「ローカル線で行こう」 真保裕一著
元鉄子のワタクシが
この題名見て
見逃すわけはございません。
というわけで
本屋さんで
手に取った途端
買うことに決めた本です。
ところが
なにか
私の思うところから外れていって
なにやら
廃線になる寸前の鉄道を
存続させる
あの手この手だったのです。
どちらかと言うと
私は、廃線間近の様な鉄道に魅力を感じるのですが
JRならともかく
最近ではJRですらも
そういう手の線は
第三セクターに委ねられたり
廃線に追い込まれたりするのが常です。
当然と言えば当然の事。
で
町興しやら
鉄道興しということが試みられるわけです。
機知に富んだ
カリスマ新幹線アテンダント女性が
この、
「風前の灯」線の
鉄道興しに抜擢されます。
彼女の次々のアイデアで
赤字路線は
徐々に持ち直していくのですが
そこに入る横やり。
それが
段々大きな焦点となって
この本を進めていきます。
そして
最後
クライマックス。
ミステリー的文運びでした。
まあ、
作者が真保裕一さんですから
考えられる運びではあります。
私の抱いていたストーリーからは
二転三転したものの
最後は一気に読み進みました。