工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

コンテナ・フリーダム その2

2023年10月26日 | 鉄道・鉄道模型
 RM MODELS誌12月号掲載分の続きです。
 架空の事業者のコンテナについては、昔トミックスから発売されていた無塗装のコンテナや、朗堂の無塗装コンテナに別売りのデカールを貼った後で、余ったコンテナを活用できないかということで始めたのがきっかけでした(朗堂の無塗装コンテナはたいてい3個入りなので、一つは余剰が出たりしたものです)。やがて、自由型コンテナとして作ろう、という目的が先行してコンテナを購入したりするわけですが・・・。
 懐かしいF1チームのコンテナにつきましては、既にエイプリルフールネタでご紹介しておりますが、そんなわけで調子に乗ってあのチームもこのチームもと作ってしまいました。

F1のロゴとマクラーレン、フェラーリです。F1のロゴも昔の姿です。このロゴですが、他のカテゴリーもデザインは共通でFIAのバックの車のシルエットがそれぞれのカテゴリーで違っておりました。マクラーレンもこの塗装が遠い昔の姿に映ります。
フェラーリはコンテナの端面も抜かりなく(?)エンブレムを入れてあります。



ベネトン、ウィリアムズ、ティレルです。ベネトンはやはりカラフルさで勝負、ということで端面を赤、青で塗っています。



ウィリアムズですが、チームのマークは何度か変遷を遂げています。アラブ系スポンサーの頃は緑色基調でした。

お次は中団の名門チームから。ロータス、ブラバム、ミナルディです。

ロータスと言うと黒と金のJPSカラーだったり、黄色のキャメルタバコカラーあたりがおなじみですが、本来はイギリス系のチームと言うことでブリティッシュグリーンです。ロータスのロゴはプラモデルのデカールから採りました。

チームのロゴですが、プラモデルのデカールやサードパーティーが販売しているデカール以外はネットからダウンロードしたものが多く、それをハイキューパーツのインクジェット用クリアデカールに印刷しています。このデカールのウィークポイントは下地が明るい色でないといけないところで、ミナルディやブラバムのロゴは白い部分に貼り付けています。ちなみにミナルディの塗装ですが、白、黄色、紺色となっています。黒ではなく紺色が正しいようです。
ベネトン、フットワーク。レイトンハウスはこちら。

ベネトンは80年代末までアパレルブランドと同じロゴをF1マシンの車体に描いていました。
ジョーダンとリジェです。

ジョーダンはハイキューパーツの白地デカールにロゴを印刷しています。白を下地とすることで、文字の黄色が緑色のコンテナでも映えるようにしています。
リジェチーム、懐かしい名前です。最近「GP Car Story」でも特集されました。フレンチブルーとフランス国旗をイメージした青と赤の帯を入れました。

F1の次は私の好きな二大フュージョンバンドです。

カシオペアについては幾度かロゴを変えており、このロゴは少し古いものになります。どちらも非公式グッズですので念のため。


海上コンテナはこんなもので遊んでいます。

ヴェネツィア共和国が18世紀末にナポレオンの前に降らず、海洋都市国家としてシンガポールのように生きながらえていたら・・・というテーマは以前から飛行機の模型などで手がけておりまして、海上コンテナがあったらこんなカラーリングではないかというものです。GMカラーの灰色9号でコンテナを塗り、オリジナルのデカールを貼っています。「COLLEGANZA」とはヴェネツィア特有の金融システムで、交易ごとに出資するもの、融資されるもので「組合」を構成し、商品を売り払って利益を折半する仕組みをとっておりました。複数のコレガンツァに出資するのは商人達の間では当たり前で、遺産相続の目録の中にも入っていたそうです。現代ではコンテナを管理する機関としてコレガンツァは残っている、という設定でして「MARE NOSTRUM」は「われらが海」という意味です。
調子に乗って別の都市国家のコンテナも作りました。

小説や映画で有名になったアマルフィですが、かつては海洋都市国家でもありました。青地にマルタ十字が紋章ですが、市販のマルタ十字の紋章デカールでもここまで大きなものは無いため、結局ハイキューパーツの自作用デカールのうち白地のものを用意し、そこに印刷する形をとりました。文字はMYKデザインのフォントデカールを使用しました。コンテナそのものはMr.カラーGXのスージーブルーで塗っています。デカールを切り出すとどうしても切り口のところにデカールの下地の白が出てしまいますので、デカールが乾いた後にふちのところにこの色を塗って目立たなくしています。
そして架空のデザインからもう一つ

左の「PENGUIN EXPRESS」ですが、フォントは自作デカールで、ペンギンの顔や雪の結晶はこちらのデカールです。

ペンギンだけでなく、桜の花なども出ています。雪の結晶などはありそうでなかったデザインですし、アイデア次第でいろいろ使えそうです。
隣の「MALTA」ですが、こちらも架空の事業者です。マルタ十字はグリーンスタッフワールドの中世もののデカールを使いました。これはマルタ騎士団なのか・・・。

RM MODELS12月号ですが、淡路屋の「コンテナ弁当」の容器をGゲージのコンテナとして使うという記事もありました。本ブログの駅弁大会の記事でもこのコンテナ弁当を紹介しましたが、GゲージというとLGBと玩具道楽のこの人たちとコラボしていたことがあります。

コンテナは約1/27、プレイモービルの人形の方は約1/22.5のようです。


投稿はしませんでしたが、こんなコンテナも・・・


自衛隊がこういうデザインのコンテナを運用しているわけではないので念のため。これについてはまた別の機会に紹介しましょう。








 















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