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モバイルバッテリー (1)

2022年09月19日 | Weblog
外出先でスマホに充電する目的で、以前からcheero社製の電池容量 3.6v 5,200mAh (18.72W) のモバイルバッテリーを持っていたが、これは非常用としては些か心もとない。

最近は「モバイルバッテリー」ではなく、非常用またはキャンプ用などとして「ポータブルバッテリー」に分類される大容量蓄電池が多数出回っている。それも検討したが、災害に備えるべき最も重要なことの一つは情報アクセス・連絡手段の確保であろうと考え、取り敢えず今回はスマホの充電を主目的とし、携行も可能な大容量モバイルバッテリーを購入した。


今回購入したセットは、電池本体・急速充電に対応する充電器・充電ケーブル・取扱説明書・収納ポーチから成る。(ANKER社製)
大きさは 184× 82 × 24mm、重さは 585gなので日常的な携行にはあまり適さない。

下図は本体裏面の印刷の一部を拡大したものである。


電池容量 25,600mAh / 94.72Wh とあるが、これとは別に 定格容量:15,800mAh / 定格電圧:5V とも表示されている。これは掛け算すると 79Wh になる。
リチュームイオンバッテリーの電圧は3.6V前後であるが、充電は5Vで行われる。そこで 5Vに昇圧する際にロスが発生するので、実際の電池容量を示す数値としては一見小さな値になってしまう。

私が使用するiPhone12の電池容量は 2,818mAh なので、2,818 × 3.6 ≒ 10.1W
従って、計算上は 79 ÷ 10.1 = 7.8 となり、8回近くフル充電できることになるが、充電中 iPhoneもバッテリーも多少発熱するし、他にもロス要因はあると思うので、実際はもっと少ない回数になると思われる。
ノジマ電機のHPには、スマホの充電可能回数の目安は公称電池容量の70%で計算するよう記載されているので、それによれば 25,600 × 0.7 ÷ 2,818 ≒ 6.4 回となる。現実はこの程度ではないかと思っている。

一方で、日常的にはスマホの電池残量が 0 になるまで使用した後 100%まで充電するような使い方は電池寿命の点からは望ましくないので、私は通常は20%を切った時点で充電を開始し、93 ~ 95% で充電終了を心掛けている。このような使い方であれば日常的な充電回数という意味ではもっと多い筈である。(尤も、非常時には 0% 迄使うことになるような気はする)

ところで、ANKERはこの分野では有名企業であり、世間の評価も高いようである。
しかし、製品に添付されていたマニュアルはいただけない。


75 × 110mm ほどに折り畳まれた紙片に小さな文字で印刷されているのだが、何と12の言語で記載されている上、項目ごとに同じ内容がそれらの文字で順番に記されているので非常に読み難い。しかも実際の使用に即した説明が不足しており、私が経験した中では最悪のマニュアルであった。取説を軽視するという意味でAppleの悪い面を真似しているような気がしてならない。

内容に不明な点があリ、もっと詳しい日本語マニュアルの有無をチャットで問い合わせたところ、「グローバルに展開している商品ですから・・・」との回答であった。しかし、2番目の図がバッテリー本体に表示されていたことで分かるように、これは明らかに日本向けに生産された商品であろう。このまま英語・日本語圏以外にもグローバルに出荷しているとは考えられない。
これに比べれば日本語のマニュアルを用意することくらいは容易なのではないだろうか。紙で添付しないまでも、HPに言語別のファイルを用意するくらいは簡単だと思う。

実際にスマホを何回充電できるかは現在テスト中なので、結果が出次第ここに掲載するつもりである。


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