loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

本 何もかも憂鬱な夜に

2016-01-05 | 

「何もかも憂鬱な夜に」  中村文則 著

初めてこの方の文を読みました。

世界的に認められつつある方なのですね。

 

施設で育ち

成長してから

刑務官という職についた

が主人公です。

 

僕に関係ある人々の

感情を表した件は

かなり

断片的であったり

理詰めであったり

迸るつづりであったり

理解するには

1回

さらっと読んだだけでは不十分な思いがありますが

心に響くものは

感覚として

確かに心の中に居座っていました。

 

自分とは環境も違い

年齢も違う

この主人公を

直接的に受け止めることは

婆の私には

難しいものもありますが

文章に何度も出てくる

「あの人」

の事はストンと

胃の腑に収まる思いです。

 

しかし

癒しを求め

平和を求め

心違いを避けたく

静かに

生活を送って行きたい

と願う

事なかれ主義の婆には

少し

重い文章ではありました。

 

毎日毎日

様々なニュースが流れる昨今

こういった本を読む事も必要であると

方や

思ってもいます。

 

コメント
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