【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

知的な華やぎ

2015-01-18 16:38:38 | 四季のスケッチ













「・・・あたしお料理は出来ないけれど、
癇癪かんしゃくおさえる事は出来てよ。
それは大事な事よ。
それにあたしは一度も
お天気の事をこぼした事がないの
それは更に大事な事だわ」                
                【「アンの愛情 第10章」】











【午前7時20分の空】








   凛とした朝を迎えました。
  晴れ渡った空はその分、寒さが厳しくて。

   しかしながら冬の朝の独特な冷気は、
  嫌が応にも弛緩した神経や身体を
  シャキッとさせるような気がします。

   寒いからといって背中を丸くして
  縮こまっていては駄目ですね。









【ユリオブスデージー】




   今は厳寒の冬。
  改めて庭を眺めますと・・。

   今、リビングに座って
  いて、視界に入る花は、
  黄色の水仙しかありません。
  まさに冬枯れの? 庭。

   白の水仙は既に
  終わりましたし、
  黄色も後、僅か。

   次は春の西洋水仙の
  開花を待つしかありません。

   庭全体でも今咲いている
  花は、三色菫や数輪の
  ゼラニウム等など・・。

   そう言えば、ユリオブス
  デージーも何度目かの
  花芽を開こうとしています。

   それでも 『アンの世界』
  よりは余程、ましですね。

   それに花がなければないで、
  葉の美しさや色、形などにも
  美を見つける事が出来ますものね。

   今の季節だけの・・知的な華やぎを
  見せていると言っても過言ではありません。

   そうそう、やはり暑い寒いと言わない事は 【美学】 なのですね。
  『アンの世界』 にも書いてあるのですから。

昭和をつまみ食い

2015-01-17 17:27:17 | 私の手作り夢時間
 











   ちょっとだけ寝坊した朝。
  “アレッ・・?” 雨戸を開ける前から何だか外が輝いている予感。

   案の定、僅か一片だけの雲に・・
  ほとんど何もない空が広がっています。
  見事に晴れ上がった空ではありませんか・・。

   おまけに今朝は、ちっとも寒くありません。
  それでもやはり・・と言いますか、お昼頃には時雨(しぐれ)。
  程なく雨は上がり、今はもう晴れています。

   空と言えば・・。
  今日、1月17日は阪神大震災から20年なのですね。
  あの朝も今日と同じような空であった事を思い出します。

   あの日を境にそれまで概ね穏やかだった自然が、
  目を覚ましたと言いますか・・
  活動期に入った気がしてなりません。

   












   さて、冒頭の写真。
  8割方出来上がって
  いたのに、そのままに
  なっていたペイント
  作品が出て来ました。

   本来は机上の手紙や
  書類を入れて置く
  ものでしょう。

   折しも・・。
  ドーナツ盤のレコード
  入れに丁度良いと思い、
  仕上げたものです。

   それにしても放り出して何年経ったでしょう。
  今は薔薇しか描きませんが、
  当時はそれ以外の花も描いていたのですね。

   当然の事ながら、感慨に浸りながら仕上げたものです。
  レース編みと違って、1からするのはなかなか
  腰が上がりませんが、途中からですと楽ですね。

   それでも昭和の黒電話やレコードに合わせて
  全体を汚して? 終わり。
  少しは古そうに見えるでしょうか。

   ついでに同じ花のカッタートレイがありましたので、
  一緒にパチリ。少しだけですが手直しをしましたけれど。

アジアンの風

2015-01-15 23:58:57 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編














「さっきのコーヒーは、あまり感心しないね」
と、ジェラルドが苦情を言った。
「とても苦かったよ」
「新しいのを試しにれてみたのよ。
お気に召さなかったら、
これからは淹れない事にするわ」
アリクスは編物を取り上げ、
針を動かし始めた。
               【A・クリスティー 「うぐいす荘」】





   

   こちらは雨となりました。
  そのせいか、ここ何日か続いた朝の強烈な冷えはありません。

   その雨も、お昼頃には上がりました。
  雨が上がれば寒くなるとの事でしたが、
  今の所、それほどでもありません。
















     さて私は昨日からお香の香りの中にいます。
    お香と言えば・・タイやインドなど、アジアを連想します。

     年末からお正月にかけて “和” 、一辺倒でしたし、
    (前回はカントリー)今日は、アジアン・・・
    タイをイメージした、カフェタイムと致しましょう。

   そんなこんなで。およそ一週間振りですね。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。

   今日のカップは、「微笑みの国」 タイのもの。
  容量も大き過ぎず、小さすぎず、
  程良い大きさで気に入っています。
  (既に何回か登場済みですね)

   以前はたっぷり入る、大きめのものしか選びませんでしたが、
  小さめのものも、時には必要ですね。

   最近になって実感しています。
  ちょっとだけ飲みたい時もありますから。

   ところで今日の例文は、アガサ・クリスティーから。
  私にとって、『もう一つのアンの世界』
  と言っても過言ではありません。

   おまけに、コーヒー関連というだけで、
  たいした意味がある訳でもありません。

   ただ、ちょっとした会話ながら美しい言葉遣いと、
  ここでも編物・・という共通点に注目したという訳です。
  そう、マリラジェムシーナ小母さん お得意の。

   そうそう、苦いと言えば・・。
  今日のコーヒーは、「エスプレッソロースト」。

   少々、淹れ過ぎてしまったのか、
  この豆独特の甘みを感じるどころか苦くなってしまったようです。
  勿論、毒など入ってはおりません。念のため。   

香り聴きませんか

2015-01-14 18:52:17 | ハーブと香り雑学














「あなたは ――
あなたは美とロマンスの
小さな魔法の世界に住んでいるような人よ。
『あたしは今日はどんな
嬉しい事を発見するかしら?』 ――       
これがあなたの生活態度に思えるわ、アン」                    
                               【「アンの幸福」】








   一旦は日の出を見ましたが、
  暫くするといつもの空に。いつもの空とは・・。

   そう雲の多い、いかにも寒そうな空の事。
  事実、今日は本当に厳しい寒さとなりました。

   この冬、特に年が明けてから
  とりわけ、こんな空が多いように思います。













   さて、厳しい寒さの
  今日のような日。

   室内と戸外の優劣に
  悩む必要などありません。

   香りでも聴いて
  リラックス・・
  するとしましょうか。

   取り出したのは
  ラベンダーのお香。

   うっかりして薔薇も
  梅もきらしていました。

   甘い香りの香木として名高い白檀系の香りは、
  それこそ沢山あるのですが・・。

   この香り、すぐに酔ってしまって? 
  少々、苦手かも知れません。

   やはり薔薇や梅、今日のラベンダーなどのような
  花の香りが爽やかでいいですね。

   今思ったのですが、使わないのなら、
  細かく砕いて、ポプリの香り付けにしてもいいですね。

   今年は何とかして アン のように、
  一日の中にも嬉しい事、幸せな事を探して行ける
  そんな一年にしよう・・と思っている私です。

たくましき生命力

2015-01-13 20:14:18 | 四季のスケッチ



【早くも芽吹くジャスミン】









   こちらは又々、灰色の薄ら寒い空となりました。
  昨日は大層、良いお天気だったのですけれど。

   それにしても太平洋側でも雪が舞うかも
  知れないと言っていた昨日が快晴で、
  「唯一の洗濯日和でしょう」 と言っていた今日が曇天。
  ま、とかく世の中とはこんなものかも知れませんね。








【未だに落葉しない? 魔法の 「藜(アカザ)」】


【壁を這う 「木香薔薇(モッコウバラ)」】



                                【すっかり葉を落としたお隣の 「紅葉」】
   さて、冬は当然の
  事ながら寒いですね。
  では冬の良い所は・・。

   先日も触れましたが、
  ピッと張り詰めた空気と
  研ぎ澄まされた頬を刺す
  冷気が、怠惰で緩んだ心と
  身体をシャンとさせる
  効果もありますね。

   それに一時に比べ、
  徐々に日脚も長くなり、
  明るくなった太陽。

   それに伴い、希望の
  ようなものも湧いて来ます。

   とは言え、厳寒の今。
  それでも、ジャスミンの
  新芽がニョキニョキと
  首をもたげて来ました。

   そして伸びに伸びた
  木香薔薇の枝葉は、
  とうとう壁を這うまでに。
  自ずと春が楽しみになって来ます。

   そうそう、昨年の後半から何度も登場している二度目の藜。
  紅葉した葉が未だに落ちません。

   そもそも、こちらは本来の藜が全て散ってからのもの。
  藜は、勿論落葉樹。どこでどう間違えたのか・・?
  いいえ、魔法の藜・・かも知れません。

   写真は、【真っ赤な】 背景だった晩秋と違い、
  すっかり葉が落ち、白い背景となった現在の藜です。
  どことなく寂しそうですね。   

ちょっと気分のいい 「香る暮らし」

2015-01-11 19:36:58 | ハーブと香り雑学
















「今日の午後こそは楽々と何にもしないで
暮らせるのよ。ジェムシーナおばさん。
暖炉の火が気持ち良く燃え、
美味しい冬林檎がお皿に一杯あって、
3匹の猫が仲良く甘え声を出し、
緑色の鼻をした、申し分のない陶製の犬
2匹のいるここで過ごしましょうか?」                  
                   【「アンの愛情」 第25章】






   起床時、昨日と違って雲一つない空でしたのに、
  暫くすると又々、暑い雲に覆われて来ました。

   今日もパラッと雨。
  なかなかスッキリした天気・・という訳には行きませんね。

   真っ青な空で、キーンと鳴るような冬日和、
  しばし、お目にかかっていない気がします。












   さて、『アンの世界』
  に比べれば、有り難い
  事に真冬の今も咲いて
  いる花があります。

   山茶花、三色菫、ビオラ、
  ゼラニウム等など・・。

   とは言え、当然の事
  ながら他の季節には
  遠く及ばないですね。

   おまけに山茶花を
  除けば、他は春の花と
  言っても過言では
  ありません。

   こんな時、外は木枯し
  でも昨年から溜めていた
  ポプリなどの香りを
  嗅(か)ぐと、
  ほっと寛ぎます。

   平凡な日々の暮らしの
  中にこれらは彩りを
  添えてくれますものね。

   そう、気持ち良く燃える暖炉の火の前では、
  冬林檎の代わりが私の場合、ポプリという訳です。

   それに本物の猫ではありませんが、
  手描きの猫もいますし・・。~なんて。

   猫が背負っている物は、レースのサシェスに入れた、
  レモンユーカリの葉のポプリ。(沢山溜まりました)
  凄い芳香を放ってくれます。

   そうそう、松ぼっくりもオイルを入れた湯で
  煮立てて乾燥すれば、仄かな香りが楽しめますね。

香りのひと皿

2015-01-10 19:05:25 | ハーブと香り雑学












ジム船長は熱烈な 美の崇拝者 であった。
聞くもの、見るもの、全て美しいものは
彼に深い得も言われぬ、
精神的な喜びを与え、
生活を明るくするのだった。                 
                  【「アンの夢の家」 第9章】







   ここ何日か、朝は灰色の重い空で明けています。
  一日の最初の行動であるカーテン、
  雨戸を開けた時の、ある種の失望感。
  こんな日は、お天気の時に比べ、やはりありますね。

   それでも “ホッ” と白い息。
  冬の寒さが何だか幸せ・・。
  そんな風に思える瞬間ってありますね。

   「暑い寒いと文句を言わない」
  暮らしの美学は、そんな所から始まるのだそうです。

   そしてそこから広がる幸せ感。
  ものの考えよう一つで幸せになるのなら、
  使わない手はありませんね。












   さて、今日は薔薇の
  香りの中にいます。

   と言っても
  生きた薔薇ではなく、
  エッセンシャルオイル。

   それに残念ながら
  100%オイルでは
  ありません。

   何分にも薔薇は
  お高いですから。

   何でも3、4トンの
  花からたった1キロしか
  とれないそうですから。

   それでも
  仄かに香るそれは、
  薔薇そのもの。

   優雅な気分にも
  なりますし、
  心身とも寛げます。

   そうそう、薔薇が香りの女王なら王様と称される、ジャスミン。
  ジャスミンは、香料1滴に200個の花が必要なのだとか。
  いやはや・・。

心豊かに自分色の空間

2015-01-09 20:20:20 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













こうして自分の部屋に
一人でいるのが私は好きだ。
(中略)
又私の小さな所有物からも
非常な喜びを感じる。
これらの物は他の誰にも
何の意味も成さないのに
私には特別の意味を持っている。
(中略)
ここへ来るや否や私は
自分の王国へ入った事になる。
ここで本を読み ―― ここで夢想にふけり ――
窓辺に座って空想を詩に
形づくって行くのが好きだ。       
                 【「エミリーはのぼる」 第16章】






   一応晴れマークながら、
  なかなかすっきりした
  天気になりません。

   雨こそ降りませんが
  今日も太陽は
  出たり入ったり。

   それもかなり
  忙(せわ)しかった
  ものです。

   そんな今日は、
  日が翳れば途端に
  モノトーンの世界。

   その世界に紅一点は
  こちらの藜(アカザ)。

   そう昨年も、
  ついこの間まで
  こちらのブログでも
  賑わせてくれました。

   ご覧の通り、年を越し
  新年になった今も
  紅葉した葉は落ちず、健在です。

   尤も背景を薔薇色に染めた、
  お隣の紅葉は、さすがに年末には葉を落としました。

   それでも随分、長く持ったものです。
  勿論、こんなに長く持ったのも初めてです。















     さて、前置きはこのくらいにして
    (長くなってしまいましたが)今年の初カフェと致しましょう。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。

     昨年、特に秋以降、和が中心でしたものね。
    久し振りに 「和」 から脱却です。

   カップは、「ナルミ」。
  カントリー柄でパステル調の優しい絵です。
  前後で絵が違い、カップの底にも苺の絵が。

   珈琲は、スタバの 「エスプレッソロースト」。
  “濃厚でキャラメルのような甘みと深み”
  ~袋にはそんな風に記してありますが、確かに。

   お茶請けはこれも久し振り、カステラ。
  カステラは多くあれど、文明堂東京のものに限ります。

   そう、黄色の箱に南蛮人が描かれている、
  クラシックな図柄の。
  薫り高い珈琲が入りましたよ ~          

冬の隣りの花

2015-01-08 18:20:08 | 香る庭の花綴り











「あの水仙に気がお付きになって?
あんな見事に咲き揃った水仙は
炉辺荘では今まで一度もありませんでしたわ」
「私はあまり水仙は好きではありませんね。
これみよがしの花ではありませんか」
こう言うと、メアリー・マライアおばさんは
肩かけを肩の周りにかきあわせ、
背中を保護するため家の中へ入って行った。        
【「炉辺荘のアン」 第14章】






   一応晴れの天気ではあるのですが、
  今日も、昨日同様の時雨空になっています。

   昨日以上に太陽が出たり入ったりが頻繁です。
  それに時折、パラッとした雨も加わって。変な天気です。






   さて、先日は蕾だった
  水仙が見事に開花。

   (右は年末に一足先に
  咲いた白水仙。
   芳醇な芳香を
  漂わせています)

   『アンの世界』 では
  春の花の水仙も
  我が国では冬の花ですね。

   「雪中花」 という
  別名がある位ですから。

   とは言え、近付く
  春の足音を身近に
  感じる花です。

   兎にも角にも
  園芸品種も多く、
  花の時期も異なるため、
  日本でも春まで
  楽しめますものね。

   咲き揃った黄色の水仙。(冒頭の写真)
  残念ながら、白よりもあまり芳香はありません。

   花言葉も、白の 「自惚(うぬぼ)れ」
  に対して、「もう一度愛して下さい」。

   見た目は変わりませんが、
  同じ水仙でも控え目な花なのですね。

アナログの温もり

2015-01-07 20:42:22 | 音聴箱









   昨日の雨は上がりましたが、
  今日は少々、時雨(しぐれ)? 気味の天気です。
  と言っても一度、ザ~ッと来ただけですけれど。

   ただ太陽が顔を出した時と翳(かげ)った時の差が大きく、
  (今にも雨が降りそう)一人でやきもきしていただけの事です。





   薔薇色の日が射す、
  年の改まった、
  冬の日の午後。

   そんな今日は、
  レコードプレーヤーを
  取り出しました。

   人間とは
  おかしなものですね。

   レコード全盛時代
  には気になった雑音。

   この雑音が消えたら・・
  どんなに願った事でしょう。

   勿論、今では雑音
  一つない音色を
  聴く事が出来ますね。

   初めは感動物だった
  その音。

   いつの頃からでしょう。
  金属的なシャカシャカ音が気になるようになったのは・・。

   それとほぼ時を同じくして、
  昔聴いたレコード音を思い出すようになりました。
  心を包みこんでくれるような、どこか懐かしい優しい音。

   今日は洋楽を。1960年代のドーナツ盤。
  ダニエル・ビダルとコリーン・ラベットの唄。

   こんな風に記すだけで既にアナログ的な
  雰囲気に浸っている私。不思議です。

   ましてや音楽を流せば、耳に心地良い音。
  ほっこり寛げます。