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工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

百里基地 夏の思い出 その1

2020年08月29日 | 飛行機・飛行機の模型
 今日からしばらくは飛行機の話がつづきます。
 F4ファントムの引退、偵察航空隊の任務完了など、このところ百里基地に関するニュースが航空誌の誌面をにぎわせていますが、平成の初めごろの百里基地の写真をデジタル化しましたので、お目にかけようと思います。
 百里基地を初めて訪れたのは昭和60(1985)年で、このときは高校生向けの見学会に参加させていただきました。一日基地の中で隊員の方と同じご飯を食べ、配備が進むF15Jを間近に見学できたので、なかなか得難い機会でした。パイロット以外のさまざまな職種の方がいて、基地の業務が成り立っているというのを知る良い機会でもありました。
 そのあと百里基地を訪れたのは平成に入ってからで、このころ、百里基地では夏に「チビッ子・ヤング大会」というイベントを実施していました。ファンの間では「チビヤン」と略されていました(「チビッ子」とか「ヤング」とか、この時代でも既にあまり使われなくなった言葉でしたが)。これは夏の平日の一日、基地を一般開放するというイベントで、子供達には夏休みの思い出を、若者たちには就職先の一つとして自衛隊を考えてもらおう、という意図があったのではないかと思います。平日の基地の様子を見せるだけですので、エプロン地区に地上展示の航空機を展示する以外は訓練飛行のため離着陸する飛行機が見えるくらいで、ブルーインパルスも来ませんので、通常の航空祭よりものんびりしたイベントでした。しかし、平日で人が少ない分、飛行機をじっくり見て、写真も撮れるわけで、飛行機好きにとってはなかなかおいしいイベントだったのです。特に、この時代の百里基地では第305飛行隊のF4EJ、第204飛行隊のF15J、第501飛行隊のRF4Eとさまざまな機種がいましたので、まさに「一粒で三度おいしい」という基地でした。
 チビッ子・ヤング大会には平成元年に初めて行きました。今日ご紹介するのは平成2(1990)年の写真です。

第204飛行隊、F15Jが並んでいます。

離陸滑走に向かうF15Jです。当時使っていたのはキヤノンT70というカメラと、35-105mmのレンズでした。105mmでなんとかここまで撮れるという感じでしたので、フライトの写真は小さなものばかりです。

編隊で離陸する様子ですが、トリミングしています。

フライトの写真に期待できない分、地上にいる飛行機と人物を組み合わせようとも模索していたのもこの頃でした。



もちろん、イーグルだけでなくファントムも、というわけで、F4EJです。

ファントムというと私はこの時代の上面ガルグレー、下面白という塗装が好きでした。模型でもこのノーマルの塗装で作ることが多いです。
RF4Eです。


フライトに向かうF4EJ


着陸後、滑走路でドラッグシュートを展開するF4EJです。


地上展示では飛行機だけでなく、支援機材も展示されていました。


もう少し写真がありますので、次回に続きます。

 

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