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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

ボランティア始動です~~(笑)

2012-01-04 | インポート
私の三が日は、「おさんどん」に追われましたが、とりあえずお正月は終りました(笑)。

今日から、ボランティアの活動開始です。
まずは、町の賀詞交換会に出席してきました~~♪

元日から昨日までは、暖かい太陽に恵まれ、風もなくて、本当に穏やかな日が続きましたが、今日は朝から「木枯し」が強く吹いて寒い!

町長さんはじめ、来賓の国会議員、県会議員や他の方々の「新年のご挨拶」は、昨年の大震災を教訓にして新しい年をより良くして行きましょう~~という内容がほとんど・・・。

その決意を忘れずに、きちんとした政治をしてくださることを願っています!

私は、教育長や各校の校長先生方に「町の子ども達のためにご尽力下さること」へのお礼とご挨拶を申し上げ、町長・副町長さんへ「町への要望」をちょこっと申し上げて(笑)、早めに失礼してきました。

この賀詞交換会は、ここ数年「アルコールぬき」「平服」でとなりましたので、気楽に出席できるのが嬉しいです。

明日は、「国際交流ラウンジ」でのボランティア、明後日は「住民相談窓口」の担当・・・次々と予定が入っているのは、いつもの年と同じ(苦笑)。
今年も、忙しいのを楽しみながら日々を送りたいと思っています~~。

疾走・・・(読書感想文です)

2012-01-04 | 本と雑誌

12月の半ばあたりから読み始めた「疾走」・重松 清 著、
年末年始の多忙の中で少しづつ少しづつ読み進み、ようやく今日読み終りました(苦笑)。
(スープを煮込みながらチラ読みしたり、一日の用事が終って寝る前に、夜中の2時ごろまで読んだり・・・苦笑)

とても「心が痛くなる」本でした。

こんな悲しい人生ってあるのだろうか・・・、
こんな寂しい人生ってあるのだろうか・・・、
こんな辛い人生ってあるのだろうか・・・、

運命ってなんだろう。
宿命ってなんだろう。

主人公は、広大な干拓地と水平線が広がる町に住む中学生。
優秀だった兄が犯罪者となったことから、父は家出、母やばくちや酒におぼれ行方不明となり、一家離散に・・・。
中学生の主人公は、卒業を待たずにふるさとを離れ東京へ向かう。
途中で寄った大阪での一晩・・・地獄のような時間を記憶する・・・。
(この部分の描写・・・ここまで書く必要はないと感じました)

彼の他にも、大人の都合で体を傷つけられたり、心を壊されたり、時には命すら奪われたりする子ども達が描かれていますが・・・つらいです。

主人公は、「ひとり」になることを熱望し、つらいこと悲しいこと、心を傷つけられることから逃げるために「耳をゆるめ」「目をからっぽにし」「思考の焦点を他に結ぶ」ことで自分を守る・・・。

東京で暮す短い日々の中で、今まで「ひとり」であることを良しとしていた気持ちが揺れる・・・、誰かと繫がっていたい・・・。
「孤高」の存在を目指した彼も、壁に「誰か一緒に生きてください」と書く・・なんて悲しいことなんでしょう・・・。
そのために、彼は、どこかへ向かう道を必死で疾走するのです。

彼が行きついた「死」・・・。
その後、ヒマワリの咲くふるさとで、「彼の残した幼い家族」が彼のために、一輪の花を手向けたことが書かれていた最後に涙・・・。


重い重い読後感の本ですが、一度読んだら絶対に忘れない本でもあると思います。

Dsc03099 →上下を揃えて置くと、「怖い顔」の絵が描かれています・・・。

この顔にも深い意味があるんでしょうが・・・私なりに考えたら、ちょっとつらくなりました。