鈍いなまくら刀で社会を斬る!

デザイン・サッカー・世の中など思ったことを(出来るだけ)冷静に、(極力)論理的に

日中韓パクリ連合

2018年04月30日 18時39分08秒 | デザイン
中国車のパクリを笑うこの記事ですが
散々、日本車もドイツ車やアメリカ車をパクってきました。
日本車のデザインは外車デザインのパクリの歴史でもあります。

今現在もパクり方が巧妙になっているだけで、日本車は未だに
外車、特にドイツ車のデザインをパクってます。

こういう記事を、レベルの低い多くの読者は鵜呑みにしますので
やめたほうが良いです。

私がこの記事の何が問題だと言っているかというと、
言外に中国はパクリ文化で嘲笑の対象である(が、日本はそうではない)。
と言おうとしていることです。それは最後の一文に表れています。

「さすがに4000年の歴史を誇る国ともなれば、日本人には理解できないことがたくさんあるようです。」

これはヒドい。
無論、この記事のメインストーリーとしては間違ったことを書いていません。
そこは明確に言っておきます。

三栄書房の契約ライターが書いた記事だと思いますが、
車専門の出版社ですので、車に詳しいライターと契約していると思います。
ですのでこのライターは明らかに日本の自動車産業のパクリの歴史を知っているのに
それを意図的に無視して書いています。

そしてこの問題の本質は、日本人は自分達がやっているパクリに鈍感であることです。

散々、リバースエンジニアリングで先進国のパクリをして来て我々は先進国入りしました。
高度成長期とはそういうことです。既にあるものを安い労働力と日本人の勤勉さとで
安くて壊れてない商品として、自国も含む全世界に向けて販売して成長してきたのです。

そして成熟国家となった現在でも、ダイソンのパクリをしまくり、iRobot(ルンバ)のパクリ商品を
発売しまくっていることに気づいていながら、見てみないふりをしています。

中国や韓国を「パクリ文化」とバカにするのは良いですが、
その時は自分達の胸に手を当てて深く反省しながらバカにしましょう。

日本の産業界と我々消費者は、この記事を読んで、自らを恥じなければなりません。

入社2〜3年目の優秀な迷える子羊へ

2018年04月30日 01時53分15秒 | ビジネス
就活中の優秀な迷える子羊へ
新入社員の優秀な迷える子羊へ
ときましたので、次は2〜3年目の皆さん向けに書きたいと思います。

実際に働き始め2年、3年がたち、あれ?思っていたのとなんか違う、
という人もいるかも知れません。
2年3年たてば、自分で行動し、仕事を自分の事として考えられるようになって
来ている頃かと思います。
この頃は「このままここにいて良いのか」とか「自分の適正は違うところに
あるのではないか」など、余計なことが頭をよぎる時期でもあります。

先ず言っておきたい事は、3年だと仕事の本質的なところまで理解が
及んでいませんし、仕事をわかった気になっているだけですので、
まだまだ深掘りするところはあります。気にせず突き進んでください。
新人の頃に書いた、違和感のメモが使えます。それを使って違和感を
解消し、さらなるステップアップに努めましょう。そして更にあと2年して、
入社5年目になったら、またゆっくり考えましょう、と言う事です。
この頃は「わかった気になる」時期で、転職・退職が多い時期でもあります。

「わかって気になってる」だけだから気にするな、とは言え、
あなたは何か漠然とした不安を持っていて、このまま大企業にいて良いのだろうかと
モヤモヤしているのだろうと思います。

追い打ちを掛けるように大学時代の同級生がスタートアップで、
VCから何億円調達したとか、有名な企業に買収された、などの話が嫌でも耳に入ってきて
自分たちの運命を自分たちで決め、自分たちの事業の為に
億単位のお金の話をしている友人達が眩しく見えてしまう時期でもあります。

そんな時、直ぐに思い立って大学時代の友人と起業の準備に入り、
会社に辞表を出し、サクッと辞められる人は良いです。
頑張ってください。皮肉ではないです。そのストレートな考え方は正しいです。
素直な意見として、頑張って欲しいです。

でも、自分の能力を信じているが思い切れない人が大多数かと思います。
そんな中でも、もしあなたが、投資銀行(VC含む)、商社、コンサルに入っているようなら、
将来色々な経験を積めるし、次の全く違う展開も考えられますので、今のまま
その会社にいるようにしましょう。

また、暖簾分けなどで、自分のキャリアパスが明確になっている会社は
それはそれで良いと思います。

しかし、そうではない普通の実業の会社に入ると自分自身が将来
どうしていくのが正解なのか悩む人が多くなってきます。

勿論、人生に「正解」などありませんが、今まで、自分自身の人生を自分自身で
コントロールしているとかしていないとか、そんな事を全く考えずに、ここまで来れて
しまったかと思います。でも仕事をすると自分自身の人生は自分自身でコントロール
することをいきなり要求されます。
そこで初めて、人生は自分の判断でコントロールするものなのだ、と気がつくことになり、
そんな自分には起業した同級生が眩しく見えてしまうのです。

でも、同級生が出来ているからと言って、大企業に勤めていて、次の自分の人生を
どうしようかと迷いに迷っているあなたは会社を辞めて起業するのはくれぐれも
慎重になったほうが良いです(迷わずやめられる人は問題ない)。

そもそも、就活して大企業に入っている時点で、起業した同級生とは自分の
判断基準が違うと肝に命じるべきなのです。2〜3年勤めたくらいで、
迷ったまま辞めても、新しい場所でも、また同じことの繰り返しになることは目に見えています。

それより、いまいる場所をどれだけ良くするかに心血を注いでみましょう。
先程も書きましたが、こここそが新人時代のメモの出番なのです。

あと2年。入社5年になるまで、わかった気にならず、厭世的にならず、熱く
身を粉にして働いてみましょう。入社3年目にわかった気になっていた景色と全く違う景色が
あなたの眼前には広がります。それは保証します。

まとめると、入社2〜3年目で「あれ?」って思った時、
迷わず辞められる人は辞めて起業しましょう。
迷っている人は、転職も辞職もせず、あと2年入社5年まで今の場所で頑張ってみましょう、
ということです。


最後にこの詩(の一部)を入社2〜3年目の皆さんに捧げます。

ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩の一節
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

バクー決勝後の感想

2018年04月30日 00時34分29秒 | F1
ホンダはマクラーレンからトロロッソへ。
進学校から三流校に転校した感じですね。

ホンダの実力的には、進学校にいる力はなかったですが
三流高校ほど低いわけじゃない。

偏差値70超えの麻布、開成、武蔵、筑駒、学附くらいにいたのに、
学力がついていけなくて猛烈なイジメにあって、
いきなり偏差値35の堀越に転校みたいな。
もうちょっと、いい塩梅の、偏差値60〜65くらいの都立高校や
中高一貫校くらいのとこはなかったんですかね。
なかったんでしょうね。

ヒドい実力でしたが、そこまでヒドい実力でもなかったのに
イジメのせいで偏差値35に転校になってしまって、
今度はホンダ側にフラストレーションが溜まりそうです。

まあ自分で蒔いた種なんですけどね。



日本サッカー協会に外国人会長を!

2018年04月29日 01時11分44秒 | サッカー
日本サッカー協会の田嶋会長の幼稚なコメントにはガッカリです。

自分がお願いして招聘した監督ではないですが、それでもワールドカップ出場まで
持っていってくれた監督です。最大限の敬意は示すべきです。
相手がどんなことを言っても、自分は最大限の敬意を示すというのが
組織のトップの姿です。
ハリルホジッチ前監督の記者会見後に出したコメントは

「彼の気が晴れるならいいんじゃないか」

というなんとも幼稚なコメント。
この発言からわかるのは、田嶋会長はトップにはふさわしくない、お猪口(※)
であるということですね。

ハリルホジッチ前監督が何を求めているのか全く理解でてきていない。

クビにするならするで、相手のプライドや面子というのを大事にしてあげる
ことが必要で、彼はそういった尊敬の念を求めているのです。
これは彼が特殊なのではなく、こんなことは全世界で常識なのですが、
田嶋会長に限らず日本人の多くは相手を尊敬する気持ちを表す、ということが
出来ない。

日本人が良く言うのは
例えばサッカーでは
 「こういう相手には5〜6点取らなきゃいけないのに1点しか取れずにすいません」
例えばボクシングでは
 「こんな相手をKO出来なくてすいません」


全世界の常識では

 「こういう相手には5〜6点取らなきゃいけないのに1点しか取れずにすいません」
  ↓
 「試合前の評判と違って、相手はとてもタフで強かった、1点取って勝てたことが嬉しい」

 「こんな相手をKO出来なくすいません」
  ↓
 「相手のアウトボクシングが思ったより上手くて仕留めるのは難しかった」

こうやって言うのが、全世界の常識ですし、これが相手を尊敬するということです。
ですから、田嶋会長が言うべきだったのは

「このような判断をせざるを得ない状況になってしまい残念だ」
「ハリルホジッチには、日本をワールドカップに連れて行って貰い非常に感謝している」
「ハリルホジッチに落ち度はなかった。彼はベストを尽くしてくれた」
「しかし、選手側にそれを実現するだけのキャパシティがなかった」
「それがここ何試合かで見えたので、直前で申し訳ないが交代と決めた」
「ハリルホジッチとの旅は終わったが、日本代表の旅もハリルホジッチの旅も
 これからそれぞれ続いていく」

という事です。

ハリルホジッチのキャリアをなるべく傷つける事ないように、彼を尊敬した
コメントをするのが、組織のトップの役割です。
協会が監督をクビにするのは、当たり前というか、この世界では日常茶飯事の事
ですので、別にそれ自体は問題はないのですが、ハリルホジッチは、自分のプライドを
傷つけられたことに怒りを覚えているのです。
もし彼が怒りに任せてCASで訴訟を起こすとかになったら、お互いに弁護士費用もかかり、
時間もかかります。お金がリアルにかかる。こんな無駄なことはない。

でも上記コメントにお金は1円もかかりません。ちょっと考えて話せば良いことです。
1対1でちゃんと解任理由を話すこともそうですが、
プレスの前で話す時にもっともらしい理由と感謝の気持ちと尊敬の念を表すことが
何よりも大事なことです。

今回の騒動を見ていて思ったことは、日本サッカー協会は機能不全を起こしていて
改革が必要だということです。かなりドラスティックではありますが、
日本サッカー協会にこそ、外国人会長を招聘した方が良いのではないでしょうか。
カルロス・ゴーンなど適任です。

かつて、日本サッカーの創成期にデットマール・クラマーが来日してサッカー界全体に
影響を及ぼした様に、中興の祖となる外国人をサッカー協会の会長として招聘し、
協会を起点に日本サッカー全体を改革して欲しいです。

いま、サッカー協会だけでなく、色々な日本のスポーツ協会が機能不全を
起こしています。濃すぎる血が煮詰まって、身動きの取れないドロドロの状態になり、
衰退が始まっています。産業界で日産やシャープが外国人の血で息を吹き返したように、
外から新たな血(知)を入れる時期に来ていることを我々は認識し、変わる為に勇気ある
決断をしなければならない、そう思うのです。

(※)お猪口=器が小さい

新入社員の優秀な迷える子羊へ

2018年04月28日 14時10分21秒 | ビジネス
先日、就活生向けに書いたので、今回は会社に入って研修も終わり、
実戦に駆り出され始めている新入社員の皆さんに向けて書いておきたいと思います。

大企業に無事入って(入ってしまい?)、実際に働き始めて「あれ?なんか違う」、
と思っている人も出て来る頃かと思います。

オールドエコノミーに属する中小零細企業に入った皆さんは、有無を言わさず鍛えられるし
余計なことを考えているヒマはないと思います。頑張って営業をするか、誰も真似出来ない
要素技術を磨きましょう。今回は関係ないです。

ただ、中小零細企業でもインターネットやコンピュータ関連の、bitを扱う
ビジネス、いわゆる(オールドエコノミーに対する)ニューエコノミーの業界に
いる人、ベンチャー企業は大企業と同じです。該当します。

昔から5月病と言われる罹患率の高い病気がありますが、先ず伝えておきたいのは、
「あれ?なんか違う」という違和感は大事な気持ちです。
後から効いてくるので、どうせならその気持をメモしておきましょう。
出来ればノートに日付を入れて肉筆で書くのがベストですが、
Evernoteでも構いません。今の気持ちをメモしましょう。

今の気持ちをメモ出来たら、
次はその(『あれ?なんか違う』という)気持になった
・状況
・登場人物
・目撃した現象
・それに至った時系列
を出来るだけ詳細にメモしておきましょう。

その次は何でそんな気持ちになったのか、その時に思い当たる自分なりの理由も
書いておきましょう。これは思いつきで良いです。

このメモは2〜3年後に効いてきます。
仕事に慣れて、自分で主体的に動けるようになるのが1年後くらい。
その状態で更に1年くらいやると、大体の大企業の人は
「あれ?このままでいいのか」とか疑問が浮かんできます。
その時にこのメモは活用出来ますので、その時まで大事に保管しておきましょう
(どう活用するかはまた別に書きます)。

これで今出来ることは全てです。
また、明日から頑張って行きましょう。

と言われても釈然としないと思いますので、何でそんな気持ちになるのかだけ
書いておきます。

皆さんは大学や大学院(以下、まとめて大学と書きます)というお金を払って学ぶ組織から、
成果を出して金を貰う組織に立ち位置を移行していますので、違和感は当然あるのです。

大学は学び・研究の場だと、元学生だった皆さんは考えているでしょうが
皆さんが意識していなかった大学のもう1つの側面があります。
それは事業/ビジネスです。大学には事業/ビジネスという側面もあります。
営利企業のように配当はありませんが当然売上と利益を考えて学校運営をしています。

大学の売上は、受験料・学費・寄付・企業や国の研究費・補助金の5つです。
学生はお客様です。お金を払ってますから。だから、簡単に言うと大学はお客様の
ゴキゲンを損ねないように運営されている訳です。

大学をアパレル企業を例に、簡単に分けるとこんな感じです。

 ・大学=アパレル企業
 ・教授=ショップ店員
 ・学生=お客様

お金の流れはこうなります。

  学生(学費)→大学(給与) → 教授
  お客様(服の代金)→ 会社(給与) → 店員

で、就職するとどうなるか、当たり前ですが、いきなり
お客様から店員になるわけです。

洋服買う時には
客:「どっちが似合いますかね?」
店:「こちらの色がお似合いです」

大学では
学:「先生、この考え方はどうですかね」
教:「それは、この論文が先行事例になるので読んでみなさい」

という会話をしていのが、
3月31日まで「客」であり「学生」だった役割が
4月1日から「店員」であり「教授」になるわけです。

この大転換が自分の身に起きていることなのだと理解しなければ、
違和感の元は理解出来ません。

お客様として、ワガママ言っていたのが、そのワガママに応える側に
一夜にして変わる、そう考えれば、それって凄い大変なのがわかりますよね。

さ、皆さん頑張っていきましょう。



就活中の優秀な迷える子羊へ

2018年04月25日 22時09分11秒 | ビジネス
就活中の大学生、大学院生の皆さん。
最近、採用面接に同席する機会が多いので、ちょっと一言(長いですが…)。

スーツが全員黒いのが気持ち悪いです。
リクルートバッグも気持ち悪いです。

聞けば就活のスーツは、黒一択だそうです。
いつからそうなったのかは知りませんが、とりあえず黒いスーツが基本だそうです。
また、リクルートバッグ。こいつも黒。バッグの外側の8割が防水の布で、
2割が合成皮革みたいなコンビ素材のやつ。就活終わったら捨てるか後輩に回しますよね、
間違いなく。実際、新入社員になったら誰も使っていません。
これも見た感じ気持ち悪いです。

皆さんは他の人と同じでないと不安かも知れませんが、お金が無駄です。
スーツは濃紺、バッグは革の黒いブリーフケースとかを買っておけば就職後も使えます。

面接官として服装や持ち物は当然見ますが、黒のスートと黒いコンビ素材の
カバンかどうかは、全く、1mmも、気にしていません。
白いスーツにマジソンバッグを持ってきたら、「えっ!?」と2歩下がりますが
普通のスーツとバッグなら全く問題ないです。

「最近の若いもんはみんな同じ恰好してる」「ワシらの若い頃は〜」
という視点からの話ではなく、
お金が勿体無いと思いませんか?という視点と、
黒いスーツってセンス的にどうなのよ?という視点からの話です。

どうせなら就職後も使える、濃紺のスーツと革のブリーフケースを買っておいたら
どうでしょうか。

ちなみに、

・スーツは濃紺(NAVY)
・ワイシャツは白
・ネクタイは濃い色の小紋柄、
・靴下は黒
・靴は黒か茶のストレートチップ

が世界中どこに行ってもどんな職種でも鉄板のグローバルスタンダードです。
絶対に間違いありません。

それと、面接の内容的な話も少々(こっちがメインに言いたいことw)。
自分が大学・大学院で研究してきたことをちゃんと話せる様にしましょう。
私が聞きたいポイントは、

・一言で言うと私はこういう研究をしています
・例えばこんな事例を想像していただくとわかりやすいかと思います
・何でやろうかと思ったかというと、こういう理由だからです
・具体的にはこういうリサーチクエスチョン(←意味わかりますよね?)を立てました
・こうい切り口/方法論で研究しています
・ちなみに、こういう先行事例/先行研究があります
・結果としてはこんな感じになりそうです/なりました
・ちょっと、このポイントは問題というか、やり残しがある気がします

ということです。

これを話せない大学生が非常に多いですし、逆に、大学院生になると、
当然時間をかければ全部話せますが、初対面の人にはどうせわからないだろうと
最初から説明を諦めていることが多いです。相手がわからないのは、100%あなたの
説明が下手だからです。

「アルバイトでシフト調整して仕事の厳しさを知った」とか
「サークルの会計係で人をまとめることが大変だった」とか
「バックパッカーで発展途上国に行って子どもたちの瞳が綺麗で人生変わった」とか
の話については私は全く評価していません。

誤解のないように書いておくと、私のいる組織では、当然、私が全員面接するわけでは
ありませんし、当たり前ですが、人事部も同席して違う視点で見ています。
私の学生に対する評価がどれだけ勉強(研究)を頑張ったかを見ている、というだけです。
勿論ですが、スポーツで凄い人は、スポーツについて先ほどの研究と同じ視点で
語ってもらいます。

それと、大学名と高校名は見ています。
大学院生については、高校名と、大学院ではなく学部がどこの大学だったかを見ています。
日本の場合、大学名は受験という、ある時期に努力したその人の結果/成果です。
そういう努力を思春期に出来たかどうかは将来の伸びしろに関わってきます。
ですので必ずレジュメにある学歴欄の高校名大学名はチェックします。

売り手市場・買い手市場に関係なく、大学名で判断するとか、予約に学歴フィルターを
かけるとか一切やっていませんが、受験の偏差値と面接での印象の良さは比例することは
間違いありません。面接の印象が良いからと言って、その人が将来デキるビジネスパーソンに
なるかは未知数ですが、経験上、偏差値と面接の印象の良さが比例していることは断言出来ます。

私は(我々は)一緒に仕事をするパートナーを探しているわけで、目の前の人間が来年の4月から
私と机を並べて一緒に仕事をするとなった時に、一緒に仕事をしたいかどうかが判断の別れ目です。

この「一緒に仕事をしたい」というのは、私の言うことを「ハイ」「ハイ」とよくきく人が
欲しいのではありません。私がその場にいなくても自分で合理的な判断が出来、且つ、
合理的な判断をするに足る情報がない状況下で判断を迫られるという場面で、先送りにせず、
その瞬間に思い切って判断出来る人が欲しいのです。

就活をしている時期に、そんなことが出来る学生はいませんが、そのような人材に育つ
可能性があるかないかを見ることは出来ます。
ですから、私は面接では、人間の「nature or nurture(※)」のnurture面を徹底して見るように
しています。先程書いた研究についての話もそうですし、その他の質問も手を変え品を変え、
その人がどういう環境で、どういう結果を出してきたか、ということを見ます。

そして、nurture面さえ見ればnatureは勝手についてくる、もしくはどうでもいい、
と言い切ることが出来ます。高杉晋作ではないですが、どんな人材でも鍛えて
立派な戦力にしていく自信があります。

就活生の皆さん、頑張って下さい。一緒に仕事しましょう。

(※)興味がある人は、映画"My Fair Lady"、" Pretty Woman"、"Trading Places"など観てください。


日本の産業構造を変える力

2018年04月24日 01時15分24秒 | ビジネス
日経ビジネスのウェブを流し読みしていたら、もの凄い良い記事を発見。
ちょっと久しぶりというくらいの面白い4回シリーズの記事でした。
題名は「『飛べないMRJ』から考える日本の航空産業史」という刺激的なタイトルです。

敗戦後、日本の航空機産業はアメリカによって解体されます。
そのあたりのことは知っていましたが、解体から壊滅に至る過程について
これほど納得感のある話を聞いたことはありませんでした。

同じように航空機産業が解体され壊滅しかけた敗戦国ドイツがどうやって
航空機産業を維持して復活させたか。
日本では何故、YS-11は上市できたのに、三菱のMRJは失敗したのか。
そして失敗が確定したMRJですが、下を向かず前を向いて、この失敗から
何を学び、次にどう活かすのかが勝負だと記事は結んでいます。

兎に角、ビジネスパーソンはこの4回シリーズは必読です。
テストに出ます。確実に。

様々な示唆に富んだ記事ですので、受けたインスピレーションを全部を書こうとすると
大作になるので、折を見て書いていきたいと思います。

先ずは、記事の背骨というか結論になる「創る」と「作る」の話を今日は。

簡単に言うと、記事にも出てきたボーイング787を例にすると、
「創る」のは発注者(ボーイング)
「作る」のは下請け(三菱)
ということです。

飛行機全体を設計するのがボーイングの仕事です。
高性能の部品を下請けとして作るのが三菱の仕事です。

iPhoneと全く同じ構造です。
全体を設計するのがAppleの仕事です。
高性能の部品を下請けとして作るのが、SONYや村田製作所の仕事です。

この全体を「創る」ということの難しさが、MRJの失敗の原因です。
それが出来る人材やノウハウが無かった。詳しくは記事を読んで下さい。

では全体を「創る」ということを今後、日本の産業分野で出来るようになるには
どうしたら良いのか。航空機の場合の答えは、これも記事に書いてありますのでそちらで。

その他の産業ではどうするのかというと、電子工作で気軽に使える
ArduinoやRaspberryPiなどのマイコンボード、そしてそれらをコントロールするProcessingの
ような人工言語が答えです。

これら自体はオモチャに近いものなので、精緻なことは出来ませんが、ポイントは
情報のインプットとアウトプット、事象の因果関係を身体的に体験(学ぶ)ことが出来る、
というところに価値があるのです。
この電子工作とプログラミングの融合こそが、全体を「創る」ベースになるのです。

最近は本家Make:や、DMM.makeのせいで(?)余りに電子工作が矮小化されて
「王様のアイデア」のようなコンテクストで語られてしまうことが多々ありますし、
ハッカソンやアイデアソンのような、個人にとっても企業にとっても時間も金も
「損」でしかないイベントのせいで、無駄な試作品しか生み出していない現実には
辟易しますが、本質的にはここに大事な身体性が潜んでいることを忘れてはいけません。

「創る」という作業は、
対象となる事象を捉える(捕まえる)問題設定力、
その事象を構造的に分解していく分析力、
明確なビジョンに基づいたコンセプトをつくる構想力、
そして、この電子工作という身体性と、プログラミングという抽象化された思考力を使い、
デザイン力(美しいものをつくる力)を使ってまとめていくことが
「創る」ということなのです。

この「創る」力が日本の産業構造全体を変え、イノベーションを起こし、
日本の産業をドライブ(アクセレレイト)する力になるのです。

このあたりは(私の本職に近いところなので)また別途書きます。

いやー、面白い記事でした。

西野日本代表監督へのアドバイス

2018年04月23日 00時02分52秒 | サッカー
現在、どの選手を入れるか色々と検討をしているかと思います。
アドバイスを1つ。

サプライズ選出は良いと思いますが、国内の選手をサプライズで
選ぶのは絶対にやめてください。

海外で日常的にやっている選手をサプライズで選ぶのは全く問題ないです。
鈴木大輔や堂安律など、是非サプライズで選んで欲しい。

でも、中村憲剛とか興梠慎三とかはダメです。
ベテランだから、という意味ではありません。

Jリーグのインテンシティ(Intensity)はとても低いので、ヨーロッパや
南米でやっている選手についていけないからです。

Jリーグで活躍している選手も、いい選手は沢山います。
しかし、ぬるま湯での活躍ですので、ガチの場に行ったら何も出来ません。
スピードについていけず、後ろから足を引っ掛けてPKを与えるか退場するのが
関の山です。

ですので、海外で活躍している選手をサプライズで呼ぶのは大賛成。
特にCBに鈴木大輔は期待します。

しかし、国内の選手をサプライズで選ぶのはダメです。
西野監督よろしくお願いします。

ハリルホジッチ前日本代表監督へのアドバイス

2018年04月22日 23時42分56秒 | サッカー
4月27日に、ハリルホジッチ前日本代表監督が会見をするそうです。
今更何を言っても「覆水盆に返らず」ということわざ通り、
元には絶対に戻らないので、ハリルホジッチの気が済むまで
何でも話せば良いと思いますが、ちょっとアドバイスをしたいと思います。

西野新監督で動き出している現時点において、どんなことを言っても
監督復帰はあり得ません。
そうなると、ハリルホジッチは自分がクビになった裏話とか、
スポンサーへの忖度があったとか、協会に不透明な動きがあったと
いうような、自分がクビになる理由がないとか、クビになる理由がおかしい
という話をしても、自分自身のフラストレーションは払拭されるかも知れませんが
状況は何も変わらず、彼自身にプラスはありません。

日本サッカー協会のように権力を持っている組織には、この程度のレベル感の疑惑
ではマスコミも歯向かうことは出来ません。「スポンサーからの圧力があった」と
言われても、安倍首相のモリカケと同じで、これを立証するのは不可能に近い。

やるとなったら、年単位の時間と強制力のある調査権を持った組織が
動くような証拠がないと立証は出来ません。そしてそのような事態になることは
有りえません。

そうなると、サッカー協会とハリルホジッチとの間にあるであろう
NDAを破ってまで、そのような裏の動きを表沙汰にしたとしても
全く意味のないことであり、泥沼になるだけでハリルホジッチは何も得しないと
思います。

では、ハリルホジッチはどうしたらよいか。
それは、自分が解雇された理由が不当である、という事を言うのではなく、
自分がどれだけ優秀であるかを話すしかないのです。

つまりそれは、
日本サッカー全体をどう見ていて、
対戦国をどう分析していて、
どの選手をどのようなフォーメーションで選んで、
日本代表をどのような方向に持っていこうとしていたのか、
そして、全体のストーリーの中で、ヨーロッパでの練習試合2試合はこういう
位置付けでこのように分析していた、ということを論理的に、
図解を入れながら話すのです。

それが「なるほど」「その手があったか」という納得感のある内容であれば、
「このままやらせておけば良かったのに」
「こんな優秀な監督をクビにするなんて」
「サッカー協会はダメだな」
「コミュニケーション出来てないのはサッカー協会だな」
とか、
「あれだけの能力があるなら、うちの国の代表をお願いしよう」
となります。

ハリルホジッチの記者会見がどうなるにせよ、監督交代は確定事項です。
積み上げてきたものを壊すのは簡単ですが、これによって今までの3年という
時間はゼロになりました。結果が出る前にクビにしたことで、因果関係を分析する
ことは不可能になったのです。

AFCチャンピオンズリーグを適当にあしらっている現在では、4年に1度の
ワールドカップのみが、言い訳無く日本の立ち位置を明確にしてくれる大会です。
結局、ポリシーや信念、大きなビジョンがなく、場当たり的なことだけをやっていく、
日本人の悪い癖が出て、その大会を開幕前から台無しにしてしまいました。
残念です。




じゃない感から自民党A自民党Bへ

2018年04月21日 00時42分50秒 | 考え事
#metooの赤いプリントアウトと抗議文を持って
財務省に乗り込んだ野党議員達。

そうじゃない感が満載で、満載すぎて
国民の92%くらいが失笑していると思います。

もう、こうなったら、自民党を2つに分けて、
自民党A、自民党Bをつくって、

Aの方は自民党の中の保守派
Bの方は自民党の中のリベラル派

この2チームで政権を4年毎に交代というふうにすれば
良いかと思います。

よろしくお願いします。

テレビ朝日の最低さ加減

2018年04月19日 02時16分55秒 | 考え事
やっと被害者が本当に存在することがわかりました。
テレビ朝日の記者だそうです。

気持ち悪い事務次官の発言をテレビで聞かされて、気分悪くなっていましたが
被害者についての話が全くなく、被害者は存在しない、週刊新潮の捏造かと
思っていました。

加害者も被害者も存在することが判明した今、ハッキリした事は3つあります。

先ず、テレビ朝日が最低だということです。
簡単に言うと、女性記者がオフレコの場で何度も余りにもヒドい目にあったので
取材対象との信頼関係を裏切って会話をオフレコにも関わらず録音しました。
それは別に良いです。先に信頼関係を裏切ったのはあちらだから。緊急避難です。
問題は、それ(ハラスメント発言)を上司に聞かせたら、何だかんだ
理屈をつけて、結果として片手でギュッと握りつぶされてしまった事です。

で、その女性記者はこのままでは泣き寝入りで、何もなかったことになる、
と危機感を持ち、掟破りですが週刊新潮にネタと録音そのものを持ち込み、
且つ、取材を受けて、本件がやっと表沙汰になりました。

ハッキリした事2つ目は、テレビ朝日が最低だということです。
結局、なんだかんだ記者クラブの枠から外に出ることは出来ないということです。
報道ステーションで、安倍政権に対する批判が凄いとか、偏っているとか何とか
言われていますが、結局、それはプロレスです。ガチンコではないです。

政権や官僚と仲良くして記者クラブという参入障壁をつくって、
政治・行政・マスコミの護送船団で決まった枠の中で、一般の人に受けるように
(広告費が多く取れるように)報道っぽくしているだけです。
今回も辞任が確認された上で、発表しています。
このタイミングでの発表は、どう考えてもお互い(財務省とテレ朝)のあうんの呼吸です。
記者クラブの話なのでテレビ朝日だけを責めるのは酷ですが、代表して批判を受けてください。

そして、ハッキリした事、最後3つ目はテレビ朝日が最低だということです。
以下は、全くの私の想像です。その想像が正しいと思うので、
ハッキリしたこと3つ目にあげておきます。

この事務次官は、昔からこのような発言をすることで有名な人だと想像がつきます。
それを当然知った上で、テレビ朝日は女性記者を担当にしています。
「あの人(事務次官)は、女好きだからなー」
「でも担当が男だと、次官も機嫌悪くてネタも出てこないだろうし」
「そうだ、あいつを担当にしようか。まぁ、あいつなら受け流せるだろう」
みたいな感じ。
完全に私の想像ですけどね、どう考えてもそうですよね。
そういうことがある、そうなるとわかった上で、あえてそこに配置しているので
テレビ朝日はハラスメントをした事務次官と同罪です。

事務次官と記者であれば、明らかに事務次官の方が立場が上です。
ナショナルクライアント(発注元)と広告代理店(発注先)みたいな感じです。
「あのクライアント、担当がカワイイ女の子だと発注くれるんだよ」
「セクハラオヤジだけど発注くれる人だから、なんにも言えないよなー」
「お前、行って来い。売上のためだ、頼んだぞ!」
みたいな感じです。

あと、頼むからあの録音をテレビで流さないで欲しい。気持ち悪い。気分悪い。
事務次官とテレビ朝日(+その他テレビ局)から私がハラスメントを受けてる気になります。

そして最後に言っておきたいのは
「嫌よ嫌よも好きのうち」というのは通用しないです。
レイプされた人に「胸元の開いた服を着ていったお前も悪い」というのも通用しないです。


「本田長友(+香川)の乱」と「自分達のサッカー」

2018年04月11日 21時57分49秒 | サッカー
ハリルホジッチ監督が解任されました。
原因は本田長友(+香川)との対立です。
このタイミングが最悪な解任劇を見て思ったことが3つ。

1つ目は感想なのですが、これは日本人特有な気がするのですが、
破裂して開き直るパターンです。
わかりやす例はソチオリンピックでの浅田真央のスケートです。
メンタルコントロールやコミュニケーションが出来ず、
現場で失敗した後に、開き直ってどうにでもなれと思って
思いっきりやったら成功した、というパターンです。

これは何かが爆発するまで、後回しにしていく日本らしい(?)やり方
と言えます。何か小さなことが起きた時に直ぐに対処すれば何とかなるのに、
その場では対処しないで、先送りし大爆発するまで温存してしまう。
バブルの不良債権処理や昨今の東芝を思い出して頂くとわかりやすいかと
思います。

今回も選手の不満をその場で解決するよう監督と選手との間で
コミュニケーションを取ることをせずに、先送りしてしまい、
最終的に破裂しました。

ただ、開き直ってやったとしても、今回は無理でしょう。
浅田真央は一人なので開き直って出来ますが、西野監督と選手全員が
開き直ってやるなんてことは、まず無理でしょう。

2つ目は、昨今のクレーマー対応と同じなだなということです。
本田が大クレームをして今回の事態が起きたのですが、本田に同調しているのは
長友と(裏で香川)くらいで、他は監督を支持しています。
ただ、本田と長友(裏で香川)という実績のある(且つ、発信力のある)老害が、
主張をするとチーム全体の主張とサッカー協会も思ってしまいますよね。
なんか、少数の声の大きいクレーマーに過剰反応するテレビ局や
メーカーなどの態度を思い起こさせます。
そしてこの2人を抑えられなかった長谷部の後悔の念にも同情します。
しかし、選手のワガママをここまで通していいんでしょうか。

3つ目は、2つ目の「本田長友(裏で香川)の乱」に関係してきますが
「自分達のサッカー」「日本らしいサッカー」は、パス回しをしてポゼッションを
するサッカーで確定なんだな、ということです。

「本田長友(裏で香川)の乱」の根底は、日本のサッカーはポゼッションサッカーだ
という主張からの反乱なのです。
ボールを保持して素早い横パスを沢山回して、相手がズレた時にサイドから
縦パスやドリブル、ダイレクトなショートパスで崩す、というサッカーなのです。
これが日本のサッカー、「日本らしい、自分達のサッカー」なのです。
だから、ハリルホジッチの縦に速く攻めるカウンターサッカーが合わなかった
ということです。

実はこのやり方は皆さんご存知の通りザッケローニ監督でブラジルワールドカップで
結果を残せなかったスタイルなのですが、これこそが「日本のサッカー」です、
といのが、本田長友(+香川)の主張です。

サッカー協会もそれに乗った訳ですから、こうなったら、それこそ「開き直って」
もう、これが「日本のサッカー」だと言い切り、それをどれだけ効率良く、
速く実行し、失敗した時はこう守る、例外のプレーとしてこういやり方がある、
と戦術を規程し、言語で定義をしていくことをするべきです。そこまでやって
やっと収集がつくのが今回の出来事です。

将来的に全育成年代でそのサッカーを実現するためのトレーニングをし、
日本のサッカー選手全員に、このサッカー理論をガチガチにはめて、教育していくことで
日本の選手全員が同じスタイルを目指していくようにするのです。

更に先を言うと、日本サッカーのスタイルが完成したとして、次のステップとして
そのスタイルからはみ出す選手を救っていくことが必要になってきます。
日本スタイルの理論をガチガチに教えて、スタイルを強要しても、必ず
そこからはみ出す個性を持つ選手が出てきます。
その選手を「異能」と捉えて、大事にしていく。
そうすることで日本サッカーという確固たるスタイルを持ちながらダイバシティを
持つ強靭なチームが作れるのです。

ロシアワールドカップの後も、サッカーは続きます。
田嶋会長、自分が退任した後の日本サッカーの発展を考えるなら在任中に
「日本らしいサッカー」「自分達のサッカー」を言語で定義してください。

これが今回の直前での監督更迭という愚挙に出たサッカー協会のケツの拭き方です。
ここまでやらないと、ケツを拭いたことにならない程、大きな事です。今回の事件は。
そりゃ、ルミ子も怒るよ。

これで日本サッカー界が遅きに失した「日本サッカーの確立」の第一歩を踏み出して
くれるのであれば、そこまでやり切る気合と根性があるのなら、
私はサッカー協会を支持します。


追伸
ただ、スター選手が政治力を持ちすぎるのは考えものですね。
モウリーニョならそんな選手は、徹底的に叩き潰します。



記録より記憶に残る大谷の価値

2018年04月11日 01時22分03秒 | スポーツ
ロサンゼルスエンゼルスの大谷選手ですが、残念な記録になりそうです。

野球やベースボールに詳しいわけではないですが、
江本さんの記事によると、大谷選手の活躍は記録に残らないそうです。

野球、ベースボール(以下、面倒なので野球)共に、規定打席・規定投球回数
というのがあり、それに達していないと記録は参考記録になるそうです。

確かに、打率とか、1打席で1回ヒットなら打率10割ですもんね。
で、大谷選手は日本でも規定投球回を超えたのは、5年のうち2年。
規定打数到達はゼロ。だそうです。

だから日本の記録は殆ど残っていないということになります。
同じようにアメリカに行っても、結局、規定打数や規定投球回数には
達さないでしょうから記録としては残らないということになります。

二刀流というのをやるには、記録を捨てなければならないという
つらいものがあるのですね。
野球に代表されるアメリカのスポーツは、専門性を追求するスポーツなので
どうしてもそうなってしまうのでしょう。

それでも、大谷選手は、記録よりも記憶に残る選手になりたいという
ことなんでしょうね。その意気や良し。

ただ、そういう選手はマーケティングの道具になりやすいので、
なんとも言えないですね。
数字で表せない部分が殆どの選手になりますから、ストーリーを付けやすい
ですし、うまくいかない時の言い訳も効きます。

野球は興行の側面があるので、数字を叩き出す選手よりも、客を呼べる選手が
重要ですよね。勿論、数字を叩き出して客を呼べるイチローのような選手が
最高なんでしょうが。

大谷選手が成功したと言えるのは、15年後、引退する時にお客さんがどれだけ
彼のことを記憶しているか、が判断基準ということです。
球団のチケットとグッズの売上ではかってもいいですけど、それだと
ロマンチックじゃなくなりますもんね。


ゲス川谷のジェニーハイがイッキュウサン

2018年04月06日 23時01分53秒 | エンタメ
ジェニーハイの「片目で異常に恋してる」がイカしてます。

レイドバックしたボーカル(トリコイッキュウ)
オシャレなカッティングギター(ゲス川谷)
オリエンタルなピアノ(ゴースト新垣)
スタイルのあるベース(野性爆弾川島)
真面目で端正なドラム(座長小籔)

何度でも聴ける、というか聴きたくなる中毒性と、
イッキュウサンのカワイさ。
是非、Mステに出て生演奏して笑顔を振りまいて欲しいものです。

あと、YouTubeのコメントでは新垣さんのピアノを褒めちぎっている
コメントが多くありますが、あの程度の演奏はプロの世界では
全くもって普通です。調性音楽の世界では当たり前のレベルです。
あまりに調性音楽(クラシックと言い換えても良い)を知らない人が
多すぎて不安になります。

ちなみに、新垣さんは無調(性)音楽が専門の人なので、
あの演奏を褒められても嬉しくないでしょう。
キュビズムバリバリの時のピカソが写実的なデッサンを褒められてるみたいな。

どうでもいいですが、川谷絵音は天才ですね。あれだけ才能あると
そのうち中嶋イッキュウと付き合ってるとか言い出すんじゃないですかね。

追伸
tricot(イッキュウがいるバンド)は、今回くらいキャッチーな曲を出して
世の中に先ず知ってもらった方がいいですね。面白いバンドなのに勿体無いです。

労働者と野球のヤジ

2018年04月05日 00時59分18秒 | スポーツ
つば九郎のTwitter(を書いた記事)と、広島の件、
Yahoo!ニュースで読みましたが、野球はヤジがヒドいみたいですね。

私の幼少期を思い出しました。
小学校入学して何かスポーツをやろうと思い、
当時、全員がやっていた野球クラブに入ろうかと見学に行ったら、
ベンチの子ども達が

「ピッチャー、ビビってる、ヘイヘイヘイ!」とか言っていて
2秒で野球が嫌いになりました。
それ以来、野球には近づかないようにしています。

プロ野球(と、アメリカのベースボール)自体、労働者のスポーツ
なので、ある程度しょうがないのかも知れません。

昼間は工場で働いて、夕方に帰ってきて、ビールで晩酌をしながら
テレビで野球を見る。それが昼間の労働のストレスを癒やすと共に
明日の活力と職場での話題になる。

「パンとサーカス」で言うと、為政者からではなく自らパン代を
稼ぐ為の労働と、そのストレスのはけ口であるサーカスとしての野球。
このような仕組みの中、労働者の興行として野球は存在してきたのです。

セクハラ、パワハラなど言われているこのご時世、
ストレスのはけ口としての野球(観戦)を引きずっている人が
まだまだいるようです。
日本の産業構造はこのまま永遠に変わらなそうです。