あいだみつをは「にんげんだもの」と言った
赤塚不二夫は「これでいいのだ」と言った
2週間ほど前、ホリエモンこと、堀江貴文さんが、スマホ朝ナマで
経営者こそAIに取って代わられやすいと発言したそう。
http://agora-web.jp/archives/2018890.html
これはその通りで、昔からある核ボタンの話と同じだ。
東西冷戦時代、核戦争が起こるかもしれないと誰もが感じていた昔。
終末時計の針が1分進んだ、戻ったと大騒ぎしていたころ。
大学の情報処理の授業で、アイザック・アシモフの話などをしながら、
アルゴリズムというものを教えてくれた尊敬する教授が言っていた。
「核ミサイルのボタンを押すか押さないかという判断はロボットに
やらせるのが良い」
なぜなら機械は合理的な判断をするからだ、と。
合理的な判断が出来る機械であれば、核ミサイルを発射した後に
何が起きるかは合理的な推論をたてられると。
人間だからこそ不合理な判断をしミスを犯すのだ。
ということを初めて認識し、ショックを受けた覚えがある。
渋滞学で有名な西成教授も、人間の不合理な判断が渋滞を起こすと
今朝のワイドショーでも言っていた。
全てわかった上で、それでも人間は不合理なのだ。
完全な市場原理の中に置かれたとしても、
行動経済学を知っていても、不合理な判断をするのだ。
それが愛すべきわれら人間なのだ。
にんげんだもの、これでいいのだ