鈍いなまくら刀で社会を斬る!

デザイン・サッカー・世の中など思ったことを(出来るだけ)冷静に、(極力)論理的に

F1メルセデスをドライブすれば6割がチャンピオン

2019年12月25日 01時39分10秒 | F1
マックス・フェルスタッペンが
「F1でメルセデスに乗れば現役ドライバーの60%がチャンピオンになれる」
と、ぶっちゃけてしまいました。

勿論これは、ルイス・ハミルトンのことを貶めることを目的に言ったわけではありません。
しかしながら、マシン次第で、そのマシンを作り上げることが出来るチーム次第で、
チャンピオンになれるかなれないかが決まる、ということは正しいと思います。

というのは、ホンダのF1の現役日本人エンジニアが取材で明確に、
勝利には「マシン80%、ドライバー20%」と回答しています。
そのくらいマシンの性能というのは大きいものなのです。
そしてそのようなマシンを作り上げ、全体をマネージ出来るチームというものが
重要になってくるわけです。

そのトップチームから声をかけてもらえるような、腕と人間性と資金力とを持った
ドライバーでなければチャンピオンにはなれない、いうことです。

F1というスポーツではチームやドライバーを応援するのを当たり前と思っていましたが、
昨今では特定のPU(Power Unit)を応援する熱狂的ファンが結構いるようです。
PUは重要な部品ではありますが、ただの一部分です。
まぁ、とっかかりは「PUを応援!」でも良いと思いますが、早くF1というスポーツを
好きになってチームやドライバーを応援してもらいたいものです。

高齢者の事故を減らす唯一の方法

2019年12月23日 23時42分24秒 | 社会
痴呆の高齢者や無免許者、犯罪者、あおり運転常習者に車を運転させない方法は1つ。
車に免許証リーダー(Reader)機能をつけることですね。

運転免許証をリーダーに読み込ませないとエンジンがかからない。
そうすれば全て解決です。
有効な運転免許証を車が認識しないとエンジンがかからない、という仕様です。

高齢者に免許返納をさせても、同居している家族が車を持っていたら
勝手に乗る可能性があります。
あおり運転常習者が免許停止になっても、車を没収されるわけではありません。
そうなると免停のまま運転する可能性が大きいです。

結局、免許証を車側で認証しないとエンジンがかからないという機械的な仕組みがないと
解決しない問題なのです。

ETCのカードリーダみたいなやつをもう1個つけるとかで十分です。
運転免許証には2016年からICチップが入っています。東京の場合。
おそらく他の地方自治体でも導入済かと思われます(推測です)ので
全国統一でルール化しても行けると思います。

ICカードリーダーは、エンドユーザ向け価格でAmazonで3,000円以下で
普通に売っていますので、ちゃんとこれ用につくっても大した値段にはならないし、
車の値段から考えれば安いものです。

ICチップ側にエンジン始動OKの情報を書き込んでおき、
車側がそれを読み込んでエンジンを始動する。

違反者や高齢者は、警察や運転免許試験場に行く時に情報が書き込まれる。

自動ブレーキが強制になると思いますが、それと同じように新車から強制で
導入していくことが出来れば、かなり良いと思いますけどね。と言うか
免許返納でゴチャゴチャ言っている高齢者は、機械的にコントロールするのが
唯一の方法です。

薬物で捕まった芸能人と一般人との違い

2019年12月22日 18時32分41秒 | ビジネス
薬物問題で、いつも話題に出てくる一般人と芸能人の違いについてなんですが

「一般人では復帰とかありえない」
「芸能人は甘い」

「サラリーマンだったら、復帰などありえない」
「会社は懲戒解雇」

というのが、よく言われますが、この方向性で話をすると、結局のところは
仕事と自分の価値という話になってしまうんですよね。

つまり、一般人は特別な仕事をしている訳ではなく、組織の歯車として、
部品として交換可能な仕事をしています。簡単に言うと、その人がいなくなっても
仕事・組織は動く、ということが基本としてあるのです。

サラリーマンで、換えの効かない存在というのはありません。
ですので何か問題を起こすと、秒でクビになって復帰/復活とかありえないのです。
だって、他の人が代わりにやってくれますから。
それが「一般人では復帰とかありえない」の正体なんですよね。

これって一般の人が業界人ぶってよく言う「需要があるかないか」の話なんです。
特別な仕事をやっていて、その人しか出来なくて、今後も必要であれば、需要はあり
ますし、別にその人じゃなくてもいい場合は需要は無いということですね。

サラリーマンで、いま難しい仕事をやっている、私の代えなんかいない、と勘違い
している人たちは、安心してください。あなた方の代わりなどいくらでもいます。
歯車の大きさの大小や歯の数に違いがあっても歯車の代えはいくらでもありますから
お気になさらずに。

どんなにあなたが重要で、自分しか出来ないと思っている仕事をしていたとしても
あなたが辞めても次の人が引き継ぐだけです。次の人はあなたの仕事に最初戸惑いを
見せますが、すぐに慣れて出来るようになります。

あなたの価値はあなたにあるわけではありません。

サラリーマンは、毎日会社に行き、自分の時間を売って対価を貰うビジネスです。
自分の時間を買ってもらっている訳です。

つまり、あなたの価値はあなたにあるわけでわなく、あなたの時間に価値があるのです。

もちろん、成果報酬型にシフトしている日本企業も増えてきていますが、
大多数の日本の会社員・サラリーマン(サラリーパーソン?)と言われる人は
毎日朝9時に会社に行き、17時まで机に座り、その対価で給料を貰っているのです。

ですのでサラリーマンが会社に来られなくなったら、クビです。
売り物の時間を会社側が買うことが出来ないからです。
でも大丈夫、その人はクビですが、会社は組織ですので代役はいくらでもいます。
替えがきくので心配しないで大丈夫です。

芸能人の需要の心配をする前に、自分の需要の心配をしましょう。

大塚久美子社長は中間管理職が適役です

2019年12月21日 20時25分11秒 | ビジネス
大塚家具がヤマダ電機の傘下に入りました。
社長は大塚久美子氏が継続するとのことです。

記者会見では、ヤマダ電機の山田会長が大塚久美子社長の続投について
「結果が全てだけどチャンスは与えなければ」
という主旨の発言をしたとメディアでは伝えられていますが、
その前にもう一言言っています。

「粗利率が高いのでちょっと手を加えれば(黒字化は)なんとかなる」

そう。黒字化は簡単に出来るでしょう。
彼女が社長を継続しても結果は出せると思います。

今回のグループ入は、彼女自身のことを言えば、良かったと思います。
彼女は社長よりも中間管理職の方が能力を発揮できるからです。

上に山田会長や三嶋社長がいて、大局を判断してくれて、数字の管理を大塚社長が
中間管理職として行うということにしていけば、粗利率の高いビジネスですので、
黒字化の達成は比較的容易で、現実的なターゲットになってきます。
大塚勝久社長時代の業績を上回ることも視野に入るんじゃないですかね。

結果として、今回の身売りという大塚久美子社長の判断は良かったと思います。
数字の管理しか出来ないという自分の限界を理解しながら、プライドをギリギリ
失わないレベルで経営者として振る舞えるという丁度いい落とし所です。

ヤマダ電機としても利益率の回復に一役買ってくれて嬉しいでしょうしね。

元々、創業者の大塚勝久前社長が、高級品やブランドを知らない成り上がりや
田舎のアッパーミドルをターゲットにして成功したのが大塚家具でした。
著名なデザイナーのライツの切れたデザインを安く売るのが得意でした。

しかし、さすがに世の中何が本物か、何が本当に価値があるものかがわかってきて、
売れなくなり行き詰まっていたところで、社長を交代しましたが、何か新しいアイデアが
あるわけではなかった二代目も何も出来ずにまた行き詰まってしまいました。

ここで、ヤマダ電機と組んで、異業種の商品との組み合わせや、ITも含めた
展開をしていくことで新生大塚家具としてやっている可能性が大きくなりました。

心機一転頑張ってほしいものです。

フェラーリF1と村上隆とロシア3人娘

2019年12月20日 00時06分05秒 | F1
フェラーリこそがF1です。
と言ったら言い過ぎかもしれませんが、ニアリーイコールくらいではあります。

野球でいうと、プロ野球は巨人は特別ですよね。あんな感じ。
ちょっと前の調査ではプロ野球ファンの4割は巨人ファンってありましたが
そんな感じです。

フェラーリは自身の市販車の業績が悪い時も歯を食いしばってF1で戦い続けて来ました。
F1のせいで会社自体がほぼ潰れてもF1を続けました。
F1草創期、アルファロメオをドライブしていたエンツォ・フェラーリから始まった
フェラーリの歴史は、そのままF1の歴史と言っても良いでしょう。

業績が悪くなったからチーム参戦を辞める、PU供給を止めるというような根性なし
ではありません。覚悟が違います。

ですのでフェラーリだけがルールについての拒否権を持っていますし
どのドライバーも最後はフェラーリに行きたい、一度はフェラーリドライバーに
なりたいと思うのです。

こういうコンテクストの元、各チームはF1を戦っています。

そしてこのフェラーリのヘゲモニーから自由になって、新たな価値観を作ろうと
フォーミュラーEに参戦するメーカーもいるわけです。
これはこれで、立派な見識だと思います。

このあたりの歴史、大局観、コンテクストを知らずにF1を捉えて、
特定のチームやPU、ドライバーを罵り続け、特定のPUを信仰したりすると、
幼稚で恥ずかしいことになりますので、要注意です。

アール・ブリュットを評価するのもいいですが、芸術の歴史を知り、芸術の方法論を
知った上で、その作品がどこに位置づけられているのかを理解しないと、
ただのチンピラだと思わるのと同じ事ですね。

ピカソは元々あんな感じの絵しか描けなかったわけではないです。
緻密なデッサンとか普通に出来て、その向こう側にアレがあったんですから。

その点で言うと、村上隆もさすが東京藝術大学という頭の良さですよね。
芸術の歴史的なコンテクストを理解した上で、やっています。
バンクシーもそうですけど。

コンテクストを知った上での逸脱というのは、とても面白く、意義がありますが
無邪気な奔放さや極端さによる逸脱というのは、気分が悪いだけです。

話をF1とフェラーリに戻すと「時代が違う」と言うのは簡単ですし、「昔は良かった」的な
懐古主義だと思わるかもしれませんが、全く違います。

F1というモータスポーツには歴史があり、その歴史をどんなに苦しくても綿々と紡いで
来たのがスクーデリア・フェラーリというチームなのです。
それを理解せずに、現時点(いま)を切り取って、批判や非難をすると建設的な話にならない
上っ面の議論になってしまう。ということなのです。

フィギュアスケートの採点基準の変化と、キム・ヨナ、浅田真央、ロシア3人娘、ザギトワに
ついての一般人やマスコミの言説とも共通しますね。
浅田真央vsキム・ヨナの時は「トリプルアクセルも飛べないのに」とか散々言っていたのに
4回転飛ぶロシアの15歳とか出てきたら「ジャンプ競技じゃない」とか言い始める。

外から「日本が活躍するとルールを変える」というコンテクストで話しても、
結局「おまえがな」という事なんです。誰もがゴールマウスを動かしてるんですよ。

時代が変わろうが、外部からなんと言われようが、ずっとF1にコンストラクターとして
参戦し続けているフェラーリは特別ですし、なんか素敵やん。

永井謙佑はちょっと当たると倒れるダメFWですね

2019年12月19日 00時05分37秒 | サッカー
誰も問題にしていないですが、大事なこと書くの忘れてました。
FC東京のFW永井謙佑と横浜FマリノスのGKパク・イルギュ(朴一圭)の件。

J1の最終節。
6万4,000人が集まった横浜vs東京の優勝決定戦という大一番の67分。
永井を倒したということで、朴は退場となりました。
ちょうどペナルティアーク付近での反則で、得点機会の阻止というやつで
一発レッドでした。

その前にイエローだけで、ああ、と思っていたら、主審と副審が話をして
イエローからレッドに変更となり、今シーズンの優勝に大きく貢献したGKは
退場となりました。
審判の判断はしょうがないと思います。結果としては正しい判断だと思います。
しかし、問題は永井謙佑です。

何であそこで倒れた?

あれ、間違いなく踏ん張れましたよね。
朴の足は確実に永井に当たっていて、永井もバランスを崩したのは事実です。
浦和戦で右肩に怪我していたのも事実。
しかし、倒れないでボールキープして、無人のゴールにシュート出来ましたよね。
間違いなく。

それを諦めて、気軽に転んで、反則アピール。
そもそも試合開始前から優勝は無理な情勢でしたが、せめて目の前の試合に勝つという
ファイティングポーズは示してほしかった。

日本代表にも選ばれているFWなんだからゴール前で点を取るという態度を見せて欲しい。
簡単に転んで反則アピールとか絶対にしてはいけません。
そうでなくてもJリーグは、ちょっとの接触で倒れて、反則アピールばかりする
ぬるいリーグとして有名なんですから。

結局、もらったFKも入らず、FC東京は無得点。3対0で完敗でした。

このレベルのFWがレギュラーで通用しているチーム、そしてリーグは、ほんとダメ。
残念ですが。

若くて才能のある選手は、一刻も早く海外に行かないと時間の無駄です。
ちなみに「若くて」は、18歳〜21歳です。

22歳〜25歳は中堅
26歳〜30歳は円熟期
31歳〜35歳はベテラン
35歳〜38歳は大ベテラン
39歳〜42歳は要介護

あ、念の為ですが、カズは伝統芸能枠です。

練馬の元事務次官の罪深さ

2019年12月18日 00時13分40秒 | 社会
練馬で元農水事務次官が44歳の息子を刺殺した事件。
ほんと、気が重くなる、心が痛くなるような事件でした。

これについて、元事務次官の行為を称賛とまで言いませんが
よくやったというか、しょうがない、認められるという意見が一部出てきているのは
看過できません。

よく責任も取れないのに、避妊もせず子どもをつくり、育児放棄するヤンキー夫婦が
非難されますが、それと元事務次官は同列です。
娘を自殺させ、息子は自分の手で殺すという非道な行為を行ったのです。
これのどこが「しょうがない」「執行猶予つけてもいい」のでしょうか?

息子は発達障害のようですが、それならばなぜ外部に助けを求めないのでしょうか。
助けを求めたところで彼の障害が完治するわけではないですが、もっとマシな方向に
進んでいた可能性は高い。でも、何故それをしなかったのか。
理由は簡単で、彼は自分が子育てに失敗し、その失敗を外部に知られてしまうのが
怖かったからです。

息子の方は、それがわかるから父親にわざと「小学校で暴れる」と言った。
そうすれば、登戸での事件のように「親の責任論」が出て、元事務次官は
自分の子育ての失敗が白日の下に晒されてしまう。
それを「完璧な父」が何よりも怖がっていることを息子は知っていた。

本当にそんなことが出来る力は息子にはありませんでしたし、本当に実行する気もなかった。
しかし、その言葉の通りの事が起きたら、完璧な人生を歩んできたハズの元事務次官の
自分の至らなさ、一家の恥部を世間に知らしめる事になってしまう。
そんな事は事務次官まで上りつめたプライドが許さないし、そんな恥ずかしい事態に
なることは何としても避けなければならないと思ったのです。
別に小学生を守ろうと思ったわけではないです。守りたかったのは自分のプライドです。

最終的に「人様に迷惑をかける前に私がこの手で」という欺瞞に満ちた言い訳を
自分に言い聞かせ、自己弁護し、自分のプライドを守るために息子を刺殺したのです。
30箇所以上も刺したのです。
「捕虜になるくらいなら死を選べ」という先の戦争末期の集団自決と同じメンタリティーです。

息子には障害があり、人の助けが必要な状態であったにも関わらず、
息子は誰からも助けてもらえず、親にも助けてもらえず、それどころか親の手にかかり
命を落としてしまった。

元事務次官は自分を神であると勘違いしているのでしょう。
自らの手で創造したものは自らの責任で自らの手で破壊する。
相手がたとえ自分の子どもであっても。
この恐ろしい優生思想の持ち主は、それを本当に実行したのです。

元事務次官が年齢的に刑務所に入るのかどうかわかりませんが、自分のやったことの意味を、
罪深さをもう一度考えてもらいたいところです。
まぁ、プライドのカタマリで高齢者になっているので、最後まで自分は正しいと頑なに
思い続け、自己弁護し続けるんでしょうけど。
そのあたりは、池袋の「上級国民」と同じだと思います。

この事件で、息子の暴力を止めるために殺したという浅い因果関係に注目している
オッチョコチョイな人達は、なぜ息子が暴力をふるうようになったのか、という真因が
存在している、というところまで思いを巡らせる必要があります。

親の責任はとても大きい。

しかし、だからと言って、一人の人間として存在している44歳の息子を、
別の人格として存在している人間を、私刑として刺殺するなどどいう、
身勝手で自分勝手な行動は、法治国家である日本では、どんな理由があっても
絶対に肯定されてはならないのです。

本記事については、ちょっと強い言葉を使っている自覚はありますが、
心の痛い事件であり、どうしても許すことの出来ない意見が散見されるので書いておきます。
気分を悪くされた人は申し訳ないです。


E-1選手権で見える香港の政治状況と「自由への戦い」

2019年12月17日 01時34分55秒 | 政治
サッカーのE-1選手権。
誰も見に来ないというのが問題になっているようです。

これはソウルでなくてプサンで開催してしまったというミスもありますが
それ以上に、大会がつまらない。
大会の意義が不明ということも大きいと思います。
ついでに森保ジャパンも相変わらず適当な試合でつまらない。

ま、その話は置いといて、日本対香港の試合。
「国歌」斉唱の報道を誰もしませんね。
香港の「国歌」斉唱では、観客席から香港人の大ブーイングが起きていました。
観客数が絶対的に少ないので、「大」というのは語弊があるかもしれませんが、
香港人ファン一人あたりで換算すると「大」ブーイングと言っても過言ではない。

勿論、香港の「国歌」とは「義勇軍行進曲」です。
(ちなみに、香港対中国の試合は国歌はどうするんでしょう)

スポーツに政治を持ち込むなというのはよく言われますが、これについては
国際部か政治部の記者が報道すべきでしょう。
社会部の記者でも良いです。
アクセス数とかPV、広告収入の問題ではないです。
その大前提となる自由が侵されことをペンの力で防がなければならないのです。
誰もやらないっぽいですが…。

いま香港で起きていることは「暴力的なデモ」ではありません。
圧政に苦しむ市民の「自由への戦い」です。

ここをはき違えてはいけません。

民主主義のある、自由な国家では暴力はどんな理由があろうと肯定してはいけません。
絶対にあり得ない。
言論の自由が保証され、生まれながらに天から与えらた人権がある国では暴力は絶対に
許されるものではありません。

しかし、香港は独裁国家に侵略されつつある。自由がない国家になろうとしている。

前提が全く違います。

フランス革命で市民が王と王妃を断頭台で処刑したように、自由のない体制下では
民主主義体制下とは事情が大きく異なっていると理解し、
我々は外部から微力ながらでも彼らの「自由への戦い」を支援すべきです。

最近では、ウイグルでは焚書が起こっています。
カザフ語やウイグル語で書かれた本は中国共産党により燃やされています。
ウイグルという文化そのものを抹殺しようとしている恐ろしい行為です。

そんな中、アーセナルのエジルがウイグル弾圧についてコメントしたら
アーセナル対シティの中継は中国では即刻放映中止で別の試合に差し替えです。

さて、その頃、日本ではというと、来春に安倍総理が習近平を国賓として招き、
天皇と面会させるそうです。

素敵な春になりそうですね。

甲子園でピッチャーの球数制限は良くない

2019年12月16日 10時53分57秒 | スポーツ
高校野球のピッチャーの球数制限の議論がまた盛り上がってきました。
日本ハムの斎藤佑樹投手も賛成しているようです。

高校野球(特に甲子園)は、新聞社・テレビ局の高収入が期待出来る優良コンテンツですし
戦前や昭和を懐かしむオジサン達の娯楽なので、あんまり制限とかして欲しくないのが
本当のところ。
エースピッチャーが、怪我しても仲間のために優勝まで900球とか投げ抜いて、
涙の優勝とか見たいじゃないですか。やっぱり。

夏の甲子園で、暑い中、必死にプレーしているのクーラーの効いた部屋で
見ると結構グッときますよね。先を考えずに高校で全て出し尽くす感が
とても良く、見ている方の感動を呼ぶのです。

ピッチャーは特別なんだそうです。
腕の感覚、特に指先の感覚が他の人と全く違うらしいです。
なので選ばれた人しか出来ない。
メジャーリーグでも、ピッチャーは給料高いですもんね。

そういう特別な選手が、甲子園で優勝するために明日の事など考えずに
必死に投げ抜く。見ている方としては、とてもアガりますよね。

「肩は壊れたけど、仲間のために戦ったあの夏は永遠だ」
とか言って、建築現場に戻る鳶職とか、ええやん。

球数制限とかして、視聴者が青春の一瞬の煌き(きらめき)を楽しむ幸せを
奪うのは良くないなー、と思いますよ。

丸山議員vs眞子さま:沢尻エリカvs徳井義実

2019年12月15日 00時06分57秒 | 社会
丸山衆議院議員が酔っ払って
「お寂しいでしょう?」「彼氏とは連絡とってます?」的なことを眞子さまに
直接言ったらしいですが、それについては、この丸山議員に非難が集まってますね。

あれだけ文仁親王、紀子さまに対して非難が集中して、
悠仁さまの学校に不法侵入があった時も、犯人ではなく、そこの学校に行かせたことを
非難する人が殺到。

眞子さまの結婚相手の母親が400万円借金しているとかで揉めているとなると
その息子の小室さんや、眞子さまに対しても大バッシング。

今回については丸山衆議院議員に非難が殺到。
秋篠宮一家や小室さんは嫌いだけど、丸山議員はもっと嫌いということでしょうか。
このあたりの勝敗は面白いですね。

税務申告をしていなかったチュートリアル徳井義実と、
MDMAで捕まった沢尻エリカ、
の大河ドラマコンビだと、どっちでしょう。

納税の義務を果たしていなかった徳井義実
クスリは日本では禁止されているのにやっていた沢尻エリカ
微妙なところですが、世の中的には沢尻エリカの勝ち(バッシングがより強い)ですかね。

覚醒剤で捕まったピエール瀧と
反社とウソつきの雨上がり決死隊宮迫博之
ではどっちですかね。
なんとなく、宮迫博之の勝ちですね。独断と偏見ですが。

で、勝った宮迫博之は二回戦に進出して、税金で反社を呼んでいたけどウソをついて、
証拠も隠滅した桜を見る会関係者と対決ですね。

前澤1,000億円記帳の真相

2019年12月14日 00時43分22秒 | ビジネス
Youtuberの前澤氏が1,000億円の記帳をして話題になりました。

世の中にはひがみコメントしか出ていないですが、なんで記帳をしたかというと
実は明確で、企業ゴロみたいな記者が書いた週刊文春のガセ記事が原因です。

記事では前澤の個人的な借金が2,000億円あって、それを返済するためにZOZOを
2,000億円で売却せざるをえなかった。となっています。
勿論「関係者の話」「前澤氏に近い人物」からの情報としてw

前澤氏と孫さんのいる公式な記者会見の場でも質問していました。

つまり実際とは全く違いますが、一部の無垢で善良な市民はその記事を信じてしまう可能性が
大きいので今回のタイミングで手元資金の状況を公開した訳です。

「東証一部上場企業の創業社長」だったのが、現在は「昔、東証一部上場企業を創業した人」
になっていますので、借金2,000億円返済して手元資金0円とか思われていたらスタートから
して不利な訳です。金もない(と勘違いされているのですが)のに何かビジネスを始めたり
贅沢な生活をしたら、反社からつまんでると企業ゴロの記者にガセ記事にされるのは
間違いないからです。

だから、借金は500〜600億円でちゃんと返しました、手元に1,000億円くらい残ってますよ
と、誰にでもわかるやり方で明らかにすることが彼には必要だったのです。

品性とか品格の問題ではなく、企業ゴロの記者に捏造記事を書かれてしまい
それが定説となってしまうことが、これからはイチ個人でイチから勝負してくことになる
彼としては許せなかったでしょうし、ビジネスを立ち上げる際に不利な印象からスタート
することになってしまうのは、あり得ないと考えた、というのが真相です。

前澤氏は、適当にごまかしたコメントをしていますが、本当のところはこんな話なのです。

ちなみに、ZOZO自体は創業期のカリスマによる気合と根性経営はとっくに過ぎ、
これからは普通のサラリーマン社長が論理的で当たり前の打ち手を繰り出して
順当に大きくしていく時期になっていますので、売却は良いタイミングだったと思いますよ。

一旦、お疲れ様でした。
剛力ちゃんも。

アフガニスタンの政治家としての中村哲医師

2019年12月12日 04時24分27秒 | 社会
中村哲医師がアフガニスタンで護衛もろとも殺害されました。
あまりに衝撃的な出来事で言葉もありません。

犯人の動機もわかっていないのですが、BBCの報道では水利権が原因で殺された
という報道がありました。というのも、中村哲医師が整備した灌漑用水路のある土地は
以前と比較して値段が40倍、50倍とかに暴騰しているからです。
このあたりを手がかりに、書いていきたいと思います。

アフガニスタンという国は、全体で見ると田舎な感じですが、中心街では欧米と同じような
ファッションに身を包んだ人たちがいますし、普通に都会という地区もあります。
しかし、一歩出ると砂漠。

都会に住んでいる少数の高所得者層がいる一方で、田舎には飲料水の入手にさえ苦労する
人々もいます。そんなアンバランスな地域で、いきなり田舎の土地の値段が50倍になれば、
それは利権化しますよね。中村医師のようにボランティアで、土地の値段を
バカバカ上げられていったら、もったいない、何すんねんと思う人達が大勢出てくる訳です。

「あなたの村の灌漑用水をお金をくれれば整備しますよ」「整備すれば50倍ですよ」とか、
「俺が無料で整備してやるから土地半分よこせ(50倍になるのはナイショ)」とか、
金に目がくらんだ有象無象が湧いて出て来るのです。
そういう人たちにとって見れば、ボランティアで灌漑用水を整備する中村医師は邪魔でしかない。
簡単に想像がつくと思います。

更に言うと、アフガニスタンでは麻、それも大麻の原料となる麻を育て、大麻をつくり、
商売にしている場所も多くありますし、それを資金源にする組織(テロ組織)も多くいます。
他に産業がない土地で農民を使って大麻を栽培させているテロリスト達にとってみれば、
まっとうな食い扶持を提供されては商売上がったりなのです。

このようにアフガニスタンでは、生活用水が欲しい人、農業用水が必要な人、水利権で金儲け
したい人、大麻栽培をして資金源にしたいテロリスト、と様々な人が同時に同じ場所に存在
しているのです。つまり「ビジネスとボランティアのせめぎ合いが起きている」というのが
アフガニスタンの現状なのです。

では、中村医師は、そんなアフガニスタンで何を行ってきたのか。
明確にし、相対化しておきましょう。

突然ですが、医師には、上医・中医・下医と3種類がいると言われています。ご存知でしょうか?
5世紀頃、中国の医療書「小品方」にこういうことわざが載っています。

「上医は国を治し、中医は民を治し、下医は病を治す」

中国の様々な古い医療書で上中下に分けることわざと言うのはバリエーション豊富で他にも
色々ありますので、見てみると面白いです。

閑話休題。

普通の医師は、病気になった人が来たら、診療して病気を治します(下医)。
ちょっと目端の効く医師は、もっと全体を考えて、ワクチンをつくったり、定期健康診断したりして
人が病気にならないように、予防医学的なことをします(中医)。

そして、中村医師。

彼は灌漑用水路をつくり、緑豊かな土地をつくり、農業や産業を起こすという、
まさにアフガニスタンという国を立て直そう(治そう)とした上医だったのです。
そもそも国が豊かであることが、何よりの医療であるという人生をかけた上医としての
役割を中村医師は果たしていたのです。本来であれば国や政治が主導して行わなければならない
インフラ整備を中村という日本人医師が、上医として手弁当でボランティアで行ってきたわけです。

これは、ただの医師、下医であった中村という日本人医師が「病気を治したい」という
プリミティブな使命感から始めた医療ボランティアをしていくうちに、治しても治しても
出てくるこの患者たちを根源的になくすにはどうしたら良いのかという、素朴な疑問を持ち
上医になるにまで至った物語なのです。

そして、物語の結末は「国を治す」という政治レベルまで到達し、口先だけでない
灌漑用水の整備という実践を行い、結果を出し続けた、中村医師が政治的・経済的に
目障りになってしまうという、悲劇的な終幕を迎えた訳なのです。

中村哲は、尊敬すべき日本人であり、上医の医師であり、現場で成果を出し続ける政治家
でもあったのです。

中村哲医師のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌。

「桜」「モリカケ」で安倍政権は倒せない

2019年12月11日 01時40分51秒 | 政治
「桜を見る会」「加計学園」「森友学園」の3つの問題(?)の共通点なんですが、
追求してもしても、間違いなく「行き詰まる問題である」ということなんですよね。

「モリカケ」も追求していって、最終的に問題となったポイントは、
「安倍総理の周囲が総理の意向を忖度をしたかどうか」
でしたよね?

でも、これ以上はこの論点では追求のしようがない。
物的証拠があったとしても、最終的に「心の問題」になってしまうので
そこまでは誰も踏み込めないですから。

今回の「桜を見る会」も、追求しても最終的に「慣習の問題」になってしまうので、
そこまでは踏み込めない。踏み込んだとしても「反省して、以後、慣習を改めます」
となるだけです。法律ではなく慣習の問題になってしまうので、それ以上は無理です。

前夜祭についても、以前も書きましたが
長年のビジネス上の貸し借りで成立しているので、それを追求することは不可能です。

まとめると、「安倍政権を追い詰めたい、倒したい。その意気や良し!」
とは思いますが、先のないどこにも行かない案件についてヒステリックに追求していくので、
最初は面白がって見ている我々も3週間もすると徒労感しか感じませんし飽きてきます。
この筋で安倍政権を倒すのは無理です。

ちゃんとした政策論争をして、安倍政権の政権運営や政策が現在の日本、未来の日本のために
ならないとうことを正面から語って欲しいのです。
そして、だからこそ我々はこういう政策を提案する!と骨太の方針を出して欲しいのですよ。

最後に、安倍総理に言いたいのは、憲法改正をしたいとずっと繰り返していますが、
具体的な憲法の条文の問題ではなく、文書を廃棄するとか、質問に答えないとか、
屁理屈で逃げる上に、「丁寧に説明する」とか半笑いで早口に話す、その態度や姿勢にみんな
不信感を持っているのですよ。

小泉総理の例を引用するまでもなく、自信を持って全責任を俺が取る!
我々も身を切る、国民の皆さんも耐えてほしい、こんな素敵な未来のために!
って言ってくれて、全ての案件にそのような責任ある態度で接してくれれば、
多分、安倍総理のやりたい方向に憲法改正出来たんですよ。

ただ、もう、政権維持が目的化していて、そのために逃げて卑怯なことでもやる
歴史をつくっている政治家としての自覚に甚だしく欠ける、っていう印象しか
なくなってしまったので無理でしょうけど。

安倍総理よりも山本太郎が魅力的に見えてきてしまったりするっていう
ちょっと異常な事態になってることを、自民党の人たちは自覚したほうが良いですよ。

自民党以外の人達は、ちゃんと自分の頭で日本の政治とか政策とか将来像を考えた方が
いいでちゅよ。

「選手ファースト」と「日本人選手ファースト」は違います

2019年12月08日 18時42分25秒 | スポーツ
東京オリンピックのマラソンですが、札幌に移転が決まりました。
この件ですが、まあどこでやっても正直いいです。

トライアスロンなどもお台場で大腸菌飲みながらやるよりも
どっか水がきれいなところでやってもいいと思いますよ。

それから「選手ファースト」と「日本選手ファースト」を混同した論調も多すぎます。
オリンピックを東京という場所でやるだけであって、全世界の選手が同じ条件
じゃないとおかしいですよね。

勿論、日本でやるので、海外の選手よりも日本人選手の方が有利ということはあります。
言葉も生活スタイルも土地勘も日本の選手の方が有利ですよね。

しかし、マラソンレースの開催地、コースの変更などがあっても、
日本選手「だけ」が不利になっているわけではないですよね。

日本では夏にMGCを開いてマラソンの選手選考をしていましたが、
他の国でも酷暑を想定した選手選定を既にしているかもしれないですよね。

コースの設定も、瀬古にいちいち連絡や意見を聞きに行かないのも当たり前です。
日本のマラソン強化のど真ん中の人間に何か意見を聞いたら不公平ですよね。

これは逆に言うと、瀬古にアドバイスを求めていたとしても、瀬古がそれを公言することは
絶対に出来ません。なぜなら日本のマラソン強化の責任者がオリンピックのマラソンコースを
決めてるとなったら、それこそ「日本選手ファースト」だと全世界からバッシングされますので。

ですので、国際オリンピック委員会(IOC)という組織が公平に決定しないといけないのです。

オリンピックは、スポンサー、テレビ局、広告代理店、毎回の開催地、政府、各競技の協会
の意向が入り乱れます。この多すぎるステークホルダーを調整し、最終的にIOCが「公平」に
審査して決定したという「てい」になるので、圧倒的な情報の非対称性の中、結局IOCが
大きな権力を持つという構造になっているのです。

このIOCの強大な権力というのはロサンゼルスから始まったオリンピックの商業主義に
原因があるわけでもなく、クーベルタン男爵以前の時代から変わらない、オリンピックの持つ
啓蒙的な思想に原因があるとても根源的な問題なのです。

このオリンピックが持つ啓蒙思想が、現代に生きる我々に若干の気持ち悪さを与えている
のですが、これは論点が別なのでまた書きます。