日に2回しか上映がなくて
なかなか行かれなかった
恵比寿ガーデシネマの
「シュヴァルの理想宮」を
今日ようやく観に行く事ができました。
ある寡黙な郵便配達が
33年かけて
娘アリスの為に
郵便配達の時などに集めた小石で
1人で手作りした
理想の宮殿
これは実際にあったお話しです
フランス
オートリーヴの南で
郵便配達として60年勤めあげた
ジョセフ・フェルディナン・シュヴァルが
郵便配達の傍ら
この宮殿を作り上げたのだそうです。
全くの手作り
全く建築の知識を持った人物ではなかったそうです。
自然が技術を教え
鳥や木々や風が応援してくれたといいます。
そして
一生をかけて支えた妻フィロメーヌ
娘のアリスも
シュヴァルの気持ちの後押しをします。
そんなアリスは15歳で亡くなり
妻のフィロメーヌも先立ちます。
宮殿が出来上がった後も
終わりなき静寂と休息の墓として
宮殿の横に夫婦のお墓も作り
シュヴァルは88歳で
宮殿に捧げた人生を全うします。
この人たちの限りなく素朴で
優しい
純粋な気持ちに
終始涙の映画でした。
そして
自然と景色の画像が
マタマタ
心打つ素晴らしいものでした。
この宮殿は
フランスだけでなく
色々な国の人も見に訪れ
ピカソも絶賛。
今尚
世界中から年間17万2000人の人々が訪れるということです。
本当に感動の映画でした。