暑い一日~~~、エアコンの中で読書三昧でした(笑)。
「14歳の水平線」 椰月 美智子(YAZUKI MICHIKO) 著

椰月氏は、神奈川県生まれで小田原に住んでいらっしゃると聞いたことが・・・(多分、今もお住まいと思います)
愚息②がファンみたい~(笑)、本棚に氏の本が何冊か置いてあったので、ちょっと借りて読みました。
「思春期の中学生」「友情」「恋」「シングルファーザー」「南の島」「風習」~~etc、様々な大切なものが、温かい目線できちんと丁寧に描かれた作品だと感じました。
《 両親の離婚により父親と暮らす、中二の加奈太少年。何が原因か分からないが、すべてのことにいらついてばかり・・・、
夏休みに父親の故郷である南の島へ行く。父の友人が主催する中二男子限定のキャンプに参加し、初対面の6人での生活が始まります。
キャンプの課題は「最終日までに何かを見つけること」でした。
最初は6人が二つのグループに分かれて、敬遠しあい別行動ばかりですが・・・最終日に近づいた頃、全員の気持が通じあい、一つになるようなことが起こります。
そして、全員が見つけたことは、「友情」「友達」だと気づきキャンプが終わります。
父親は、思春期の息子の気持がつかめずに、向き合って話もできなかった日々でしたが、故郷に帰ったことで、自分が中二だった夏の出来事を思い出し、昔に引きもどされていきます。》
現代の加奈太の行動・思いと同時に、30年前の父親が中二だった時代の行動・思いが、交互に描かれていることで、いつの時代も変わらない「思春期の揺らぎや迷い」がよく分かるように表現されています。
ステキな物語~~たくさんの中学生や保護者の方に読んでいただけたらいいなぁ~~と思った本です~~♪
そうそう、この本~~、
「作者のサイン本」です~~♪

我が家には、なぜか、いろいろの作家の「サイン本」が、何冊もあります(笑)
作者の「サイン本」って、会場へ行って並んで手に入るものなんでしょうね。
よほど「気が入って」いないと手にできないですよね・・・・(感心)
はい、読後のほんわか気分~、やっぱりいいですよね。
サイン本は、並んで頂く場合もありますが、書店が買い取りで置くこともあるそうです。売れなくても返品できないので、書店は賭けですね!