爺のつぶやき

後期高齢者で知識や話題に乏しい田舎ジジイですが、
見たり聞いたりその日の出来事をつぶやいています。

期待の「ゆめぴりか」不作

2009-11-04 14:27:00 | あれこれ
ゆめぴりか夢で終わった不昨年  剣淵・鹿野登美子(87)さんの
川柳が「道新」 に載っていた。

photo by おじたりあん from OCNフォトフレンド

わがマチは石狩川流域に広がる恵まれた土地で道内屈指の稲作地帯といわれている。

以前は「きらら397」今では「ほしのゆめ」「ななつぼし」「ふっくりんこ」などの米が作付けされている。

今年から道内7地区の一つとして農家33戸で新潟魚沼産の「コシヒカリ」にも負けないといわれる食味の「ゆめぴりか」作付した。

コメはタンパク質含有率が低いほどうまいといわれている。

「ゆめぴりか」はタンパク質含有率を6.8%以下と決めた。

これは播種から収穫までの肥培管理で農家にとってはとてつもない挑戦である。

北海道のコメは、「ハサかけ」してもスズメもつつかず、ネコもまたいで通る」やっかいどう米と云われた時代があった。

その後、生産者も資金を出し合い、道、ホクレン、農試で品種改良を続けてきた。

今、食味では府県産米に負けないコメが北海道で生産されるようになった。


photo by
おじたりあん
from OCNフォトフレンド

うまい、安い、北海道のコメと人気もでてきた。

しかし、生産者には悩みがある。

北海道のコメは府県産と比較して60?玄米で約2000円の価格差がある。

ブランド米「ゆめぴりか」への挑戦は「収入増」への切り札でもある。


ことし道内は7月長雨8月も天気が続かず冷夏で生育も遅れ「ゆめぴりか」も不稔が多くなった。

残念ながら基準のたんぱく質含有率6.8%の米がごく一部しか出荷できずこのほど販売が終了するという。


今年の「ゆめぴりか」は消費者に食べていただくことができずに残念な結果に終わった。




コメント
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