工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

人はそれを食わず嫌いと云う

2020年11月03日 | 飛行機・飛行機の模型
 今日、11月3日は例年入間基地で航空祭が開かれ、たくさんの人がつめかけるところですが、こういう折ですので航空祭は中止、珍しく文化の日を自宅で過ごすことになりました。いつもの文化の日なら祝日の朝に早起きなど薬にもしたくない私が今日は自分の「ホーム」だからと早起きして荷物を持って西武線に乗り込んでいたわけですが、またそういう日が来ることを願っています。昨年もそうですが今年も天気が今一つでした。晴れの日が多い文化の日ですが、これも珍しいことではあります。せっかくですので今日は飛行機の話題でも、と思っています。
 航空自衛隊ではF4ファントムの引退が近づき、F35の配備が始まっています。写真だけでの判断になりますが、どうもこのF35という飛行機、あまり好きな形とは言い難いのです。この手の(21世紀の主力である)飛行機ではF22やライバルだったYF23、フランスのラファールやスウェーデンのグリペンなどは嫌いではないのですが、F35だけはどうもあの寸詰まりの形がなあ、という感じであります。もちろん、形で判断はできないわけで、一定数が日本にも配備され、さらには護衛艦「いずも」の甲板にもいずれ姿を現すのではないかと言われていますから、最新鋭機としてとかくキナ臭くなっている日本周辺の防衛にきっと役立つ存在、と思っているのですが・・・。形での判断ということですと、ユーロファイター・タイフーンもあのエアインテークの処理がなあ、というわけで、年齢を重ねてくるとここがどうのとか、あそこがどうのと文句ばかりになってしまうのかもしれません。
 そんなF35ですが、立体として見たときにどう感じるのだろうか、というわけでF-TOYSの半完成品を組む機会が最近ありました。私が組んだのはイタリア海軍仕様ということで、彼の地の海軍も空母を保有しており、F35Bが導入されることになっています(現政権が予算削減を掲げており、どのように配備が進むのかはまだ紆余曲折がありそうです)。

三色旗をあしらったラウンデルもロービジ化でグレーの濃淡ですので、一見したところどこの国の機体か分かりません。
大きさを比較してみましょう。VTOL機の先輩、AV-8ハリアーです。


ハリアーの塗装とマーキングについては詮索しないでください(苦笑)。
航空自衛隊の機体との比較です。
F2とあまり変わらないようです。

F4EJとの比較です。ファントムの方が全長が長いようです。

F15Jはやはり大きいですね。

 自分で立体にして、それを眺めてみたりしましたが、なかなか複雑で面白い形をしています。1/72でキットを組むかと言われるとどうかなというところですが、それでも実機が展示される機会があれば、間近で見てみたい感じもしてきました。やはり私は飛行機が好きで、この機体についてもどうやら食わず嫌いだったのかもしれませんね。
 前述の「いずも」ですが実物を数年前に訪れる機会がありまして、空母化の話が出たときはそれほど驚きませんでした。理由については「今はまだ語るべきときではない(Ⓒ山崎喜陽)」なのですが、長年乗り物を見ていれば、自分の頭の中で分かってくるというものです。
 余計な話はともかく、もし「いずも」の甲板にF35Bが並ぶようになれば、その姿を見てみたいものです。子供の頃は出来上がったプラモデルの飛行機を使って飛行甲板に見立てた紙の上に「着艦」させたりして遊んだわけですが、令和の時代の子供たちも「ライトニングの着艦だあ」と言いながらF35Bをボール紙で作った空母に下りたたせるのでしょうね。
 





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