鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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いまさら社外取締役の設置義務付けって(笑)

2018年12月29日 11時47分34秒 | ビジネス
法務省が社外取締役の1人以上の設置を義務化するそうです(苦笑)。

ハマのカルロスの件でそう思い立ったようですが、
社外取締役はガバナンスとか全く関係ないですよ。

ハマの会社も、社外取締役2名いましたが、完全にお飾り。
見栄えをよくするために連れてきただけです。
特に今年になって就任した女性は、広告塔としてお飾りで連れてきただけ。
(それがこんなで可哀想ですが…)

現状、社外取締役はお飾りで見栄えの良い人か、社長の友達を連れて来ているだけ
というのがほとんどの会社で起きていることです。
社外取締役ビジネス(専門の紹介会社もある)も盛んですしね。

ですので社外取締役という仕組みにガバナンスなど求めるのがムダです。
むしろ社長のやりたいことに1票入れる味方を増やすだけ、と考えるのが正しい。

逆にガチで反対したとして
「少数意見として議事録に記述しておきます」
「最終判断は代表取締役に一任」とかなってそれでおしまい。
何も変わらず、粛々と進んでいくでしょう。
だから、義務化してもガバナンスの面でも、その他の面でも全く意味はないです。

というかあれですね、法務省は社外取締役という天下り先をつくるとか、
大企業の取締役に老後の就職先をつくってあげたいとか、そのあたりが目的なんでしょうね。
うがった見方すぎですかね?

世の中には、まれに社外取締役を過半数入れている会社もありますが、だからと言って
ガバナンスがしっかりしているか、と言われるとそうでもないですし、
そういうことをする会社がちゃんと儲けているかというと、そうでもないという皮肉。

それよりもハマのカルロスの件は、監査役と監査法人がポンコツだったということも
指摘されるべきですし、指弾されるべきことです。

なんかここまで書いてきて思ったのですが今回の法務省の動きは、監査役の役割を
社外取締役にやらそうとしているクサいですね。わざと混同するような進め方をしている。

うーん、アヤシイ。
これも捉え方がひねくれすぎでしょうか…。

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