積み重ね

うんん、何とか入試には受かってるかしら…

長年、栄東さんのライブに来てくれてる方から、「寄り添ってる感じで、今までで一番良かったんじゃない？」と言われ、マネージャーの松下さんからも、凄く楽しそうだったと言われ、「長年の積み重ねだねぇ」と。

落ち着いていた事は確か。
中年ぽくどっしりしてた気がする(笑）。
しかし、これが‘大人のブルース’か？
少々違う気がするな。
探求は、まだまだ続くな。

栄東さんが、しきりに‘昔のアピアを今日は思い出してしまって…’とライブ中に語っていたが、確かにプレジー三ちゃんも小川生君もアピアの匂いがぷんぷん（笑）。
この日の出演者は皆、声に特徴のある音色の良いシンガーばかりで、聴き心地がよかったなぁ。
声の音色を聴かすって大切だ。
ワンマンでは意識しようと思った。長丁場のワンマンでは、多分非常に重要な事だろう。
小川君はまだ若いから、彼の持って生まれた天性の声だと思うが、三ちゃんや栄東さんの声は、天性のものを長年の積み重ねで磨いた音色がする。
私の声にも、そんな色があってくれれば、と願う。
それを活かすには、いかに飾らずに真っ直ぐ歌うか、だ。
最近、自分の歌い方に妙な癖が出て来たのを感じるので、この日のライブは良い戒めになった。


そのうち三ちゃんがＹｏｕＴｕｂｅに、栄東さんと私のセッション部分をＵＰしてくれるらしいです。
是非ご覧ください！


さぁ、卒業試験に向かうか！（笑）
目指すは、中年らしくどっしりと構え、少女のように初々しい心持ちで、、、
です♪
あははははっっ！！



２月１１日（金祝）　学芸大学アピア４０

　　Macky's House vol.6
　　　田中眞紀子ワンマンライブ
　　　　　　ゲスト　石塚俊明（dr）

　　　　開　演　　１９：００
　　　　料　金　　前売２３００円／当日２５００円＋ドリンク代



２月１７日（木）　高円寺 Mission's　

　高架下のユース season.22

　　　　開　演　　１８：３０
　　　　料　金　　前売２０００円／当日２５００円　　
　　　　出　演　　灰野敬二
　　　　　　　　　　鳥を見た
　　　　　　　　　　田中眞紀子 with 山崎怠雅
　　　　　　　　　　爆弾しょった子供たち
　　　　　　　　　　PANAproject

言葉なんて覚えなければよかった。

何となく距離をおきたい感じで、アピア４０の開店日に聴いて以来、随分とご無沙汰していた友川さんのライブに行きたくなったのは、トシさんに私のワンマンのご相談に、という目的だけではなく、ミチロウさんのトリビュートアルバムに入っている友川さんの唄を聴いたから。
急に、どうしても聴きたくなったのだ。
そんな事もあるんだ。
そして、そんな時、ライブをやり続けて下さっているという事も、凄く有り難い事なのだ。


相変わらず大入り満員。
若い男の子達が最前列を占めている。
ミチロウさんにしても佐渡山さんにしてもそうだけど、こういう若い人達の心をわしづかんでいく力強さは、御大の方々の衰える事が全くないその魅力と共に、今、巷に流れる音楽の力の無さをも物語るのだろう。
しかしながら、ライブは１９：３０にスタートし、アンコール含めて２２：００に終了。随分あっさりしていた。

それでも、友川さんのライブは、以前と全く変わりない。
必ず一つ、大きなお土産をくれるのである。
後半、ステージのボルテージがマックスになった時、おじっちゃの事を歌っているのは判るのだが、マイクから２０センチ以上離して歌うので、言葉がほとんど入ってこない。
そこにあるのは、トシさん、マサさんを取り込んで、音楽でもリズムでも詩でもない、ただただ情念のみ。
そして次の歌の中に出てきたのが、
「言葉なんて覚えなければよかった！」


意味のない、役に立たない詩を書いてるんだ、と友川さんは言う。
音楽に、言葉に、何らかの意味を持たせる事で、自分の人生を成立させようとする私を、彼から受ける感動が容赦なく打ち砕く。
そんな友川さんに感化されて活き活きと発するトシさんを見ながら、はぁ、どうしたもんか… と落っこちてしまう私がいる。
マスターの言うように、トシさんに身をゆだねてしまえばいいんだろうが、トシさんを私の表現に取り込みたいという強欲が渦巻くのを、今の段階では断ち切れないのが本音だ。



何故、距離をおきたかったかと言えば、友川さんは私にはアピアの象徴だからである。
私のやる事なす事、真っ向から否定してくるのに、そこで闘う事に安住してしまう空間。
そこから｀卒業´したくて、アピア４０になってから、ずっともがいて来た。
今回、トシさんが声をかけて下さったのは、私がもしかしたら色んな事から卒業できるかもしれない、と感じ始めていたタイミングであったのだ。
だから、意を決してお願いしたんだけど。

多分、私にとっては、卒業試験みたいなもんなんだな。
それこそ、意味ないんだけど。
卒業試験なんて形を拠り所にしたいだけなんだ。試験に受かろうが落ちようが、卒業出来ようが出来まいが、全然意味ない。
形を拠り所にしようとする段階で、話にならない。

わかってるんだけどね。
わかってる事を、嫌というほどわからせてくれる日になるんだろうな、今度のワンマンは…
願わくは、そんな強欲の渦から解き放たれる、美しく清らかな時間が、一瞬でも多くありますように。

一年半降りにお会いしたので、友川さんに「お久しぶりです」とご挨拶したら、本音か冗談か、「どちら様でしたかな？」と言われた(笑)。
名前を名乗ったら、「おぉ！」って。
何の「おぉ！」かしらね。

時間は私の思いなど関係なく、過ぎてゆく。



明日は金沢栄東さんとのセッションがある。
私にとっては、栄東さんとのライブは、入学試験みたいなもんだった。
そして私は、実は未だに入試にも受かっていない気がするのである。


１月２１日（金）　学芸大学アピア４０

　　金沢栄東 with 田中眞紀子

　　　　開　演　　１９：２０
　　　　料　金　　前売２０００円／当日２３００円＋ドリンク代
　　　　競　演　　小川生・プレジー三吉




２月１１日（金祝）　学芸大学アピア４０

　　Macky's House vol.6
　　　田中眞紀子ワンマンライブ
　　　　　　ゲスト　石塚俊明（dr）

　　　　開　演　　１９：００
　　　　料　金　　前売２３００円／当日２５００円＋ドリンク代

チバンゲリオン

１月１０日 学芸大学アピア４０


それは、殺人事件の犯人が逃走している目黒区内で、出演者２台の車が右折禁止で罰金を払うという不穏な空気の中、あり得ないほど開演時間ぴったりに始まったのだった。



１月１０日　学芸大学アピア４０
『チバンゲリオン』


チバ大三が所属する、全てのバンドやユニットを一堂に集めた、超気合いの入ったイベントである。

チバ・チバ・イトウ（即興舞踏）、骨肉ビール、血刄了を軸に、出演者によるこの日限定とも言えるユニットが散りばめられ、濃厚にしてバラエティーにとんだステージが展開された。
軸になる３つのバンドは、ミュージシャンチバ大三の多芸多才ぶりを、限定ユニットは、プロデューサーチバ大三の抜群の組み合わせセンスを、それぞれ遺憾なく発揮。馴染み感と新鮮さを合わせ持つ、全く飽きのこない進行であったと思われる。

私の部分で言えば、骨肉ビールの相方、斉藤睦氏との思いがけないほどの相性の良さ。斎藤氏の「風呂場から海へ」という曲にピアノを入れてくれとのチバ君のご指定であったが、この絶妙のマッチングをイメージするところがさすがだな。
私の「未明」に、今までにない関わり方を打ち出してくるチバ君の発想力も凄い！　まさかまさか言葉で介入してくるとは思わなかった。初めてスタジオで彼に‘歌われた’時には、しばらく笑いが止まらなかったなぁ。
一年ぶりの血刃了とのトリオも、さほど練習しなくとも息が合っていて、特に「虫」は楽しかった。

限定ユニットでは、ダンサー伊藤文恵とホンダリョウのコントラバスによるダンスパフォーマンスは、是非今後も続けて行って欲しいステージだったな。仙台と東京だけど、長距離バンドなんて今時珍しくないし！
むっちーと私のデュオも、また何らかの形で実現したいものである。

全体の中で、比較的爽やかなポジションを私は務めたのではないかと思うのであるが、そう言ったら、ハルミちゃんや青ちゃんに「いや～～、、　×××」と否定される。
そんなことはないであろう。
飛沫を飛ばしながら歌い叫ぶチバ大三より、スキンヘッドから湯気が湧き立つ斎藤睦より、暴れ馬のようなホンダリョウより、運動量激しき不思議ちゃんダンサー伊藤文恵より、色とりどりの電動肩揉み器をドラムの上で踊らせる、私には何をやってるか皆目分からないパーカッショ二スト千葉博之氏より、私はすっきり爽やかであったはずである。

まぁ、いいや。
とにかく、アーティストチバ大三の集大成でありながら、これから何かが始められるような、ここから何かが発展する起点となるような、素晴らしいイベントになったと思うよ。
チバ君ご本人は、歌い切ったぁ、というより、段取り段取り段取り（笑）だったようだけど、お疲れ様でした！
また、面白い事、何かやろう！！

バカバカしさの極地としての芸術

それを、あえて芸術と呼ぼう。
やってる本人達は、みんなバカバカしいとわかってやってるのだ。

そう、バカバカしい方が、その真剣度、本気度を圧倒的に問われるのだ。
芸術、とは、本気、の事なのである。

今夜、凄まじく本気の芸術家達がアピアのステージに集う。
バカバカしいまでに本気を追及するエネルギーの持ち主達ちのステージを、是非目撃して欲しい。
私も、こんな時間に日記をUPしているが、みんな、さっきまで今夜の為に何やかんや、やってたみたいだ（笑）。

私は、内田裕也のロックの番組を見ていて、何やかんや考えていた。
その前に‘はじめてのおつかい’も見た。
おつかいする子は、みんな本気であった。
ジョー中山は、去年肺がんを患ったそうだが、
「若い時、命を削って歌ってるって言ってたけど、あれはウソだった。今、本当に命を削って歌ってる。」
と語っていた。

今の私は、命を削ってるとは言わない。
だけど確実に、人生を削って歌っている。
そして削った私の人生は、必ずや芽を出して何かを生むんだ。

本気、は、必ず、感動、を連れてくるのである。




１月１０日（月祝）　学芸大学アピア４０

　『チバ祭り・新世紀チバンゲリオン』

　　　血刃了
　　　骨肉ビール
　　　チバチバイトウ
　　　チバソロ
　　　ゲスト　田中眞紀子

　　　　開　演　　１９：００
　　　　料　金　　前売２０００円／当日２３００円＋ドリンク代

お詫びの作法

４日から仕事。
滑り出し、何となく不調。

自分の業務はてんこ盛り。年末の分が全く処理されてない。
電話で小ミス。最後の一本まで、ついてなかった。

本当はもう１日休みを取るつもりだったが、３月に外遊計画が持ち上がっており、その為には２月の給料が多めに必要であり、つまりは１月中に多めに働く必要があり、尚且つ人が少ないと言われて頑張って出勤したのだが、やっぱり休めは良かったかしら、と何だかぐったりして帰りの電車に乗り込む。

隣の席が空いていて、そこへ２才くらいの男の子を抱きかかえたお父さんが、途中から乗り込んできて座った。
どうやら、おばあちゃん家に向かうらしき親子であったが、坊主が窓の外を見たいと、お父さんの膝の上で暴れる。
地下鉄の窓の外を見たってしょーがないぢゃないか、と思っていたら、、、

その暴れ坊主に、ボコッッ！と頭を殴られたんであるよ、私。。。
その不慮の事件はちょうど、お父さんの死角で起こり、お父さんはその事に全く気付いていなかった。

まぁ、２才くらいの男の子に殴られたって、別に痛くは無いのだが、普通に有りがちな親からの謝罪も受けることなく、あぁ、本当に今日はついてないなぁ、と虚しさに包まれていると…



なんと、その男の子が、私の頭をなでなでしてくれたのである。



んが～！
可愛ゆい～♪
その子なりの精一杯のお詫びの気持ちなのだわねぇ。



ちっとは反省したのか、ひと駅過ぎる位までその子も大人しくしていたが、私の前にお年寄りが立ったので席を譲った頃から抑えが効かなくなり、席を譲ったのがかえってお年寄りに悪かったかと思うくらい、全開ではしゃぐ坊主なのであった。

私と｀彼´の小さな秘密は、はかなく消えてゆく。
私の頭をなでなでした事など、彼の脳裏からすっかり飛び去っているだろうが、私の方は案外、一生覚えてるかもしれん(笑)。

仕事の小ミスも大事に至らなかった訳だし、今年は末吉って暗示かしら。



今日も今日とて、下手すりゃクレームに発展しそうな、実はそっちが全然わかってないんじゃないか的な電話を最後に受けるわ、マックで食べてたら突然隣のカップルが痴話喧嘩を初めて出るに出られないわ、何だかな～、な事が続いたが、その後の血刄了との練習ですっきり！
１０日のライブが楽しみだな～♪と、ウキウキな感じで、やっぱり末吉な１日なのでした。


皆様はどんな新年をお過ごしでしょうか？
今度出勤した時、クレームになってたりしないように、一緒に祈ってて下さいね…
｀自分、素人なんで分からないんですがぁ！´とか、言わんでくれよ、仕事なのにっ！
そういうのに限って、説明が悪いとか難癖付けてきたりするんだよなぁ。
ホントに申し訳ありません、いたりませんで…

ま、しょーがない。
どこも不景気だから、みんな必死で殺気だっているのだ。
私には音楽と、なでなでの思い出があるから、大丈夫♪
頑張ろっと！


１月１０日（月祝）　学芸大学アピア４０

　『チバ祭り・新世紀チバンゲリオン』

　　　血刃了
　　　骨肉ビール
　　　チバチバイトウ
　　　チバソロ
　　　ゲスト　田中眞紀子

　　　　開　演　　１９：００
　　　　料　金　　前売２０００円／当日２３００円＋ドリンク代



１月２１日（金）　学芸大学アピア４０

　　金沢栄東 with 田中眞紀子

　　　　開　演　　１９：２０
　　　　料　金　　前売２０００円／当日２３００円＋ドリンク代
　　　　競　演　　小川生・プレジー三吉




２月１１日（金祝）　学芸大学アピア４０

　　Macky's House vol.6
　　　田中眞紀子ワンマンライブ
　　　　　　ゲスト　石塚俊明（dr）

　　　　開　演　　１９：００
　　　　料　金　　前売２３００円／当日２５００円＋ドリンク代

あけましておめでとうございます！

昨年中は、私などの駄文にお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました。
また、ライブにお越し下さったたくさんの皆さま、心から御礼申し上げます。

昨年は、積極的に勝負に出る！という意気込みの一年でした。
未知の自分に勝負を挑み、どうやら大方勝利できた気がします。
関わって下さった方々のお力があってこそです。

一昨年、よたよたと船出した自分企画‘Macky"s House’は、昨年、vol.２から５まで非常に充実した内容で展開でき、そのことが今後の、楽しみな内容の‘妄想’が生まれる礎となっています。
まずは、天上人、頭脳警察の石塚俊明さんとのセッションに立ち向かい、きっとそれは何かの土台になるに違いなく、今年も勝負の年が続くのは、幸福としか言いようがありません。

そして、ツアーの喜びを満喫した昨年、体内にしっかり刻み込まれた記憶は、さっそく今年も外遊するぞ！（笑）という行動力を私の中から引き出すのです。
たくさんの地域の方々に歌を聴いて頂ける機会を、攻撃的に作って行こうと思います。




あと、何年、同じ事が出来るかしら。

ミュージシャンとしての私は今、相当充実しています。
今まで、その充実を求めて頑張って来たのでした。
望んだものは得られてきたように思いますが、いつだってそう、夢がかなった途端、それは単なる現実となり次の絶望と負の欲望が待ち受けている。
でも、その絶望と負の欲望こそが、実は生きる喜びの源になるんだってこと、それだけは知っています。
いつかは失なうのですから、それすらも。

あと、何年、同じ事が出来るかしら。

それを乗り切るには、同じ事が出来なくなった時、何が出来るかを同時に模索する事でしょうね。
絶望と負の欲望を希望に変えていくのが、表現の力だと思うけど、表現の方法はきっと無限にあるのでしょう。
別にステージにあがらなくても、日々の生活の中にも。
今までとは種類の違う、別のアンテナを張って行こうかなと思うのです。
これからの１０年の為でなく、その後の１０年の為に、ね。


ふむ、結局は攻撃的にいくのが一番！
という訳で、今年も皆様、どうぞ田中眞紀子を宜しくお願い申し上げます。




１月１０日（月祝）　学芸大学アピア４０

　『チバ祭り・新世紀チバンゲリオン』

　　　血刃了
　　　骨肉ビール
　　　チバチバイトウ
　　　チバソロ
　　　ゲスト　田中眞紀子

　　　　開　演　　１９：００
　　　　料　金　　前売２０００円／当日２３００円＋ドリンク代



１月２１日（金）　学芸大学アピア４０

　　金沢栄東 with 田中眞紀子

　　　　開　演　　１９：２０
　　　　料　金　　前売２０００円／当日２３００円＋ドリンク代
　　　　競　演　　小川生・プレジー三吉




２月１１日（金祝）　学芸大学アピア４０

　　Macky's House vol.6
　　　田中眞紀子ワンマンライブ
　　　　　　ゲスト　石塚俊明（dr）

　　　　開　演　　１９：００
　　　　料　金　　前売２３００円／当日２５００円＋ドリンク代