様のライブなんぞ堪能し、8月7日に友川かずきを観戦し、猛然とやる気を起こして17日の佐渡山ライブに向けて準備する予定。

しかし一ヶ月も歌わないと、下手っくそになるだろうなぁ。
実は既にかなり下手っくそになっておって、どうしたもんか、なんだな。
それというのも、ここ数ヶ月咳に悩まされていたので、気管支にさわらないよう小さく声を出すようにしていた為、ちゃんと大きな声を出すと音程が当たらなくなっちゃってるんである。
この前のライブで久々に、いっぱい息を吸って、えいっと大きな声を出してみたら、音程があらぬ所に当たるので、どうしたもんかと思いつつも、久々に大きな声を出せて嬉しいもんだから、思い切ってカーカー声を出してしまい、よって更に録音を聞きたくないのだ。
はい、まだ聞いていません。

これで一ヶ月黙って過ごしたら、目も当てられなくなりそうだが、気管支が元気になったら修復は可能であろうとの甘い見立てで、だんまりを決め込むつもりのアタシ。

しかしまぁ、ライブがないのがこんなに嬉しいなら、なんでライブなんかやってんのかしら、と疑問が湧いてしまうアタシ。

まぁいいや。このゴロゴロ、しばし堪能してしまおう。
これもまた、幸福。

そして職場は暇地獄!
助けてくれ~!!

自己解決

2008-07-13 04:55:13 | Weblog
三角関係ブログにおいて、私の「異化された鯉幟」って何よっ!という疑問に対して、「異化作用をもたらす背景としての季語」という、目を剥く程に正しい回答を導き提供してくれた河内伴理であった。

そういえば彼は、MCがつまらないんだったわ、と彼の回答を眺めながら思ったりしたのだが。
常々、そのつまらないMCと彼のかっ飛んだ心揺さぶられる歌詞が、同じ言語中枢から抽出されていることが不思議でならない私であるのだが。

まぁね。彼の前文にもあったように、興味がないんだわね。
このタイトル問題にしても、彼の興味は良くも悪くも`神話’のあったようで、それはこの前のライブのMCで珍しく滑らかにしゃべっていたことからも伺えるし。

ま、私としては、彼らが三角関係ブログなる面白めな事をやっているということを、ちょびっと世に知らしめるという親心的なものが満足できればそれでよかったりもするので。
今年は面白いのか?という問いかけに、伴理にもキノコにもはぐらかされた風であったのだが(笑)、くれぐれも8月22日くらいのブログで`三角関係はブログの方が面白かった’などと田中眞紀子あたりに書かれないように、お三方とも8月20日のライブに向けて精進して頂きたいものである。
尚、8月20日は水曜日だと思うのであるが、お調べの上、訂正されることをお勧めする。



さて、その伴理の理路整然解釈の中に、私の一文に対する疑問の念が記されているが。
「出演者がくり出した表現によってステージ上において、非日常的な効果を与えるという`行為’を`異化’とするならば、それがステージにおいて`異化作用’をもたらさんとする出演者に`異化された’がかかるのはちょっと違う気が~」
のくだり。
うん、、、

実は出演し終えて思うことであるのだが、異化されたのは誰で、異化したのは誰よっつう事。
我々出演者が異化作用をもたらしたのか?
非日常的な効果を観客に与えたのか?

私の7月7日の駄文における三省堂の辞書の説明文1.の、
「ある程度違う2つの要素が近接する場合、双方の共通点が減じ差異が一層増大する」
から考えてみるとだね、何か、異化されたのは我々出演者だって気がしてくるんだわよね。

誰に?

あはははっ!満面の笑みのアピアパパにだよ!
そう、主催者が、我々出演者及びその表現に接する観客を非日常に誘って、まとめて異化してくれちゃったって訳だわよ。
だっから、私に、なんで朗読なんだって文句言っちゃう訳よ。
`ある程度違う2つの要素’に引っかかる訳よ、私の朗読が!

そう考えると鯉幟は逆に説明がつく訳よ。
出演者を鯉幟に見立てりゃいい訳よ。
真鯉が紀さんで緋鯉がゆえさんで、子鯉達が恋川春町等々って訳よ。
吹き流しなんてのもあったっけか?そりゃあ誰の事だって訳よ。
そんじゃあ`異化された夏’の夏はなんだってぇのよ。
そりゃあ伴ちゃんの言う通りよ。
「異化作用をもたらす背景としての季語」
以外の何ものでもないんだわよ。
あははははっ!!
自己解決。


いずれにしてもだ。私が以前に指摘した通り、`わかりにくい’タイトルなのである。
にもかかわらず、多分、このspecialは続くとみた。
次回はなんだ?
`異化されたクリスマス’か?
いやその前に`異化された日本晴れ’なんてぇのは、どうだね!

トリの重責

2008-07-10 22:35:52 | Weblog
先日も書いたように、別にイベントだからといって、格別ライブの内容をその為に吟味するという事もなく、その時にやりたい内容でやっている。まぁ、ろうそくショーの時は、ろうそくの明かりで弾けるピアノとか考えたけど。
また、ライブのトリを取るという事に特別重圧を感じる事もない。重圧なんて、ライブ自体がそもそも重圧なんであるからして。
しかし、今回は困った。

ライブ前のリハーサルは、逆リハと言って、出順の逆にリハをやるのが通常。
つまり今回で言うならば、本番の最後に出る私からリハをやった訳だ。
リハ直後、「なんで今日、朗読にしたの?」とパパからお小言を喰らう。
一応以前にレイク氏には朗読やるって言ってあるし、いいよって言われたよ~って言い返してみた。
↓のブログ読んでの逆襲か?とも思ったが。(笑)
しかし、本番2番目出演の、たそがれ龍生氏のリハを見て、こりゃーまずいと思った。

セットリスト2つ目の「平和の国のNEEDS」は、このところやっているように、オフマイクでステージを歩き回って語るスタイルで考えていて、リハでもそれでやったのだが、2番目の龍生氏、4番目のアオケンと、これだけポエトリーパフォーマンスが重なると、ライブ全体の流れとして、くどくなってしまう。
証言の朗読は、この日どうしてもやりたい事だったし、これは完全に‘朗読’なので、むしろ両氏とコントラストが付くと思ったが、「NEEDS」はどうするか…
しかたがないので、以前「未明」でやっていた即興で詩にメロディを付けるスタイルに変更。
何しろ「NEEDS」の歌版は2年近く歌ってない。他の曲も思いつかないので、「NEEDS」の歌詞を書き出して準備したものの、おうちでもやった事ないのに、本番でいきなり出来るんか!パパにも「歌を多くしてよ。」と、しつこく言われるし。(笑)
妙なハイテンションでステージへ。
おかげで、お咳も驚いて引っ込んじゃったのかもしれないわ。(笑)

案の定、変ちくりんなものをやってしまった。どんなものになったのか、録音をまだ聞いてないのでわからない。
正直、聞きたくない。安野は、あれが良かったですよ、とか言ってくれたが、あてになるかどうか…(笑)

私のライブ内のバランスは少し崩れたように思うが、この日のイベントライブのトリとしては、何とか締められたようだ。アンコールを頂いたので、そう思おう!(笑)
こういう意識を持ってライブをやるのは、始めてだなぁ。
とか書いたら、怒られるかなぁ。



[競演者たち]

佐藤邦仁

また小憎らしい(笑)新人が出てきたな。
大人しそうな気弱そうな風貌の若者だが、すっ飛んだ感性豊かな歌詞。
終演後、伴理が熱心に話しかけていたようだが、うん、伴ちゃんは彼を好きだろう。
ラス前の曲でギターの弦を切り、「切っちゃった」と困り果てた顔をしてつぶやき、せっかくしいこちゃんが持ってきてくれた替えの弦を、張り替え中にまたブチッと音を立ててぶっち切り、結局アピアのギターを借りて歌ったラストの歌は、自分の醜さにぐいっと突っ込んだ秀作で、この若者の見掛けによらない芯の強さを聴かせてくれた。
その曲は、やるべきであり、聴けて良かったよ!


たそがれ龍生

かなり完成されたパフォーマンス、朗々とした美しい低音の声。
これまた新しいポエトリーパフォーマーの登場。
雑に言うと、天狗の里君を真面目にした感じ。
いやいや天狗の里君だって真面目だが(笑)、彼には遊びの部分があるからね。
詩にもう少し独特感があればいいのに、と、ちょっと思った。
なにしろ次が、


河内伴理
なので…

実は9月にまた二人でやろうと話していたのだが、私の健康管理の為ライブは月2回と定めたことで、彼とのユニットを断らざるをえなくなった。
伴ちゃんは快く納得してくれて、来年3月への延期を承諾してくれた。
しかしながら、彼の力強く美しい楽曲を聴けば、やっぱりやりたいなぁと切ない気持ちが沸き上がる。
ラストが「ユアマザー イズ マイマザ-」で良かった。「晩夏」をやられていたら、やっぱり9月やろうよ!とか言っちゃってたな。(笑)
そうそう、`異化された鯉幟’に関する理路整然とした解釈を`三角関係ブログ’に掲載してくれるそうである。コメント欄から行けますので、是非皆さん、お読み下さい。
そりゃあ、それを語るには彼が最も適任である。
何しろ彼は、しゃべれば爺臭いほど理路整然としているくせに、彼の書く歌詞は大抵、日本語としては意味が通じないのだ。
「田中眞紀子のオルガンの夜
 いいぞ! あらぬ鍵盤だけを叩け!」
なんだそりゃ!
でも、嬉し♪


青木研治

お客として来てくれたチバ氏の感想を聞いていると、この日のアオケンを見れなかったのは不覚であったようだ。ったって、自分の出番の前じゃ無理だわよね。しかも猛烈に乱暴な事をしようとしてる直前に!(笑)
良い意味で力が抜けていて、この日のライブの流れの中、絶妙なポジションで素晴らしく軽妙であったらしい。



こうして尊敬すべき親しき友たちと、しかし馴れ合いになるのでなく互いに表現の火花を散らしながら、ある時間空間を共に創り上げるというのは、なかなか良いものだ。
異化でありながら、その時間空間に観客とともに一体化するような不思議な幸福な感覚。
ライブに関わった全ての人と、ささやかなれど生きる喜びを分かち合えれば、それは幸福だ。
そんな幸福を、これからも少しずつ、一つずつ、積み重ねて行こう。

感謝

2008-07-09 00:52:11 | Weblog
まずは、天に!
数日前の灼熱が嘘のように、梅雨空に戻ってくれた。
あぁ、暑くないというのは、なんて素晴らしいのだろう!
しかも雨も降らないでくれた。
神に感謝する。


咳も止まってくれた。
咳の源は喉に頑としているのだが、ライブ前に咳込まなくて済んだ。
神に感謝する。



田中眞紀子ライブ セットリスト

1.水花火
2.平和の国のNEEDS(語り歌)
3.乙姫と白百合の記憶
4.ひめゆり部隊生存者の証言(朗読)
  ①一ちゃんは目を大きく開いて
  ②海に消えた順子さん
  ③死ねないで苦しんでいるよ
  ④白い花
  ⑤殺してくれなかった兵隊
5.セルリアンブルーの海

アンコール
  朱になれ


聴いて下さったみなさん、熱き競演者たち、お世話をかけたスタッフの方々、よい一夜をクリエイト出来て、幸福でした。
心から、精一杯の感謝を!



追記

今夜は帰宅が午前3時という事はなさそうである。
神に感謝する。

タイトルの研究

2008-07-07 02:26:42 | Weblog
7月8日(火)渋谷アピア(開演PM6:50)

昨日の子供たちspecial Vol.2
 「異化された夏」
    歌と詩の二重螺旋が織りなす反ー神話絵巻

に、出演致します。

が、、、


先日来、やたらにタイトルのついたイベントに出演させて頂いている。
まぁ、主催者が出演者を集めて、好きにタイトルを付けている、或いはライブの趣旨をタイトルに掲げて、それに見合った出演者を集めている、と勝手に把握し、私は大抵自分の好きにやっている。
まぁ、多少意識しないでもないが…

先日の`闇黒楼漫’なんかも、どうすっかなぁと思って、人間世界の暗黒の事実に浮き沈みする`愛’の究極の形… なんて感じで選曲してみたが、主催者のステージを観て、あら随分違うわぁ、と思ったもんである。
まぁ、いいんだろうけど。

この前のユニットが出た、アピアでこのところシリーズ化している`歌激か歌劇か歌撃だ’はねぇ、これはなかなかナイスなタイトルだと感心してんのよ。
独パンも、いつも小気味よいタイトルが付いているけど、もし、主催者に`このタイトルに即したライブをやって下さい’とか言われたら、相当困るよなぁなどど、つらつら考えている。

で、この、明日のライブのタイトルよ。
どうしたもんかしら?


【昨日の子供たち】

これはわかる。
今回、多分私が、一番遠い`昨日’の所持者であろう。


【special】

なんでスペシャルなのかね?
前回の竹内夫妻やワタクシが`特別’遠い`昨日’の所持者であるからして、そういった面々を集めるなら話はわかるが、河内伴理なんか、つい最近まで実際子供であったではないかね。

注)引きこもり中なので、ちょっと思考が嫌な感じに偏っている今の私である。


【異化された夏】

飛ばす。


【歌と詩の二重螺旋が織りなす】

これはわかるわぁ。
シンガーとポエトリーリーディングの人が交互に出演するのである。
わかり安い。


【反ー神話絵巻】

これもいいや。
きっと誰も`神話絵巻’はやらんだろう。

注)引きこもり中なので、ちょっと思考が嫌な人になっている私である。



さぁ、問題は、飛ばしたやつ。
【異化された夏】である。
前回は【異化された鯉幟】であるぞ。
なんだね、これは?

で、少し引きこもりから回復し出して元気が出てきた私は、辞書を調べてみた。

ブログにひっついている三省堂の辞書によると…


「異化」(名詞)

1.ある程度違う二つの要素が近接する場合、双方の共通点が減じ差異が一層増大すること。印象(心理学)、個人や集団(社会学)などにおける相互作用の一つ。

2.生体内の物質交代において複雑な化合物(同化物質)を…
(こりゃあ、違うわね。)

3.演劇美学の用語。日常慣れ親しんでいる文脈から物事をずらして、不気味で見慣れぬものにすること。ブレヒトの異化効果が典型で一種の目覚ましの作用を意味する。


もう一つ、ウィキペティアで調べると、

「異化とは、日常とは異なる表現を与え、非日常に一旦意識を落とし込むことによって却って日常のリアリティを生々しく喚起させることを目的とした行為、作用。芸術や文学、哲学、心理学で認められるが、多用すると今度は非日常が日常となってしまう為、効果がなくなる。」

だそうである。
こっちのほ方がわかり安いな。

あはは、なんか高校生の自由研究レポートみたいだぞ!!


ところで「異化する」「異化される」等、動詞の類は検索できなかった。

結論として、

非日常であるステージにおいて、`昨日の子供たち’たる我々出演者が`日常とは異なる表現’を繰り出し、また我々出演者がそれぞれの個の違いを鮮明に打ち出す事で、決して神話にはならない`日常のリアリティを生々しく喚起させる’、そんな夏。

って感じかしら?
`異化された’は出演者にかかる訳で、`夏’はその背景と受け取るべきだろう。
従って、前回の「異化された鯉幟」は、日本語の使い方として間違っていると言わざるをえない。
そんな鯉幟… では意味が通じない。

この鯉幟の解釈については、明日の競演者河内伴理ならば理路整然と論じられると思われるので、是非`三角関係ブログ’にて一文を掲載して頂きたく願う次第である。
明日の競演者アオケンはきっと、`オレ、わかるんですよ~’とかフィーリングでかわしてくると思われ、理路整然型の私の納得は彼からは得られないであろう。



さぁ、高校生級の稚拙な研究レポートを、偉大なるアピアに向けて喧嘩を売るが如く叩き付け、引きこもりから立ち直りステージに立ち向かわんとする私の決意を、暖かく受け止めて下さい!












夕立

2008-07-06 21:00:05 | Weblog
ギェ~ッ!
な、夏が来てしまった。
がっかりしている。

でも今日は夕立が降って、すぅ~っと涼しくなって、素敵だ。


咳は止まったが、結局私の身体は何かしら出したいらしく、咳が‘代わり’を引き受けてくれていたアレやらコレやらが急にやってきた。その他のアレやコレやも入り交じって、なんだか四方八方から押し潰されそうな、心身からの悲鳴が聞こえたので、仕事をさぼってやった。
今、プチ引きこもり状態。
何だか懐かしい、この感触。


明日からの社会復帰を目指すべく、素敵な夕立の後、パンを買いに出掛けた。
引きこもっていると、美味しいパンが食べられない。家人の食するパンは、てきとーな代物で私のお口に合わないのだ。
よって不機嫌になる。
よって益々引きこもる。
アホらしい悪循環である。

お目あてのパンを買って家に帰り着いた。
車庫から玄関に上がる数段の階段があるのだが、そこを上ろうとしたら、階段の最後の段に座っていたカエルと目が合った。

カエル。

いや~ん、どいてよ~!とカエルに言ってみたが、カエルは困ったようにのっそり横を向いてしまって、どいてくれないのである。
しかたなく、狭い階段を遠巻きに上って、事なきを得た。

庭にある池とも言えないような池から、彼も涼しさに誘われてお散歩に出たのであろう。
万が一、飛び掛かられてでもいたら、ショックのあまり社会復帰は延期になっていたに違いない。
私は、こういう事に滅法弱いのである。
散歩に出るのは自由だが、階段で一休みするのはやめてちょうだいよっ!