●山もも、ごろごろ。

山桃の実です。

濃い緑の地味な木で、ふだんはちっとも気づかないけど
今ごろになると、根元にころりころり。

【山桃】（ヤマモモ）　ヤマモモ科の常緑高木
雌雄異株だから♀の木にだけ実がなります。
中部地方以南の暖かい地域に自生。

排気ガスなどにも強いので、街路樹としてよく植えられています。

桃のような実をつけるから付いた名、なのだそうですが
そうかな～。
桃というからには、あのやわらかな桃肌のイメージがあるんだけど。
桃はバラ科なので、全く関係がないのにね。

別名は、楊梅（ようばい）、山桜桃、火実など。


▼アスファルトに1.5cmほどの実が散らばっていました。
暗紫紅色に熟しています。



▼見上げると、深い緑の葉に紅い実。







▼木の根元あたりをみると、おおおっっ。






宵越しの山桃は食べるな、といわれるほど鮮度が落ちやすいそうです。
じっと見ていたけど、さすが手が出ませんでした。
ここで紅く朽ちていくのでしょうか。

高知県では、
そのまま洗わずに（風味が落ちるから）塩をつけて食べるとありました。
生食がいちばん美味で、あとはジャムや果実酒になります。

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