鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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ダークダックスの懐の深さとブルーハーツ

2018年02月28日 20時13分31秒 | エンタメ
ダークダックス(※1)。
ブルーハーツ(※2)。

交わることのない2つのグループが交わった瞬間があった。

これは記憶が定かではないのだが
確か、ダークダックスがやっていた「サンデーダークダックス」というラジオ番組で
全国の一般大衆に最初に(?)ブルーハーツが紹介された。

家族で山梨の祖母の家に行った帰り小仏トンネルあたりだったと思う。
車の中で聴いていてダークダックスの誰かが

「ドブネズミみたいに美しくなりたい」
「写真には写らない美しさがあるから」

この歌詞に感銘を受けました、って言ってた。
そして「リンダリンダ」をフルコーラス流した。

大学の頃から合唱をやっていたうちの父は当然クラシックが大好きで、
ポピュラー・ミュージックはダークかデューク(※3)という感じの人だが、
車で一緒にそのラジオを聴いていて、ブルーハーツを強制的にきかされて
なんとも言えない微妙な顔をしていたのを覚えている。


何が言いたいかと言うと、それを聴いていた母が言った一言。

「さすが慶應の人は違うわね」

ポイントは勿論「慶應」ではなく(苦笑)、全く違うジャンルだろうが、
良い物は良いと受け入れる柔軟さ。
自分の子どもほどのメンバーがやっている拙いパンク・バンドの曲と詞を認め、
全国に紹介しようとする懐の深さ。

これ、大事。
テストに出ます。


(※1)ダークダックス:
    慶應のワグネルの男子メンバー4人がプロになった。
    ロシア民謡とかを歌ってた。リトグリの祖先みたいな感じ。
    角打ちで「ダークでお願いします」って言われたら半身になる。その語源。
(※2)ブルーハーツ:
    日本のパンクバンド。歌詞が最高。
(※3)デューク・エイセス:
    ダークダックスの路線を狙ったグループ。
    歌のジャンル的にはゴスペラーズの祖先みたいな感じ。



1 コメント

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Unknown (中澤)
2021-07-23 02:30:06
その番組、私も聞いていました。1ヶ月間、毎週かけていました。
不思議におもっていたのですが、後で調べたら、ダークダックスは当時ブルーハーツが所属していたメルダックの役員だったそう。つまり、自社の新人のプロモーションだったのですね。
ダークダックスの番組のリスナーに対して
どれだけ宣伝効果があったのか疑問でしたが、こうやって届いた人がいた訳で、不特定多数が聞く地上波ラジオにはそれだけの力があった事を改めて知りました。
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