鈍いなまくら刀で社会を斬る!

デザイン・サッカー・世の中など思ったことを(出来るだけ)冷静に、(極力)論理的に

HONDAとMRJ

2017年06月25日 01時27分56秒 | 考え事
F1のHONDAと、飛行機のMRJ。

両方失敗だが、共通しているのが「全体を見れない」ということだ。
日本人は複雑なシステムの全体をつくることが苦手だ。

さらに悪い事にHONDAとMRJは、外部からのアドバイスを聞かず
独自にやろうとして失敗している。

大企業が新規事業推進部とかをつくって、新規事業をやろうとして
経験のないビジネスをやって失敗するという典型的な例だ。

外部からのアドバイスを聞いて、先ずはマネることから
やったほうが良い。真似をしないと新しいことは絶対出来ない。
これは絶対だ。
いつかは出来るかも知れないが、P/Lが合う範囲内で
出来ることは絶対にない。

一刻も早く外人の全体がわかる人を入れたほうがいい。

築地ブランドを失うこと

2017年06月17日 13時22分53秒 | 考え事
築地か豊洲か。

日本はブランドを大切にしない国民性というかなんというか
そういうところが多分にある。

「普通」、築地というブランドを大事に維持していこうと考える。
それは目に見えるコストの問題ではない。

豊洲に一時的に移転して、その間に現在の築地を再整備して
工事が終わったら戻ってくる。というのが「普通」だろう。
誰が考えてもそれが「普通」だ。

しかし、築地を捨てて豊洲に完全移転という「ウルトラC」を考え、
結構多くの人がそれを支持している。

ブランドという議論は全くなく、建築費と公害対策だけに目線が
行っている。
もう1度いう。「普通」は豊洲に一時的に移転して、再整備後
築地に戻る、と考える。それが「普通」なのだ。

「ブランド」ということを考えたこともないから、この「普通」が
わからないのだろう。

「ブランド」の真髄は、Factだ。定義と言ってもいい。
築地に有り続けるというFactが「築地ブランド」になるのだ。
80年くらいかけてそのFactを守り続けてきたのに、
それを全て無かったことにしてしまう。Factが無くなる。
それは「ブランド」を失うことにほかならないのだ。