工作台の休日

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電気で走るフォーミュラカーのレースがやってくるそうです

2023年06月22日 | 自動車、モータースポーツ
 既に新聞等でも報じられていますが、電気で走るF1とも言われる「フォーミュラE」の選手権が東京でも開催されることが正式に決まりました。来年3月末に東京ビッグサイト周辺で開催されるとかで、SNS界隈でもこのニュースでさまざまな声が上がっています。FIA(国際自動車連盟)の世界選手権戦ということですから、格式もありますし、東京都としてもゼロエミッションに力を入れているので、見える形、分かる形でのイベントというのは歓迎、というところなのでしょう。
 私もテレビ中継でたまに観ることがありますし、豚児などはF1とまではいかなくても、スーパーGT、WRCと同じくらいの興味があるようで、けっこう食いついています。たぶん世界各地の市街地で行われるレースがもの珍しいからでしょう。ドライバーについてはF1から離れてきた中堅~下位チームの選手もみかけますが、私も「こういうレースもあるのね」という感じで観ています。F1を離れた選手、と書きましたが、40台近くエントリーしていた昔と違い20人しかF1に枠がない以上、昔なら予選通過のボーダーラインにいたような選手や、さまざまな理由でF1にたどり着けないでいる有能な若手選手たちもこういうカテゴリーで存在感を示しているのだと思います。
 気になったこともあります。既にどなたかが指摘していますが、コース予定地となる臨海副都心は埋立地由来ですので、どうしても路盤に凸凹が発生しやすいと聞いたことがあります。昔のF1ベルギーGPみたいに「やっぱ再舗装しなきゃいけないので延期します」といったことが起きないことを祈ります。また、市街地での本格的なレースというのは東京どころか国内的にもカテゴリー問わず初めてでしょうから、警備やパーマネントのサーキットとは異なるコースでのオフィシャルの教育など、課題もあるように思います。
 この報道が出た後である国会議員が、3月末がフォーミュラEで、翌週に鈴鹿でF1日本GPが開催される、とツイートしたそうですが、これは噂レベルの話で、まだ正式に決まったわけではないようです。春に中東で開幕してオセアニア、アジアラウンドという流れで秋開催だった日本GPを春開催に、という話は聞いていますが、正式なカレンダーとして決まったわけではありません。リップサービスのつもりだったのでしょうが、公人の立場で決まっていないことをつぶやかれるというのも・・・という気がしました。
 ともあれ、こういう形で大きなイベントが東京の臨海副都心にやってくるということで、一番喜んでいるのは臨海副都心の開発の言い出しっぺだった泉下の鈴木元知事と、やれるならF1だってやりたいくらいの発言をしていた石原元知事じゃないでしょうか。特に石原氏は1966年の「日本インディ」でレースを招聘したアートライフの相談役として、プログラムにも寄稿していましたし、三宅島でマン島TTレースのようなバイクレースをやりたい、と言うほどでしたから、レースには理解があったのでしょう。
 海外からも人気の都市、東京でのレースですから、レース後はシャンパンファイトじゃなくて、ご当地のお酒を用意しましたってことで、デンキブランファイトなんてどうでしょう(神谷バーかよ)。なにせ電気で走るくるまですから(こらこら)。えっ?ご当地ならホッピーとか天羽の梅だって?F1が(無駄なくらい)ラグジュアリー路線なら、こちらは立ち飲み路線にしたみたら、と少々脱線しました。市街地ですからコースアウトはガードレールにズドン、となってしまいますね。
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