田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

ピアノの弾き語りで活躍する田中眞紀子のブログサイト。ホームページはブックマークから。

さぁ、私の番!

2009-09-28 03:57:17 | Weblog
アコギでのライブが見たくて、随分通って、その度にエレキで、さすがにワンマンならアコギもやるだろ~と思って、やっとこ見れました。
浅井永久のアコギライブ。
満足です!

それにしても表現手段の多彩なこと!
しかも、どれも半端なく丁寧に創り上げている3部構成のステージで、それぞれの尺の程もちょうど良く、見応えのある濃密なワンマンであった。
しかもしかも、お客さんの多いこと。
いつも、こんなに大勢のお客さんを、どこにしまってるの浅井君?(笑)

でもやっぱり、私、アコギのが良かった。
結局好きなんですな、こういうのが…。。


しかしなぁ、こう、多種多様なライブを連日見てると、半端なく疲労している私。
人のエネルギーを受けるのは、結構体力使うからなぁ。
夕べは練習サボってしもた…
ヤバいっっっっ!



そう、次は私の番ですからね!
お時間のある皆々様、宜しくお願い致しますよ♪


9月30日(水)

   田中眞紀子ライブ

     開 演  PM19:20
     料 金  前売2300円/当日2500円+ドリンク代
     競 演  竹原ピストル(from野狐禅)
           キクチノブヒロ(fromホーミータイツ)

お待ちしてます。
 

残念だが正解だった早退

2009-09-25 03:28:41 | Weblog
ここのところライブ三昧。
充実感一杯。
疲労困憊。

第110回独唱パンクは素晴らしかった。
ここのところ私の推奨ポイント、`引き締まったライブ’。
まさに締まっていた。

河内伴理がホンダリョウに魅かれないはずがない。
伴理はそういう表現者だ。
アイルビユアミラ(リョウ君)のオーケストラに合わせた渾身のドラムパフォーマンスに、受けた感銘を隠しもしない伴理の本気のステージ。
この日の空気は、この二人の若者が作ったと言っても過言ではない。
他の出演者がこの空気に感化されないはずがない。
そういう面々だからだ。

横顔がカルちゃんそっくりで、カルちゃん、どうしてこんな派手な格好してるの?と思ってちょいと肩を叩いたら、別人だった。
でも、ホント、そっくりだったの。
それがオルコシオダ女史であった。
ちょっと一服タイムに行ったら、もう終わってしまっていた。
締まり過ぎだ。
迫力のあるグラマーな、カルちゃん似の美貌の彼女の後に、グラマーが大好きなアンダーソン。1曲目が「おっぱい星人」とは、意識してのことか?
彼には独パンの旗が良く似合う。見ていて安心だ。
八ツ場ダム問題が、群馬の切り込み隊長アンダーソンの歌を、渋く力強く響かせていた。

ところで。
珍百景3時間スペシャルをビデオに取って、その夜見ていたら、栃木対群馬で争っていた。栃木には絶対負けないだの、群馬に負けるはずがないだの。
栃木の`スープ焼きそば’(ラーメンの醤油スープの中にソース焼きそばを入れたもの)と、群馬の`リンゴおこわ’(りんごジュースに一晩?漬けた餅米に、リンゴのスライスを入れて炊き込んだおこわ。ごま塩をかけて食べると絶妙だとか)の対決は、栃木が勝っていたが、それより栃木にしか売ってないという`レモン牛乳’が、私は気になった。
伴ちゃん、美味しいなら今度買って来て~!

先日血刃了企画で見た本原章一氏のダンス。こういうの大~~~好き!
花火を散らすのは彼の趣味なのかぁ。(見てない人には、わからないね。見てのお楽しみね~)
こういう系統のダンサーは上半身裸がよくあるスタイルだが、彼のベストスーツという衣装は、彼の美学なのか。
日比谷カタン氏は、以前独パンに出た時に見ている。もう6年経つの?あれから…
確かに以前はMCに落ち着きが無かったけど(笑)、「っていう方向で」って口癖が好きだった。
前はギターに猫が付いてたのに、いなくなってた。
彼は、完璧なエンターテイメント・パフォーマーに成長していた。
凄腕ギター、高い歌唱力、絶妙なMC、突き刺す言葉、その美貌。

そして。
本原氏の作った世界をカタン氏が壊し、本原氏とカタン氏の2人の色男が作った世界を、群馬の切り込み娘サトチエが粉砕。この作っては壊し、作っては壊しの世界観の連なりが、まさに独唱パンクの醍醐味だろう。
しかもサトチエは、自己粉砕するのだ。自らの透き通った声で築く癒しの世界を、自分で切り込んで粉砕するのである。
彼女と同質のシンガーは、ちょっと見当たらない。私の憧れのローラニーロ的であり、嫉妬を感じるものである。

事前に主催者氏に、疲労しちゃうからサトチエが終わったら帰ると断りを入れてあり、ここで失礼した。
このように引き締まったライブなら最後まで見れるとは思ったが、翌日も必須のライブがあったので、意を決して帰宅。非常に残念であったが。
しかし、ここまでで充分に素晴らしい、満足度の高いライブ観戦であった。


翌日。
私の企画に参加してくれる、YT氏のライブに行く。
YT氏は良かったんである。珍しく酒抜きで歌っていたとかで、声も出ないし、、とか言っていたが、よく歌詞が入って来て、ギターの音もソフトで、その世界にマッチしていた。
締まっていた。

しかし、他の方々が、あまりにも、あまりにも、あまりにも、、、

しかし、しかし、事務的な事情で最後まで居る必要があり最後まで居たが、YT氏も途中で抜け出し(精算という理由で。いやに長い精算ではあった。)、私は最後にはトイレに逃げ込んでしまった。

良いのだ。
色んな世界があるのだ。
ただ、私の性に合わないだけなのだ。

前日、最後まで聴いていたら、この日最後までいる体力気力は絶対なかっただろう。疲労困憊である。
YT氏を見に来た、女の子みたいに可愛い若い男子と、打ち上げで憂さを晴らせたのが収穫でありました。
頑張れば、良いことある!

YTさん、どうぞ宜しくね♪









お題

2009-09-19 03:37:09 | Weblog
「帰れ!」

アオケンと川上テルちゃんと、アピアライブが終わった後、渋谷へ飲みに行った。
なんかハイロの準備があるみたいで、早々に失礼した方がよいかな~、と思って。

渋谷アピアに向かう歩道橋を上がる。
ここを渡ると、ライブだ~ってテンションがあがるんだ、とテルちゃん。
歩道橋を左に降りて、ガード下の何とかいう飲み屋に入った。
20年近くこの辺をウロウロしてるけど、初めて入ったよ。
開けはなった店の扉から吹き込む風が、秋だった。

2人がビールを1杯飲んで、良い感じに口が回ってきた頃、横の座敷に座っていた一団のおっさんが、同席していた若いもんに、怒鳴りつけだした。

「帰れ!帰れ!帰れ!」

10回か20回か。
繰り返し怒鳴った。
店の客、みんながし~んとして注目。

おっさんが静かになったと思ったら、そのおっさんが帰っていた。

表現者一団の我々、持っていかれて悔しいだの、怒鳴りにリズムがあっただのと盛り上がる。
「帰れ!」で皆、詩を作るか!

アオケンはさっそく良いのができたらしい。
テルちゃんも私も、そのうち。

この3人の、このタイミングで、この「帰れ!」。
こういうの、素敵です。



こんな、アピアぁな夜はいい!

2009-09-16 02:55:12 | Weblog
いいライブだったなぁ。
函館くんの時と違って、お客さん少なかったけど(笑)。


結局残ってたの出演経験者だったけど、歌う側も聞く側も真っ向勝負。
懐かしいと思った。
私だけじゃなく、浅井君もそう思ったって。
渋谷アピアの感じだって。
それが懐かしいって。

やっぱり人が空気を作るんだね。

ニャンテ様の看病の為、今日がアピア一応最終のかずさまの決意に満ちたオーラが、今日の空気を作っていた。
新人の弘夢君は若々しく初々しいステージを全力で。
高橋小一君は、アピアらしい放ちのエネルギー。
早川理史君は、アピアらしい内に秘めたエネルギー。
聞く側はそれを真剣に受け止める。
本気のキャッチボール。

こうでなくっちゃ!
人と人が場を作るんだから。


そうなんだ。
いくつものこんな夜が、私を、皆を育ててくれたんだ。
出る者としても、聴く側としても、積み重ねてきたこんな夜が私を創り上げたのだ。
凄く腑に落ちるものがあった。
これが`目的’でもいいんだって。
だって`本気’以外に、目指すものなんてないじゃないか!


アピア40の、今までとは異なる風景の中に、居慣れた空気が、場が展開していた。
やっぱり、アピアだった。
それを拾えたこの夜。
お客さんが少なかった分、逆に何だか得した気分だな。



ところでぇ。
遅くなりましたが、アピア40の出演者の皆様に業務連絡ですぅ。
赤いカーテンは再び締められましたぁ。

マスターに聞いたら、照明の効果上、基本的にはカーテンは締めるそうです。
ブルーの壁だと、赤のライトが使えない(色が効果的に出ない)んだそうです。

はい。

挑むところ、客あり!

2009-09-14 03:49:20 | Weblog
栄東さんと、哀愁に満ち満ちたひとときを過ごしたアピア40で、翌日、哀愁もへったくれもない、元気なにいちゃん達のライブに遭遇する。




このブログで口約束したもんだから、函館くんの友情山脈を、彼らのお客として入場し、観戦した。
ところでびっくりしたのが、場内、結構満員状態だったこと。
誰のお客?
さらにびっくりしたのが、函館くんの、その友情のお相手が、それこそ目の覚めるようなイケメンで、目を見張るような男前の函館くんとのコントラストが凄まじかったのである。

しかしながら、見かけとは全く関係なく、渋谷より広いステージを有効に使って暴れ回る函館くんをしっかりと下支えして、このコンビの濃密さが見てとれた。
後で聞いたら毎週練習してるんだそうだ。
出番前に「挑んでくるね!」と言いながら向かって行った函館くん、1人でやってる時より、真面目度がアップしてる。
1人でやってたって、相当真面目なのにね。
真面目で熱くて、最高に楽しい!
素晴らしいステージだった。

帰りがけ、カウンターで小耳に挟んだ。
函館くん、ギャラが出る、と。
「向かうところ、客なし」を、返上できる日は近いかも!




それでも函館くんは、ほのかにただよう哀愁を、凄まじいエネルギーに内在させていたりするけど、本当に`へったくれ’もないのが、友情山脈の前に出たホーミータイツであった。
ホーミーにしても、ステージが広くなったことが非常に彼らに良い作用をしていて、動きが自由で大きく、それがライブそのものをヒートアップさせているのであった。
これは困った!

実は私は、11月にアピア40でワンマンを予定していて、5月の松浦キノコのようにオープニングアクトをお願いしようと、ホーミータイツに依頼する目的もあり、この日アピア40を訪れたのであった。
しかし、このステージを観て、オープニングアクト、つまり前座は無理と判断した。
そりゃあね。
陰々滅々の破壊系前座ならば、この田中眞紀子、真っ向から受けて立つさ!!(笑)
まぁ、心構えの問題もあるが、空気の色の問題ね。
しかしながら、破壊的お笑い系では空気の色があまりにも違うので、その日一日のライブ、と考えた時、ただ並べてライブをやったのでは混じり合わないことが想像される。
心構えだけでは、解決出来ない。
従って、ワンマンの前座ではなく、ツーマンライブとして構成を考え、私との絡みも作り、できればステージを大きく使って彼らの特徴をふんだんに活かしつつ、私としても、今までにない田中眞紀子をやってみよう。
それこそが、これから私のやりたいと思っていたことなのだ。

ホーミータイツも喜んで応じてくれた。
きっと凄いライブになる。


ところで、友情山脈とは違い、ホーミータイツは月に1回くらいしか練習をしないそうである。
しかも、友情山脈ほど、仲が良さ気でもない。(真意の程は不明。これから解明できそうだけど!笑)
しかしながら、それでいてこの呼吸。
素晴らしい!




この日のライブを予感させるように、学芸大学に着いたらゲリラ的大雨にぶち当たり、靴、及びパンツの足元から30センチ上までが完全水浸し。
アピア40では靴を脱いで過ごして、なんとか乾かしたが、結局、栄東さんのライブの前日に治した風邪さんが帰ってきた。
鼻をかみ続けて過ごしている。










秋の言葉

2009-09-12 02:44:52 | Weblog
ちーん、、、
と、喉が痛い。
しまったぁ風邪が来たぁ!
の木曜日。
ムクムクと喉が腫れてくるのがわかる。
これはいかん。

運良く休みを取っていたので、ビタミンC関係の食物を接種して、布団の中へ逆戻り。
薄着で夜更かし、そのまま寝た罰だ。
もう、着る物を変えていかないとならないな。
ライブ前日、ピアノを弾きたいところだが、夕方になっても眠たいと身体が言う。
多少熱もあったんだろう。
そのまま寝倒して夜中にむっくり起きたら、喉の腫れはすっかりなくなっていた。
へぇ、やれやれ助かった!
そうして現金なもので、治ってみるとライブ前日にピアノを弾かなかった事を後悔したりする私。
罰よ罰!

8年目の9,11は、残酷なほど爽やかに晴れ渡っている。
出掛けに玄関を開けた時、つーん、と銀木犀の匂い。
もう、秋だ。




ライブ前はいつもの渋谷のスタジオで指ならし。
ここまではいつも通りだから、変な感じだ。
電車に乗って学芸大学へ向かう。
ローチ君がうっかり、渋谷で降りてアピアに向かい、途中の喫茶店の前で気が付いたと日記に書いていたが、その気持ち、凄くわかる。
この違和感に慣れるのに、結構時間がかかるだろうな。
15年の私がそうなんだから、30年近い栄東さんはどんな気持ちかしら?




「秋が今年は早い気がします。」

というコメントに乗せながら最初は借りてきた猫みたいだった、と栄東さん。
やっぱりお客さんの空気をつかんで、ステージを自分のものにする力は見事!
入って来いという無言のアピールに、次はもっと早く反応しよ!
ちょっとビビってしまったが、頑張って思い切って乱入。
音のバランスがどんなか心配だったが、さすがアピア、全く問題無し。
それどころか、今度からは栄東さんを見ながら弾けるので、私としては最高に弾き安かった。
うん、楽しかった!




「今年は俺の節目の年だと思う。」

そう言う栄東さんが持って来たのは、40年前に買って、初めてアピアに携えたというギター。
ギブソンの何とかいうヤツで、ボディが剥がれるといかんからとアロンアルファを持ち歩いていて、どうしても現役で使いたいからと20万円かけてネックを直したんだそうだ。
修理をする職人さんから、ボディが欠けたら、欠片を捨てたらダメだと言われてるそうである。
そのギターのボディを、後で松下さんがヒヤヒヤしたと言うほどゴツゴツと、栄東さんは叩いて歌っていた。
金沢栄東がギターのボディを叩いて歌うのは、11年連れ添って初めてのことである。



「歌い出した時と同じように、このギターでこうやって、キッツいブルースを歌って行きたいんだ。」




本編の最後。

「マネージャーの松下さんが、夜遅いのはしんどいって言い出したけど、俺は今まで通り歌いてぇなぁ。」

って、独り言がフレーズにとけ込むように歌うのを聞いて、思わず涙が出た。
この前、母親が入院した時に私が思ったのと、同じ事をいうんだもん。




それは刺激的というものではなくなった。
むしろ、安堵感のある場になった。
11年前は、あんなに怖かった栄東さんのステージ。
彼との年3回のステージは、自分の成長が確かめられる場。
それは喜びから寂しさに変わりつつある。
だから実家に甘えるみたいに、ずっとやって行きたい。
お小言を喰らう喜びを、噛み締める為に。




今まで通り歌いてぇなぁ。



思い出すと泣きたくなる。
秋の言葉。



インスピレーション

2009-09-10 02:28:57 | Weblog
それが欲しい。
次に進む為の刺激。

今夜見たアオケンは最高に素晴らしかった。
もしかしたら、今までで一番かも!
ここのところ、やたら彼を見ている。
面白そうなライブに、しょっちゅう彼の名があるからだ。

『俊読』というイベント。
`しゅんどく’と読む。
谷川俊太郎を招いて、彼の詩を色んな詩人が自分のオリジナルを交えて朗読するというもの。
アオケンは、敢えてライブハウスでポエトリーを!と頑張っていて、ミュージシャンに混ざって彼を見る事がほとんどだった。ワンマン以外ね。
というより、ポエトリーリーディングは、ミュージシャンに混じってしか、私は見たことがない。
一度ポエトリーのみのライブも見てみたいと思っていが、この面々をチラシで見た時は興奮したね。
別に谷川俊太郎さんのファンじゃないけどね。


   ジュテーム北村・・・お名前はかねてより
   加藤亜由子・・・・・・この子は知らない
   青木研治・・・・・・・・おなじみ
   三角みづ紀・・・・・・どんな発展をしているか
   桑原滝弥・・・・・・・・久しぶり
   谷川俊太郎・・・・・・へぇ、、、


原宿クロコダイルは外から見た事はあるけど入ったことはないお店。
入ってみたら、まぁ、居心地の悪いこと!
不必要におしゃれでさ。
1人で行ったから余計居心地悪い。並木君をみつけて挨拶したけど椅子の都合で側に行けず。てか並木君も居づらそうで…(笑)
おしゃれな上に客層が違うのよ。
ミュージシャン、いない、見るからに。
詩が好きな人の集まりって、皆さん頭がよさそうな感じで。
馬鹿っぽいアタシは、すごく場違いな感じで。
うーー、早く始まらないかなぁと思っていたけど…

始まったらもうステージに夢中!
谷川さんが彼のファンなんだというジュテーム北村は、納得のパフォーマンス。
でも仰天したのは、`知らない子’加藤亜由子ちゃん。
この`間’は何?
真似したい!!
後1時間くらい聞いててもOK。
そうね、どちらかというと、あやはことり系かしらね。
私、この系統に弱いのよね♪

そしてアオケン。
なんか、居心地がよさそうだったんだ。
敢えてライブハウスに出てるという挑戦的な匂いがなく、居るべき所に居るという安堵感の上に最大に解放されている感じだった。
無理がなく、生き生きしていた。
しかもお客さんに人気でさ。彼がこんなに人気者っぽいところを見たこと無いなぁ(笑)。それが更に彼をノセているようで。
その開放感と新しいマイクスタンドパフォーマンスの威力で、なんだか遠い人に思えるくらい、素晴らしいステージなのでした。

三角みづ紀は期待以上に進化していて、やはりこの子はスペシャルだ。
その言葉は、嫉妬を感じる。
私が嫉妬を感じる言葉`使い’人は、この子と竹原ピストル。
桑原滝弥が主催しているこの会。前回は音楽とのコラボだったそうで、谷川氏が指摘して、今回の音楽のない、本人の言葉の力だけのステージになったようだが、私はこの回を見れてよかったと思う。
滝弥氏本人は前説をやったこともあってか、自分のパフォーマンスは短かったが、逆にそれが効いていた。
最後の谷川氏も短めにまとめていて、ライブ全体が見事に締まっていた。

これなのよね。
私が目指すものも。

締まったライブ。
物足りなくてもダメ、too muchでもダメ。

これから企画を考えてる私には、大変勉強になるライブであったのと同時に、自分の作品やパフォーマンスの種をたくさん拾った。
あぁ、どうやって活かして行こうか!
ちょっと自分にワクワクしている。
嬉しいひとときをありがとう!



さぁ、そろそろエンジンをかけてくぞ~♪


9月11日(金) 学芸大学アピア40

  金沢栄東(vo.g) with 田中眞紀子(p)

      開 演  PM19;20
      料 金  前売2300円/当日2500円+ドリンク代
      競 演  いたづらマニア(vo.p)・minoru(vo.g)・アトム(vo,g)

グランドピアノとの本格的な闘いのスタート。アピアの音は日に日に進化している。7月のオープン時とどのくらい変わったか体験できる楽しみと、栄東さんと合わせるのがどんなもんか、一緒にやってる時間が長いだけ逆に不安なのと…
久々にいたづらマニアちゃんが聴けるのが嬉しいな。



9月30日(水) 学芸大学アピア40

   田中眞紀子(vo.p)ライブ

     開 演  PM19:20
     料 金  前売2300円/当日2500円+ドリンク代
     競 演  竹原ピストル(vo.g)・キクチノブヒロ(vo,g)

そう、嫉妬の対象・竹原ピストルと、殴り込みお笑い熱血シンガー・ホーミータイツのキクチとの幸せバトルライブが近づいてきた。
全力で挑む喜びを堪能したいです。
絶対、見ないと損!!


お待ちしています♪


模様替え

2009-09-02 23:48:21 | Weblog
`暑い´のと`暑くない´の体感差は、身体に堪える堪えないの違いを実感させてくれる。
やはり暑くないのは良い!(笑)


さぁ新学期のごとく、心も身体も頭も清々しく切り替えようと、久々のアピア観戦。そしたらカーテンが開いていた。壁にかかっている、あのえんじ色のカーテンね。後ろにあるブルーの壁が出ていたのである。
そのせいか、アンダーソンに違和感がなかった。似合わなかったのは、胡蝶欄だけでなく、カーテンもであったと気付く。
特にライブレポは書いていないが、アピア40開店以降お馴染みの人達の初40を随分観戦し、似合わないと感じたのは何もアンダーソン1人ではないのである。
このお店は案外、出演者を`選んで’しまうかもしれない、と正直思ったりした。個性の質によっては空間にそぐわない感じで。
それを生み出しているのは、実はカーテンだったらしい。

アオケンの初40を見に行ったとき、「このベタな感じは、利用しちゃった方がいいですよね」と言っていて、アオケンのパフォーマンスは空間にとても映えていたのであった。
しかし別の問題があってね。この日彼は赤いシャツに赤いネクタイをしていて、しかも髪も赤いから、後ろのカーテンの赤と被って色彩的に好ましくなかったのである。だから今度はシャツを青にしたら良いんじゃない?と進言し、2回目はシャツを青にしたそうなのだ。
どうする、アオケン?
今度はバックがブルーだから、シャツが赤でタイが青の方がいいかもよ~!(笑)

いやいや、笑い事ではないな。
だから、このお店の壁の色の強さというのは表現の計算に組み込まないと、損をしたり失敗になったりするような質のものなのだ。
座席のレイアウトもしかり。
11月に私の企画のライブをする事にしているが、座席もカーテンも含めてワガママやらせてもらわないと!と強く心に決めた。
それも私の表現の一部よ。
お店の表現にしておいてはダメだわよね。
ライブ中のカーテンの開け閉めも有りだわよ。
パフォーマンスにしちゃえばいいんだから。

灯火竹根さん、つまり、くぼあつこさんを久々拝見しながら、その点グランドピアノは特だと思った。楽器の姿が優美だから、カーテンにも青壁にも左右されないのである。
声量がないからピアノではあまりやらないと言ってたけど、確かにキーボードは竹根ワールドではあるけれど、ラストのピアノでの歌は際立ってよかったよ。
この日はアンダーソンも凄くカッコよかった。照明がギンギンで(笑)歌もギターも良いエネルギーに満ちていた。政権交代直後に歌の内容もマッチしてたし。
アグネス・ラムから河合奈緒子に変えたのは、いかなる心境の変化かしら?(笑)
「広島」は季節モノにしなくても、歌詞が充実してきたので常時歌ってよいのではないかと思ってます。

フム、身も心も頭も清々しくなりました!

責任は我にあり

2009-09-01 12:00:43 | Weblog
台風一過で真夏の様相だが、出勤の同じ時刻でも日陰が長くなっており、確実に季節が移っているのを感じる。


それは簡単な行為だった。
出勤の途中で、長蛇の列といえど5分も待たず、やたら柔らかい鉛筆で候補者と政党名を書き、ポンっと箱に入れるだけ。
そしたらエラい事になってしまったよ。

投票という行為は何度もしてるが、こんなにモヤモヤした気持ちになるのは初めて。
投じた票に責任を感じることは、今までなかったな。票を投じた人が当選して単純に嬉しかったことはあるけど。
政権交代に対する気持ちは`嬉しい´というより、喜ばしいという冷めた感覚でありながら興奮は禁じ得ず、それは`私がそれを選んだ´という、そしてこれから起こっていく事に部外者的な安易な発言は出来ないという、義務的な感覚が伴うからだろう。
義務とは、どんな時もどんな事でも、心が重いものである。

民主党の2大重鎮の一人、藤井さんが、良い事を言っていた。
ニュースキャスターが脱官僚に関して質問してる時、「要するに人の問題なんですよ。」と。
「立派な人(議員)をその場所に置けば、周りの人(官僚)は必ず着いてくるんです。」

真理である。
人間を磨いた立派な議員が、たくさんいてくれる事を願う。