●しっとり紫苑＆アメジストセージ

背高ノッポさんは、よく目立ちます。
しかも紫の美人なら、なおさら。
おまけに名前まで、なにやら蠱惑的。

ご近所でのびやかに咲いてました。

【紫苑】（シオン）　キク科の多年草。
ふるさとは、中国。平安時代から愛されていた植物。
その頃は、せきどめの薬草だったそうですが。
高さは2m近くもありました。

「紫苑色」という色の名前にもなっています。
日本の伝統色「紫」　

花が似ているから、この紫苑という名をもらった植物も。
「春紫苑」（ハルジオン）　「姫紫苑」（ヒメジョオン）





▼蝶が舞っていましたが、気をつけようね、ほら。



頂きに蟷螂のをる紫苑かな　　上野 泰



もうひとつの紫の艶姿。

【サルビア・レウカンサ】シソ科の多年草
ふるさとは、北米～中南米。
別名のアメジストセージのほうがおぼえやすい。
このお花も背が高く、1.5mほどありました。

広い場所でゆったり育てたら、どんなにみごとでしょう。









▼ある日の帰り道、いつもより早めに駅についたら
　南米の音楽が奏でられてました。
　バスが来るまでの5分ほど、澄んだ音が胸に沁みました。
　秋って、色も音も、心にとどきやすくする作用があるんでしょうか。

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