26日のライブの日、ビデオに取っておいたニュース番組を夜中に見ていて、その中に衝撃のシーンがあり、実はその衝撃でなんとなく諸々の対応が遅れたりした。
私、恥ずかしながら、ま、恥ずかしがることじゃないかもしれんが、`しろくまピース’の存在を知らなかったのです。
その写真集らしき物の図を何かで見た記憶はあるんだが、私、絵だとばかり思っておった。
実写ではないかっ!
ぎゃあ~~~っっ! か、かわいぃぃぃぃぃ~っっ!!!
早速本屋をうろついてみたが、見当たらない。
注文しちゃおうか…
で、衝撃というのは、可愛いからではない。
ピースの話、ご存じの方も多かろうが、一応これは日記なので(笑)、自分の為に書き記しておきます。
双子として産まれたものの母熊がストレスで子育てができず、一匹は死に、生き残ったピースは飼育係に育てられる。
家に連れ帰った飼育係は110日間、15分以上ピースと離れた事がないそうだ。
シロクマは生後2年間、母熊とぴったりくっついて過ごす習性を考慮しての事だったが、その位の時期でもう家で飼育するのは限界になり、動物園デビューを機に動物園で暮らすようになる。
置いて帰られたピースは飼育係を探して、呼び続けて、声が出なくなってしまったりしたらしい。
それでも動物園ではその飼育係といつも一緒にいたが、3才になった頃、体長180センチ、160キロになったピースは、動物園の方針で飼育係とのスキンシップを断たれる。
その頃からピースは原因不明の激しい痙攣に襲われる。昨年には飼育係を見かけたピースが不自然に身体をのけぞらせたと思うと、プールの中に沈み込んで痙攣を起こし、飼育係が檻の中に飛び込んでピースの顔を引っ張り上げ、何とか事なきを得たというような事件が起きた。
恋い慕う相手を求めて、そこまで追い詰められるんだ、動物でも。
動物でもって言い方は違うかもしれない。
動物なら、なのかもしれない。
自然界なら2年間べったり母熊に寄り添い、思う存分甘え、そして多分、厳しくも完全に子別れをされ、もう母熊に逢うことなく単独で生き、自分もまた親になり、というようなある種のけじめがあるんだろうが、「2年間べったり」は、「110日間」で切り上げられ、完全な子別れもせず、母熊のように恋い慕う飼育係は目の前にいるのに触れて甘える事もできない。
そんな激しいジレンマが痙攣という現象を引き起こすのだろう。
その心理状態は人間と少しも変わらない。
先日、コメント欄で由月さんと犬の話をした。
飼っていた犬が幸せだったかどうか? 幸せだと思うしかない、なんて事。
ピースは幸せなのか。
そもそもシロクマを動物園で飼う事から始まり、親熊が育てられない子熊を人が育てるという不自然。自然界なら2匹とも死んで終わる事だ、残酷だが。そこを命が大切という迷い無い判断で選択されたこの方法は、しかし正しいのか?
新曲で「答えのない問いには、もう答えられない」と、さっき歌ったばかりの私には、かなり堪えるピースの痙攣シーンだった。どんなに身体が巨体でも、その飼育係の子供なのだ。
生き物には環境に慣れるという習性がある。なんとかピースには環境に慣れることによってこの苦境を乗り越えて欲しいと思う。
でもピースが悶絶するのは、母と慕う飼育係への思いなのだ。人ならば、死ぬまで母を想う。80才だろうが90才だろうが母を慕う。
耐えられるのだろうか。
あらゆる意味で人間の勝手に翻弄されるピースの姿だ。
それでも写真集が欲しいと思う私だ。
今、テレビで流れるニュースでは、迷子になったペットをすぐに探し出せる為にマイクロチップをペットに埋め込むサービスを始めただの、千葉県印旛郡ではペットだったカミツキガメが野生化して1000匹以上に増えているだの、人間の勝手を暴露するニュースが、まるで罪悪感無く伝えられている。
私、恥ずかしながら、ま、恥ずかしがることじゃないかもしれんが、`しろくまピース’の存在を知らなかったのです。
その写真集らしき物の図を何かで見た記憶はあるんだが、私、絵だとばかり思っておった。
実写ではないかっ!
ぎゃあ~~~っっ! か、かわいぃぃぃぃぃ~っっ!!!
早速本屋をうろついてみたが、見当たらない。
注文しちゃおうか…
で、衝撃というのは、可愛いからではない。
ピースの話、ご存じの方も多かろうが、一応これは日記なので(笑)、自分の為に書き記しておきます。
双子として産まれたものの母熊がストレスで子育てができず、一匹は死に、生き残ったピースは飼育係に育てられる。
家に連れ帰った飼育係は110日間、15分以上ピースと離れた事がないそうだ。
シロクマは生後2年間、母熊とぴったりくっついて過ごす習性を考慮しての事だったが、その位の時期でもう家で飼育するのは限界になり、動物園デビューを機に動物園で暮らすようになる。
置いて帰られたピースは飼育係を探して、呼び続けて、声が出なくなってしまったりしたらしい。
それでも動物園ではその飼育係といつも一緒にいたが、3才になった頃、体長180センチ、160キロになったピースは、動物園の方針で飼育係とのスキンシップを断たれる。
その頃からピースは原因不明の激しい痙攣に襲われる。昨年には飼育係を見かけたピースが不自然に身体をのけぞらせたと思うと、プールの中に沈み込んで痙攣を起こし、飼育係が檻の中に飛び込んでピースの顔を引っ張り上げ、何とか事なきを得たというような事件が起きた。
恋い慕う相手を求めて、そこまで追い詰められるんだ、動物でも。
動物でもって言い方は違うかもしれない。
動物なら、なのかもしれない。
自然界なら2年間べったり母熊に寄り添い、思う存分甘え、そして多分、厳しくも完全に子別れをされ、もう母熊に逢うことなく単独で生き、自分もまた親になり、というようなある種のけじめがあるんだろうが、「2年間べったり」は、「110日間」で切り上げられ、完全な子別れもせず、母熊のように恋い慕う飼育係は目の前にいるのに触れて甘える事もできない。
そんな激しいジレンマが痙攣という現象を引き起こすのだろう。
その心理状態は人間と少しも変わらない。
先日、コメント欄で由月さんと犬の話をした。
飼っていた犬が幸せだったかどうか? 幸せだと思うしかない、なんて事。
ピースは幸せなのか。
そもそもシロクマを動物園で飼う事から始まり、親熊が育てられない子熊を人が育てるという不自然。自然界なら2匹とも死んで終わる事だ、残酷だが。そこを命が大切という迷い無い判断で選択されたこの方法は、しかし正しいのか?
新曲で「答えのない問いには、もう答えられない」と、さっき歌ったばかりの私には、かなり堪えるピースの痙攣シーンだった。どんなに身体が巨体でも、その飼育係の子供なのだ。
生き物には環境に慣れるという習性がある。なんとかピースには環境に慣れることによってこの苦境を乗り越えて欲しいと思う。
でもピースが悶絶するのは、母と慕う飼育係への思いなのだ。人ならば、死ぬまで母を想う。80才だろうが90才だろうが母を慕う。
耐えられるのだろうか。
あらゆる意味で人間の勝手に翻弄されるピースの姿だ。
それでも写真集が欲しいと思う私だ。
今、テレビで流れるニュースでは、迷子になったペットをすぐに探し出せる為にマイクロチップをペットに埋め込むサービスを始めただの、千葉県印旛郡ではペットだったカミツキガメが野生化して1000匹以上に増えているだの、人間の勝手を暴露するニュースが、まるで罪悪感無く伝えられている。