鈍いなまくら刀で社会を斬る!

デザイン・サッカー・世の中など思ったことを(出来るだけ)冷静に、(極力)論理的に

登戸の事件に対する報道と反応について

2019年05月30日 00時19分24秒 | 社会
登戸で起きた残忍な事件に対してのマスコミの対応について。
今の所、亡くなられた被害者の家族に対して

「今のお気持ちを!」

というインタビュー映像では流れていませんが、実際、取材依頼は殺到しているようです。

亡くなられた外務省の人の奥様は、
「取材対応なんか出来ないのでそっとしてほおいて欲しい」
とリリースを出していますので、取材依頼が殺到していることがわかります。
女の子の家族も同じようなリリースをマスコミ向けに出しています。

亡くなられた外務省の職員は、ミャンマー語が出来て、スー・チー氏のお菓子係だった、
という話や、当時の岸田外相とミャンマーの外相とがニューヨーク会談した際の通訳の
映像などが繰り返し流れていますが、これに対して一部の単細胞から

「被害者の情報ばっかり流しやがって」
「被害者じゃなくて加害者を晒しやがれ」
「さすがマスゴミ」

という反応が出ていますが、その反応は幼稚ですし、レベルが低い。
むしろ、君たちこそどうかしてるぜ。

流石に亡くなった男性の奥様や、亡くなった子どもの親に対して、先程も書いたとおり、
「今のお気持ちは!」
と聞くのは鬼畜の所業ですが、そうではなくて、彼の成し遂げて来たこと、彼の人となりを
教えてもらえることは、彼という人がいたことを日本中の人に伝える事ができる、
有意義な報道であると思います。

好奇心旺盛で自分のやりたい事を仕事にしていて(それも国の為に働き)、
家庭では良き夫、父であったという彼の人となりを知ることは、
我々のような無関係の大多数の人間が、彼と彼の家族に寄り添い、共感し、悼むことが
出来る唯一の方法であると言ってよいでしょう。

繰り返しになりますが家族の気持ちのインタビューは不要です。
悲しいに決まっています。そんなのやるのは人です。

そうでなくて、亡くなった彼や彼女の人生を教えて欲しい。
歩んできた人生を少しでも知ることで、初めて無関係な我々は家族に寄り添うことが出来ます。
薄っぺらい政治家のように上っ面で「ご家族とともにあります」と言うのは簡単です。
しかし、本当に心から言うためには彼・彼女の人生を知る必要があるのです。

つまり、被害者の人生を知ることは、この事件を我が事として捉え、悲しみ、悼み、
そして二度とこういうことを繰り返さない為にはどうしたら良いかを考えるのに
必要なことなのです。

追加で言うと、犯人の情報ばかり流すことは、コピーキャットを生み出します。
犯人は19人を襲って、2人殺害した。俺ならもっと。とか、50歳過ぎのオヤジが
あんなに有名になった。俺ならもっと。とかです。
一般論として、犯人に対してメディアスクラムを行い、常軌を逸した報道(?)を
するのは百害あって一利なしです。
今回で言えば、彼を育てた80歳を過ぎた叔父叔母は下手すると自殺すると思います。

更に、マスコミの「真犯人」作りもやっかいです。
いまは川崎市に対して「行政がちゃんと対応しなかったから事件が起きた」という
ストーリーを作ろうと、虎視眈々と狙っています。
川崎市の対応に落ち度がなかったか、目を皿のように、耳をそばだて、
証拠となる言質や失言を待っているところです。

報道の人、そして「情報番組」という偽名がついたバラエティ番組の司会者と出演者達。
加藤浩次・真矢ミキ・小倉智昭・羽鳥慎一・坂上忍・恵俊彰・宮根誠司、その近辺の人たち。
このあたりよーく理解して、少しはまっとうなコメントをするように!


登戸のような事件への対応策

2019年05月29日 01時45分27秒 | 社会
登戸の事件ですが、亡くなられた被害者2人と残されたご家族にお悔やみ申し上げます。
怪我をした子ども達も一刻も早く良くなって普通の日常に戻って欲しい。

その上で、今後、このような登下校中の子どもを標的にした事件について
どう対処するかですが、アメリカのように保護者が学校の校門や校内まで
送り迎えをする、しか答えはありません。

保護者の責任で学校まで送り迎えをする。
当然完全ではありません。絶対に防げるわけでもありません。
しかし、登下校中のこのような凄惨な事件を防ぐ方法に対する答えは
保護者が自分の子どもだけを学校まで送り迎えする。

それしか答えはないのです。




丸山穂高へのサジェスチョン

2019年05月24日 00時25分51秒 | 社会
丸山穂高の国後島での北方領土を戦争で取り戻せ発言について、追加。

35歳の戦争を知らないやつが、祖国の為に戦った戦争を経験している89歳に、
中学生という多感な時期に神国の敗戦という衝撃的な経験をしている人を目の前に
戦争を語るな、と思うわけです。

別に一般論や自分の主張としてオウンドメディアに載せるとか、
自分の信念として文藝春秋に寄稿するとかならいいですよ。

そうじゃなくて、祖国の為に戦ってくれ且つ北方領土から強制退去させられた
89歳の旧島民の老人を目の前に「戦争しかないですよ」と言う丸山穂高。

左右・護憲改憲・与党野党関係なく、丸山穂高には人間としてのレベルの低さと
人に対する共感力の無さを感じるのです。

丸山穂高にアドバイス出来るとしたら、この共感力の無さは、もしかしたら病気(障がい)
の疑いがあるということです。一度、専門の医師に診察してもらった方が良いですね。

更に真偽は不明ですが、丸山穂高が戦争発言の後、同じ国後島で「女が欲しいから
外出する!」と大声を出して暴れたという文春の記事まで出てきています。

このような言動を総合すると、アルコール依存(いわゆるアル中)の可能性も高い。
もっというと、ソシオパスかも知れない。

どちらにせよ一度、精密検査や専門医師の診断・カウンセリングを受けた方が良いですよ。
投薬治療やカウンセリングを受け、自分自身と自分の病気と向き合って、
ちゃんと治して復活すればいい。

その時こそ、丸山穂高の全力を見せて欲しい。

HuaweiとGoogleと日本企業はどこ行った

2019年05月23日 00時51分12秒 | ビジネス
Huaweiの件。

以前も書きましたが、実はHuaweiは政府から完全に独立した経営をしていました。
アメリカがHuaweiにイチャモンをつけ始めた時、中国の若者は反発しました。
それは何に反発したかというと「(政府から)自由にやっている会社に何すんだ」
「(一党独裁の共産主義でない)俺たちの希望である会社に何すんだ」なのです。

しかし政府に情報提供を義務付ける法律が出来、アメリカが5Gを念頭にプレッシャーをかけ、
とうとう、Huaweiも進退窮まって、完全に中国政府の軍門に下りました。
もうこれからは、かつての自由なHuaweiではなく、中国政府のHuaweiだと
見るしかありません。

そして、Huaweiスマホのニュースを聞いて思うのは、日本ってどこいった?
ということです。

世界2位の販売台数を誇る中国のHuawei(ちなみに1位は韓国Samsung)。
OSは(OSSではありますが)アメリカのGoogleが実質、生殺与奪権を持つAndroid。
日本の多くの人が使うコミュニケーションツールは、韓国のLINE。
世界の多くの人が使うSNSは、アメリカのFacebookやInstagram。

日本はどこにも出てきません。
アメリカと中国と韓国だけです。無理やりこのコンテクストで日本を出すとすると、
Huaweiの下請けとして部品供給をしているのは日本企業、となってしまいます。

年間8,000億円ほどHuaweiには日本の会社が部品を納品しています。
それが「売ってやってる」なら良いんですが、正直彼らが本気になったら
QualcommのSoCが無くても自社で作ってしまえるように、問題なく部品を
自作出来ます。

今回、GooglePlayやYouTubeがHuaweiのスマホでNGになるかも、
というニュースを聞いて、日本ってこの産業では存在感ないなーと、
田口と小嶺くらい感慨深く思った次第です。

F1はマシン80%、ドライバー20%

2019年05月22日 01時48分13秒 | F1
先日読んだWebの日経ビジネスの記事で「F1はマシン80%、ドライバー20%」
というのがありましたが、先週のバルセロナでのテストがまさにそれでした。

メルセデスに乗ったF2のドライバー達が速いのなんの。
車が速いとやっぱり速いということが証明されました。

ちなみに「80%、20%」と言ったのは、F1ホンダのエンジニアで
元のインタビュー記事を見てもらえば写真も実名も出てます。
ざっくり言うと

「アロンソのような凄いドライバーが乗ってもあの成績ですので
 現代のF1での重要度は、マシンが80%、ドライバーが20%の割合を占める」

という主旨のことを言っていました。

ホンダ自体は今年はレッドブルの1軍と組んで1年目なので、勉強の年。
勝利は出来ないでしょうが、元々それは首脳陣も想定内かと思います。
実際にそのように発言していますし。
ドライバーも勝てない前提でいるので、勝てないことにフラストレーションはなく、
逆にポジティブに過ごせています。
客観的に言えば、ジョイントして10年以上のルノーPUと1年目のホンダPUとで比較して
昨シーズンと同じようなポジションにいられることが凄いと言ってもいいでしょう。

ただ1つ問題は、メルセデスが速すぎるし、チームとして強すぎることです。
修正や進化、戦略がすごすぎというか、正しすぎ。

あまりに差が大きすぎて、もしかしたら来シーズンも勝てないかも知れません。

レッドブルとホンダは進化するでしょうが、その分、メルセデスも進化します。
PU側で追い越すにはメルセデスを上回る技術力とノウハウがないとダメですが、
後発のホンダにそれは期待できそうにありませんし、シャシー側もエイドリアンが
覚醒でもしないと正常進化版しか作れないでしょうから無理。

そうなると、新レギュレーションで開発よーいドンに期待ですね。
ルイスはこの20%しかないドライバー側のパーセンテージを上げるように
パワステやめろとか発言していますが、新コンコルド協定どうなることやら。

プライドをドブに捨てた丸山穂高

2019年05月16日 03時15分24秒 | ポリシー
北方領土を戦争でとり返した方がいいですかね?
という主旨のことを旧島民の人に対して言った酒乱衆議院議員がいたそうです。
これについては世論はアンチ100%という感じかと思います。

でも、同じことを竹島について言ったらどうなったんでしょうね。
意外と支持されたんじゃないでしょうか。
誰か言ってみてください。
国会のクイズ王小西あたりが言うと面白いんじゃないでしょうか。

冗談はさておき、さて、この問題。

過去に何度か書きましたが、
領土は物理的な強制力をもって実効支配をしている国のものです。
北方領土も竹島も武力や武力を背景にした恫喝によってしか本当に日本の領土に
することは出来ない、取り戻すことは出来ません。
簡単に言うと「武力で手に入れる必要がある」ということです。
これが客観的な事実であるし、歴史の本質だと思います。

ーここまでのところが客観的な事実です。次に私見を書きますー

しかしながら、日本には日本国憲法がありますし、私は北方領土や竹島を
取り戻す為に武力を使ってはいけないと考えます。

「国際紛争を解決する手段として戦争や武力行使、武力による威嚇は永久にしない」

とした(要約です。原文の引用ではない)日本国憲法の第9条1項を100%支持します。
自衛のための戦争や武力行使は構わないですが、侵略戦争は絶対にダメです。

そして、ここまで来て「はて?」と思い至ります。
日本の領土である北方領土や竹島を他国に侵略されてしまっているのですから
侵略者達を追い払う自衛の戦いをしても良いのではないか? と。

ここのところが今回の酒乱議員が提示した主題になります。
政府は置いといて、民間の報道機関や我々市井の人間は、「違憲」で思考停止せずに、
そのような主題、国民が話をすべき議題・論点を示し議論すべきだと思います。

閑話休題。
何事も前提を変えれば議論の土台・舞台が変わります。
日本のある島が外国から侵略されている(熱々のホヤホヤ)、とするのか、
日本のある島が外国の領土になってしまっている(冷めてる)、とするのかです。

前者の場合は、日本の領土が侵略されているのですから、自衛の為に自衛隊が
島に行って武力で取り戻すのだ、という話になります。
それを実行しなければ自衛隊を持つ意味がありません。自衛隊なんかただの飾り。
それも3D模型じゃなくて、ただの二次元の絵です。

しかし、そのようにはやっていません。
狂信的な保守でジャパンファーストの安倍総理でさえ、やりません。
北方領土や竹島に対して自衛権の発動をしません。

つまり安倍総理をして、日本の主権が侵害されている状態にあってなお、
それを武力ではなく、何とか平和的な方法で解決しようと踏ん張っているのです。
北朝鮮による日本人誘拐と監禁という犯罪についても、同じ態度です。
絶対に武力を使わず、硬軟織り交ぜてなんとかしようと考えているのです。

それを証拠に、安倍総理は拉致問題に政治家生命を掛けていますが、
「家族を取り戻す為に武力を使いましょう」と言うようなことは絶対にありません。

それが日本の政治家の挟持であり、自由民主党のプライドであり、
日本人の気高さなのです。

丸山穂高という酒乱の衆議院議員はそれをあっさり、簡単にドブに捨てた。
政治家は結果責任を負います。
自分の発言がもたらす結果について丸山穂高という酒乱議員はきっちり
責任を負うべきです。

弁護士菊間千乃のタレント感がひどすぎる

2019年05月14日 02時55分22秒 | エンタメ
読売テレビで、人権を侵害するような番組があったそうです。
それも生放送だったらしいですが、コメンテーター(?)の一人が
「人権侵害だからやめろ!」と怒ったそうです。

この件、番組制作側も問題なのですが、更に結構な問題だと思うのは
一緒に番組にいたコメンテーターの菊間千乃です。

彼女は弁護士とタレントの二足のわらじを履いているのですが、
明らかな人権侵害を目の前にしてタレント活動を優先したことが結構な問題です。

弁護士ですから依頼されなければ何もしないというのもわかりますが、
何の法律資格も持たない番組コメンテーターでさえわかるような明らかな
人権侵害を目の前にして、スルーして番組進行を優先する。

弁護士は「弁護士自治」という国家から特別な権利を与えられて、
自分達で自分たちを律しながら高い職業倫理を維持しているはずです。

怒ったコメンテーターと同列の番組コメンテーターのポジションにいて
何もしないという、この倫理感の欠如と意識の低さとは何なんでしょう。

ここからは完全な推測ですが、彼女は元々アナウンサーでした。
番組を滞りなく進めるのが役割です。そこで鍛えられた番組進行者としての
職業意識が弁護士の職業意識に勝ったということなのでしょう。

それとも、実はタレント活動をしたくて弁護士になったので、変な邪魔をして
タレントとしてのキャスティングで干されたりするのが怖いから、番組批判は
絶対にしない、という新たなパターンなのかも知れません。

日本には「人権派弁護士」という一部の弁護士を揶揄した表現があります。
私は常々、刑事であれ民事であれ、弁護士で人権を前提にしない弁護士などいるのか?
「人権派弁護士」など「馬から落馬」みたいな二重表現じゃないのか?
と思ってましたが弁護士でも菊間千乃のように「じゃない方」の弁護士もいるんですね。

誰も本件で菊間千乃の人権意識の無さを論点にしないので、書いておきます。

ノートルダムの再建は新デザインで!

2019年05月11日 00時13分02秒 | デザイン
ノートルダム大聖堂ですが、残念なことに火災で焼失してしまいました。
本当に火災、火事、炎というのは恐ろしいものだと再認識させられました。

しかしながら、無くなってしまったものは取り返しがつきません。
寄付はいっぱい集まったようで再建は問題なく出来るでしょう。
問題はどのような建物を立てるか、ということです。

結論を書きますと、新ノートルダム大聖堂の尖塔デザインは、どう考えても
新しいデザインで行くのが正しいです。

焼失した建物も3Dデータはあるようなので全く同じものの再建は可能です。
しかしそれはやってはいけません。昔のままだと、ただのコピーですから。
東武ワールドスクウェアと同じです。
中国の内陸部の微妙なネズミとか微妙なモビルスーツの遊園地と同じです。

最新の技術とデザインとで新ノートルダム大聖堂の尖塔をつくるべきです。

なんて考えていたら、先日、TBS「クレイジージャーニー」で面白い回を見ました。
ニューヨークで100年前のリーバイス501を再現して販売している日本人職人がいる
という特集でした。

彼の501の再現は、道具から入っています。

二本針のミシン、ボタンホール作成機、ほつれ防止縫い機など
当時のものをアメリカの潰れた縫製工場からサルベージして、メンテナンスをして
使っていました。その心は「当時の道具がなければ当時の製品は再現出来ない」。
つまり当時の501に近づける為に当時の道具を揃えているのです。

逆説的ですがそれは全く正しい。

焼失したノートルダム大聖堂の尖塔は、当時の技術の粋を集めてつくられたものです。
あのデザインは当時の建築技術と工法がなければ実現出来ないですし、当時最先端の
建築技術と工法があったからこそ実現出来た(当時の)最新デザインなのです。

もし焼失した尖塔をそのまま再生するなら、当時の建築技術や当時の材料に近いもの、
近い製造方法を研究して、現代の道具であるクレーンやドリルを使わずに当時の工法で
つくりあげる必要があります。そうでなければただのパクリです。

当時のやり方で再建するという考え方を選択して、それにお金を使うのもアリですが、
私は過去を振り返らず未来を見て、現在の最先端の技術・工法・材料で出来る
最高のデザインをノートルダム大聖堂に適用し、100年後、200年後の人類へのレガシー
とするべきだと思うのです。

私にデザインを教えてくれた某教授が言っていた
「元々コンセプトカーを作る時、フランスはクレー、イギリスは木を使っていた。
 それがフランス車とイギリス車のデザイン、曲線の違いになっている」
という言葉を思い出し、尖塔は新デザインにして欲しいと強く思う今日この頃なのです。
(フランス?イギリス?クレー??木??については、うるおぼえ)


アハ体験と東ロボくんの失敗の本質

2019年05月10日 01時15分00秒 | 考え事
茂木健一郎と新井紀子の共通点があります。

知らない人の為に肩書だけ書いておきますと
茂木健一郎の肩書は脳科学者で、
新井紀子の肩書は数学者(AI研究者)です。

茂木健一郎は、電気生理学、分子生物学、医学など重要な知識が欠けていたため
研究がストップして、それ以上は進めなくなりました。そこで葉加瀬太郎や高嶋ちさ子が
才能の限界により芸術を極めるのではなく広げる方向に進んだように「脳科学」を
広げる方向、広く知らしめる方向に進みました。

一方、東大に入るためのロボット「東ロボくん」を研究していた新井紀子も
コンピュータ・サイエンスの能力が圧倒的に足りなかったため、挫折しました。
そして彼女もテキストの理解について広める教育の分野に進みました。
ちなみに「東ロボくん」は彼女ではなくGoogleの人なら実現出来たプロジェクトでした。

茂木健一郎は「脳科学」の方は行方不明ですがタレントとして個人的に頑張っています。
新井紀子の方は「東ロボくん」の100倍良いことをはじめました。
板橋区の区立小学校・中学校と組んで「RST(リーディングスキルテスト)」というのを、
今年度(2019年度)から始めるそうです。

これはとても良いです。

ヤフコメを見ていてもそうですが、短い記事さえ理解出来ていない、
日本語を読めていない人が多すぎます。
ここで言う「読めていない」というのは、日本語として目で文字を追っているけれども
文章の意味を理解していない、もしくは理解できないことを指しています。
読めていない人同士が、感情的な言い争いをしているのですから、生産性ゼロどころか
マイナスでしかありません。

それをあぶり出すテストと理解を促進させるメソッドの確立ということをやり始めました。
新井紀子は才能の限界で「東ロボくん」で挫折しましたが、良いものを見つけました。
茂木健一郎様におかれましては、頑張りましょう。

二人の研究の敗因は、有り体に言うと「研究者としての能力が不足していた」
ということになるのですが、本質的な敗因は、二人共、そもそもの問いの立て方(リサーチ
クエスチョン)が自分の得意分野と違った、というのが本質的な敗因であり、
これこそが二人の共通点になります。

このリサーチクエスチョン(Research Question)というのは論文や研究において
最も重要なものです。深掘りすると長くなるので稿を改めますが、
リサーチクエスチョンの設定ミスが二人の共通点であり、致命的エラーであり、
悲しい結末につながった真因なのです。

将来はAKBかキャバ嬢かそれが問題だ

2019年05月08日 19時03分43秒 | エンタメ
AKBグループは、完全にキャバ嬢化してますね。
ホスト化でもいいんですけど。
これらが一般の我々にも目に見える形でわかるようになってきました。

存在そのものやビジネスモデルは元々そうなっていますが。

そもそも「太客(ふときゃく)」とか水商売の隠語を使っている時点で
お里が知れます。って書いてみたものの「この話、あぁ前にも書いたな」っていう
dejavu感が凄いですが。引用も過去リンクも探すのが面倒なのでそのまま書きます。

まとめて言うと、アイドル志望の未成年の女の子をお酒やタバコを排除し、
キャバ嬢という使い古されたビジネスモデルを適用させた
イノベーションがAKBグループにはあったということです。

総選挙は売上No1を決める仕組みですし、
CD買って握手券は、飲みに行ってシャンパンタワーやアルマンド信号機おろす
みたいなもので、アイドルとキャバ嬢の毎月の売上に貢献するということです。
そしてアイドルもキャバ嬢も客と本気の恋愛禁止というのは、どちらの商売でも基本です。

キャバ嬢の中で、各店の人気/売上No1になるためにイジメがあったり、
客の取り合いから揉めたり、同伴があったりアフターに行ったり。
AKBグループは、このキャバ嬢/ホストの世界を表沙汰にして大きなシステムにした
「だけ」のものです。

この「だけ」というのが難しくて、完全にコロンブスの卵なので気がついた人が
偉いのです。恐らく最初は違う切り口でスタートしたのだと思いますが、途中で
「あれ?これキャバクラメタファーだよね??」って気がついたのだと思います。

ですので、最初を作った天才秋元康は途中で完全に気がついてしまって、
「あぁ、これ僕がやりたいやつとは違う」
「このビジネスモデルは儲かるけど僕がやる次元のビジネスではない」
「でもここまで大きくなるとイナーシャがあって止まれない」
と考えてクリエイティブに専念するようになったのです。

一方、キャバクラビジネスが得意な人っているので、そういう人たちが中央で仕切りだして
地方の各劇場は支配人というキャバクラ店長が店舗運営をし始めたわけです。

キャバ嬢は水商売を自覚してやっていますが、AKBグループはそれとは違うところにいる
という意識で全く同じ商売をしているのがちょっとイラっとしますが。

元NGT山口の問題も、このコンテクストで読み解いていくと
とてもわかり易く腑に落ちる話なのです。


チンチクリンのKoki

2019年05月04日 03時30分04秒 | エンタメ
KokiがCHANELのショウに出たということで
本人のインスタみました。

普通にランウェイを歩くというショウでしたが、
一人でチンチクリンで可哀想でした。

雑誌のモデルとしては十分キレイだと思います。
でもショウモデルは無理。

これから身長が伸びれば可能性はありますが、
今の身長はちょっと無理がありすぎます。

彼女の可能性はランウェイを歩くショウモデルにはありません。

働いたら負けかな(懐かしむシリーズ)

2019年05月02日 20時44分49秒 | 考え事
Web記事で、平成を振り返るという話で「働いたら負けかなと思ってる」
というのが取り上げられてました。

8050問題とか、結構深刻な気もしますが、大問題を前にして、
じゃあ僕らは何が出来る?というところに話を落としこむ必要があると思うのです。

もうこれは前提として考えるべきだと思いますが、
働けるのに働かない人、働きたいのに働けない人というのは1億人以上もいると、
必ず一定数出てくるものです。

我々は人間で、人権というものを生まれながらに持っていると考えると
働かない人、働けない人を無視して見殺しにすることはありえません。
そうなると僕らが彼らの分までいっぱい稼いで、稼いだ分を分配するしかない、
という結論になるわけです。

それで良いと思います。

普通の人達が出来る事ってそれしかない訳です。
民主主義という仕組みがあり、人権が存在する国で、
働かない・働けない人を維持していくには、「他の人がいっぱい稼ぐ」
それが全て。それ以外の手立てはない。

僕らが出来るのはそれだけで、それでいいのだ、と思うわけです。