ヨメは長者山に行った。場所は長野市だけど2010年に編入する前は信州新町。そこには雪が積もっているのでスキー用のポールを持っていった。40年くらい前に俺が買ったポールだけどヨメが時々使っている。グリップのところがずっと壊れたままなので直すことにした。そしたらヨメは自分のポールに何勝手なことをと口撃してきた。
記憶が無かったり間違って記憶してる人を相手にするのは大変だ。兎に角俺のポールを自分のだと言い張る。しかも逆に自分のポールが俺のだと言う。そこでエビデンスを探した。有った。40年くらい前に行ったスキーの写真の中に有った。まだデジカメが無い頃の写真だ。その写真にちゃんと写っていた。そしてヨメは静かになった。それにしても困ったもんだ。
ヨメが台所で何かしてた時に「こんな電池が落ちてるよ」とやって来た。充電式の電池だけど何に使ったのか直ぐに思い出せなかった。ふと台所の方を見ると時計が明後日な時刻を示してた。この時計、諸般の事情で裏側はこんな風になっている。そんな訳で電池がポロッと外れちゃったってわけだ。それよりもヨメが時計というか時間なんて全く気にしてないというのが分かった。時空の研究をしていたアインシュタインは、自分の研究の半分に全く興味を示さない人間が実在するというのを知ったらショックで寝込みそうだ。
裏蓋ナシ
ヨメは電池を入れるところが2つあるのになんで1個で動くんだと不思議。目覚まし時計なんだから時計を動かすのとアラームを鳴らすのが別の電池なんてのはよくある話。
ヨメは電池を入れるところが2つあるのになんで1個で動くんだと不思議。目覚まし時計なんだから時計を動かすのとアラームを鳴らすのが別の電池なんてのはよくある話。
料理酒や味醂は2リットルくらいのペットボトルで買う。それを小さなのに移し替えて使っている。その小さなボトルの蓋がダメになった。
「 小さなボトルを買うかな 」
「 このままでも使えるからいいよ 」
不便だから下のように直した。ペットボトルの蓋を少し切り取って半田ごてで溶着。樹脂がつく接着剤があると良いんだけどそういうのは無い。
「 こういう風に直したから 」
「 新しいの買えばいいじゃん 」
「 はぁ? 」
ヨメは日記を書いている。これがボケ防止だなと思うのはまだ早い。日記というのは毎日書くものだけどヨメは数日前のことを書く。その日にその日のことを書かないのだ。すると一昨日の朝の味噌汁って何だっけ、昨日の昼は何食べたっけと色々聞いてくる。そんなの覚えてるわけがない。覚えていても面倒臭いので毎回知らないと言う。教えたら俺はゴーストライターになってしまう。するとヨメは何だっけかなぁと思い出そうとする。
閃いた! 一昨日日記というのを書けば良いのだ。さすがに今日の事は大体覚えてるから頭は使わない。でも一昨日の事はけっこう忘れるもんだ。それを思い出そうとすると頭はフル回転。つまりボケ防止になるんじゃないか、と考えた。でも気が付いた。ずっとそれやって来てるのにヨメはアレ気味だからこの案は残念ながらボツだ。
もう何度かこのブログに書いたと思うけど佐久の味噌汁は具の種類が多い。するとこんなことが起きる。ほうれん草の味噌汁をヨメに作ってくれと頼むとほうれん草以外の野菜が入る。白菜の味噌汁を頼むとやはり白菜以外の野菜が入る。結局何を頼んでも中身は似たりよったりになる。なのにヨメは一昨日の味噌汁何だっけと聞く。もし答えるなら毎回「 五目味噌汁 」になるかな。
閃いた! 一昨日日記というのを書けば良いのだ。さすがに今日の事は大体覚えてるから頭は使わない。でも一昨日の事はけっこう忘れるもんだ。それを思い出そうとすると頭はフル回転。つまりボケ防止になるんじゃないか、と考えた。でも気が付いた。ずっとそれやって来てるのにヨメはアレ気味だからこの案は残念ながらボツだ。
もう何度かこのブログに書いたと思うけど佐久の味噌汁は具の種類が多い。するとこんなことが起きる。ほうれん草の味噌汁をヨメに作ってくれと頼むとほうれん草以外の野菜が入る。白菜の味噌汁を頼むとやはり白菜以外の野菜が入る。結局何を頼んでも中身は似たりよったりになる。なのにヨメは一昨日の味噌汁何だっけと聞く。もし答えるなら毎回「 五目味噌汁 」になるかな。
夕飯何するって聞かれて迷ってるうちに「 鮭でも良い? 」とまた聞くので「いいよ」と返事した。そしたら「 あ゛ーーっ、鮭がこんなにある 」という声。20%引きに釣られて家にあるのを忘れて4パックも買っていた。ボケると同じ物を買い続けることがあると言われている。まぁでも冷凍庫のスペースは限られているのでこのくらいが限度かな。冷蔵不要なものだと危ない。
鮭が4パック
結婚してウン10年も経つ年寄り夫婦の会話は次のような代名詞だけの会話になる。
爺「 おい、アレ 」
婆「 ハイハイ(お茶ですね) 」
爺「 アレも 」
婆「 ハイハイ(かりん糖は今用意してますよ) 」
ボッケ家ではヨメが代名詞と動詞だけで話をすることが多い。なので何を言ってるのか分からない。本当は分かるけどヨメに忖度するのはヤダからちゃんと話さないと相手にしない。だからこんな感じのやり取りになる。
ヨメ「 コレをアレして欲しい」
俺「 ナンじゃソレ」
しかし話題が知らない間に変わってたりするとさすがに分からない。真剣に聞いてると、ん? これ何の話してるんだとなる。だから「誰の話?」とか「何の話?」が口癖だ。そして話題が余りにも明後日な変わり方をしてると俺はキレる。
爺「 おい、アレ 」
婆「 ハイハイ(お茶ですね) 」
爺「 アレも 」
婆「 ハイハイ(かりん糖は今用意してますよ) 」
ボッケ家ではヨメが代名詞と動詞だけで話をすることが多い。なので何を言ってるのか分からない。本当は分かるけどヨメに忖度するのはヤダからちゃんと話さないと相手にしない。だからこんな感じのやり取りになる。
ヨメ「 コレをアレして欲しい」
俺「 ナンじゃソレ」
しかし話題が知らない間に変わってたりするとさすがに分からない。真剣に聞いてると、ん? これ何の話してるんだとなる。だから「誰の話?」とか「何の話?」が口癖だ。そして話題が余りにも明後日な変わり方をしてると俺はキレる。
ヨメは吹き抜けの壁を掃除するんだと言い出した。クライミングで培った技術を駆使して天井の梁にロープをかけて軽業師的掃除。見て分かる部分の技術的な解説をすると、雑巾を持った左手と反対側に右足を伸ばしてバランスを取ってるところ。しかも右足で壁を押している。そうすることによって一番遠くまで拭くことが可能になった。
ここのところ登場が減ったメメだけど、寝てばかりいて変わったことが1つも無いので仕方ない。壁掃除のお手伝いも出来ない。
ここのところ登場が減ったメメだけど、寝てばかりいて変わったことが1つも無いので仕方ない。壁掃除のお手伝いも出来ない。
「 夕飯何にする? 」 |
「 何が出来るの? 」 |
「 ワカサギのかき揚げ 」 |
「 それでいいよ 」 |
「 他には… 」 |
「 ワカサギでいいよ 」←武士に二言は無い |
食べたくない物だったら久々にチキン・カレーを作るつもりだったけどストライクゾーンな回答だったので作って貰うことにした。ちなみに翌日にチキン・カレーを作った。遊びに行って帰った時、夕飯を作る人が先に風呂に入ることにしてる。夕食を作るのは大変だけどせめて一番風呂にってところである。きっちり決めてるわけじゃないけどその方が都合が良い。
以前にも1度やったけど上手く行かなかった。その後ボイラーを交換。新しいボイラーではに初めての試み。風呂を17時に沸くようにしてたら奇しくも帰ったのが丁度17時。風呂沸いてるよとサプライズ気味に言ったんだけど無反応。「 まだ家に着いたばかりなのに何でもう沸いてるの? 」と言う場面である。なのに何も言わずに入ろうとしたので「不思議に思わないの?」と聞いた。
ヨメの靴下に穴が空いていた。靴下って何時の間にか穴が空いてることがある。捨てるのかなと思ったらウールだからと言いながら縫いだした。「貧乏ちいから止めろぉ、捨てちゃえ」って言ったら家で履くんだからと穴で無い所も縫ったりでこんな風になった。
目はボタン
ヨメが帰ってくるなり「 トートバッグが無い! 」とあたふたと車の中を探し回っていた。買い物した時に何処かに置き忘れたみたいだって言う。ヨメが探している間に電話して聞いたらあっさり「あるよ」と。誰かが見つけて直ぐに届けてくれたようだ。財布も免許証も全部バッグの中なので送迎。届けてくれた人にお礼を言えないのが残念。
ハシビロコウの絵が掠れてきた
髪を切りに行った。前回は待ち時間0分だったけど今回は1時間待ち。そんな時は買い物して出直すことにしたので気にならない。
こういう会話はよくある。その度に「あんたが言った時は既に終わってると何度言ったら…」と言っている。最初に行く前に蚊取り線香がどうのとヨメが言ってたので帰りに買ってきた。薬店に行くと標準のより大きいのがたまたま安売りしてた。屋外で使うのなら大きい方が良い。『でかい、多い、安い』なので即買い。
まだ6月になったばかりだから蚊なんて居ないと思ってた。そしたら庭に出て立ち止まると黒っぽい蚊が直ぐに飛んできた。庭で草取りなんてしないから知らなかった。
「 もう終わったの? 」 |
「 1時間待ちなので帰ってきた 」 |
「 じゃぁ蚊取り線香買って来てよ 」 |
「 そこにあるのは何ですか? 」 |
「 蚊取り線香 」 |
こういう会話はよくある。その度に「あんたが言った時は既に終わってると何度言ったら…」と言っている。最初に行く前に蚊取り線香がどうのとヨメが言ってたので帰りに買ってきた。薬店に行くと標準のより大きいのがたまたま安売りしてた。屋外で使うのなら大きい方が良い。『でかい、多い、安い』なので即買い。
まだ6月になったばかりだから蚊なんて居ないと思ってた。そしたら庭に出て立ち止まると黒っぽい蚊が直ぐに飛んできた。庭で草取りなんてしないから知らなかった。
最近、星新一のドラマをNHK-BSでやっているので録画して見ている。何曜日にやってるのか把握してないけどテレビの録画リストにそれがあった。そこに『地球から来た男』とあった。それをヨメが見て「宇宙人の話だ、あ、違う、地球人だ」と。
文章を読み上げるソフトがある。でも日本語は同じ漢字でも違った読み方をするので正しく読むのが難しい。優れた読み上げソフトは前後の文章で判断して読み方を決定するのだろう。でもヨメはそんな判断をせず言葉にしてしまう。
俺の特技は時計が無くても時間が分かることだ。まぁでもこんなに正確なことは滅多にない。で、ヨメはけこう理屈っぽいので上のように考える。でも採石場で作業してるかどうかだけで正午かどうかは分からない。これがヨメの浅いところだ。こういうのをリトマス試験紙的思考と俺は勝手に命名してる。リトマス試験紙は酸性なら赤。それが硫酸だろうが酢だろうが赤という一緒くた。
文章を読み上げるソフトがある。でも日本語は同じ漢字でも違った読み方をするので正しく読むのが難しい。優れた読み上げソフトは前後の文章で判断して読み方を決定するのだろう。でもヨメはそんな判断をせず言葉にしてしまう。
「 そろそろ昼ご飯にしない? 」 |
「 砕石作業やってるからまだ昼じゃないよ 」 |
なるほど、理論的には間違い無さそうだ |
「 じゃぁ今何時かスマホで見てよ 」 |
「 ぁ、11時59分 」 |
俺の特技は時計が無くても時間が分かることだ。まぁでもこんなに正確なことは滅多にない。で、ヨメはけこう理屈っぽいので上のように考える。でも採石場で作業してるかどうかだけで正午かどうかは分からない。これがヨメの浅いところだ。こういうのをリトマス試験紙的思考と俺は勝手に命名してる。リトマス試験紙は酸性なら赤。それが硫酸だろうが酢だろうが赤という一緒くた。
冷蔵庫の中を見たら2つ残っていた。2つだと少ないというのをヨメは認識していた。しかし3つ以上あった時はどうだったのかは分からない。
「 今、駒場公園に着いた 」 |
「 買い物しない? 」 |
「 しない、真っ直ぐ帰る 」 |
「 ジャガイモが無いけど 」 |
「 この前買ったばかりだからまだ沢山あるよ 」 |
「 殆ど無いけど 」 |
「 遮光した引き出しに入ってるよ 」 |
ヨメが山に行った。夕飯は俺がカレーを作ることにした。そしたらジャガイモが3つしかない。でも上の会話の通りヨメは沢山だと思いこんでいた。カレーを作るのに1つ使ったので残りは2つになった。引き出しの中を見せたら少ないと認識してくれた。これでヨメの数え方が1、2、沢山なのが証明された。
3つ目の話は数えられないキャベツの場合。キャベツは握りこぶしくらいの大きさしか残ってなかった。
「 焼きそばでいい? 」 |
「 いいよ 」 |
「 キャベツ入れればいいよね 」 |
「 いいけど殆ど無いよ 」 |
「 まだあるよ 」 |
数分して… |
「 本当だ、キャベツ無いわ、ちょっとしか無いわ 」 |
ヨメが出かけた。少しして洗面所に行くと洗濯機の蓋が閉まっていた。その瞬間、洗い終わった洗濯物が中に入ったままだというのが分かった。洗濯機のボタンを押して出かけたのだ。ちなみにこういうヨメは他にも実在するようだ。
底には脱水が終わった洗濯物
通電すると光るスイッチがあって、パイロットスイッチと言う。電灯がついてる間は赤く光るので消し忘れ防止になる。写真のはトイレの電灯のスイッチ。
ヨメはトイレの電灯をよくつけっ放しにする。昼も夜も関係ない。昼なんてつける必要ないと思う。しかも周囲が明るいからついてるのが分からないという令和の昼行灯。考えてみたらそういうのはトイレだけではなかった。
下のは換気扇
もしかすると赤いランプが見やすければと思って向きを変えてみた。やる前から薄々だったけど換気扇のと比べると電灯のスイッチは暗い。これじゃぁ大した効果は無いかな。しかも入る時も出る時もスイッチを手前に押さないといけないので動作の流れが悪いのでちょっとイラッとする。効果が無いようじゃぁ元に戻すかな。ちなみにスイッチの向きを変えたのにヨメは全然気がついてないみたいだ。こういう生き方って何だろう。泰然とも違う、豪放磊落とも違う。やはり天然、か。
電灯の方(上側)は換気扇(下側)のに比べて暗くて見ずらい
パイロットスイッチと似たようなのでほたるスイッチというのがある。こちらは電灯を消すとスイッチが光るので暗くて見えない場所でスイッチの場所が分かるというもの。panasonic のは緑色に光る。
ヨメはトイレの電灯をよくつけっ放しにする。昼も夜も関係ない。昼なんてつける必要ないと思う。しかも周囲が明るいからついてるのが分からないという令和の昼行灯。考えてみたらそういうのはトイレだけではなかった。
もしかすると赤いランプが見やすければと思って向きを変えてみた。やる前から薄々だったけど換気扇のと比べると電灯のスイッチは暗い。これじゃぁ大した効果は無いかな。しかも入る時も出る時もスイッチを手前に押さないといけないので動作の流れが悪いのでちょっとイラッとする。効果が無いようじゃぁ元に戻すかな。ちなみにスイッチの向きを変えたのにヨメは全然気がついてないみたいだ。こういう生き方って何だろう。泰然とも違う、豪放磊落とも違う。やはり天然、か。
パイロットスイッチと似たようなのでほたるスイッチというのがある。こちらは電灯を消すとスイッチが光るので暗くて見えない場所でスイッチの場所が分かるというもの。panasonic のは緑色に光る。