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マイナンバーカードの保険証 (5)

2024年05月31日 | Weblog
私はこれまで4回「マイナンバーカードの保険証」と題してここに投稿してきました。
4回目の「マイナンバーカードの保険証(4)」はこの地域の基幹病院の受付窓口で見た光景でした。そのとき私はマイナンバーカードは使わなかったのですが、一昨日この病院では初めての診療科を受診した際にカードを使ってみました。

初診受付の担当者の「診察券と保険証を出してください」という言い方から、保険証とは紙の保険証を意味することは明らかでした。私が「このカードで良いですか?」と聞くと「良いですが自分で操作してください」と言いながら、カードリーダーの布カバーを外してくれました。かなり早い順番ではありましたが、私の前にカードを使う人がいなかったことは明らかでした。
その後、呼び出しがあるまで窓口の様子を見ていましたが、20人くらいの人を受け付ける間、他にカードの保険証を使用した人はいないようでした。ここで見る限り、1年近く経っても前回と何も変わっていないようでした。

その後、診療科別の受付を経て、ようやく医師の診察へ進むのですが、そこでちょっとしたハプニングがありました。受付の看護師(?)から、「貴方はこの件で過去に他の診療機関を受診していまが、この病院へ来たのは何故ですか? 紹介状が必要です」と言われたのです。私は、そのクリニックで2年以上前に完治したと言われた上、今回は同じ臓器ではあるが全く別の症状であること、また以前は車でそのクリニックに通院していたが、近い内に車を手放すので、徒歩で通院できるこの病院を受診したい旨を何度も伝え、暫く押し問答した後、ようやく医師の診察を受けることができました。

何故、他の医療機関の受診歴が分かったのか、初めは疑問を感じたのですが、私が保険証としてマイナンバーカードを使用したからではないかと気付きました。(カードを使用しなくても保険証の被保険者番号などで調べることは出来るかも知れませんが)

帰宅後にマイナポータルにアクセスし、自分の診療情報を呼び出してみました。

①で「健康・医療」/「診療・薬剤情報」を選択し
②で表示対象日を指定。(現在は最長で2021年9月~2024年3月の間)
③で「診療・薬剤情報明細」を選択
これで私の医療機関ごとの受診歴が表示されました。(途中の操作は一部省略してあります)
別場面にはそこで処方された薬剤情報なども表示されます。
また、PDF文書としてこれらの情報を一括入手することもできました。私の場合は、前記期間の医療・薬剤除法は23ページのPDFファイルとしてダウンロードできました。

マイナポータルで見られる情報は一般向けの情報ですが、医療機関向けのデータとしてはもっと詳細な専門的データである可能性はありそうです。

このように患者のデータにアクセスしデータを入手することは、無駄な受診を減らし、医療費の削減や医療機関同士の連携促進・病院の混雑軽減などには有効かも知れません。
今回の私のように、個々にはこれによって煩わしいことが生じるかも知れませんが、社会のシステムとしては価値がありそうな気はします。

それにしても、この日の受付の様子を見てもマイナンバーカードの活用が一向に進んでいないことは明らかです。
社会インフラとして多くの問題点があることが何度も取り沙汰されていますが、極めて稀な例を取り上げてシステムを全否定することにも素朴な疑問を感じます。
ただ、政府の拙速な進め方に大きな問題があったことは否めないと思います。

このような状況の下、昨日はAppleのiPhoneにもマイナンバーカードの機能を持たせることに政府とAppleが合意したというニュースが報じられました。
詳細はこれからですが、そうなればカードを持ち歩く必要は無くなりますし、スマホがあればコンビニで住民票などを入手することもできるようになるそうですが、スマホのセキュリティ対策が一層重要になりそうです。
実際に利用可能になるのは「来年春の後半」だそうです。
もう古くなった私のiPhone12でも使えるのかどうか・・・ 気になるところです。

確か、Androidのスマホは昨年から使えた筈ですが、あまり話題になっていないように感じます。
順調なのか?、それとも使う人が少なくて、トラブルが少ないのか?


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