レイチェル・リンド夫人は秘蔵の客間用の ランプを食卓に持ち出して灯を灯した。 実を言えばそれは嫌な赤い球体の付いた、 感じの悪いランプであったが、 しかし、何と暖かな、薔薇色の、 この場にふさわしい光を全ての物の上に 投げている事だろう! 影が何と暖かく、親しげな事か! 【「アンの幸福」】 |
【午前7時10分の空】
こんな空で明けた今朝は、予想に違(たが)わず、
冬日和となりました。日溜りは、まるで春!
ここ何日か、お天気が不安定だった事もあり、
今日の快晴は、ひとしお身に沁みます。
ただ、日の光につられて外に出ると思いの外、
風は冷たくて。季節を思い出させてくれる瞬間です。
【明りを灯して】
さて、昨日に続き、
薔薇第二弾。
薔薇のトレーが
出来上がりました。
トレーは随分、
久し振りです。
(前回は、【こちら】 )
同じ色合いの、
以前に描いたランプを
並べてみました。
尤もこれまで何度か
登場していますね。
明りを灯すと、
ガラッと雰囲気が
変わりまね。
そうそう、このトレー、
今回は木製ではありません。
実は、てっきり銅製だと思っていた代物です。
まさに銅色をしていましたから。
おまけに、古色蒼然といった趣き。
古美術云々・・といった文字も見えます。
尤も、私の単なる早とちりだったのですけれど。
磁石がくっつきますから真鍮なのでしょうね。
改めて箱書きを良く見ると、「銅製仕様」
~なんて。お笑い草です。
ともあれ、銅製でなければ気は楽。
思い切り、塗り潰す事が出来たという訳です。
何が幸いするか分かりませんね。