朝から、強い南風と、時折雨戸に打ち付けるザザ~っという雨音。
幸い、今日でなくては、という予定もなかったので、本箱から「一冊の古い本」を引っ張りだしました。
「三浦哲郎著・白夜を旅する人々」
私が買ったのか、主人が買ったのか、忘れましたが・・・多分私でしょう。
時間つぶしにはいいかなと、読み始めたら途中で止められなくなりました。
当時も「こんなに夢中になったかしら?」と思ったほど、意外でした。
遺伝による体の不都合を持つ人間が、社会に受け入れられない。
そして、血の宿命に耐えられずに、自ら命を絶つ。
また、その家族も大きな忍耐を強いられ、心労の果てに、再生の世界を求めていく。
必死に生きようとしながらも、重い運命に負ける兄・妹達。
舞台は、昭和の初期の、東北地方の小さな町です。
そこで暮らす、過酷な運命を背負った女性が、
「暮れるでもなく、暮れぬでもない、そんな白夜は、眠れるでもなく、眠れぬでもない・・・人間だが、生きているような、いないような・・・」と、
自らを白夜にたとえて、あの世に旅立つのです。
今の社会だって、まだまだ、障害を持った人たちには住みにくいことも多いだろうと思います。
それぞれの違いが、認められ、ごく自然にいろいろなことが受け入れられる、そんな社会を作るためにも、私たち一人一人が、広い心を、持たなければいけないのですね。
幸い、今日でなくては、という予定もなかったので、本箱から「一冊の古い本」を引っ張りだしました。
「三浦哲郎著・白夜を旅する人々」
私が買ったのか、主人が買ったのか、忘れましたが・・・多分私でしょう。
時間つぶしにはいいかなと、読み始めたら途中で止められなくなりました。
当時も「こんなに夢中になったかしら?」と思ったほど、意外でした。
遺伝による体の不都合を持つ人間が、社会に受け入れられない。
そして、血の宿命に耐えられずに、自ら命を絶つ。
また、その家族も大きな忍耐を強いられ、心労の果てに、再生の世界を求めていく。
必死に生きようとしながらも、重い運命に負ける兄・妹達。
舞台は、昭和の初期の、東北地方の小さな町です。
そこで暮らす、過酷な運命を背負った女性が、
「暮れるでもなく、暮れぬでもない、そんな白夜は、眠れるでもなく、眠れぬでもない・・・人間だが、生きているような、いないような・・・」と、
自らを白夜にたとえて、あの世に旅立つのです。
今の社会だって、まだまだ、障害を持った人たちには住みにくいことも多いだろうと思います。
それぞれの違いが、認められ、ごく自然にいろいろなことが受け入れられる、そんな社会を作るためにも、私たち一人一人が、広い心を、持たなければいけないのですね。