loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

タウシュベツ橋梁

2018-06-18 | 旅行

6月初めに行った北海道。

今回のイノイチお目当て

タウシュベツ橋梁です。

お天気良し

風なし

霧なし

水量良し

水没せず

凍らず

全ての条件クリア!!

昭和14年士幌線の開通で作られるも

その後糠平ダムの完成で

ダム湖内に放棄され

風にさらされ

水没し

冬の寒さで凍り

その氷が

発電に伴う放水で日に20cmほど橋を削り取りながら下がっていきます。

膨張収縮の繰り返し

それでも

耐えに耐えて

その姿をとどめてきたこの橋も

いよいよ

後数年

あるいは1~2年で崩壊の一途を辿ると言われています。

ぎりぎり出会いに間に合いました。

湖は静かに湖面を鏡の様に保ち

完璧なまでも眼鏡橋を片づくってくれました。

タウシュベツ橋梁に感謝です。

そして

お天気にも感謝です。

 

 

涙が出てしまいそうな

むごい姿

 

でも静かに静かに

水の中に佇んでいます。

 

周辺は流木でいっぱい

 

 

ダムを作る時に

住宅を壊し

木を伐採し

すると辺り一面太陽がふりそそぎ

白樺がそだつのだそうです。

白樺は太陽がなくては全く育たない木なのだそうです。

それで

ここにはたくさんの白樺林が続いています。

 

 

残された線路

今でも切り替えができます。

ネイチャーガイドさんが

頑張って切り替えを見せてくださいました。

 

士幌線「ほろか」の駅ホーム

 

 

この辺はアーチ橋がいくつもあった地域で

これは第4音更川橋梁

こちらはダムに浸かりませんでしたので

比較的崩落場所はありません。

 

10年来の夢叶い

タウシュベツ橋梁に出会えた幸せなひとときでした。

我々が立ち去る頃には

さざ波が立ち始め

眼鏡がゆがみ始めておりました。

 

コメント
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