この連載も今回でおしまいです。インストゥルメンタルを中心に、ベテランから比較的若いミュージシャンも交えて紹介します。
1 AQUAPLANET 高中正義 1993年
「ラジカセをビーチに連れ出した男」なんていう異名もありますが、このアルバムはタイトル通り、海や魚をイメージした曲がほとんどです。高中流「哀愁のヨーロッパ」も聴けます。いくつかの曲で当時カシオペアの向谷実さんが参加しています。

名曲「BLUE RAGOON」などはこちらのベスト盤でも聴けます。「THE BEST 30th」「THE BEST 2001」

1970年代から第一線で活躍し続け、今も喝采を浴びている高中さん、本当にすごいなあ。
2 High Pressure MALTA 1987年

フュージョン全体が元気だったころの名盤。アルバムタイトル曲はタバコのCABINのCMでもおなじみ。松本恵二や星野一義がドライブするF2やF3000のマシンを思い出す方も多いのでは。私もこの曲を聴くと夏の熱い風を思い出します。
3 SEA IS A LADY 角松敏生 1987年

各曲のサブタイトルに女性の名前がついているのが特徴のアルバム。「SEA LINE ~RIE~」はマイルドセブンFKのCM曲でした。私はこの曲と「MIDSUMMER DRIVING ~REIKO~」がお気に入り。それにしても1987年は上記のMALTAさんのアルバムにこちら、さらにスクエアの「TRUTH」とフュージョンの大当たりですね。
4 CLASSICS KEY OF KENNY・G ケニー・G 1999年

ケニー・Gです。甘いソプラノサックスです。でもさまざまな名曲のカバー集というのが特徴で「WHAT A WONDERFUL WORLD」ではルイ・アームストロングの歌声と「共演」しています。セルメンでも紹介した「恋のおもかげ」や「ROUND MIDNIGHT」、「イパネマの娘」もあります。「STRANGER ON THE SHORE」という曲を知ったのもこのアルバムです。この曲、NHK-BS1で海外の放送局のニュースを日本語通訳つきで放送している時間帯で、時間が余ると海岸の風景と共に流していた曲の一つでした。長距離のフライトで聴いていたら退屈しなさそうです。
5 SOLAR 小林香織 2005年

「サックス界のアイドル」のデビュー作。最近はライブの方もご無沙汰ですが、以前はよく行ってました。明るくて夏向きのアルバムが多い方ですが、私はこのデビュー作が特に夏向きとしてお気に入り。カバー曲も適度に入っているので聴きやすいかも。これだけジャケットの表紙が入っていませんが、2005年の8月のライブで私の名前の入ったサインをいただいたからです。あしからず。
6 VIAJUNDO 渡辺貞夫 1998年

トリはやっぱり大御所ナベサダで、というわけでもないのですが「旅」を意味するタイトルのアルバムを用意しました。私がどうこう言えるような分際ではありませんが、円熟の会心作というか、当然ながらすべての曲とアルバム全体がとても完成度が高いアルバムです。「みんなのうた」のためのボーカル曲も違和感なくアルバムに入っています。ナベサダというと私にとってはオレンジエキスプレスも外すことができないのですが、持っているのが昔ソニーが「CD選書」と題して販売していた廉価版なので、やはり正規のアルバムを紹介するのが筋という思いもあって採り上げました。

ニュースでは既にお盆休みの帰省も始まっているとか。災害やコロナ禍で大変な思いをされている方もいらっしゃるので、ただただお見舞い申し上げるほかはないのですが、いろいろな方に、これらの音楽が勇気や希望となることを祈って。
1 AQUAPLANET 高中正義 1993年

「ラジカセをビーチに連れ出した男」なんていう異名もありますが、このアルバムはタイトル通り、海や魚をイメージした曲がほとんどです。高中流「哀愁のヨーロッパ」も聴けます。いくつかの曲で当時カシオペアの向谷実さんが参加しています。

名曲「BLUE RAGOON」などはこちらのベスト盤でも聴けます。「THE BEST 30th」「THE BEST 2001」

1970年代から第一線で活躍し続け、今も喝采を浴びている高中さん、本当にすごいなあ。
2 High Pressure MALTA 1987年

フュージョン全体が元気だったころの名盤。アルバムタイトル曲はタバコのCABINのCMでもおなじみ。松本恵二や星野一義がドライブするF2やF3000のマシンを思い出す方も多いのでは。私もこの曲を聴くと夏の熱い風を思い出します。
3 SEA IS A LADY 角松敏生 1987年

各曲のサブタイトルに女性の名前がついているのが特徴のアルバム。「SEA LINE ~RIE~」はマイルドセブンFKのCM曲でした。私はこの曲と「MIDSUMMER DRIVING ~REIKO~」がお気に入り。それにしても1987年は上記のMALTAさんのアルバムにこちら、さらにスクエアの「TRUTH」とフュージョンの大当たりですね。
4 CLASSICS KEY OF KENNY・G ケニー・G 1999年

ケニー・Gです。甘いソプラノサックスです。でもさまざまな名曲のカバー集というのが特徴で「WHAT A WONDERFUL WORLD」ではルイ・アームストロングの歌声と「共演」しています。セルメンでも紹介した「恋のおもかげ」や「ROUND MIDNIGHT」、「イパネマの娘」もあります。「STRANGER ON THE SHORE」という曲を知ったのもこのアルバムです。この曲、NHK-BS1で海外の放送局のニュースを日本語通訳つきで放送している時間帯で、時間が余ると海岸の風景と共に流していた曲の一つでした。長距離のフライトで聴いていたら退屈しなさそうです。
5 SOLAR 小林香織 2005年

「サックス界のアイドル」のデビュー作。最近はライブの方もご無沙汰ですが、以前はよく行ってました。明るくて夏向きのアルバムが多い方ですが、私はこのデビュー作が特に夏向きとしてお気に入り。カバー曲も適度に入っているので聴きやすいかも。これだけジャケットの表紙が入っていませんが、2005年の8月のライブで私の名前の入ったサインをいただいたからです。あしからず。
6 VIAJUNDO 渡辺貞夫 1998年

トリはやっぱり大御所ナベサダで、というわけでもないのですが「旅」を意味するタイトルのアルバムを用意しました。私がどうこう言えるような分際ではありませんが、円熟の会心作というか、当然ながらすべての曲とアルバム全体がとても完成度が高いアルバムです。「みんなのうた」のためのボーカル曲も違和感なくアルバムに入っています。ナベサダというと私にとってはオレンジエキスプレスも外すことができないのですが、持っているのが昔ソニーが「CD選書」と題して販売していた廉価版なので、やはり正規のアルバムを紹介するのが筋という思いもあって採り上げました。

ニュースでは既にお盆休みの帰省も始まっているとか。災害やコロナ禍で大変な思いをされている方もいらっしゃるので、ただただお見舞い申し上げるほかはないのですが、いろいろな方に、これらの音楽が勇気や希望となることを祈って。