以前も書きましたが甲子園の高校野球を夏休み中
かなりテレビで見ていて、逆に面白くなってきました。
帽子がへんてこりんな形をしている、田舎の高校とかも面白いです。
田舎の高校生は「NEW ERA」とか知らないんでしょね。
というか禁止されているのかな??
ビーバップハイスクール時代の「短ラン」「長ラン」禁止みたいな。
「NEW ERA」タイプのキャップは禁止とか。
あと、ピッチャーのガッツポーズも話題になってます。
「unwritten rule」、日本語に訳すと「武士道精神」に反する行為だ、ということで。
このルール/精神は対戦相手を尊敬し、敬うということが根幹にあるのですが
しかしながら、高校野球ではそれは教えない。
自分が努力して勝つことが重要で、相手については目に入らない、
問題ではない、ということになっています。
ボクシングなどでもよくある、試合が終わったインタビューで
「こんなにはやくノックアウトしてスイマセン」
的なやつですね。相手に対して全く敬意を表さないやつ。
明治以降の日本人の人生観「勧善懲悪」スタイルがこの原因ですね。
勝った僕らが善で、負けた高校は悪という、独善的で自分勝手な考え方です。
負けた高校にも、応援団はいるし、空振り三振した打者にも親も兄弟もいるのです。
それをバカにするような独善的な行為は、明らかに「武士道精神」に反します。
このあたり、高校野球は教育だと大前提で言ってるのですから、監督や部長は
ちゃんと生徒(=選手)を教育しましょう。
それと、もう1つヒドいやつを書いておきます。
キャッチャーが捕球後にミットを動かすやつです。
この卑怯な行為は、国際大会で必ず日本チームが指摘を受ける審判を欺く行為です。
よーく見てると、どの高校のキャッチャーも捕球後、必ずストライクゾーンに
ミットを動かします。これは全高校球児がそう教わるんでしょうね。
「キャッチャーミットをストライクゾーンに動かして審判を欺け」と。
それこそが「ピッチャーを助ける行為だ」と。
家計が苦しいので「万引きしてこい」。
それこそが「お母さんを助ける行為だ」ってことですね。
どういう教育だ。