●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●ナツの絶叫。

2009年07月26日 | 番外編<その他>
▼土が少ない大阪市内の繁華街でも
大音響のセミしぐれ。乾燥に強いクマゼミです。
街路樹見たら、ほんまにすご~い。鈴なりでした。

セミ、鳴くのは♂。
♀を求めて、大絶叫です。
そうやね、短い命やから。




▲所変わって、ちょっとだけ自然豊かな散歩道。京都南部の住宅地近くです。
奥の広場に桑の木ポツン。ずいぶん大きくなりました。
はじめて見た頃は、クズのツルで息絶え絶えだったのにね。
美しい形に育っています。この桑の木の実は、いちばん甘いのです。

▼ここでも最近ニイニイゼミが少なくなってきて、クマゼミの天下になりつつあります。

ニイニイゼミ、木の幹でトコトコ歩く姿がオモシロイ。
調べてみると、こうありました。

■オスは近くにとまったメスに
独特な鳴き方(交尾誘導音)をしながら、後方から歩いて接近。
前脚でメスの羽を数回たたく。

この段階で嫌われるとメスはトコトコと歩いて逃げる。
運良くメスが逃げないとオスはメスの横に並び、
今度は後ずさりして交尾の体勢を取る。

■脱皮殻が泥だらけである理由は、
おそらく乾燥を防ぐためで、
尿を使って塗るのではないかと思われるが、詳細は不明。

■松尾芭蕉の有名な俳句「閑さや岩にしみいる蝉の声」は
時期などから「蝉」とは本種であるとされている。
              (「セミの家」より抜粋)


▼ニイニイゼミの抜け殻です。小さくて、泥つきなのが特徴。
ほんとにすっぽりきれいに、なにからなにまで脱ぐのですね。
脱け殻は、木の根元近くで多く見つかります。クマゼミはもう少し高い位置が多い。



▼オトナです。



▼胸はって、ツッパってる若武者に見えます。
濃い恋の成就、祈! がんばれ!


あれは2年前、セミの羽化をはじめて見て、心から感動しました。 
すばらしいドラマでした。 → ●エメラルドグリーンの羽。<クマゼミの羽化>2007年08月06日


▼この桜並木はセミ天国。



▼ほんまにここは涼しくて、人が少ないのでモネ放任。



▼桜天井。緑バージョン。



▼北側の下の道、桑の木がどっさり。



▼でも、今年の梅雨は雨が少なく、
桜堤の下を緑でおおうハイ苔がさっぱり美しくなりません。
苔玉つくりたい意欲も沈みます。苔がイノチですから。



▼南側の奥の広場。
飼い主はアツくて降りたくないけど、
広場では、モネはほんとにうれしそうに走ります。
そんな顔をみたいから、人も犬もハァハァ言いながらここで走ります。



▼桜の木の下でふしぎなモノを見ました。キノコですか?
頭はクリーム色、カラダはピカピカの幹のような色です。
怪しいです。

【追記】判明しました!
またもや、クマさんにご教示いただきました。ありがとうございました。
この怪しいモノは、マンネンダケ(霊芝)の子ども時代の顔でした。幼菌というそうです。
あの霊芝、幼い頃はこんな姿なんですね。感動です~。



▼茶色の部分を木の枝でつっついてみたら、すごく固かった。
何だろうね。





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●雑草寄せ植え、その後。

2009年07月25日 | 番外編<植物>
育てている雑草寄せ植え、きゅうくつそうですが育ちざかり。
主役のヨウシュヤマゴボウ、可愛い実がつきはじめました。
茎もインク色に赤くなってきました。

【洋種山牛蒡】(ヨウシュヤマゴボウ)ヤマゴボウ科の多年草

▼ツルものが多いので、支柱をつくりました。
雑草のセイタカアワダチソウの茎で(冬に採って乾燥したもの)。

【背高泡立草】(セイタカアワダチソウ)キク科の多年草

ガガイモと野アサガオがからんでいます。

【蘿藦】(ガガイモ) ガガイモ科のツル性多年草
【野朝顔】(ノアサガオ) ヒルガオ科の1年草



秘蔵っ子もすくすく伸びています。
【河原決明】(カワラケツメイ) マメ科の1年草




新参者は、ひっつき虫。
【大葈耳】(オオオナモミ) キク科の1年草



自発的に生えてきたのは、
【長柄小蜜柑草】(ナガエコミカンソウ) トウダイグサ科の1年草




▼まだまだ、園芸店をのぞくと、えっと思うような値段のがあります。
大阪、仕事途中。売れ残りどれでも3個100円。
(楽しそうに選んでたら、2個100円を3個100円にしてもらえました

クレマチス2ポット。すぐに植え替えました。

【クレマチス】キンポウゲ科のツル性多年草
クレマチス、育て方がわからないまま、です。なんとかしなきゃ。
これは、木立性だそうです。(剪定するのとしないのとの区別がちゃんとわかってません)







▼斑入りのハイビスカスも2ポット。植え替え済み。
前に大きな鉢があったのに、冬、室内に入れるのを忘れ、枯らしました。
→ ●斑入りハイビスカス やっと咲きました。2005年08月12日
葉は美しいけど、あまりお花はつきません。

【ハイビスカス】アオイ科フヨウ属の低木の総称
これは、多分、ハイビスカス・ローザシネンシス・クーペリー





あと2つ買って、合計200円。大阪から京都の家までぶらさげて帰りました。
(こんなとき、仕事用カバンにも入れてるエコバック、大役立ちです)
というわけで、植える場所もないのに、ついつい増殖中です。
いいもんね。こんなに楽しいんやから。




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●おしあいへしあい葉。

2009年07月24日 | 番外編<植物>
野原の葉、上にむかって幾重にもかさなって
エネルギーに満ち満ちています。

圧倒されるその勢い。ちょっとちょうだいよ、生きる力。

▲ハート型の葉。いいね。
【苦荷首烏】(ニガカシュウ)ヤマノイモ科のツル性多年草

この植物には、ニガイ思い出があります。
まぁ、そのお陰で名前をバッチリ覚えることができました。
●残念、む、むかご。食べられるんでしょうか? 2005年10月19日
●今年はだまされないよ。ニガカシュウの花。秋の証拠も咲きました。2006年09月06日




もう、ムカゴをつけていました。ゴツゴツ岩型。




▼カラスウリ



▼ぐっと小さなスズメウリ



▼ガガイモ



▼これがイチバンいけない葉。
【荒れ地瓜】(アレチウリ) ウリ科




また、昨夏と同じ景色を見ることができたんだね。
こんなことに小さな幸せ。


▼最近読んで、よかったなぁ~と感じた本です。
よくできたストーリーより、
人の心を感じることができる本がいいなと思うこのごろ。

著者は、スペインの経済学者ホセ・ルイス・サンペドロ
1917年生まれ。彼の名前を冠した公立高等学校が複数あるほど尊敬される。
一般向けの経済啓蒙書を多数執筆するかたわら、小説家としても才能を発揮し、
『エトルリアの微笑み』はスペイン国内で100万部を超える大ベストセラーとなり、
ヨーロッパ各国でも10万部以上のベストセラーとなって一世を風靡した。
90歳のときの著書。

小説の舞台は、イタリア、ミラノ。
地に足をつけて暮らしていた老人が、末期のがんのためミラノで暮らす息子夫婦の家ですごす日々。
そこで見出したよろこびは、13カ月の孫の存在。
心の深い底まで生きる喜びと、死を迎える時間の貴重な日々が描かれています。

老人はつぶやきます。
「人は、自分自身のためよりもなお、愛する者のために生きる」
喜びは、与えられるものではなく、待つものではなく、
自らがみつけるものだなと。まだまだ修行が足りません。

読んでいて、思い出した言葉があります。
 年々にわが悲しみは深くして いよよ華やぐ命なりけり 岡本かのこ





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●斑入りヤブガラシ。

2009年07月23日 | 番外編<植物>

散歩道、グリーン、グリーンです。
暴れん坊の雑草天国。土と太陽のエネルギー満ちて。



そんななかで、アレッ。



美しい斑入りのヤブガラシが。ああ、いいなぁ。
園芸店で売ってた、斑入りのシッサスとそっくり。
こちらのほうが、いいぐらい。

(持って帰って挿し芽しようかとしばらく悩んだのですが、病気かもしれへん、とあきらめました。
でも帰って写真整理していたら、ほしくなりました)
斑が入るだけで、べつものに見えてしまいます。 
→ ●「斑入り植物」 ●「斑入り植物の世界」



【薮枯らし】(ヤブガラシ) ブドウ科のツル性多年草
めっぽう嫌われる、夏の雑草。
この植物、緑地帯の草取りをしていると
その巧妙さを感じます。
他の植物にからんで、見つかりにくいようにぐんぐん伸びます。
切っても切ってもまた生えてくるパワー。

「貧乏草」の別名もあり、人には嫌われますが
虫にはとても好かれます。



実。熟すとツヤツヤの美しい黒に。




▼夏草たちのせめぎ合い。太陽にむかってわっさわっさ。
負けずに咲いていました。

【昼顔】(ヒルガオ) ヒルガオ科のツル性多年草
帰化植物の西洋昼顔と昼顔の区別、まだつけられません。






なつくさや つるものどもと ゆめのなか





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●チョウなのよ。

2009年07月22日 | 番外編<その他>
梅雨明け宣言を待っているというのに、雨つづきです。

雨の日はどこで雨宿りしてるのでしょうか。
玄関前のクフェアの小さなお花に、小さなヤマトシジミ。
お食事中でありました。









こんな小さな蝶。どれくらい甘い蜜を飲んだらお腹いっぱいになるんだろう。



▼寝苦しい夜が続きます。
夏のベッドには、竹シーツを愛用。
わたしたちがまだテレビを見ているのに、ひとりでベッドにあがって
オモチャで遊んでいるうちに寐てしまいました。モネ。



あんまり凄い格好のヘソ天だったので、カメラ用意して、枕元のライトつけたら
ごそごそ寝姿変えました。






竹シーツ、初めはイヤがりましたが、今は気に入っているようです。
気持ちよ~く寐ていると、娘が「モネ、もう寐るよ~」と連れ戻しに来て、
抱っこで連れ去ります。
朝まで娘の部屋で寝て、早朝、全速力で走って戻って来て、二度寝。



竹シーツ、寝返りをうったらまた背中がひんやりして、寝心地満点。
数年前から愛用しています。←前は、寝ゴザでした。

欠点は、重いこと。(シングルで7kgもあります)
そして、この上に顔をのせて寐ると、顔に麻雀パイ型がつくこと。←なかなか消えません。

冬は敷き布団の下に敷くと、通気性がよくなることを、最近知りました。
(片付ける場所がなかったので、この秋からはそうしよう)

最初に買った頃は、1万円以上してたのが、今は2000円ぐらいからあります。
うちの寝室は、クーラーをほぼつけない派なので、この竹シーツ、もう手放せません。

夏は、竹シーツとタオルケット。
シンプルで(シーツと掛けカバーの洗濯手抜きでき)ラクチンです。



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ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
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