田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

ピアノの弾き語りで活躍する田中眞紀子のブログサイト。ホームページはブックマークから。

ニライカナイ

2008-06-26 19:49:54 | Weblog
私のCDのジャケット、荒居依良の絵のタイトルである。
「ニライカナイ」
沖縄の言葉で‘理想郷’というような意味あいであるようだ。



6月23日は沖縄慰霊の日。
昨年からこの日に、色んな場所で同時に、沖縄について考え、その歴史を忘れない為のコンサートをやろうというイベントが、新宿ネイキッドロフトの若い店長の発案で催されている。
昨年に続いて、ネイキッドロフトのライブは佐渡山さんであった。

オープニングアクトは藤木勇人さん。
沖縄のスライド写真を見せながら、沖縄の人々の暮らしを愉快に語ってくれた。
悲しみや苦しみを文化の力で、生きるエネルギーに組み込み明るさに変換させていく逞しさ。
私の「乙姫と白百合の記憶」の歌詞に‘逞しく’という言葉を佐渡山さんから貰ったが、藤木氏の軽妙な語りを聞きながら、なるほどと納得した。

基地の中のフリーマーケット。
売っていいのはアメリカ側だけ。日本人は買うだけ。
でも盛況なフリマを見てどうしても売りたい沖縄人は、基地のフェンスの外側にズラリと商品を吊して商売してる、とか。
基地のフェンスに近い隅っこの土地なら、ちょっとくらい使っても黙認されるらしく、そこで野菜を作って、フリマで基地の入口の外で売る、とか。
いずれにしろ土地建物の資金0だから(笑)、非常に儲かってるそうである。

こういう沖縄の人々を怒らせるのだから、相当なものなのだ、ここんとこのは!

先日の中目黒楽屋でご一緒した古我地さんも1曲飛び入り。ミルクの缶で作った三線で、涙を流しながら染み入るように歌った。

佐渡山さんのサポート、この日は元頭脳警察コンビ。ギターの勝呂さんとベースの正夫さん。
佐渡山さん以外は、不謹慎にも本番前に飲みに行っちゃってて、本番直前にネイキッドロフトの窓から見える、帰って来る面々のお姿の中に、あらまぁ石塚俊明さんが!
ラストの「ドゥチュイムニー」に、鞄をぶら下げたままタンバリンで参加されておられました。(笑)

二人の渋いサポートに乗せ、マイクにかじりつきながら、沖縄の怒りを一言一言押し込むように歌う。佐渡山さんが歌うのをこれだけ間近で見るのは一年ぶりだ。
大きな身体を小さくたたむようにして、トシさんが参加した(笑)その「ドゥチュイムニー」に、なんと!
ひょいと「ニライカナイ」という言葉が飛んできたのだ。
えっ?と思った。

実は私は「ドゥチュイムニー」の楽譜を持っていない。
佐渡山さんの楽譜というのは、以前にも書いたが、A3の紙にびっしりと書かれた歌詞の文字の合間をぬってコードが振られていて、我々サポートメンバーはその歌詞を追いながらコードを弾いていく。
時々抜かしたりするので、やっかいなのだ。
去年沖縄でのライブでは、歌詞を沖縄弁で歌われて、どこをやってるのかわからなくなりパニクったりした。
ところで「ドゥチュイムニー」は、曲の構成が簡素であるし、その時々で歌う箇所が違うし、何しろ矢のように‘間奏を弾け’攻撃が降って来るので、楽譜を見る暇がないというか、必要がないというか。
で、頂いてなかったのである。

ライブ終了後、私のCDのジャケットが「ニライカナイ」という題だと佐渡山さんに話し、「ドゥチュイムニー」にその言葉が入っているのを知らなかったと言うと、
「そうだったか。なにしろ歌詞が58番まであるからなぁ。」
今度「ドゥチュイムニー」の‘楽譜’を‘一式’頂くことにした。(笑)

私のブログを読んでくれていて、喉にいいからと黒糖蜜をくれた。う~ん、喉…
気管支と喉は同じかしら。
でもお土産も心遣いも嬉しくて喜んでいたら、
「あぁ、まきちゃん、夏休みは無いから。」
と8月17日の出動命令を受ける。
おまけに12月7日のトラトラの出動命令も頂いた。
とっても嬉しくって、大きな溜息が出た。

夏休み…(涙)

え~、各方面の方々へ。
私は今後、健康上の理由から、ライブは月に2つまでと決めました。よってカワカミユニットの年間スケジュールが既に入っている為、12月は打ち止めであります。
自分のも出来やしないわ。
あぁ、今年も終わるのだわ…



理想郷など、一体どこにあるのだろう。
未来に、人生に、暮らしの中に、社会の中に、この地球の中に。
絶望渦巻く私の生きる世界では、探しても探してもその手を擦り抜ける。
理想郷なるものは。

ピアノの前に座り声を出して歌い出すと生まれ、終われば消える、私の小さくほのかな理想郷を、持ち合わせる幸福を悲しく噛み締める。
私が幸福でいる時、誰かが悲しみの中で消えてしまう、絶望渦巻くこの世界で。

大丈夫

2008-06-23 01:18:26 | Weblog
すぐ大丈夫?と聞いてしまうんだ。
大丈夫なはずがないのに。



でも「大丈夫だよ」という答えを欲しいと思ってるんじゃないんだ。
大丈夫じゃないなら、大丈夫じゃない気持ちを、ちょっとだけでも手助けできるならって思うんだ。
きっと、ちょっとしかできないだろうけど。
一緒にコーヒー飲むくらいなら、できると思うんだ。
お酒飲めないけど。



古い友人が、悲しい別れを模索している。
まさに有頂天という言葉がぴったりの、幸せそうな顔を覚えているから、悲しくてならない。
その悲しみを思うと悲しくてならない。
話を聞くだけなら出来ると思うんだ。
話をしてくれて、私も考えを言って、そうしたら少し気持ちが整理できて、そんなちょっとだけ手助けできたらと思うんだ。
きっと、ちょっとしかできないだろうけど。
メールで話をしたりは出来ると思うんだ。
遠くて会えないけど。



今、私は大丈夫だから。
つら過ぎて大丈夫でないあなたを、
悲しくておろおろしているあなたを、
ほんの少しだけ、
本当に少しだけ、
支えてあげられないかしらと思うんだ。

例えば私の周りに流れる風のように、
例えば私の身体に注ぐ日差しのように、
ほんの少し感じる当たり前のように、
抱きしめられているのが気付かないくらいの微かさで、

私はいるよ。





どうしてこんなに悲しい事が続くんだろう。



赤い観覧車

2008-06-22 03:28:22 | Weblog
昨日のユニットのライブで、初めてやった「赤い観覧車」は、カワカミさんが3月に大阪でライブをやった時、広島から観に来たのりこさんと乗った観覧車の思い出をモチーフに創られた曲。
のりこさんは、その大阪のライブの1週間前のアピアのライブにも来てくれていた。
しばらく前に、もしかしたら6月、のりこが来るかもとカワカミさんは言っていたが、それは実現しなかった。

この曲をコーラスする時、私は密かにのりこさんのつもりで歌っていた。
それを聞いてもらう事は実現しなかった。

もうこれからも、聞いて貰う事はできなくなった。

のりこさんの訃報を、今、知りました。

ひと句切。

2008-06-21 01:56:58 | Weblog
つきましたね、カワカミユニット。
よかったよかった!!
よくなかったのは帰りの電車。信号機故障とかで、各駅停車で、いちいち駅で長時間停車なの!
この電車は2時間遅れで発車しま~す、だって…



セットリスト

1.明日になれば
2.インスタント
3.グラビア
4.赤い観覧車
5.春の残酷
6.逆さ屏風


長期に渡る頻繁なスタジオ練習の甲斐あって、実にアンサンブルとして良くまとまっていたであろう。
アプライトベースのお台所用スポンジは、カワカミさんが調達してきた黒い細い物品によって、スマートに変身し、パパにもばれなかった、、かも。

途中から私のピアノと声がやたらデカくなって、誰のライブだ!って感じだったと言われた。「逆さ屏風」は私がメインだから(笑)しょうがないにしても、そんなに頑張っちゃった記憶はないんだが…
複数の方に言われたので、きっとそうなのであろう。

今日はね、お咳が出なかったの♪
嬉しくて調子に乗っちゃったかも~!


取りあえず一休みして、次なる展開を楽しんで行けたらと思います。
しいこちゃんからも、ステージの在り方のアドバイス貰ったしね!

前橋から愛子さんが来ちゃったの。
何か一瞬わかんないというか、信じられないというか。
とても楽しんでもらえたみたいで、本当に良かった。
頂いたお花、魔の中央線で奇跡的に死守できています。

今、帰りの電車で、これをプチプチ打ってます。
乗った電車、終点まで行かずに途中の駅止まりになるんだと!
どうすりゃいいのよっ!(怒)
アンダーソンは赤城山のおうちに、もう着いたかしら。愛子さんも無事帰ったかな。


打ち上げで酔っ払ったアオケンに、一緒にやろう攻撃に合う(笑)。
その前にチバ君とも、ちょびっと話があるんである。
凄く嬉しいし、やりたいけど、この身体では身が持たん…


今日の星占いは星1つだったんだが、どっちかっていうと星3つな感じだったのに、星1つとは帰りの電車の事だったんだな。

今から送信しますが、まだ、その途中で止まる駅に着いておらず、雨まで降って来おったわい!


追記

ただ今AM3:46です。
AM3:00に無事帰宅致しました。
タクシーが20分待ち位で来てくれて助かった。
ってか、私が並んだときは14~5人だったんだけど、私が乗る時は長蛇の列。
もう1台電車が遅かったら、きっとまだタクシーの列に並んでるな…
腹が激減りしたので、ご飯を食べました。
ダイエットは明日から…


そうそう、大事なお客様を忘れてました。
マイミクの佐渡山ファン、ルリオ・フルチ君が来てくれた。
4月の佐渡山さんのライブにアラちゃんに来て貰った時、ルリオ君にカワカミさんだと紹介したら、物凄く嬉しそうな顔をしていて、間違って前橋に来そうな勢いであったのだが、近場で安心なアピアに来てくれてよかった。
カワカミユニットがどうであったかは今日はお話しできなかったので、23日の佐渡山さんのライブで会う時にじっくり伺おうと思う(笑)。
少なくともルリオ君は、非常にチバ大三が気に入ったようである。

3人のユニットのすべてのライブを観てくれてる素晴らしい人ふっきー、無事に帰れたか~い?


さわやか。だったのに…

2008-06-18 00:06:09 | Weblog
暑いけど。
夏がこんな感じなら、嫌いにゃならないな~、などと思う昨日の出勤途中。
汗ばむ身体に風がなんとも心地良いのだった。

今朝は静かだった。
静かだと思うのはなぜかしら?
あぁ、ホーホケキョがないんだ。

裏のうぐいす。
以前にビューティフル!と感じた声の持ち主と違う子が、ここのところ頑張っていたのだが、今朝は鳴いてない。
その子ね、歌、下手なのよね。
なんか、冴えない感じでさ。
しかも、その下手な歌に、裏の親父さんがこれまた下手な鳴きまねをするもんだから、うぐいす君がそれに訝し気に応じるのよね。
寝起きにうるさい訳よ。
今朝はそれがなくて、よく眠れた気がする。
彼女が出来たのか、親父さんが嫌で出ていったのか、いずれにしても私に平和な朝をありがとう。



さて、仕切り直して次なるライブに向かう。
`夏休み’まで、あと二つ!(笑)



6月20日(金)渋谷アピア

 歌激か歌劇か歌撃だ!
  カワカミアラタ with 田中眞紀子&アンダーソン

     開 演  PM6:50
     料 金  前売1300円/当日1500円+ドリンク代
     競 演  チバ大三・高橋俊之(from名古屋)・黒坂正二郎



黒坂君以外、さわやかとは言い難い面々の、むさ苦しい熱い夜になることでしょう!
今回、我らがユニットは、エレクトリック・アプライトベースを導入し、我々ならではの音を展開すべくステージに挑む。
そのおニューのベースに、お台所の洗い物用の黄色いスポンジが挟み込まれているのを、アピアパパの逆鱗に触れずに本番に持ち込めるかが、当日の第一にして最大の難関なのである。
せめてスポンジの緑色のタワシの部分のないヤツにしたらどうかとアンちゃんに言ったんだが、この硬さが良いのだと却下された。
横から見ると、中途半端な渦巻き模様。
だって、それがオレの求める`音’なのだ、というカワカミ氏の主張なのであるからして、アンちゃんの罪ではないのよ、パパ!
実際、私もその方が良い音な気がしていますが。
ちょっとドキドキなリハになるでしょう。
皆様、本番をお楽しみに!!




せっかく、久々にさわやか、なんて気持ちでいたのに、帰宅したら宮崎勤の死刑執行のニュース。
全てはこの人物から始まっていると思っていたところに、これだ。
`彼’で、終わってくれることを願う。


無茶な人

2008-06-16 01:39:25 | Weblog
それは、ろみちゃん。
朝、大地震があったのに、仙台から来ちゃってんの!
夜は主催者の方の家に泊まったそうだが、帰れんのかい?と心配した。
「家はある。大丈夫」と言っていた。
仙台は、そうでもなかったんだとか。
無事帰ったらしいが。
しかもこの日の2~3日前には北海道にいたとか、その上17日にはまた独パンで東京に来るとか、、、
パートなの?と聞いたら、ううん社員、という。
ちょっと会社や社会を舐めてやしないかと心配した。
でも、そのお陰で会えるんだからいいや!(笑)

ろみちゃんがいたので、ろみちゃんが間に入って私がいられた感じのイベントでした、総合的に。

お咳、コンコン出ました、リハ終わってから。
それまで全然出なかったのにさ。
本番も最後の方、ヤバヤバ!
もう嫌よ…


闇黒楼漫 vol.2
田中眞紀子ライブ セットリスト

 1.水花火
 2.平和の国のNEEDS(語り)
 3.乙姫と白百合の記憶
 4.一ちゃんは目を大きく開いて(朗読)
 5.セルリアンブルーの海
 6.素通り


連日の報道でテレビの画面に流れる‘彼’の書き込みの言葉の一つを差し込んでみると、「水花火」がまるで違う物に変わった。
6月は沖縄にとって特別な月。
それと、あの事件の起こっている最中、何にも知らずに、近場で暢気にバンド練習などしていた自戒の意味を込めて「素通り」。
全く救いのない内容になった。
ここのところ、救いなんか感じない日々なので。
「NEEDS」を絡ませて時間の流れを作ってみた。ある意味新しい試みになったが。


一番手‘死神’君は、パーカッションとボイスとダンスのパフォーマンス。
リハで、まとまりのつかない感じだったので、本番はどうなるかと思ったが、想像以上に面白かった。
舞踏は習い始めたばかりだそうで、追究すればかなりの個性的なパフォーマーになりそうだな。
リハやら場転に時間がかかり過ぎるのは難点だけどね。(笑)


ろみちゃんを観てると、やる気になる。
アタシだって負けないもん!って闘志が湧く。
そりゃあ周囲の反対を押し切って東京に乗り込んで来たライブの気合いは格別だ。
彼女はライバルであり、同志なのである。
そう言っちゃなんだが、アピアで観るよりのびのびしている。客席をステージに使える場の利かもしれない。


3番手のAriaさんは、自分の準備の為に見れなかったが、乱満さんのHPかなんかで写真見て、女性だと思っていたら男性だった。
ピアノとガットギターを弾いて宗教歌のような感じで歌っていたが、本職はベーシスト&チェリストなんだって。
はぁ、ろみちゃんはギターもハーモニカも、この日なんか小さいキーボードまで弾いていて、なんで皆さん、そんなに多才なの?


トリの主催者、波流乱満さん、ドラムとのコラボで、真っ暗な中でギターをひたすらギュインギュイン鳴らしていた。
こういうの、始めて見た。異文化であった。
しかし、ろみちゃんのルーツの一つのスタイルであるらしく、また彼女は死神君みたいな事もやっていたとかで、更に恐るべしろみちゃんなのである。
乱満さんはリハで、ボーカルをリバーブ深めと指定していたが、私はリバーブ完全に切った方が面白いと思ったな。


ピザを頼んでの打ち上げ。
ひたすら食べ散らかして、なんだかんだとCD・DVD類を頂き、慌ただしく帰ってきた。
身体の調子さえ良ければ、ろみちゃんと一晩中でもお話ししていたかったんだけど、また会える日をよい子にして待ちましょう。

15日はろみちゃんのお誕生日でした。
おめでとう!!


そしてね。
もう一つ素敵な事があったの。
ライブが終わってお客さんの送り出しなぞしていた時に、ひょっこり、なんと竹内紀さんがペンギンハウスのドアを開いたのだ!
あれ、どうしたの?と聞くと、
「稲生座でライブしてきたんだけど、行きがけに看板であなたの名前を見たから、のぞきに来たのよ。」
ひゃあ、嬉しいいいいいっ!
「これからアローンに飲みに行く」
って、すぐ帰っちゃったけど。

えへへへへ…
眞紀子さんは、ご機嫌♪


夏の予定

2008-06-11 01:22:37 | Weblog
昨日アピアに電話して、8月のライブを休むことにした。
今年の夏の予定は、`大人しくする’。

お陰様で、薬を止めたが日常的にはあまり咳は出なくなった。
けれど昨日、職場でもらったチョコレートを食べたら猛烈に咳き込んでしまい、帰ってから練習したら、やはり咳き込んでしまい…

アタシはチョコも食べらんないの?
と、悲しくなった。

で、ライブをお休みする事に決めた。
で、ちょっと気持ちが楽になった。
で、ライブ告知をする気になった。



6月14日(土)高円寺ペンギンハウス(03-3330-6294)

  波流乱満project vol.2
   闇黒楼漫「目に見えぬものに縛られていませんか」

     開 演  PM18:30
     料 金  1600円+ドリンク代
     出 演  死神・ろみ・Aria・田中眞紀子・波流乱満+TELL

どんな感じのイベントか全然わかんないんだけど、ペンギンハウスだから安心して出れる。
ろみちゃんにも会える♪
ろみちゃんったら、17日の独パンにも出るらしい。
そんな事してて、仕事クビになんないのかしら?(笑)



6月20日(金)渋谷アピア

 「歌激か歌劇か歌撃だ!」
   カワカミアラタ with 田中眞紀子&アンダーソン

     開 演  PM18:50
     料 金  前売1300円/当日1500円+ドリンク代
     競 演  チバ大三・高橋俊之(from名古屋)・黒坂正二郎

このライブが決まった時、何でこんな組み合わせでやるんだぁっ!とアピアで大笑いし、まりえちゃんに笑い過ぎだよぉっ!て怒られた。
まりえちゃん、昨日お誕生日、おめでとう。
`彼’と同じ25才だ。
あなたには、やりたい事があって、それが出来る場所がある。
その幸福をかみしめて、生きて!!
そして、この日をもってカワカミユニットは、長く楽しい夏休みに入るのである。
ゆっくりできるわ。。



7月8日(火)渋谷アピア

 昨日の子供たちspecial vol.2「異化された夏」
  歌と詩の二重螺旋が織りなす反ー神話絵巻

    田中眞紀子ライブ
      開 演  PM18:50
      料 金  前売1500円/当日1700円+ドリンク代
      競 演  青木研治・河内伴理・たそがれ龍生・佐藤邦仁

やっぱり意味よくわかんない(笑)。でも一生懸命書き写してみましたぁ。
この日の様子で9月のライブをやるかどうか、決めようと思ってます。


こんな状態で後3つもライブがあるのかと思うと、途方に暮れ、そんな自分が悲しいのだ。
先日一緒にアピアから帰ったアローンの出演者の男性(ごめん名前忘れちゃった)が、「僕はライブ終わった時、一番やる気があります!一番やる気がないのが、ライブが始まる直前です!」と言っていた。
私もそうなんだぁって笑った。
早くそんな正常な状態に戻りたい。
でも、3つとも、とんでもなく面白そうなライブで、きっとこれからも絶対ライブをやりたいって思わせくれるに違いない。
大切に、心を込めてステージに立ちたい。
これ以上ない真摯な態度でライブに向かいたい。
やりたい事をやれる場所がある幸福をかみしめるのだ。
      

  

 



      


どこに向けて願う?

2008-06-10 01:57:27 | Weblog
人は認められたいのだ。
認められないのは、深く静かな色のない地獄だ。

多分、愛される事も、認められる事の一つだ。
学業で、仕事で、恋愛で、あらゆる人間関係で、特定の、或いは不特定の誰かから、大なり小なり`認められる事’。

それが人生を形成する。

TVコマーシャルで、`あなたはあなたの選んだもので出来ている’と、綺麗事が流れる。
違うだろう?
`あなた’の中の、選ばれた`もの’で出来ているのだろう?
認められて、選ばれなければ、人生は形成のしようがないのだ。

それが現実だ。



深く静かな色のない地獄に渦巻くエネルギーは行き場を失う。
認めてくれる相手を失う事は、燃えさかる炎の色の地獄だ。
人の地獄は、新たな地獄を創り、留まることを知らずに連鎖する。




思い切って言ってしまえば、`歌う事’は、私にとって、多分唯一に近い`認めてもらえる’事なのだ。
世の中で渦巻くどんな重大な問題より、`咳’問題は私の人生において重大だ。
愚かなこととわかっていても、しかたなく、そうなのだ。
失う事が、足がすくむほど恐ろしい。
歌を失って、私に何が残る?
まさに、それしかないのに。


あぁ、でも`歌’を得るまで、探したんだよ。
探して、探して、やっと探し出した私のものなんだよ。


キミは、探したの?
どれだけ探したの?
キミの中に私の影を見る私は、それが悲しい。
キミは探す時間も、探す場所もたくさんたくさん持っているのに。
キミだって、きっと普通の人なのに。



それでも私がキミくらいだった時、もう少し認めてもらうチャンスがたくさんあって、もう少しは楽だった。
幾ばくかの安定の上で、探す時間があったのだ。
たくさんの`キミ’が普通でいられた。
結局は人生は厳しいものだけど、もう少し人間的な厳しさだった。
こんなに非人道的ではなかった。


人は認められたいのだ。
このネットの世界でも、架空の`自分’を作り上げて、架空の`認めてもらう’喜びを求めて彷徨っている。
非人間的な仮面の下に渦巻く、仮面をかなぐり捨てた本性。


現実が絵空事に彩られて行く。
その事件も、その後に報道される政治の話題も、現実がどこにあるのかわからないような、人間の妄想で、まことしやかに構成されている。


アフリカの問題も、温暖化の問題も大切だ。
比較をするのは、それこそ問題があろうけれど、頼むから足元をみてくれよ。
あの`彼’の背景を生み出したものから解決してくれよ。
新しい地獄を生み出すのを、お願いだから止めてくれよ。
きっと密かに蔓延している大量の`彼’を心神耗弱などといずれ弁護する事になるなら、ああなる前の`彼’を普通でいられるようにしてくれよ。
無責任な対処療法じゃなくてさ。

お願いだよ。









驚く数字

2008-06-04 12:10:08 | Weblog
美人女医と静かに言い争い、穏やかに決別した後、それなりに興奮していたので考えなしに先日のブログを掲載したが、喘息よりアレルギー性の咳なるものが軽いものと決まった訳ではなく、根本的には治らないであろう病である事には違いがなく、また歌うには致命的である事にも変わりなく、むしろ新たな病を抱えてしまったのが現実な訳で、今更ブログを削除する訳にもいかず、加速度を増して落ち込む私であった。

しかしインターネットというのは、こんな時に結構味方になってくれるもんで、あれこれ検索してみると、薬以外に治療法はないと言った美人女医の鼻をあかせるやもしれぬ物がありそうだったので、早速取り寄せてみたりして、早々に薬抜けする作戦を立てている。

それよりも悩ましいのはライブの事だ。
さすがの私も、この事態に気力がわかないのである。
またあの‘咳を精神力で止める作業’をしなければならないと思っただけで、気持ちが萎えてしまうのだ。
7月8日のアピアライブまでは、やろうと思っている事が決まっているので耐えようと思うが、その後、もうどうしていいのかわからない。
毎回何をやりたい、これをやろうという目的意識を持ってライブには挑んでいるが、今、私の脳裏に浮かぶのは、どうやって咳を回避するか、なのである。
そんなライブは、嫌だよ。

やはり思い切って、しばらく自分のライブを休んでみるかと…

ちなみに、などと数を数えて驚いた。
今年に入って‘田中眞紀子ライブ’というものを、5月30日までに8回やっている。
あら、そんなにやったかと驚いたが、更に驚いた事に、そのうえ人のサポートライブを8回もやっているのだ。サポートした相手は4人、自分を含めれば5人の音楽が、この小さな弱っちい身体と足りない脳みその中を5ヶ月の間に駆け巡っていた訳で、そりゃ疲れもするわな、私。




んがぁ~、誰か嘘だと言ってくれよぉ~。(笑)

大袈裟?

2008-06-02 16:13:14 | Weblog
であったらしい。


喘息ではなくアレルギー性の咳というのがあるようで、薬の効き方などからして、どうもそっちらしい。
今後の治療方針を相談した美人女医は、私が幼少から長年使い続けて、長い年月をかけてやっと抜いてきた薬を使うと事もなげに言うので、薬を使いたくないと言ったら、そういう治療法はないらしく、美人女医とは決別である。(笑)
とにかく咳が出なけりゃいいのであるからして。


どうにしろ、ライブのやり過ぎによる疲れとか、その事やら仕事の変化などのストレスが原因であろうから、今後は無理のないスケジュールで自己管理していくようにしようと思います。
関係諸氏には多少のご迷惑をおかけする事になると思われますが、何とぞ御協力下さい。
また、ご心配をおかけ致しました事を、心からお詫び申し上げます。


とにかく喘息でなかったらしい事で、かなり気が楽になった。が、その可能性は、今後も持ち合わせ続ける事もわかった訳で。

身体を壊してまでする事ではなく、また身体を壊している時にする事でもないと、ここ数ヶ月でしみじみと身に染みた。
よい経験をしたと思う事にする。