何か美味しいものを食べたい。でも食べられる種類は限られてるからブランドに頼るのは仕方ない。でも期待を裏切られることもあるしで敢えて名も無いものばかり食べる。安いからともいう。名古屋コーチンなんて名前は随分前から知ってたけどその肉を食べたことは無いと思う。それよりも鶏肉自体の質が変ったと思ったことがあった。
うちの雑煮は鶏肉を入れるけどもう25年くらい前だったかな、何時も通り親が作ったのを不味いと言ったことがある。ダシが出ないのだ。それから暫くの間はガラでダシを取ったりしてた。稀に海外に行って鶏肉を食べると 「 あ、昔の味だ 」 なんて懐かしく思ったこともあった。こんな風に外国に行って懐かしい経験ってのが幾つかあるが日本ってのは色んなものがそれだけ変ってく国なんだろうな。
雉は食べたことないけど美味しいらしい。雀も食べる機会はあったけど食べる対象と考えた事もないので遠慮した。今までで一番美味しいと思った鳥肉はキジバト。うちの婆さんが畑で草取りをしてたら鉄砲打ち
(ハンター)の撃った鳩が目の前に落ちてきた。婆さんは鳩が落ちて来なかった聞かれてけどしらばっくれて知らないと言った。
婆さんは孫
(俺)に食べさせようとして足で引き寄せたんだ、と言った。焼いて食べたけどその肉は今まで食べた鳥の肉では一番美味しかった。そんな訳で今でもキジバトを見るとあれって美味いんだよなぁというのが頭に浮かぶ。また
雉はたまーにこの辺りで見かけるけどここは禁猟区だ。でも石を投げて取るのなら合法なのかなぁなどと妄想したりする。