ミシェル・オバマさんのスピーチを
篠田さんという方が日本語訳をしてくれました。
この問題の本質は、無意識に、悪気なく、普通のこととして
トランプさんが話しているというところにあります。
「自分がこうだと強く思っている」わけでも
「悩みに悩んでその結果このような結論に至った」わけでもない。
彼の中では普通のこととして存在していることを
口に出して言っただけです。
だからこそ、問題の根は深い。
僕らが普段、文化的生活をしている中で、
誰もが天から、生まれながらにして人権を貰っている中で、
それもアメリカ大統領選でこういうことが起こる。
この問題は根が深いと思います。
トランプさんの個人の資質の問題ではあります。
しかし、一方で我々の身の回りにも起こっていることでもあります。
一番わかり易い例は、女性がレイプされると、
必ず女の方も悪いという議論が起こることです。
いいですか?
例え、女が裸で歩いていても、それをレイプするのは100%男が悪い。
裸で歩いていることはレイプしても良いというサインでもなんでもないのです。
僕は男ですが、このような行為は心の底から吐き気がします。
これは男と女の話ではなく、人権の話なのだと理解すべきです。
トランプさんは、人権を冒涜する人間だということを我々は
わからなければなりません。
そして、人の振り見て我が振り直せ、です。
人権を冒涜し踏みにじるような行為をしていないか
よーく自分のことを顧みなければなりません。