鈍いなまくら刀で社会を斬る!

デザイン・サッカー・世の中など思ったことを(出来るだけ)冷静に、(極力)論理的に

HONDA eとF1

2019年09月19日 00時03分28秒 | 自動車
ホンダeいいですね。
フランクフルトで発表されたeですが、これはいいデザイン。
もちろん、昔のCVCCのシビックからの引用というのはありますが、
BMWのMINIより上手い引用です。
軽自動車のNシリーズよりもずっと良くなってますね。
電気=先進的というイメージを差し引いて、単なるデザインとしても
よく出来ています。

シビックTYPE Rみたいなガンダムしか作れないと思っていたホンダが何か
一皮向けた感じでしょうか。
既にディスコンになることが確定している、日産CUBEと同じ方角のデザインで
日本の家具(カリモクとかね)っぽい感じ。
直結してないけど「TOKYO STYLE」という都築響一の写真集を思い出します。

ホンダの四輪の利益率の圧倒的な低さ、儲からなさでF1撤退が囁かれている昨今
これで少しは儲かる方向に進めば良いですが。どうでしょうね。
時間はかかりそうですよね。なんか。
逆に、F1にPU供給しているから、新型FREEDが売れるようになった
とかなればいいですが、多分、ないない。

このまま2輪におんぶにだっこという訳にはいかないので重い決断をするかも
しれませんね。
マックスの父ちゃんのヨスも、2020年限りでF1撤退があるかも、ということで
ちょっとピリっとした発言をするようになってきました。
鈴鹿で2021年以降のPU供給について発表する予定なんでしょうか。

F1 HONDA PUファンよ、震えて待て!

レクサスはベンツに勝てないよ

2019年09月08日 02時24分51秒 | 自動車
先月(2019年8月)くらいの東洋経済で「レクサスが国内販売でベンツに勝てない理由」
という記事がありましたが、まぁ勝てないですよね。
ブランド力がないから。

ブランド力って、カッコいいビジュアルつくったり、カフェ出したりって
いうのじゃないですよ。
それも一部ではありますが些末な話。

車でいうブランドは車としての出来です。
車の出来がメルセデスより低いから勝てないのです。
デザインや性能、品質で勝てていないのです。
それを一言で言うと、ブランド力がない。

元々、レクサスは、メルセデスやBMWが買えない人が買うpoor man's BMWでした。
というか日本車自体がそういう位置づけです。
日産のGT-RやフェアレディZとかもそうです。
フェラーリやランボルギーニ、ポルシェは買えないけど、こんなパワーが出て
こんな安くて、こんなに壊れない。ということで日本車が売れたわけです。
最近は、この地位をヒュンダイに奪われてしまいましたが。

閑話休題。
レクサスが始まって30年。
30年たってこのブランド力のなさだと、もう何年やってもダメですね。

デザイン・性能・品質の低さ、そして決定的なのが哲学の欠如。
こういう車をつくりたいというカーガイとしての哲学がない。
トヨタのスープラの多田主査の話は有名です。

BMWと共同開発するにあたり、
「ポルシェに負けない車をつくりたい」って言ってBMWのメンバーに失笑されるわけです。
失笑したBMWの担当は「ポルシェやメルセデスは関係ない。BMWはBMWの道を行き
BMWはBMWをつくる」と言うのです。
結局、トヨタのスープラという車はこういう車なんだっていう哲学がない。

ちなみに、スープラとZ4を共同開発して、多田主査(開発責任者を主査という)が驚いたのが、
BMWの車の企画・設計がデジタル化されていること。トヨタは全くされていないので…。
BMWは最後までコンピュータで企画・設計・走行シミュレーションをして、
最後の最後にリアルなモデルをつくるということをやっていて、手戻りがない。

更にそのシミュレーションのノウハウが溜まっているので、シミュレーションデータと
リアルなデータ(実車のデータ)との差分がほぼない。
高級車がほぼシミュレーションのみでつくられていて、高い利益率で販売され、
大衆車が人の手を沢山入れて手間をかけ、下請を叩いてなお、低い利益率で販売される。
同じものづくりの国といわれる、ドイツと日本、どこでこんなに差がついたという
気がします。

閑話休題アゲイン。
とにかく、レクサスは、こういう車をつくるという哲学をしっかりさせて
デザインをちゃんとして、ちゃんとした性能の車を作り続けましょう。
それが出来れば、ブランドは出来てきます。

組織としての気概と気合は買いますし、尊敬すべきものだと思います。

しかし、トヨタ(レクサス)で一番必要なのは、
こういう車をつくるんだという思い込みが激しくて、トヨタという大組織の中で
横車を押しきれる主査が出てくることです。
豊田章男社長がいる間が大チャンスです。

トヨタ車(というか日本車)は買いませんが、応援してます。

マツダのブランディングの話

2019年08月01日 00時19分33秒 | 自動車
マツダは、アテンザをマツダ6に、アクセラをマツダ3にしたのに続き、
デミオをマツダ2に変更するそうです。
これでハッチバックやセダン系は数字に、SUV系はCX-nと頭にCXがついた数字に
国内でも統一されます。

こうなると注目は(日本だけの問題ですけど)ロードスターですね。
MX-5に変更すのかどうかですね。ちなみに海外の車種はすでに英数字で統一されています。

そしてこの数字化については高齢者が集うヤフコメでは非難轟々のようです。曰く、

「数字を聞いてすぐに(どんな車か)思い出せない」
「名前の方が愛着が湧く」
「そもそもマツダの車は全部同じ顔に見える」

まぁ言いたいことはわかりますw

ただ、マツダはこういう絶対にマツダを買わない層の人たちがネットで上げる無責任で
無知で幼稚な大声を無視すると決めたわけです。
おまいらが何を言ってもオラしんね。って。

何故なら、マツダは広島のクソ田舎にある本当に小さな自動車メーカーでしかないからです。

とってもわかりやすい数字で言いますと、2018年のマツダの世界販売台数は161万台です。
たった。

世界トップのVWグループは、1,083万台。
ルノーグループが、1,075万台。
トヨタグループが、1,059万台(マツダは入ってない)。

自動車メーカーとしてはトヨタの約1/7くらいの規模しかない会社です。
ちなみに、カローラだけでも世界で年間120万台近く売ってますからねトヨタは。

他のメーカーを見ても、フォードでも598万台ですし、
ルノーグループとの統合で一時話題に上がるも、ヤフコメを中心とした多くの人達に
「FIATなんか見たことねーよ」と悪態つかれたFCAでも484万台。
日本では誰も見たことのないツチノコ、ヒュンダイでさえ459万台です。

どれだけマツダが小さい会社かということがわかります。

そうなると必然的に、ブランディングは「マツダ/MAZDA」でやるしかありません。

では、このマツダのブランディングとは何かというと、簡単に言うと世の中の人が
「あの人、何乗ってるの?」って質問した時にトヨタのクラウンに乗っているなら
「クラウン」って答えますが、BMWの5シリーズに乗っていたら「BMW」って答えます。
「5」とは答えませんってことです。
もし、AUDIなら「アウディ」ですし、メルセデスなら「メルセデス」って答えます。
誰も「A6」とか「E」とは答えません。

車種で答えずメーカー名で世の中の人が答える存在になりたい、これがマツダの
ブランディングの考え方なのです。マツダを選んでもらって、その中でライフスタイルや予算に
応じた車種をチョイスしてもらう。
それが小さな自動車メーカーマツダのブランディングの必然なのです。

そして、車種を表す英数字はただの記号でしかないですが、その英数字が示す中身というものが
重要で、ややこしく言うとシニフィエ(中身、概念)とシニフィアン(記号、音、文字)という
ソシュール(言語学の大家)の世界ということです。

シニフィエとシニフィアンとは、1対1の絶対的な関係があるわけではありませんが、
一定の文化圏の中では慣習的に1対1関係が成立します。
それを今回に当てはめてみると、デザインが良くてクオリティの高い車をつくり続けることが
出来れば、そういう事実(fact)を積み上げていくことが出来れば、
「マツダ(シニフィアン)」といえば
「かっこいいデザインで燃費もよく運転が楽しいクルマ(シニフィエ)」を指すようになり、
そのようなイメージが一旦出来あがれば、消費者はそういう目線で見続けてくれる。
という好循環が生まれるということなのです。

逆にもし「(マツダ)2」が駄作であったとしても、「6」「3」がよければ、
マツダという会社自体のブランディングには影響しません。
何故なら、たまたま「2」が失敗しただけであって、マツダというブランドは揺らがない
というふうに自然と消費者は考えるからです。

ついでに言うと、これをサブブランド戦略と言います。
これをわかりやすい例で言うと、自民党です。
自由民主党というマスターブランドがあり、そのマスターブランドの下に
「細田派」「竹下派」「二階派」「岸田派」といったサブブランドがぶら下がっていて、
もし「二階派」が下手こいても自由民主党本体には影響ない。
そういうポートフォリオ型のブランディングと、しっかりしたマスターブランドとを
組み合わせていく戦略です。

ただ、何事にも例外はあって、マスターブランドとサブブランドの関係でいうと
メルセデスのGクラスに乗っている場合は大体「ゲレンデ」って答えますし、
マツダのロードスターに乗っている場合は「ロードスター」と答えます。
トヨタの86もそうですね。「86」って答えますよね。「トヨタ」とは答えません。
これらは例外で、サブブランドがマスターブランド関係なく成立するような
名車を生み出したということになります。

この例外こそが大事な流れで、マスターブランドをけん引してくれる存在とて
先ずはマツダが目指しているところになります。
マツダというマスターブランドをつくりあげるためには、サブブランドの車が
事実(fact)として、デザインが素敵で、運転していて楽しい車であり続けなければ
なりません。

そして、サブブランドとしてロードスターのようなイノベーティブな車をつくることが
出来れば、マスターブランドとしてのマツダは安泰なのです。

ブランディングとは、広告やコピーライティング、イメージキャラクターなどは
ほとんど意味はありません。
ブランディングとは、商品という厳然たる事実(fact)と時間とを積み重ねしかなく、
マツダはそこに真剣にチャレンジをし始めたのです。

マツダは吹けば飛ぶよな小さな会社だけに、しっかりとした意志を持って「マツダ」
というブランド(マスターブランド)を立ち上げていこうとしている訳で、
そのための一歩が車名変更なのです。

日産西川社長は年俸5億円に値するのか

2019年07月28日 01時33分59秒 | 自動車
日産の西川社長の年俸は5億円だそうです。

カルロス・ゴーンの年俸20億円が表に出過ぎていて騒がれませんが、
西川社長も5億円ですから結構もらっていると思います。

で、そんな西川社長が経営している日産ですが、
2019年4〜6月期は前年同期比で99%の減益で、1,091億円だった営業利益が
16億円になったそうで、社員の9%、1万2,000人以上のリストラをするそうです。
また、カルロス・ゴーンの件が表沙汰になって以来、優秀な人材(=転職可能な人)は
どんどん流出しているようです(日経ビジネスより)。

西川社長がカルロス・ゴーンの件を取締役会や親会社のルノーに対して働きかける事無く、
取締役会では今まで自分も賛成してきたくせに、いきなり司直の手を入れたことは
間違いなく失敗でした。

それが数字にも出てしまっています。

経営は結果責任ですので、今年度末に西川社長は経営者を退くのが妥当でしょう。
年間通した時に結果として増収増益基調や方向性が見えているなら
勿論、辞めなくてOKですが、まあ無理でしょう。

少なくとも日産のブランドイメージや利益をこれだけ落とした責任は西川社長に
ありますから、その責任は取る必要がありますね。

そもそもカルロス・ゴーンがあんなことをしなければ良かったという話もありますが
それに賛成して加担していたのは経営陣です。途中で改心して告発をするのは良いですが
その前に社内や親会社との関係の中で解決策を考えるのが最初の一手のはずです。
それは隠蔽という事ではなく、少なくともセーフティーネットや安全弁をつくり準備した上で
司直の手に委ねるのが、利口な人間のやることです。やり方があまりに幼稚でした。

もう、社内に経営できる有能な人材もいなそうなので、ルノーから新たな経営者に
来てもらった方が良いですね。ちょっとこのままでは日産の先行きが危うい状態です。

むしろ、稼ぎ頭だったはずの日産の経営失敗については、当然
ルノーも黙ってほっておく訳にはいかないと思いますが。

ゴーンの件面白くなってきたけど、心配

2019年04月06日 12時35分10秒 | 自動車
ゴーンの件、4度目の逮捕勾留で面白くなってきましたね。

とくダネ!の小倉さんが「不謹慎かもしれないけど面白くなってきた」と言ったらしい
ですが、不謹慎でも何でもないですよ、単純に面白くなってきましたね。

検察とゴーン(と弁護士)の戦いが熾烈になりそうです。
今の所は検察が日本のマスコミを上手く使って広報しているので、何となくゴーン有罪な
雰囲気になっていますが、真実のところではどうなるのか。

ただ、今回の逮捕については、検察は4月の人事異動の時期なのでメンバーが変わって
しまうので、早めに再度逮捕して勾留してゴーンと弁護士に検察側の新メンバーを
紹介したかった、っていう話も出てますね。

現時点で確実にわかっていることは、法人としての日産のガバナンスがメチャクチャだった
ということですかね。これは間違いないですね。

取締役も執行役も職責を全くを果たしていなかった。
使用人から上がってきた人ばかりで、プロはゴーンを含め数人でしたので、
プロにいいように論破されて何も反論出来なかったというところでしょう。

その結果、グローバル企業を経営出来る人がいなくなちゃっいました。
後任はどうするんでしょうか。

裏話も含めて小説にして欲しい案件です。

MAZDA CX-30のデザイン最高かよ

2019年03月07日 02時05分00秒 | 自動車
ジュネーブで、マツダがCX-30を発表したそうです。

美しいSUVです。

早速、マツダの車を買いもしない、デザインもわからない人々が
「どれも似ていてわかんないー」
「違いがわからないー」
と言ってますが、全く気にすることはありません。

この下らないコメントのせいで、日本車がセンスのかけらもない
全くダメなデザインになったのです。

アンケート大好きなトヨタが、あのありさま。
プリウスにしてもスープラにしても地獄のような酷いデザイン。
C-HRに至っては、半笑いするしかない。

マツダは全く気にすることなく進んでいただければと思います。
まぁ、気にしないと思いますが。

あとはスバルですね。
スバルがデザインっていうことにいつ気がつくか。
もし気がつけば北米での強さとの相乗効果で伸びるんですが…。

日産が統合されるのを阻止するために日産株を買いましょう

2019年01月24日 01時58分29秒 | 自動車
フランス政府(=ルノー)が日産の統合を日本政府に打診したそうです。

ちなみに、ルノーの皆さん。世耕経産大臣に話しても意味ないですよ。
安倍総理に決めてもらわないと。
世耕大臣は安倍総理の意向を聞かないと、勿論なにも決められません。
ですので、世耕”メッセンジャー”大臣に安倍総理への伝言をしてもらいましょう。

と、まぁ偉大なるイエスマン、中間管理職の世耕大臣への嫌味は置いといて、
ルノーが日産を統合しようとしていることに反対している皆さん。
口だけで言ってないで行動しましょう。

日産の株を買いましょう。
たった、9万円ちょっとで100株買えますよ。

結局、株主の意向は絶対です。
日産の大株主はルノー(=フランス政府)です。
ルノーが本気になったら止められません。

であれば、ルノーが本気になる前に、日産の株を買いましょう。
日本を憂う国士であれば当然の行為ですよね。
1/3以上持っていれば、拒否権が出せますので、がんばりましょう。

ルノー商品を買わないという不買運動をしようにも、そもそも日本にはルノー車は
圧倒的に少ないですしねぇ。

そうなるとルノーによる日産統合に反対する、国士の皆さんの出来ることは、
日産株の買い占めだけですね。買い占めて、いまの提携バランスを維持する。
これだけです。

あ、ホワイトナイトを募集という手もありますね。
でもBMWとかダイムラーとかVWが出てくるので、フランス企業じゃなく、
ドイツ企業の傘下になるだけの話です。

フランス企業とドイツ企業どっちの傘下がいい?みたいなノリですね。
三国同盟の昔から、ドイツとイタリアと日本とは相性が良いみたいなので
フランスよりも組み合わせとしてはドイツが良いかも知れません。

もしくはトヨタの傘下かホンダの傘下に入って、日本の自動車メーカーは
トヨタ(ダイハツ・スバル・マツダ、「日産・三菱」)、とホンダ(「日産・三菱」)、
スズキのみと整理するという手もあります。

日本の自動車メーカーは多すぎるということは昔から言われてきた事なので
ここで安倍総理が決断して、経産省主導で整理していけば、むしろスッキリして
良いかも知れません。

結局のところ、これらは何を言っているかというと「日産単独での生き残りは不可能」
ということを言っています。

新興国へのアプローチもそうですし、世界に点在する工場のマネジメント、
そして電気やシェア、自動運転等(いわゆるCASE)への対応など、日産が独力では不可能な
課題が沢山あるのです。

そうなると現実的なのは、

1.ルノー傘下のまま現状維持
2.ルノーによる日産の統合(含む:持株会社化)
3.ホワイトナイトのドイツ自動車企業傘下
4.ホワイトナイトの日本自動車企業傘下

の4つだけです。

ルノーに文句を言っている国士の皆さん。
日産株を買い占めれば、何とかなりますよ。
上記の2を回避出来てルノーに一泡吹かせられますよ。

頑張って下さい。

HONDAインサイトのパクリ元

2019年01月20日 14時06分03秒 | 自動車
HONDAからインサイトがフルモデルチェンジされて出ました。
デザインもコンセプトも一新されています。

なんとなくまとまって綺麗な、このデザインがまた問題でして、
プリウスのような独創的で醜悪なデザインになっていないのは救いですが、
上手にパクりを隠蔽したデザインとなっています。

簡単に言うと、顔がVWで後ろがMAZDAです。

もっとわかりやすく言うと、MAZDAアテンザにVWアルテオンの顔をくっつけると
HONDAインサイトになります。

VWが2015年にジュネーブで発表した「スポーツ クーペ コンセプト GTE」という
アルテオンのデザインのもとになったコンセプトカーがあるのですが、
あれとアテンザとを、うまーくガッチャンコするとインサイトになります。

HONDAインサイトはデザインの方向性としては、いいと思います。
プリウスのように、奇抜で誰も真似しようと思わないデザインよりも、
ちゃんと街に溶け込む大人のデザインなので、方向性のチョイスは間違いでないです。

ハイブリッドの車が、もう当たり前のラインナップとなった今、奇抜な
デザインは不要となっています。改革者がエスタブリッシュメントになった
考えるべきだと思います。

そうなると、インサイトのような洗練された(ように見える)デザインになるのは
当然の帰結です。しかしながら、HONDAのパクリ具合がちょっとひどい。

韓国のHYUNDAI自動車は、HONDAをパクってデザインの似た「H」マークをつけていますが
あちらは堂々としていますw。
インサイトは隠蔽しようと必死にやっている分、それよりもひどい。

日本の消費者はデザインに疎いので、手を抜くのもわかりますし(苦笑)、
日本車は海外でも低所得者が購入する車なので、憧れの高い車が買えない
プアマンズアルテオン、プアマンズGクラスを短期的なマーケティングを念頭に
つくるのは理解出来ますが、長期的に少し考えないと。

いつまでも給料上がらないですよ。
(この給料の上がらなさはまた改めて書きたいと思います)

まぁトヨタがLEXUSがうまく行ってないという事実があるので、
なかなか難しいんですけど。








ゴーン保釈の可能性から再逮捕へ

2018年12月25日 21時50分14秒 | 自動車
ゴーンが保釈される可能性が出てきました。

人権が意識されている普通の先進国から考えれば当たり前のことですが
人権意識のない日本から考えると異常事態と言えます。

裁判所は基本的に、検察や警察とツーカーの仲なので、検察側に有利な
判断しかしませんが、今回は先進国からの目を気にして違った判断をしたのだと思います。

日本では裁判所は行政の下僕となっていますが、
今回は三権分立の一翼を担う立場として、司法の職業意識を守った判断を
することが出来ました。

まぁ、これが当たり前なんですけどね。

結局、検察はゴーンの自白が欲しかったようですね。
物的証拠などは二の次で、自白に頼った捜査という、昔ながらのやり方を
変えたほうが良いですよ。

これから更に人権意識が高い外人がいっぱい日本に来ますので。

と、ここまで書いたら
「ゴーン再逮捕!」

というニュースが入ってきました。

やっと罪らしい罪での逮捕ですね。
今までは金商法違反(有報の虚偽記載)、それも自分の報酬を少なく書いていたという、
どうでも良い罪でしたが、今回は特別背任というちゃんとした(?)罪なので、
納得感があります。

報酬を少なく書いたとしても、投資家の投資判断には全く影響しないです。
12兆円の売上のある会社で、社長の報酬が10億円でも30億円でも、誤差の範囲で
投資判断には影響しないです。

報酬を少なく書いていたことは投資家に対する詐欺行為だとしても実害がないですが、
特別背任となると、会社に実害が出る可能性のある詐欺行為になってきます。
こうなると、金額にもよりますが、推移を生暖かく見守る必要があります。

ただ、ちゃんと時間軸を引いて見てみると、これが本命で、金商法違反は言いがかり
というか「別件逮捕」だということが見えてきましたね。

この「別件逮捕」という手法、日本の警察と検察の得意技です。

微罪で引っ張ってきて、外部との接触を断って、朝から晩まで脅しながら
本命の事件の自白を引き出すという昔から得意とする手法です。
今回の手法も、まさにこれです。

マスコミも、こんな本当のことを言ってしまうと、東京地検からゴーンについての
情報リークをしてもらえなくなるので、誰も言いません。
現状を見ると、検察ルートのリーク情報が増えましたので、地検特捜部とマスコミの仲は
大変良好のようです。

まぁ人権とか公平性とか考えない、やりたい放題、メチャクチャですわ。



マツダとトヨタのデザイン力の圧倒的な差

2018年12月01日 01時18分37秒 | 自動車
2018年11月末、ロサンゼルスモーターショーのマツダとトヨタの明暗は面白いですね。

勿論、MAZDA3(アクセラ)とプリウスのことです。

デザインでこんなに差がつくのか、というくらい差がついた車が
「新型」として発表されていますね。豊田章男さん赤っ恥もイイとこです。

トヨタと日産は完全に新興国向けデザインになっているので、
我々から見るとメチャクチャなデザインになっていますが、
そのメチャクチャなデザインが新興国では車が欲しくてしょうがない人々の
欲望を刺激して売れています。完全に車を持たない人々の欲望を刺激する為の
カーデザインと言えるでしょう(ちなみに、アルヴェルは完全にドメ用デザインで、
田舎のマイルドヤンキー向けデザインです)。

その新興国向けデザインをちょっとだけまともにすると、北米向けデザインに
なっていきます。北米でもお金持ちは当然、BMWとかメルセデスを買いますので、
トヨタや日産、ホンダ、HYUNDAI、KIAなどはお金のない人向けに車をつくり、
カムリのような、ちょっとまともな新興国デザインが北米で受けるのです。

一方、今回のMAZDA3は、ドイツのプレミアムブランドと比べても遜色ない
デザインと仕上がりになっています。塗装にもうひと工夫あると、なお良い
と思いますが、あの価格帯なので、総じて満点のクオリティと言えるでしょう。
これは成熟した国向けのデザインです。

今回のロサンゼルスモーターショーは、MAZDA3とプリウスのデザインの
あまりの差に、業界が騒然としました。

マツダは、日本でまともな車をつくっている唯一のメーカーになってしまいました。
というか本来、進化をまっとうに続けていれば日本車が到達するハズだった「頂」、
そこに立っているのは、2018年現在、マツダだけと言っても良いでしょう。

訪日客のレンタカー事故の多さとその原因

2018年11月30日 00時56分21秒 | 自動車
訪日客のレンタカー事故率が日本人の4倍だそうです。

この問題は、訪日客の運転技術というよりも日本の法律や慣習、車のクセを知らない
ことが大きな原因です。

それは訪日客の母国語で説明書をつくって配っているレンタカー屋は事故率は
日本人と変わらない、ということからもわかります。

そもそも、世界では右側通行・左ハンドルの国が多いので、
日本の左側通行・右ハンドルには訪日客は慣れていません。
右折したらそのまま右車線に入ってしまう気持ちは、アメリカで左折をしたことの
ある人はわかるでしょう。

更に日本車はウインカーとワイパーが逆です。

左ハンドルのアメリカやドイツではウインカーは当然左側にあります。
しかし実はイギリスやオーストラリアも、日本と同じ左側通行・右ハンドルですが
規格が国際規格のISO準拠なのでウインカーは、日本と逆の左側なのです。

日本が独自の国内規格のJIS準拠なのでウインカーが右になっています。
これも慣れない点になります。

日本の標識や看板がわかりにくいことも、事故率の押し上げの原因です。
ユニバーサルデザインを意識していない標識なので、仕上がりが雑です。
我々は見慣れていますが、海外から来て初見では理解できないデザイン
クオリティとなっています。

道路交通法という法律を指示・広報している標識というものが理解出来ない
ということは、当然、法律が守れない、ということになります。

そりゃ事故も起きますよね。

また、日本人は(最近は、あおり運転も多いみたいですが)総じて運転マナーが良く
決められたことを守る人が多い、ということもポイントです。
海外に行って車に乗ったことのある人なら、日本の運転って、総じてみんな品が良いな
って思いますよね?

金魚が仲良くみんなで泳いでいる水槽に、ピラニアが1匹入ってきたら、金魚は
全部食べられちゃいますよね。

ですので、事故率を下げるには、レンタカーを借りる人に操作方法や標識の見方、
左側通行であること、日本での運転マナー(unwritten rule)を、それぞれの母国語で
徹底して伝えるということを地道にやるしかないですね。

これもおもてなしです。

ルノーとゴーンの恩を仇で返す日本人

2018年11月29日 21時24分25秒 | 自動車
ゴーンについてですが、今の大多数の日本人の視点とは全く違う方向から、
情緒に訴える浪花節を書いてみます。

ルノーには日産の危機のときに資本注入で救ってもらいました。
ゴーンにも日産を立て直してもらいました。

更に、東日本大震災で日産いわき工場が被災した時もゴーンは、
いわき、東北、日本を見捨てませんでした。これ、覚えていますでしょうか?

いわき工場は、輸出向けのエンジンをメインにつくっている工場なので、
被災した当時、工場長はもう、いわき工場は無くなると考えたそうです。

コストや効率に厳しいゴーンのことだから、海外向けエンジン70%をつくっている
工場が震災で大打撃を受けたら、当然、海外工場に機能移転した方が合理的だと判断する、
と工場長は思ったそうです。そうしたら自分もクビかと。

更に、原発事故が起こり、フランス政府は日本からの帰国を在日フランス人に指示しました。
フランス人が大量に帰国していきました。
いわき工場のある、いわき市には原発事故で屋内避難の命令が日本政府から出ていました。

そんな中、ゴーンはパリから横浜に戻ってきました。
ゴーンがいわき工場に行ったのは、3月29日。震災から18日後です。
そして「いわき工場は絶対に守る」「いわき工場に30億円の投資をする」と宣言したのです。

苦しい時に見捨てなかったゴーンの行動を思い出してください。
口ではなんとでも言えますが、東日本大震災の時、直後と言ってもいいでしょう、
実際に現地に行った。そして投資をし、東北の雇用を維持した。

ちょっとだけ立ち止まり、過去や歴史を思い出し、その上で自分自身の頭で考えましょう。
こういう事を忘れて、ゴーンを一方的に非難し、
日本から出て行けという排外論調で叩きまくる人間にはなりたくない、と心から思います。

「恩を仇で返す」日本人はいつからこのようになったのでしょうか。

# Business Journalの片山修と日経ビジネスのフェルディナント山口の記事を参考にしています。
# ゴーンだけでなく、日産幹部がどれだけ頑張ったかがわかる良記事です

日産と監査法人のガバナンス不足を報道してね

2018年11月28日 21時54分54秒 | 自動車
以前も書いてますが、ゴーン件
色々と枝葉末節のことを推測だけでグダグダ言う人がいますが
いま確実なfactと言えるのは、日産のガバナンスが全くなかったことです。

本件、ゴーン1人で出来ることではありません。
それは共犯者のアメリカ人という意味ではなく、経理や財務、広報(IR)
などの担当部署が協力しないと出来ないことです。
ですので、本件は組織として長年行ってきたことになります。

日産のガバナンスが効いていないこと、組織として全体が腐敗していたことを、
もう少しマスコミは大々的に取り上げなければバランスを欠きます。

また、西川を始めとする取締役、社外取締役、監査役は全員退任が妥当です。
同じく監査法人も辞任が当然です。

ガバナンスや組織の腐敗、(もし本当なら)虚偽の申告をずっと放置してきたのですから。
これについてもマスコミは大々的取り上げて問題にすべきです。

このような公平な視点なしに、日本だフランスだ、ゴーンだ西川だ
別荘だなんだと言っているのは、恥ずかしい底の浅い考え方です。

もう少し、しっかり考えましょう。

ジムニーのパクリに誰も何も言わない件(夜ふかし風)

2018年11月25日 00時30分03秒 | 自動車
ジムニーディフェンダー のパクリ具合がすごいのと、それに対する
日本の人の拍手喝采感が嫌です。
どの口が言ってるのかって思います。
ジムニーGクラスも同じです。

あれだけ中国や韓国のことを言っておいて、こういうパクリはいいんですかね?

ギャグというかユーモアとか、パロディの範疇ということでしょうか。

でも、もともとのスズキのデザインも完全にGをパクってますからね。
パクリキットをサードパーティが出すのは、パロディの範疇として
捉えることは出来ますが、メーカーが完全にパクっていて、
それについても誰もツッコミを入れないところが悲しいですね。

ちなみに中国の自動車は、もう日本のパクリなどしていません。
むしろ日本車よりもカッコよくなってきていると言って良いでしょう。
韓国は相変わらずですが。

だからと言って、独自がよいということで、独自性しかない、
全く美しくないレクサスのようななデザインをされても絶望的な気持ちに
しかなりませんが。

MAZDA以外の会社で、ちゃんとデザインを考えた日本の自動車会社は
出てこないのでしょうか。

追伸
光岡自動車など、クソの中の糞です(まぁ、お上品なコメントだこと)ので、
一刻も早く消滅して欲しいです。

西川社長では日産の経営は無理ですね

2018年11月24日 12時48分58秒 | 自動車
日産の件、西川社長(今はそうだっけ?)が、日産の経営を出来るとはとても思えません。

クーデターを成功に導いたけど、普通に経営者としてはどうでしょうか。
新卒で日産に入社して、ずっとサラリーマンをやってきて、これからの時代に
経営者をやるとか、間違いなく無理な気がします。

昔の右肩上がりで、作れば売れる時代なら多分、出来たと思います。
何もしなくても現状維持をしていれば、売上が伸びたので。

しかし今は、グローバル化は大前提の与条件で、
内燃機関の規制がきつくなり、テスラがあり、ウーバー、ディーディーが出て、
トヨタがソフトバンクと手を組む時代です。

どう考えてもサラリーマンが経営するのは無理だと思います。

もちろん、ルノーとの提携を解消してしまったら日産が生き残るのは不可能です。
ルノーがどうしても嫌いなら、ルノーとの持ち合いはやめて、
メルセデスと資本提携するか、買収してもらうというのは1つの手です。
どちらにせよ、日産+三菱の連合では生き残りは不可能です。

まぁ西川さん、クーデターについてはお疲れ様でした。

今後、経営陣をどのようにするのか。

日産の株主の皆さん。
経営トップになる人材はいま日産社内にはいません。
社外取締役もお手盛りで、お飾りです、ガバナンスも全く効いていない。
今の経営陣は総退陣させて、今後はちゃんとした人にお願いしましょう。