日本の窓
2011-01-22 | 日記
暮れに丸善で買ってきた写真誌
「日本の窓」
パラパラと見た後本棚に入れっぱなしでした。
今日は時間に余裕があったので
のんびり開いてみました。
円窓
主に宗教的造形として扱われているそうです。
それにしてもいろいろな
桟の形があります。
茶室の窓
茶室の窓には
風炉の熱気を室外の空気と入れ替える
風炉先窓(ふろさきまど)
窓に花生けを掛ける事ができる
花明窓(はなあかりまど)
床の間の掛け軸を照らす
墨蹟窓(ぼくせきまど)
そして天井の
突き上げ窓
なんかがあるそうです。
こちらは
京都修学院の蔵の窓(左)
と
長野県小諸城の蔵の窓(右)
実に美しく遊び心のある窓です。
この他、
鎌倉時代禅宗建築様式の一要素として移入され
後には広く一般に用いられた
花頭窓(かとうまど)や
土塗りや漆喰塗りの格子窓である
虫籠窓(むしこまど)等
様々な窓の形や作り方があります。
日本の窓は
障子や桟によっての
日の光が素敵です。
そして
細かい桟の入った窓は
線の美しさに魅了されます。
やはり
日本の文化は素晴らしい!
子供の頃には何気なく感じて過ごしていた
障子を通した
雪明かり
じんわりと温かい
日の光
なんて
通常の我々の生活からは
程遠くなっています。