鈍いなまくら刀で社会を斬る!

デザイン・サッカー・世の中など思ったことを(出来るだけ)冷静に、(極力)論理的に

大塚家具のブランド力??

2015年02月27日 01時16分09秒 | 考え事
大塚家具の方向性はどうなるのか、この先不透明である。

会長(父)の言う「高級家具」というのが何を指すのかわからないが、
高級家具の分野には、イタリアのABCがいる。
中間は、BoConceptとか。
低価格は、勿論IKEA、ニトリがいる。

だとすると、どの辺りを狙うのか。
高級の再定義が必要になる。

会長は百貨店と同じレベルのお客様が大塚家具には来るとのことだが、
昔ならまだしも、大塚家具には高級というブランド力はない。
色々な情報がネットで調べられる現在は、ネタバレしていて、
大塚家具のイメージは大規模な並行輸入屋だ。

そして消費の活発な富裕層は百貨店には行かない。
行くのは各ブランドの路面店だ。
家具で言うなら先述のalfrex,B&B,Cassinaに本物を買いに行く。

この辺り、会長のセンスは明らかに古い。
社員を大幅にリストラして、展示場の数も絞って、
昔と同じビジネスを続けていくことは出来るだろう。
しかし、大きな飛躍は期待できない。
まだ社長(娘)の方が、大きな飛躍の可能性がある気がする。

二代目なので、苦労していた親(会長)の姿を見ているはず。
それでもなお、主張を絶対に曲げないのは、よほどのことがあるのだと思う。


格差反対!格差是正!

2015年02月17日 14時44分11秒 | 考え事
格差という単語が、安倍さんの演説には何回入って、
岡田さんの演説には何回入っていたとマスメディアで流していた。

しかし、短期的に無くすべきは所得格差とか生活格差ではなく、一票の格差だ。
議員定数を調整して一票の格差を失くということが何より先決だ。
四捨五入して1になるまで議員の数を調整する必要がある。

現在は議会制民主主義が機能していないという状態だ。
このような本質的な間違いを、わかっていながら放置するのは
未必の故意と言われるものだ。
この状態を解消して、それからが本当の議論の始まりだ。


アベノミクスは動脈、ピケティは静脈

2015年02月17日 14時37分15秒 | 考え事
アベノミクスとピケティの話は関係ない。

アベノミクスは短期を見て、ピケティは長期を見ている。
時間軸が全く違う。

言い換えると、本来なら
アベノミクスは動脈の話。ピケティは静脈の話。のはずだ。

それなのにアベノミクス自体が金融という血管の話しかしないから、
誤解が多くなっていくのだ。

アベノミクスでは実業に関連する規制緩和を徹底的に進めなければならない。
例えばヤマトのメール便などは規制にがんじがらめになっている良い(?)例だ。
マスコミでは「ヤマトと郵政の30年戦争」などと銘打っているが、
中身は岩盤規制に守れている郵政族。というだけだ。

そういうところを緩和しないで金融政策だけをやっているから
ピケティの話が入ってきて、おっちょこちょいな議員が混同した
議論をし始めるのだ。



スタジアムが無いから日本は強くならない

2015年02月16日 00時48分16秒 | サッカー
この時期になるといつも思う。
Jリーグがシーズン中だったら毎日沢山ニュースになっただろう。
ということだ。

プロ野球はキャンプ中。
Jリーグもキャンプ中。
それなら、野球を多く流すだろう。

でも野球がキャンプ中で
Jリーグがリーグ戦中だったら、絶対にJリーグを流す。

そこをJリーグはわかっていない。

それを実現するには、リーグ戦をヨーロッパのスケジュールに
合わせる必要がある。

そのためには、スタジアムに屋根をつけて防寒対策を
しっかりする必要がある。

そのためには、スタジアムはクラブが所有する必要がある。
スタジアムは広告収入や入場料収入で改装をある程度賄う。

足りない分は、totoの収益金などで補う。

結局、日本にサッカーがもっと深く文化として根付かないのは、
クラブチームの専用スタジアムが無いからに尽きる。

地元の人に愛されるスタジアム。
選手が誇りに思うスタジアム。
子どもたちが憧れるスタジアム。

それがないことが、日本サッカーが強くならない理由なのだ。


ピケティ論争と本の読み方

2015年02月14日 19時13分09秒 | 考え事
日本でのピケティ論争は論争になっていないので無視して良い。
誰も本を読んでいないし、理解もしていない。

マスメディアがアベノミクスに引っ掛けて
適当に煽っているだけなので、時間の無駄である。

それよりも本の読み方を知らない人が多いのではないか
ということがとても気になる。

本は、書いてあることをそのまま読めば良い。
何か自分の意見を入れて批判的に読んでも意味は無い。
書いてあることをそのまま理解する。
それが本の読み方だ。

自分の意見など入れて読むから正しく筆者の意図が読めないのだ。

確か、養老先生が「バカの壁」で書いていた気がする。
読んでないが。

お後がよろしいようで。



東洋経済オンラインはジャーナリズムでない

2015年02月13日 23時26分32秒 | 考え事
東洋経済オンライン編集部では、
外務省によるジャーナリストの旅券取り上げについて
当然であるという結論を出した。
外務省のやり方は理解できると。

信じられない。

僕は外務省のやり方に賛成だ。
メディアとは全く関係のない一般人だ。

しかし、メディアが。
ジャーナリズムに対して制限をかける政府に対して理解できる
とは、どういうことだろうか。

自分の命を賭けて真実を伝える。
そのために自分達には自由がある。
「ジャーナリスト」という肩書があると人に話を聞ける。
そういうことが、どういう意味を持つのか。
そういう力を、どうやって手に入れたのか。

そこをもう一度しっかりと考えて欲しい。

サラリーマンだからしょうがないのか?
ジャーナリストとは言え、会社から給料もらっている。
そして会社は政府に反対すると記者クラブに入れてもらえなくなるので
本気の反対は出来ない。

戦争や紛争については、サラリーマンは現地には行かないで
フリージャーナリストが命をかけて撮ったものを買い取って使う。

東洋経済オンラインに勤務している人々は
ちゃんと毎月給料が貰えて安定的に生活出来ることが一番なので
本気で「ジャーナリストとは」とか、「ジャーナリズムとは」とか
考えたことがないのだ。

東洋経済オンラインのようなダメなジャーナリズムを読む僕ら自身が
そういう根源的なことを考えよう。本質は何なのかと。

東洋経済オンラインの中の人が考えても変われないので、
そうじゃない外の人たちが考えていくことにしよう。
本質は何なのかと。



日本人は愛国心が無い

2015年02月11日 23時33分34秒 | 考え事
今回のダーイシュとの件。
後藤さんと湯川さんの件で、日本人は愛国心が無いことがわかった。

同胞が殺されたのに、多くの人(どこかの世論調査で8割)が
「自己責任」と言い放ったことがその証拠だ。

自己責任だからしょうがない。ということだ。
他の国では、同胞が殺されたことで愛国心が盛り上がり
「ダーイシュのやつらを殺せ」とまでなっている。

しかし、日本では「自己責任」で終わらせる。
お人好しで、愛国心が無い人間が多すぎる。

インドで、日本人女性がレイプされたり、お金を巻き上げられたり
殺されたりしている。
これも「声をかけられてついていくほうが悪い」という意見が多い。

領土問題でロシアや韓国、中国に対してあれだけ大騒ぎし、
新大久保などでヘイトスピーチをやっている人々が、他の国の人に
日本人が殺されているのに、何も言わない。
同じ日本人が殺されてなんとも思わないのか。

ヘイトスピーチをやっている君たち。
君たちが守ろうとしているのは何だ?
国か? 
国とは何だ?
安倍首相を守りたいのか?
自民党を守りたいのか?

日本人、人を守らなくてどうする。
日本人を守ることが愛国心だ。日本人が豊かになるのが国益だ。

腰抜けどもめ。



渋谷立てこもり事件

2015年02月11日 23時12分22秒 | 考え事
渋谷の立てこもり事件について、ワイドショーでは、
みんな半笑いで伝えていた。

和歌山県の小学生を殺した事件では、
散々、「普段からの奇行を警察が取り締まらなかった」のような
放置していたのが良くないというロジックの話を散々したり顔で言っていたのに。

渋谷の件は、どうでもいいけど危なそうな芽を素早く摘み取った
ということが大事なことである。





JAの解体

2015年02月09日 21時08分33秒 | 考え事
JAが実質解体されていくようだ。
監査権の廃止という1つの権力を失う。

中央集権的なJAの解体を安倍首相は進めようとしているが
安倍首相の狙いは、90兆円もの預金残高を持つJAバンクだ。

ゴールドマン・サックスの会長がNYから来日すると
真っ先に向かうのがJAバンクだと言われている。
彼らの90兆円という残高の行方が気になるのは当然だ。

小泉総理は郵貯を民営化したが、完全な民営化は未だ出来ていない。
安倍首相はJAバンクを農協から上手に分離したいのだろう。

ここが分離出来ると、農家への貸付などで農家を縛ってきた
JAバンクの新たなビジネスチャンスをつくることが出来る。

これも金融でしかないので、本質的な産業ではない。
資本収益率が成長率を常に上回るという例のフランスの彼の言うとおりに
収斂するだけだ。






スポーツ選手の発言が幼稚で困る

2015年02月08日 23時21分37秒 | スポーツ
マドリーの低調なパフォーマンスについて、シメオネ監督は
「相手のことについて話すのは不公平。我々は練習したことを実行しただけ」と話した。

という記事が出ていた。

こういう相手を尊敬する発言が日本のスポーツ界では出来ない。
ボクシングでは、「1Rでノックアウト出来なくてスイマセン」とか
サッカーでも「相手が弱かった」「いい練習になった」とか平気で言う。

スポーツ選手は、相手を殺すと言ったら大げさだが、
ぶっ倒すつもりでやる。
だからこそ相手の尊敬や尊厳を守った発言をしなければならない。









今は戦時中だ。

2015年02月08日 11時56分10秒 | 考え事
無条件で旅券返納が当たり前と思ってはいけない。

憲法第22条では移転や居住の自由(職業選択の自由)も保証されている。
これは為政者に制限されるものではない。
我々は自由だ。

一方、旅券法19条4項には、政府の責任による生命・財産保護の為に
旅券の返納が記されている。

憲法で国民の権利として認めらた移転や居住の自由がある
それは、絶対的に大事なものだ。
これを先ずは理解する必要がある。

誰かに迷惑をかけるからダメなのではない。
逆に自己責任であれば行ってもよいのではない。

この自由と政府が国民の生命を守るという2つのことが
せめぎ合ってのことだということを考えなければいけない。

それがわかっていれば良いが、
あまりに短絡的な「自己責任論」がはびこっている。

渡航した人間が死んでも殺されても自己責任。
自己責任なのだから、どんな危険なところでも
「死んでもいいです」と一筆書かせて行かせればいい。

このような「自己責任論」は、先述の国民の自由と政府の責任を
キチンと理解していない。

なぜか。

そもそも、自己責任というのは成立しないからだ。

今回、後藤さんが自己責任で行っても、結局政府や国民を巻き込んだ。
彼はジャーナリストとしての責任を全うしようとした、
それを助けようとするのは国民として当然だ。
政府としても、国民の生命を守る義務があるので、当然動く。
誰も日本という社会の中で、その関係性の中で生きている。
だから、自己責任というような議論は、そもそも成立しないのだ。

ただ、言えることは、次は、ありえない。ということだ。
それが後藤さん湯川さんの件で明白になった。
次に行く人は明らかにダーイシュに捕まりに行くようなものだ。
どんな理由があっても。ジャーナリストであっても、ダメだ。

現在は、戦時中と言ってもよい。
その戦時中に敵国に行くのだ。
それはジャーナリストであってもダメだ。
相手は「国」を名乗るテロ集団だ。

だから渡航すべきではない。
全てわかった上で、理解した上で、渡航すべきではない。







渋谷で引きこもり事件

2015年02月08日 10時25分14秒 | 考え事
渋谷で探偵が立てこもるという事件があった。
それも自宅に。

TBSの番組で、たけしが
「自宅なんだからむしろ出てこないように窓とか玄関に板を打ち付けちゃえ」
って言ってた。

笑った。

更にYahoo!かな?一般人のコメントで
「人質もとってないんだから、『立てこもり』じゃなくて『引きこもり』って言え」
って書いていた。

爆笑。