爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺が、見たり聞いたりその日の出来事をつぶやいています。

キンキのいずし

2009-11-27 11:13:00 | あれこれ
今朝クロネコ便で札幌の弟から晩酌のおかずにと「キンキのいずし」が届いた。

photo by      おじたりあん from OCNフォトフレンド


「しおり」には
高級魚「キンキ」(正式和名・キチジ)は比較的寒冷な新海に生息する稀少な魚で、そのたっぷりとのった脂身は、通もうなる言わずと知れた高級魚で、この商店はカナダ沖の北太平洋で捕れたキンキ(アラスカキチジ)を直輸入、昭和55年「いずし」加工に成功したと書いてある。


いままで「ホッケ」「ハタハタ」「紅鮭」「ニシン」のいずしは食べたことがある。

お歳暮時期にスーパーで陳列されているのを見かけたが、なかなか手が出なかった。

さらに「しおり」には
「いずし」ってなに・・・?

現在の一般的な寿し(握り寿し)の原点とされ、金沢の「かぶらずし」秋田の「はたはたずし」などが有名。

魚(おい)ずしが転訛して「いずし」になったと言われています。

滋賀県の「ふなずし」に代表される「なれずし」とは全く別の系統。

自然(乳酸)醗酵で、魚、野菜、ご飯を食べますが、「なれずし」では使わない「麹」を使うことで醗酵を早くするのが特長です・・・と。

「いずし」のルーツは・・・?

世界的な稲作生産地の東南アジアのタイ、ベトナム、カンボジアの山中がルーツといわれています。

古い時代、彼らの唯一の良質なタンパク質である川魚を保存食として食するためにコメや野菜を使って醗酵、保存食としたことから始まり、その文化が中国の山間部に広まりやがて朝鮮半島をわたりわが国に伝えられた言われています。

北海道には、江戸時代「北前舟」に乗って日本海沿いに北上して伝わり、冬期間の貴重なタンパク源として独自に発達してきたといわれています。

北海道の「いずし」はお正月の郷土料理として昔は各家庭で作られていたが、若い人たちが発酵食品を敬遠するようになり漁師家庭の一部で作られている程度になっているようです。

きょうの晩酌が楽しみです。

コメント
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