鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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ゴーン保釈の可能性から再逮捕へ

2018年12月25日 21時50分14秒 | 自動車
ゴーンが保釈される可能性が出てきました。

人権が意識されている普通の先進国から考えれば当たり前のことですが
人権意識のない日本から考えると異常事態と言えます。

裁判所は基本的に、検察や警察とツーカーの仲なので、検察側に有利な
判断しかしませんが、今回は先進国からの目を気にして違った判断をしたのだと思います。

日本では裁判所は行政の下僕となっていますが、
今回は三権分立の一翼を担う立場として、司法の職業意識を守った判断を
することが出来ました。

まぁ、これが当たり前なんですけどね。

結局、検察はゴーンの自白が欲しかったようですね。
物的証拠などは二の次で、自白に頼った捜査という、昔ながらのやり方を
変えたほうが良いですよ。

これから更に人権意識が高い外人がいっぱい日本に来ますので。

と、ここまで書いたら
「ゴーン再逮捕!」

というニュースが入ってきました。

やっと罪らしい罪での逮捕ですね。
今までは金商法違反(有報の虚偽記載)、それも自分の報酬を少なく書いていたという、
どうでも良い罪でしたが、今回は特別背任というちゃんとした(?)罪なので、
納得感があります。

報酬を少なく書いたとしても、投資家の投資判断には全く影響しないです。
12兆円の売上のある会社で、社長の報酬が10億円でも30億円でも、誤差の範囲で
投資判断には影響しないです。

報酬を少なく書いていたことは投資家に対する詐欺行為だとしても実害がないですが、
特別背任となると、会社に実害が出る可能性のある詐欺行為になってきます。
こうなると、金額にもよりますが、推移を生暖かく見守る必要があります。

ただ、ちゃんと時間軸を引いて見てみると、これが本命で、金商法違反は言いがかり
というか「別件逮捕」だということが見えてきましたね。

この「別件逮捕」という手法、日本の警察と検察の得意技です。

微罪で引っ張ってきて、外部との接触を断って、朝から晩まで脅しながら
本命の事件の自白を引き出すという昔から得意とする手法です。
今回の手法も、まさにこれです。

マスコミも、こんな本当のことを言ってしまうと、東京地検からゴーンについての
情報リークをしてもらえなくなるので、誰も言いません。
現状を見ると、検察ルートのリーク情報が増えましたので、地検特捜部とマスコミの仲は
大変良好のようです。

まぁ人権とか公平性とか考えない、やりたい放題、メチャクチャですわ。



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