田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

ピアノの弾き語りで活躍する田中眞紀子のブログサイト。ホームページはブックマークから。

アピアは`移転´です。

2009-02-27 02:50:35 | Weblog
皆さ~ん!
アピアは渋谷から学芸大学に`移転´するのです。
`渋谷´は閉店しますが(この閉店という言い方が問題なのね、きっと。でも他に言いようがないしさ)が、`企業体´としての(って言うのかいな?)ライブハウスは継続されます。

あぁっ!なんて書いたらいいのっ!?

私の記述により誤解を招くむきがあったようで、深くお詫び致します。
何しろ、あの場所、あの建物、あの空間に対するノスタルジックな思いで作文しているので、お許し下さい。
その上、新しい場所のイメージがまるで沸かないもんだから、希望的な感じには、なかなか書けないのよ。

ただ、自分主体に、ってのは本心、本気です。
あくまでも`田中眞紀子´としての問題ね。多分、このタイミングを逃したら、いつまでも自立しないもん、私。
修行のしかたを変えるってことなんです。

あぁっ!作文って難しいわっ!
でも、`わかって欲しいことをわかって貰えることが表現者の使命なのだから’、と自分で書いたのだから、したかだないわっ!



2月26日 渋谷アピア

  田中眞紀子ライブ

〈セットリスト〉

  1,夜の時代
  2,ダイヤモンド
  3,踏み絵
  4,エレベーター
  5,セルリアンブルーの海
  6,素通り
  7,愛の船



1年振りに「ハルノジダイ」をアピアで歌おうと思ってたのに…
サビの`ハルノジダイが`やぁあぁあぁあって来る´の`やぁあぁあぁ´ができないんだから話にならんので、当日リハ前に断念しました。
悲しいな。

アピアのちょっと先にあるコンビニがつぶれていた。
悲しいな。

また一個、`渋谷´アピアのライブが終わっちゃった。
悲しいな。

渋谷よ、渋谷!



今夜、アピアに集った全ての人達が愛しい。
ありがとう。




アピアパパに、二人目のお孫さん誕生です。
おめでとうございます!
男の子だって~♪

今年は、きっと、新しいことが始まる年なんだね。
私も負けずに、始めるさ!
明日から、新しい私だ。


お聞き苦しくて申し訳ありませんが。

2009-02-25 00:43:26 | Weblog
昨年はアレルギー性の咳に悩まされた。
今年は声がまともに出ない。
しつこく愚痴っているが…

20日のライブの後、ちょっと風邪気味かなと思ったら、声がスコスコになってしまった。
体調が悪いわけではないけど、月曜日に仕事で電話を受けていたら、相手の人が電話の切れ際に「早く風邪を治して下さいね」と気遣ってくれた。
「お聞き苦しくて申し訳ありません」とか謝っちゃったわい。



多分、方向性の違うところで音楽をやってたら、こういう時、相当ナーバスになったろうな。
技術に重きを置く価値観だと、この状態ではライブはキャンセルものだ。
でも、やっぱりナーバスかしら?
ナーバスだから、声に来るのかしら?
アピアのこととか、精神的に安定しないのは、もうしかたがないね。

困るのは、対応できる曲が減ることだ。
「朱になれ」も「乙姫と白百合の記憶」も、当分NGである。
何年か前に、まったく声が出なくなってしまったのを教訓にすると、ライブ直前だというのに、まともに練習もできやしない。
うぅぅぅ~~~~。。。



対応できる曲を作るって手があるが、3月は自分のと、チバ大三サポートと伴理サポートとパツパツだから、近々には無理。
4月になったら少し楽になる。4月は月末近くにライブ1本。
楽だわぁ。。
そこも面白いことするつもりだけど、色々と創作月間にしようかしら。
少し楽になって、少し暖かくなったら、声も戻ってくれるかしら。



で、そんな中でライブ告知です。



2月26日(木) 渋谷アピア

  田中眞紀子ライブ

     開 演  PM6:50
     料 金  前売1300円/当日1500円・ドリンク代
     競 演  寿緑・カワシマヨシユキ・タマガワショウウン 


お聞き苦しくて申し訳ないのですが、`今しか出ない声’で歌える、という考え方もできます。
全力でやってみます。
お待ちしています。

 

別れの準備

2009-02-23 01:25:21 | Weblog
2月20日渋谷アピア

  カワカミアラタ with 田中眞紀子&アンダーソン

〈セットリスト〉

 1,インスタント
 2,キリギリス
 3,誰のせい
 4,グラビア
 5,いくつもの夜
 6,赤い観覧車

アンコール
   春の残酷



この日のライブの際に配っていた`あたふた´に告知されていたので、もうここで書いても差し支えないであろう。

渋谷アピアが6月下旬に移転の為、閉店となる。
移転先は学芸大学。

私はこの情報は、昨年中に得ていた。
昨年~今年にかけての年越しライブに、長年アピアに居座った(笑)連中が大勢出演していたのには、どうやらそんな理由があったらしい。
もうこの場所で年越しライブをやることはないんだよ、という…

知っていたことだけれど、やはりこうやって告知されると動揺する。
あぁ、本当なんだ、というか、いよいよなんだというか…
この日のライブは、リハで自分の歌が上手くいかなかったのと、この告知と、スケジュール的な問題が起こって、本番前は、かなりピリピリしてしまった。



今、その後どうしていこうかという事を、懸命に考えている。
学芸大学に移ってもアピアとの関わりは続けていきたいとは思っているが、さすがに今までと同じようにとは、気持ちの上でも現実的にもいかないのだ。
今までのように、ライブハウスに負んぶに抱っこではいけない。
`というわけにはいかない´じゃなく、`いけない´と思う。
ホームに安穏とするのではなく、アウェイで戦わないと。戦ってみないと。

アピアは学舎であり、生家でもあった。
あの時期、ここと出会わなければ、私はまともに生きていただろうかと、大袈裟でなく思う。
勿論、今の私がまともだとも思わないが、生きていこうとするエネルギーだけはちゃんと満ちている。
悲しくても寂しくても辛くても苦しくても恐くても、それらをバネにしたり肥やしにしたり力に変えたりできるだけの、活きる術を得られたのは、アピアと出会ったからに他ならない。
多分、自宅以外で最も安心できる場所。
私が居ていい場所。
私が私でいられる場所。
それでいて甘えのない場所。
40を過ぎたいい大人が、何回このステージで泣いただろうか。衆目の中で。
でも、そんなことができた、私の全力が出せる場所であったのだ。

それが、消える。

今、`次`を懸命に考えているのは、その恐怖に耐える為だ。次を考えていないと、何もかも失ってしまいそうだ。
それが本音だ。
頼るものは、いよいよ自分しかなくなった。
私の歌、私の声、私のピアノ、私の音楽。
ピアノは持ち歩けないからね。正に身体一つで、ピアノのあるところならどこでも行って、マイクなんかなくても歌を聞いてもらって。
ピアノがなくたって、歌ったっていい。
そういうことだ。
私には、それしかない。

アピアを卒業して、`田中眞紀子´になるのだ。

渋谷にアピアがある6月までは、アピアに集中しようと思う。
絶対的な信頼のおけるこの場所で、やりたい事は全部やっておきたい。
やり残すことのないように。
思い残すことのないように。
我がままや迷惑をかけてでも、やっておきたい。
我がままや迷惑をかけてでも、やった結果を出せるライブをやりたい。
そういう負荷を自分にかけて、学舎を卒業するに相応しい自分に高めたい。
それしか、自分のみを信じてこれから歩む`自分´になる為の方法がない。
私の放つ声一つ、ピアノの一音が、アピアで培った全てを表すものになるように。
そう思いながら、こんな文章を書く時、目の奥が熱くなってしまうのを禁じ得ない。


我がままと迷惑を一つかけて、自分の思う通りにした。
我がままや迷惑をかける、というのは、しんどいものだ。言うなりになった方が楽だっりする。
だから絶対に結果を出したい。
それは目に見えないものだけれど、きっとわかって貰えるように。

わかって欲しいことを、わかって貰えること。
それが表現者の使命なのだから。

そして今夜、怠雅君のライブに行って、`次´も一つ見つかりそうだ。
恐怖に打ち勝つ支えになってくれるだろう。
この学舎では、音楽バカが育つ。
卒業後、自分以外に頼れるのは、同胞の音楽バカに違いない。



20日の競演者、田邊君は、ギターにエコライザー(だっけ?)をかけて不思議な声で不思議な歌を歌う、面白い新人だ。
高橋ゴーマルベイベーは、この日を最後にしばらくお休みとか。このご時世に、確かに名古屋から毎月来るのは、さぞ大変だろう。
高橋さん、また会えるよね。
会おうね!
永井君は威勢のいい福岡人。3年振りかでアピアに戻ってきたそうだ。

新しくやってくる人。去る人。戻って来る人。
そんな様々な情熱が渦巻くアピア。
いとおしいステージが、ひとつ、終わってしまった。


私は、あと何回、ここに立てるだろうか。




音楽バカは、いつまでも語る。

2009-02-19 02:24:58 | Weblog
たいがぁとあおけんは、職業上、私の敵と判明。
似たような仕事をしているという共通項と共に。
ちばっちは、ちょっと苦手そうに食べていた。
バカな大人にならなきゃね。
バカな子供じゃだめだわね。
固めて広げる`クダル’関係を目指す。
クダル、は、クダラナイ、の反対語ね。
この刺激をエネルギーに、明日のライブは、はじけるよ。



音楽バカの話は、いずこも、全く尽きないのである。


ライブ告知

2009-02-18 01:08:22 | Weblog
2月20日(金)渋谷アピア

カワカミアラタ with 田中眞紀子&アンダーソン

   開 演  PM6:50
   料 金  前売1300円/当日1500円+ドリンク代
   競 演  永井秀樹・高橋俊之(from名古屋)・田邊慶祐


競演の高橋ゴーマルベイベーは、しばらくアピアをお休みするそうです。
高橋ゴーマルベイベーはカワカミさんのお友達ですが、私は何故か、カワカミさんよりはるかに多くゴーマルベイベーのステージを観ています。
見る度に、どんどんステージが締まっていくのがわかって、面白かったな。

人のことは言っておれず、カワカミユニットも今回を逃すと、次は6月までライブがありません。
2年目に入り、アンサンブルも確固たるものになりつつ、どんどん変わって来れています。
是非目撃にいらして下さいませ。

お待ちしております。



困ったね。

2009-02-14 01:53:24 | Weblog
3月27日にピアノでサポートする河内伴理のライブに行った。
先日の練習の時に使っていた新しいギター、生音でも充分力強かったが、アピアのPAを通したその音色の美しいこと!!
深い低音は、客席に座っている私の足の裏に、ビンビン振動する。
このギターと共演するのか…

先日の彼の話では、軽く弾いた時と、強くかき鳴らした時と、あまり違いがない音だそうだ。つまり、やたらにかき鳴らしても仕方がないということらしい。
そんな楽器の特徴を把握してか、ステージは`大人’であった。
困ったね、。すます老成しちゃうね、まだ24歳なのに…(笑)

ただ、ギターの音の存在感に歌が追いついていないのだ。
伴ちゃんのライブを観る時、いつも自然に彼の顔を見て聞いているのだが、かなり良いライブであったにもかかわらず、どうしてもギターに目が行ってしまう。
相当`歌’そして`言葉’に体重をかけていかないと、歌がギターに負けてしまうんだな、これは!
困ったね。。

自分の就職祝いに買ったそうだ。いきなり店長に抜擢され、頭の中が二分しているようなのだが(笑)、これからどんな風にでも変わって行くだろう自分を、音楽に縛り付ける為のギターらしい。
今の自分より格上の楽器を手にして(失礼かなー?)、自分をそのレベルまで高めて行こうとする彼の心意気は、ギターの音色のように美しい。

いや、しかし…
このギター殿の存在は、我々のデュオにおいても凶と出るか吉と出るか、全く読めないのである。
困ったね。。。




2月13日の金曜日は変な日だった。

午前中に家を出た時は寒かった。セーターまで着て出てきた。
仕事は穏やかな人達の中で良い居心地だったが、異常に暇で地獄のようだった。
20日のカワカミ氏のライブで歌う歌詞を、何十回も繰り返して暇を潰した。
ちょっと日が過ぎてしまったが、ママのご命日(8日)に持って行くお花を買ってアピアに向かいながら、汗だくになった。
伴ちゃんのライブで、昼間の暇地獄のストレスを解消した。
家の最寄りの駅に帰り着いたら、強い風で空気がもあっとしていた。
家に着いてドアを開けたら、家の中の方が寒かった。
14日の最高気温は21度だそうだ。
でも来週の水曜日あたりは最高気温は8度だそうだ。

なんなんだよ?
困るよね。



アンサンブルの嵐

2009-02-11 01:43:52 | Weblog
ここ10日くらいで、色んな人と会って話して、今年前半の予定が固まってきた。
目指すは`無理なく濃厚な日々’。
`無理なく’が大事ね!(笑)

多分、私が関わってきたミュージシャンの大半が、今年、とある変動を余儀なくされる。
だから今、これまでの関わりを、より強固なものとし発展させて行きたい。
それが互いの力になっていくと信じるから。
ちょいとふっかけてみると(笑)、ぐいっと返ってくるね、想像通りに。

個の力を確信してはいる。
けれど、限界はある。
力のある`個’が手を組んでみる。
絶対に何かが生まれる。
最終的な形なんて、全く想像していない。
多分、そんなものはいらない。
何かを`やってみる’の連続でいいのだ。

ミュージシャン同士であるからには、音楽としてのアンサンブルを体験してみよう。
互いの表現に、もっと食い込んでみよう。
そのことで、きっともっと、その`個’が引き出され、確認できるだろう。
ぶつかったことのない相手とぶつかってみよう。
きっと新しい感動を得られるだろう。

こんな時代だからこそ、文化だ。

って、パパが言う。
私のやろうとしている事は`文化’なのかしら?
わからないけれど、欲しいのは`幸せな時間’だから。
やる私も、受け取る人にも、幸せな時間は、生きる活力になってくれると思うから。
あまりにも殺伐とした日常に、日々立ち向かうために、それは必要なものだと思うから。

そして、関わって下さる皆さん、私をもっと変えて下さい。
それは必要なことなのです。



<2月3月のライブ日程>


2月20日(金) 渋谷アピア

  カワカミアラタ with 田中眞紀子&アンダーソン

    開 演  PM6:50
    料 金  前売1300円/当日1500円+ドリンク代
    競 演  永井秀樹・高橋俊之・田邊慶祐

カワカミユニットは2年目に入って、少しずつ形を変えはじめている。3人でやれる回数が少ないからこそ、1回1回が常に新しいものになっていくよう、それを3人が楽しんでいけるよう、つちかった信頼関係の元に展開していきたいと思う。


2月26日(木) 渋谷アピア

  田中眞紀子ライブ

    開 演  PM6:50
    料 金  前売1300円/当日1500円+ドリンク代
    競 演  寿緑・カワシマヨシユキ・タマガワショウウン

そう言っちゃなんですが誕生日直前なので、新旧交えたセットリストで今の自分を確かめようと思っています。
CD出してから3年になるんだわ。レイク氏のお嬢ちゃんが2月生まれで、私のCDと同い年なのだ。その時の赤ちゃんも大きくなって、もうすぐお姉ちゃんになるんですよ~。月日の流れるのは早い!


3月19日(木) 渋谷アピア
  PUNKー春の祭典ー 凝視ー想像と破壊のアンビヴァレント

   田中眞紀子ライブ

    開 演  PM6:50
    料 金  前売1500円/当日1700円+ドリンク代
    競 演  チバ大三・日向-hyuga-・てらし優一郎

お互いにアピア15年選手だが、チバ大三とアピアでブッキングされるのは実は始めてなんである。そりゃあ、なんかやるでしょうよ!(笑)
なんかやろうよ、とチバ君から誘われたのは、2008年の1月1日であるからして、実行までに随分時間がかかったが、まぁそんなもんですね、何でも。。。
そう、チバ君とのアンサンブルは、実は独パンじゃできないわけよ、`独唱’だから!(笑)
必見です、皆様!!!


3月27日(金) 渋谷アピア
  昨日の子供たちspecial 歌と詩の二重螺旋が織りなす反ー神話絵巻

   河内伴理 with 田中眞紀子

    開 演  PM6:50
    料 金  前売1500円/当日1700円+ドリンク代
    競 演  竹内ゆえ・恋川春町・青木研治・田邊慶祐

伴ちゃんとの共演は3回目。昨年は卒業おめでとうライブであったが、今年は就職おめでとうライブとなる。めでたいことだ。
まぁ、卒業と就職のおめでとうは同時であるのが普通なわけだが…(笑)
しかもいきなり`長’のつく職につくらしく、大変なことだ。
その研修中にばぁ~っとできたって曲が素晴らしい。
就職祝いに自分で買ったというギターの音も力強い。
彼がこれからどんな風に変わっていくのか、1年に1度確かめるようなこのデュオは、私にとってもとても楽しみなイベントになっている。


4月のライブは、私のもっと違う一面を押し出すべく、協力者の尽力に期待大。
実はその協力者のご都合如何なのであるが、その人物の音楽バカ度からいえば、きっとやるな!(笑)
もちろん、無理は禁物よ♪
5月は、私の集大成のライブを企画中。しかも対戦相手に未来の超大物を狙っている。


あぁ、実に、無理なく濃厚な予定である。