鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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「レッドブル・ホンダ」なんてチームは無い

2019年02月20日 03時17分21秒 | F1
F1ではバルセロナでのテストが始まりました。

各チームごとにターゲットもタスクも違うのでタイムを比べても意味はありませんが
メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強は変わらなそうです。

3強の中で唯一エンジンをスイッチした「アストン・マーチン レッドブルレーシング」も速そうです。
チーム名は思った通り、日本のマスコミは「レッドブル・ホンダ」って書いてますね。
ネットニュースでは、ホンダを愛しすぎ、フェルナンド、ダニエル、マクラーレンを
目の敵にし続ける粘着ファンが多いので、その方が受けが良いんだと思います。
ほんと、ホンダファンは「恨」の思想を持ってますよね。1000年経っても許さないみたいな。

話を戻すと、グローバル・スタンダードでは、普通「レッドブル」としか書きません。
公式文書には「アストン・マーチン レッドブル レーシング」と書きます。
ちなみにですが、エンジンサプライヤー名がチーム名に入っているコンストラクターは
メルセデス、フェラーリ、ルノー、トロロッソのみです。
まあ最初の3つは、ワークスでシャシーも自社なので、実質トロロッソがエンジン名が
チーム名に入る唯一のチームとなっています。

ですので、「ウィリアムズ・メルセデス」「アルファロメオ・フェラーリ」とか他のチームは
書かないのに、レッドブルだけ「レッドブル・ホンダ」と書いているのは
完全に日本向け、ホンダファン向けの報道ということになります。偏ってますね(苦笑)。
逆にトロロッソは「トロロッソ・ホンダ」と堂々と書いて全く問題ないですね。

さて、アストン・マーチンですが、AstonMartinの市販車は、エンジンはフォード設計の
自社(レガシー)エンジンからメルセデスAMGを使うようになっていますのでエンジンを
売りにする会社ではなくなってきています。
エンジンサプライヤーでホンダが途中から入っても何とか成立する組み合わせとなっています。
流石にルノー時代についていたTAG Heuerの名前だけは外させた事はホンダのプライドでしょう。
昔のマクラーレンのエンジンTAG(ポルシェ)を知っている人には感涙ものかも知れません。

エイドリアン・ニューウェイとアストン・マーチンのコンビは、とうぶん蜜月が続く雰囲気
ですので、エイドリアンがレッドブルから離脱しない限り、「アストン・マーチン レッドブル
レーシング」の名前は維持されそうですです。しばらくは、アストン・マーチンがつきますが、
日本語記事しか読まないホンダファンは気が付かないと思いますので、問題ないと思いますw

レッドブルレーシングの公式インスタをみると、ハッシュタグは、
#RedBullRacing #AstonMartin #giveyouwingsなどはありますが、#HONDAという
ハッシュタグはつけられていません。これも契約上つけられないという理由からです。

「HONDA Marlboro McLaren」というホンダがトップレフトにくる名前のチームで
無双していた時代を考えると寂しいですが、F1での活動を休止した罰ゲームだと思って
ホンダには今までのように適当にやらずに本気で頑張って欲しいものです。



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