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工作台の休日

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5年ぶりに入間基地航空祭へ その2 C-1以外も見どころいっぱい

2024年11月04日 | 飛行機・飛行機の模型

 入間基地航空祭、その1は「C-1まつり」状態でしたが、C-1以外のフライト、展示も盛り上がっておりました。

 おなじみブルーインパルスは午後登場。

青空に美しい白と青の塗り分けが映えます。

編隊飛行の美しさの合間に華麗なソロ機の演技が間髪置かずにあり、楽しめました。入間の場合、過去数回曇天だったり途中で演技中断のアクシデントがあったりで、青空のもと、フルにショーを楽しめたのは久々かもしれませんね。

2機で大空に描いたハートにもう1機が矢の役目をするキューピッド。

コークスクリュー。背面飛行の1機の周囲を別の1機が円を描くように飛びます。ショーのラスト近くの演技です。

順番は前後しますが、入間基地のヘCH-47ヘリ。

迫力あるフライトです。

 

入間と言うと空自唯一の飛行点検隊もあります。YS-11に代わって配備されたU-680A。ビジネスジェット由来の機体です。

 

U-4もビジネス機由来の機体。午前中にC-1、C-2とともにフライトをしていました。

尾部の向こう側には

電子戦用のYS-11がいます。エンジンも換装しているのでオリジナルではありませんが、いまなお現役の機体です。さすがにこの機体を間近で見る機会はありません。

戦闘機は小松基地からF-15Jが来ました。

北陸新幹線を模した胴体前部の塗装が目を引く特別塗装機です。垂直尾翼には石川県のシルエットも。

F-2A支援戦闘機は百里基地・第3飛行隊所属。

途中、早めにお昼を食べるべくT-4(中部航空方面隊司令部支援飛行隊)のフライトはパスして売店に並びました。地元サイボクさんのフランクフルトでも、と思いましたらもつ焼きもあるそうで、C-1にはもつ焼きだよなという心の声がしましてもつ焼きを買い、朝のうちに地元のコンビニで買ったおにぎりと共に賞味しました。甘辛い味付けが美味しかったです。

昔なら売店を冷やかしたりして帰るのですが、混雑もしておりますし、何より撮りたい写真もたくさんあり、飛行場地区をあちこち動き回っておりました。グッズについては通販で買ったりもしていますので。

そんなわけで時間ギリギリまで基地におりました。

名残惜しいですが帰投する機体も出てまいりましたので帰ることにしました。

帰りがけに支援車輌も撮りました。さまざまな車輌がいます。

以前ならそれほど混雑していなかった狭山市駅方向もたいへんな混雑です。飛行場地区と反対側の滑走路に近い側も開放しており、その帰りの人たちも合流してきました。実に25万人が来場したそうです。午前は銀色のC-1の近くを、午後は飛行場地区の奥の方をベースにしていて、ブルーインパルスの周りに近づかなかったせいか、ものすごい混雑、という感じではなかったのですが、それでも携帯の電波がつながらないなあ、という感じはしました。

雨上がりの翌日で空も良く晴れましたし、もつ焼きも美味しかったし(笑)、いい写真も撮れて満足の一日でした。往復1000円でおつりが来て、狭いとはいえいろいろ見ることができる基地はなかなか無いので、満足でございます。

帰宅したら日本シリーズを放送していて、ベイスターズ優勝しましたね。おめでとうございます。3戦目から勢いがどんどんついていったという感じでした。乗ると手がつけられないところがあるのか、乗せてしまうとパのチームは交流戦でも苦戦している印象があります。横浜スタジアムは一度お邪魔しましたが、いい球場だなと思っています。

 

おまけ

最後のC-1に合わせ、こんなTシャツを中に着ていました。昔どこかの基地で購入したもので、入間基地に行くときは着ていったものですが、このところなかなか機会がありませんでした。中に着ていたので外からは見えないんですけどね。

背中には諸元が書かれています。

 

 


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5年ぶりに入間基地航空祭へ その1 最初で最後の(!?)C-1まつり

2024年11月04日 | 飛行機・飛行機の模型

 11月3日は文化の日ですが、毎年入間基地航空祭が開催されています。令和2年以降コロナ禍などで開催されない年が続き、一昨年は抽選で選ばれた方のみの入場でした。今年は久々に「誰でも入場できる」ようになりまして、私も勇躍出かけてまいりました。

 特に今年はC-1輸送機のラストイヤーにブルーインパルスも来る、もちろん5年ぶりの航空祭ということもありまして、混雑が予想されましたので朝早く基地に出向き、8時には稲荷山公園の改札を出ていました。

 C-1輸送機は1970年に初飛行した川崎重工製のジェット輸送機です。日本の国情に、と言いますか専守防衛と言う政治的な足かせもありましたのでサイズも小さめですし、航続距離も他のジェット輸送機に比べると短くなっていました。それでもアメリカのおさがりのC-46や旅客機由来のYS-11しかなかった輸送任務が向上したことは言うまでもありません。大型輸送機の部隊は小牧、入間、美保の各基地にありますので、入間に行くと編隊飛行が見られたものです。このところは国産のC-2が後継として配備され、退役が進み、今年度内の全機退役が噂されています。

前置きはともかく、C-1の写真から

午後にラストフライトを行ったC-1  031号機

 

主翼後方、動翼が下にべろんと垂れ下がった地上での姿もC-1の特徴です。

後方の大きなカーゴドアで物資を運び入れることができました。第一空挺団の落下傘降下も入間航空祭の特色でした。今回は風が強くできませんでしたが。

 

今回はなんと、岐阜基地にいる1号機もやってきました。C-1は緑、茶、黄土色という日本らしい迷彩色ですが、こちらは登場時の銀色塗装のままです。岐阜基地の飛行開発実験団で各種試験に供される機体です。

飛行開発実験団のマークが見えます。ここのC-1が関東地区の航空祭に訪れることは稀ですので、私も岐阜基地にだいぶ前に行って以来かも。

こちら二枚は帰投前に撮りました。

こうしてみると銀のC-1も機体のラインなどが分かりやすく、魅力的です。

001号機の隣には002号機が。尾翼には第402飛行隊(入間基地)のマークがあります。「C-1 FOREVER」の隣には402飛行隊の旧マークが。数字の2を模しています。私が入間基地を最初に訪れた80年代初頭はこのマークでした。こんなところにもクルーたちのC-1愛が感じられます。

そして今回は何と、電子戦要員の育成用のEC-1も展示されました。最初は遠いところに駐機していましたが、フライトの後、1号機、2号機と並んで展示されました。胴体前後をはじめ、大きなアンテナフェアリングが外形上の特徴です。用途が用途のため、なかなか目に触れることはなく、航空祭などでも遠くの方に駐機しているのが見えるくらいで、こうして公開、さらにはフライトと言うのはとたも珍しいことです。

帰りがけに人が減ってきたところで撮影。昼間は常に黒山の人だかりでした。

尾翼のマークも違いますね。

午前中にEC-1がフライトを行いました。逆光気味ですが独特のシルエットがおわかりいただけますでしょうか。

フライトを終えてタキシングする姿を撮ることもできました。カモノハシのようなスタイルですね。

 

ノーマルの方のC-1についても、午前、午後とフライトがありました。

C-1というと大型機とは思えないタイトな機動が特徴でした。ちなみにエンジンはボーイング727、737、ダグラスDC-9、シュド・カラベル、ダッソー・メルキュールなど短距離・中距離旅客機でおなじみ、JT-8Dを搭載しています。31機が生産されたC-1ですが、最後の機体が納入されてから40年以上経過しています。

フライトを終えた031号機、消防車の放水で迎えられました。

コクピットにI♡C1とあります。

入間基地を初めて訪れたときからずっといた機体でしたので、退役は寂しいわけですが、これも時の流れというものです。私も変わらないのは髪色くらいで、染めてもいないと言ったら昨年暮れに高校のクラス会で(ちいさな子供がいるという以上に)驚かれましたが、それでも年齢だけは毎年一つずつ重ねているわけで。

入間航空祭の話、C-1だけではありませんので続きます。

 

 

 

 

 

 


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